Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)をレビュー!防災グッズとしても活用できる高性能なモバイルバッテリー
更新日2024/11/19
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今や誰もが持っているスマートフォン。続々と新しく発売されるスマートフォンでは、バッテリーがより長持ちになってきていますが、モバイルバッテリーも1人1台は持っておきたい必需品ではないでしょうか。旅行や遠くへ外出する際にもモバイルバッテリーは必須です。
本記事では「Anker(アンカー)」で販売されているモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」について、特徴やスペック、実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Anker モバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」について
今回、紹介する「737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、モバイル充電ブランドNo.1のAnkerによるPower Bankシリーズとして2022年8月に発売された比較的新しいモバイルバッテリーです。
カラーバリエーションはブラックの1色のみを展開しています。
Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」の製品スペック
Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」のスペックについては、下記の表をご覧ください。
737 Power Bank (PowerCore 24000) | |
---|---|
メーカー | Anker (アンカー) |
製品サイズ | 約156 × 55 × 49 mm |
重量 | 約629g |
カラー | ブラック |
入力 | 【USB Type-C】5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V= 5A / 28V=5A(最大140W) |
出力 | 【USB Type-C】5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V= 5A / 28V=5A(最大140W) 【USB Type-A】5V = 3A / 9V = 2A / 12V = 1.5A(最大18W) |
搭載ポート | USB Type-C ×2、USB Type-A ×1 |
急速充電性能 | PD3.1 / PPS / QC3.0 |
バッテリー容量 | 24,000 mAh |
公式税込価格 (2023年7月現在) |
19,990円 |
Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)の特徴4つ
続いて、Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」の特徴について紹介します。
①バッテリーが24000mAhの超大容量
②スマートディスプレイを搭載
③140Wの高い入出力
④3台同時に急速充電が可能
特徴①|バッテリーが24000mAhの超大容量
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」の大きな特徴の一つは、製品名にも記載があるように24000mAhの超大容量であることです。
スマートフォンでiPhone 14の場合は5回以上、ノートPCのMacBook Proでは約1回充電することが可能。外出時に本製品を1台持っていれば、充電切れの心配がなく、安心できるバッテリー容量となっています。
特徴②|スマートディスプレイを搭載
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」のもう一つの大きな特徴は、バッテリー本体にスマートディスプレイ機能を搭載していることです。
バッテリーの残量や使用可能時間、温度などを確認することが可能となっており、バッテリーの寿命がわかるようになっているので、いつでも安心して使用することができます。
特徴③|140Wの高い入出力
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、USB PD 3.1の充電に対応しているため、最大140Wの超高出力で急速充電が可能です。
またそれだけでなく、バッテリー本体への充電も最大140Wでの入力に対応。140Wの入出力によって、本体もすぐに充電が溜まり、充電したいデバイスも急速充電ができるので、充電の効率が上がってより使い勝手が良くなっています。
特徴④|3台同時に急速充電が可能
さらに「737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、3ポートを搭載。デバイスを3台同時に充電することが可能になっています。
例えば、①MacBook Pro、②iPhone 14 Pro、③AirPodsを同時に充電することが可能で、Apple製品以外のデバイスも充電が可能です。
Ankerモバイルバッテリー 737 Power Bank (PowerCore 24000)の実機レビュー
それでは、Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」の実機を実際に使用してみたいと思います。
Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」同梱物
箱の中には、本体の他にUSB-Cケーブル、持ち運び用のポーチ、取り扱い説明書などが同梱されています。
Anker 737 Power Bank (PowerCore 24000)を実際に使ってみた感想
ここから、Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」を実際に使ってみて感じたことをポイントごとに紹介していきます。
◯:全体的にすっきりとしていてクールなデザインが良い!
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」の外観は、表面が光沢使用で高級感のあるクールな仕上がりです。側面には滑りにくい素材が使われていて持ちやすくなっていました。
インターフェイスは3ポート(USB-C×2・USB-A×1)で、すっきりとしている印象を受けます。
近くの側面にはボタンも設置されていて、物理的に押すことでスマートディスプレイを表示。全体的にすっきりとしていてデスク状に置いていてもクールです。
モバイルバッテリーの外観にこだわりたい方にもおすすめなデザインではないでしょうか。
◯:スマートディスプレイによってさまざまな情報が可視化され安心安全に利用できる!
スマートディスプレイは、側面にあるボタンを押すことで、下記のように表示内容が3段階で切り替わります。
①バッテリーの残量 / バッテリーの使用可能時間 / 各ポートの出力W数 or パススルー時の入力W数
②バッテリーの温度 / バッテリーの状態 / 累計出入力数 / 充電回数 / 画面がONになっている回数
③Auto Screen ON or OFF
また、ボタンを2度押すことで左上に緑色のマークが点灯し「低電流モード」に切り替わります。「低電流モード」は、ワイヤレスイヤホンなどの小型機器の充電に適しています。
Auto Screenの画面では、ボタンを2秒長押しすることでON/OFFを切り替えることができます。
スマートディスプレイを搭載していることで、さまざまな情報が可視化されます。
ちゃんと急速充電ができているのかを確認できたり、本体の温度や充電回数などバッテリーの今現在の状態を確認できるため、常に安心・安全に使用することができます。
因みにバッテリーの状態(Battery Health)が80%を切ると、買い替え時の目印となっています。
ちょっとしたことですが、スマートフォンのようにディスプレイ表示の向きが変わるのもユーザー目線で使いやすくなっていて良いなと思いました。
◯:ずっしりとした重さでも握りやすく持ちやすいボックス型
約629gという重さのため、実際に持つとずっしりとした重さを感じます。
ただ、側面が滑りにくいゴム製のような素材でボックス型になっているため、握りやすく持ちやすい印象です。
高さは約16cmで、550mlのペットボトルと比べると上写真のような大きさです。
手持ちバッグにも余裕で入る大きさなので、持ち運びにも便利でした。
◯:急速充電によって30分間で50%溜まる充電スピード
スマートフォン(iPhone 14 Pro)を用いて、0%の状態から実際に充電してみました。※充電中はスマートフォンを使用せず充電のみで計測。
iPhone 14 pro 充電開始から何分後 |
737 Power Bankで充電 |
---|---|
0分後 | 0% |
10分後 | 13% |
20分後 | 32% |
30分後 | 53% |
40分後 | 67% |
50分後 | 78% |
60分後 | 84% |
70分後 | 90% |
80分後 | 93% |
90分後 | 95% |
100分後 | 97% |
上記表のように、充電してから30分間で半分(53%)、およそ100分で満充電(97%)という結果でした。
最大100Wまでの受給電が可能となる規格のPDや、Ankerの独自技術であるPowerIQ 3.0、機器に合った最適な給電が可能なPPS(Programmable Power Supply)に対応しているため、一般的な5W出力の充電器に比べ、約3倍早い充電が可能となっています。
また、3台同時に充電できるということで、PC(Macbook Pro)とスマートフォン(iPhone 14 Pro)、イヤホン(Anker Soundcore Liberty 4)を一度に充電してみました。
スマートフォン(iPhone 14 Pro)を充電開始しておよそ25分で50%、50分で80%となる速さで、充電速度は落ちることはありませんでした。
3台同時に充電していたために、737 Power Bnak自体のバッテリー残量が0%となってしまい、満充電(100%)まで充電はできませんでしたが、複数のデバイスを充電してもスピードが落ちないことは、デバイスを複数持っている人には嬉しい高性能ではないでしょうか。
△:対応するケーブルに注意が必要
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、前述したように急速充電に対応していますが、充電に使用するUSBケーブルに注意が必要です。
現在販売されているUSB PD対応ケーブルは、それぞれ最大電力が異なっており、最大100W対応の製品も存在しています。
一方で「737 Power Bank (PowerCore 24000)」に付属しているケーブルには、上写真のように『MAX 140W』と記載されています。
急速充電に対応したモバイルバッテリーを使用しても、ケーブルが対応していないと結果的に急速充電されないため、USB PD 3.1対応で最大電力140W以上に対応するUSB Type-Cケーブルを複数本、用意しておく必要があります。
◯:PCやタブレットを充電できる他、プロジェクターも駆動できる
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」は、スマートフォン(iPhone 14等)やノートPC(MacBook Pro等)、タブレット、ワイヤレスイヤホンの他、小型プロジェクターも充電が可能です。
XGIMIのプロジェクター「MoGo 2 Pro」はバッテリー内蔵ではないので、出先で使用する際に電源確保が必要でした。65W以上のモバイルバッテリーがあれば、駆動することが可能ということで、最大140Wの出力が可能な「737 Power Bank (PowerCore 24000)」を使って動画鑑賞が可能です。
最大W数が大きいことで、使えるデバイスの種類が増えることはとても利便性が高くて良いなと思いました。
Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」はこんな人におすすめ
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」がどんな人に向いていて、どんな人に向いていないか筆者なりに考えてみました。
Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」が向いている人
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」を持っていると便利でおすすめな人(向いている人)は、日頃からスマートフォンやワイヤレスイヤホン、タブレット、ノートPCなど複数のデバイスを持ち歩いている人です。
1度に3台のデバイスを充電することができ、しかも24000mAhの超大容量のため、デバイスによっては何回でも充電することが可能です。
急速充電にも対応しているため、より早くデバイスを充電したいという人にもおすすめです。
また、日頃からモバイルバッテリーをよく使用して重宝している人にとっては、スマートディスプレイによってバッテリーの状態(寿命)を常に把握できるため、安心して使用することができそうです。
Ankerモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」が向いていない人
一方、「737 Power Bank (PowerCore 24000)」が向いていない人は、スマートフォン以外のデバイスを持ち歩かない人です。
本体のサイズが大きいため、スマートフォンだけのデバイスを充電するには、Anker 511 Power Bank(PowerCore Fusion 5000)のような小型モバイルバッテリーの方がおすすめです。
価格帯も決して安くはないため、日頃使用しているデバイスの種類や数によってはオーバースペックになる可能性があります。
「737 Power Bank (PowerCore 24000)」は防災グッズとしても活用できる高性能なモバイルバッテリー
Ankerのモバイルバッテリー「737 Power Bank (PowerCore 24000)」を紹介してきました。
紹介してきた通り、24000mAhの大容量で、3台同時に充電ができ、140Wの高い入出力で急速充電にも対応しています。
スマートディスプレイも搭載しているということで、地震や洪水といった災害時の防災グッズとしても活用できるレベルだと思います。一家に一台あっても良いほどの高性能なモバイルバッテリーではないでしょうか。
モバイルバッテリーや充電器はお試しレンタルを
モバイルバッテリーの使い勝手や充電スピード、持ち運びなどは、実際に使用してみないとわからない部分があります。
モバイルバッテリーや充電器は一度お試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、充電器やモバイルバッテリーのレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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