冷蔵庫の寿命は何年?寿命を伸ばす5つのコツと買い替えタイミング
更新日2024/05/31
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「なんだか冷蔵庫の冷えが悪くなった気がする」
「長年冷蔵庫を使っているけど、買い替え時はいつ?」
「1年でも長く冷蔵庫の寿命を延ばしたい」
などと思うことはありませんか?
冷蔵庫が急に壊れてしまうと、せっかく購入した食材が傷んで破棄しなければならなくなることもあります。
この記事では、冷蔵庫の平均寿命や、寿命を迎えた冷蔵庫が出すサイン、寿命を伸ばすコツについて解説しています。
冷蔵庫の買い替えを検討したり、メンテナンスを行ったりする際に、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
冷蔵庫の寿命は平均13年
令和5年の内閣府 消費動向調査によると、冷蔵庫の平均使用年数は13.0年という結果が出ています。なので多くの冷蔵庫は10年程度はもつと言えそうです。
ただし冷蔵庫の部品保有期間は基本的に9年なので注意が必要です。
部品保有期間とはメーカーが部品を保有している期間のことで、その期間を超えると部品がなくなるため修理ができません。
また、冷蔵庫が寿命を迎えていると、1か所を修理しても他の部分を修理しなくてはならなくなる可能性もあります。
何度も修理をしたせいで新品を買うよりも高くなってしまった、ともなりかねないので、10年を目安にして買い替えを検討してみるといいでしょう。
寿命を迎える冷蔵庫のサイン
寿命を迎える冷蔵庫には共通のサインがあります。
そのサインを見逃すと急に使えなくなったり、何度も修理をすることになったりと不都合があるので、当てはまるものがあれば買い替えを検討してみましょう。
1.冷えが悪い
冷蔵庫の冷えが悪い場合は、コンプレッサーという冷媒を圧縮するための機器が故障している可能性があります。
コンプレッサーを修理する場合、冷蔵庫の大きさにもよりますが3万円〜6万円程度かかるので、新しいものに買い替えることを検討しても良いでしょう。
2.冷蔵庫の中・下に水が漏れている
冷蔵庫から水が漏れている場合も、コンプレッサーが故障している可能性があります。
コンプレッサーが故障していると排水の蒸発に時間がかかり、それによって水漏れが発生します。
また、冷気が放出されるドレンホースに汚れが詰まっている場合も水漏れが起こるので、そちらも確認してみましょう。
3.氷ができない
給水タンクや製氷皿がうまくセットできていない場合や、検氷レバーの不具合が起きている場合、うまく氷が作れません。
まずは、給水タンクや製氷皿がちゃんと奥までセットされているかを確認しましょう。
また、検氷レバーにアイスシャベルなどが触れていると製氷が止まってしまうので、合わせてそちらも確認してみてください。
どちらも問題がない場合は製氷機の故障が疑われるので、その場合は修理・買い替えを検討しましょう。
4.長時間駆動音が止まらない
冷蔵庫は、扉を閉めた後に再度冷温を保つためにコンプレッサーが駆動し始めます。
それに伴って音が発生しますが、十分庫内が冷えれば音が止まるのが正常です。
しかし長時間駆動音が止まらない場合は、コンプレッサーや温度を計測するサーモスタットの故障・不具合が考えられます。
修理を依頼するか、買い替えを検討しましょう。
寿命だと勘違いしやすい冷蔵庫のトラブル
本当はまだ使用できるのに、寿命だと勘違いして買い替えをしてしまったら非常にもったいないですよね。
ここでは正しく寿命かどうかを判断するために、寿命だと勘違いしやすい冷蔵庫のトラブルを3つ紹介します。
1.側面が熱い
冷蔵庫は庫内を冷やすために外部に熱を放出しているので、側面が熱くても問題ありません。
ドアを開け閉めする回数を減らしたり、食品を詰め込みすぎないようにすれば効率よく庫内が冷えるので、気になる場合はそのような対処をすると良いでしょう。
2.扉がきちんと閉まらない
パッキンが劣化して、扉がきちんと閉まらない場合も冷蔵庫の寿命ではありません。
パッキンに汚れやカビがついていると扉がきちんと閉まらなくなるので、まずは汚れが付着していないか確認してみましょう。
もしパッキンが劣化しているだけの場合は、交換で済む場合もあります。
3.冷気の送風口が塞がれていて冷えが悪い
冷気の送風口が塞がれていると、うまく庫内が冷えないことがあります。
庫内に入れている食品の量が多かったり、庫内灯のカバーが外れて送風口を塞いでいないかを確認しましょう。
庫内の食品の量は5割程度、多くても7割程度におさめると、送風口を塞ぐこともなく、効率よく庫内を冷やすことができます。
冷蔵庫の寿命を延ばす5つのコツ
冷蔵庫を買い替えるとなると大きな出費となるので、できるだけ1つのものを長く使いたいところですよね。
ここでは冷蔵庫の寿命を延ばすコツを5つ紹介します。
電化製品は毎日の使い方で寿命の長さが大きく変わるので、ぜひ少しずつでも意識していきましょう。
1.ドアの開閉回数を少なくする
ドアの開け閉めをする回数が多いとその分庫内を冷やし直す必要があるので、冷媒を圧縮するコンプレッサーに負担がかかります。
当然負担をかければかけるほど劣化が早まるため、コンプレッサーの寿命を延ばすためにできるだけ少ない回数で必要なものを出し入れするようにしましょう。
また開けっぱなしにせずに、できるだけ冷蔵庫を開けている時間を短くすることも、熱効率を下げないことにつながります。
2.物を詰め込みすぎない
物を詰め込みすぎることも、コンプレッサーに負担をかけて劣化を早めることにつながります。
庫内に食品が多すぎると冷気の通り道ができず、庫内を効率よく冷やすことができません。
そのためコンプレッサーに負担がかかるので、庫内には食品を詰め込みすぎないようにしましょう。
3.熱いものは冷やしてから入れる
熱いものをそのまま冷蔵庫に入れることも、コンプレッサーに負担がかかります。
熱い物を入れると庫内の温度が上がってしまうため、その分余計にエネルギーを使わないといけなくなります。
また、熱い物を入れると周囲の食材を傷めてしまう原因にもなるので、熱いものは冷ましてから冷蔵庫に入れるようにしましょう。
4.冷蔵庫の上や周りに物を置かない
冷蔵庫の上や周りに物を置くと、放熱が妨げられて故障の原因になります。
冷蔵庫は背面部分だけでなく全体で放熱をしているため、上や近くに物を置くと熱がこもってしまいます。
冷蔵庫は壁や周囲の家具などと距離を空けるように設置しましょう。
5.こまめに掃除をする
こまめに掃除をすることも熱効率が悪くなることを防げるので、寿命を延ばすために重要です。
冷気の吹き出し口や冷蔵庫の外側にホコリなどがついていると、冷気の放出や放熱が妨げられるので、不必要にエネルギーを使うことになります。
また、パッキンに汚れやカビが生えていることも熱効率が悪くなるので、汚れが溜まっていたら掃除するようにしましょう。
寿命が来た冷蔵庫の処分方法
冷蔵庫を買い替えようにも、今使っている冷蔵庫をどう処分すればいいのか困りますよね。
冷蔵庫は粗大ごみとして処分することができず、家電リサイクル法に基づいて処分する必要があります。
具体的な方法は主に2つです。
家電量販店に処分を依頼する
まず、新しい冷蔵庫を購入する場合は、その販売店に一緒に処分も依頼しましょう。
その場合は設置と処分を一緒にやってくれるので、手間が省けて非常に楽です。
購入と一緒に処分したい場合は、販売店に処分の対応をしているかを念のため確認しておくと良いでしょう。
また処分だけしたい場合も、購入した店舗もしくは近くの販売店が処分依頼を受けてくれるはずです。
市町村のHPで処分方法を確認し業者に依頼する
近くに店舗がない場合やリサイクルショップで中古で購入した場合などは、処分の依頼をすることに困る場合があります。
そのような場合は市町村のホームページを確認すると処分を受け付けている店舗や業者がリストアップされていることが多いので、その店舗・業者に依頼しましょう。
冷蔵庫に寿命が来たら無理せず買い換えよう
冷蔵庫を長く使うためには、日々冷蔵庫に優しい使い方をすることが重要です。
しかし、いくら正しい使い方をしていたとしても、長年使っていたら部品は劣化していくもの。
いざ使えなくなって食品を廃棄することになるともったいないので、長期間使用している場合はぜひ新しいものに買い替えることも検討してみてください。
冷蔵庫はレンタルで利用できる
冷蔵庫買い替えまでのつなぎや引っ越しなどで一時的に冷蔵庫を使いたい方は、家電レンタルサービスを使うのもおすすめです。
家電レンタルサービスのレンティオでは、冷蔵庫を買わずにレンタルで利用できます。
気に入ったらそのまま買い取ることもできるので、悩んでいる方はぜひ一度試してみてはいかがでしょうか。
冷蔵庫・冷凍庫のレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
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