スマートフォンカテゴリの人気記事
iPhone 16をレビュー!iPhone 16 Proと何が違う?カメラ性能など紹介しながらおすすめの理由も紹介
[2024最新]iPhone 16/Plus、iPhone 16 Pro/Pro Maxの全種類の違いを比較!iPhone 15シリーズとの違いも紹介しながらおすすめのモデルも紹介
ゲーミングスマホのおすすめ11選!最強クラス、高コスパで安いモデルなどゲーム用のスマホを紹介
[2024]おすすめのハイエンドスマホ14選!AndroidやiPhoneなど高コスパ、最強クラスのものまで使い道やメリットを徹底解説
AQUOS R9 proをレビュー!ライカが監修し1インチサイズのセンサーを搭載したハイエンドスマホ。Xiaomi 14 Ultraと比較もしながら紹介
Galaxyのスマートフォンは毎年秋頃に発売される折りたたみスマホのZシリーズと、春頃に発売されるSシリーズがあります。
2024年もSシリーズから新作が発表され、2024年のSシリーズのテーマは「Galaxy AI is here」となっています。
Googleと共同開発した「かこって検索」機能を筆頭に、AIによる新機能を搭載したスマートフォンとなりました。
そんなGalaxy Sシリーズの中でも小型なハイエンド機「Galaxy S24」をレビューしていきます。
もくじ
Galaxy S24の特徴
Galaxy S24は以下のような特徴があります。
- 大画面だけど軽量
- 豊富なAI機能
- 小さきながらも高性能
- 軽量だけど長持ちするバッテリー
- SIMフリー版も発売
- 望遠レンズや約5,000万画素のカメラ性能
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
スペック一覧
まずは、Galaxy S24のスペックを前モデルであるGalaxy S23と形状や性能が似ているiPhone 15 Proと比較してみました。
項目 | Galaxy S24 | Galaxy S23 | iPhone 15 Pro |
---|---|---|---|
ディスプレイ | 約6.2インチ Dynamic AMOLED 2X(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 |
約6.1インチ Dynamic AMOLED(有機EL) ※Corning® Gorilla® Glass Victus® 2 |
6.1インチ Super Retina XDRディスプレイ ProMotionテクノロジー 常時表示ディスプレイ |
ディスプレイ解像度 | 2,340 x 1,080 (Full HD+) | 2,340 × 1,080 (Full HD+) | 2,556 x 1,179/460ppi |
リフレッシュレート | 最大120Hz | 最大120Hz | 最大120Hz |
静止画 | アウトカメラ(3眼構成) 超広角:約1,200万画素 広角:約5,000万画素 望遠:約1,000万画素(光学3倍ズーム) ※最大30倍のデジタルズーム ※光学式および電子式手ブレ補正対応 インカメラ – 1,200万画素 |
アウトカメラ(3眼構成) 超広角:約1,200万画素 広角:約5,000万画素 望遠:約1,000万画素(光学3倍ズーム) ※最大30倍のデジタルズーム ※光学式および電子式手ブレ補正対応 インカメラ – 1,200万画素 |
リアカメラ -48MPメイン:ƒ/1.78絞り値 -12MP超広角:ƒ/2.2絞り値 -12MPの3倍望遠:ƒ/2.8絞り値 -第2世代のセンサーシフト光学式手ぶれ補正 -0.5倍、1倍、2倍、3倍の光学ズームオプション -アダプティブTrue Toneフラッシュ -Photonic Engine -Deep Fusion -スマートHDR 5 -6つのエフェクトを備えたポートレートライティング -ナイトモード -ナイトモードのポートレート -フォトグラフスタイル -マクロ写真撮影 -Apple ProRAW インカメラ -12MPカメラ、ƒ/1.9絞り値 -フォーカス機能と被写界深度コントロールが使え-る次世代のポートレート -6つのエフェクトを備えたポートレートライティング |
動画 | アウトカメラ 8K(最大30fps) インカメラ 4K撮影対応(最大60fps) |
アウトカメラ 8K(最大30fps) インカメラ 4K撮影対応(最大60fps) |
4Kビデオ撮影(24fps、25fps、30fpsまたは60fps) 1080p HDビデオ撮影(25fps、30fpsまたは60fps) 720p HDビデオ撮影(30fps) シネマティックモード(最大4K HDR、30fps) アクションモード(最大2.8K、60fps) ドルビービジョン対応HDRビデオ撮影(最大4K、60fps) 最大4K、60fpsのProResビデオ撮影(外部ストレージでの記録時) Logビデオ撮影 マクロビデオ撮影(スローモーションとタイムラプスに対応) 1080pスローモーションビデオ(120fpsまたは240fps)に対応 |
SoC | Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy | A17 Proチップ |
メモリ(RAM) | 8GB | 8GB | 8GB |
内蔵ストレージ(ROM) | 256GB/512GB | 256GB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
SIMカード | デュアルSIM – nanoSIM – eSIM |
デュアルSIM – nanoSIM – eSIM |
デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) デュアルeSIMに対応 |
通信規格 | 5G | 5G | 5G |
Bluetooth | 5.3 | 5.3 | 5.3 |
NFC | 対応(おサイフケータイ®対応) | 対応(おサイフケータイ®対応) | 対応(おサイフケータイ®対応) |
バッテリー容量 | 4,000mAh ※最大28時間の動画連続再生 |
3,900mAh ※最大約22時間の動画連続再生 |
最大23時間 |
充電規格 | USB Type-C (最大25W対応) ワイヤレス充電 |
USB Type-C (最大25W対応) ワイヤレス充電 |
USB PD(30分で最大50%充電) ※20W以上のアダプタを使用 |
生体認証 | ディスプレイ内蔵の指紋認証 顔認証 |
ディスプレイ内蔵の指紋認証 顔認証 |
Face ID(顔認証) |
防塵防水性能 | IP68 | 防水(IPX5/IPX8)/防塵(IP6X) | IP68等級 |
サイズ (高さ×幅×厚さ) |
約147 x 約70.6 x 約7.6 (mm) | 約146 x 約71 x 約7.6 (mm) | 146.6 × 70.6 × 8.25 mm |
重さ | 約167g | 約168g | 187 g |
カラーバリエーション | コバルト バイオレット/アンバー イエロー/オニキス ブラック | クリーム/ファントムブラック/ラベンダー(docomo、auのみ) | ナチュラルチタニウム/ブルーチタニウム/ホワイトチタニウム/ブラックチタニウム |
大画面だけど軽量
Galaxy S24は、Galaxyを代表するコンパクトで軽量なハイエンドスマホです。
近年のハイエンドスマホはディスプレイが大きくなり、それに伴い重量も重くなり持ちづらくなっています。
そんな中でGalaxy S24は、2023年9月に発売されたiPhone 15 Proよりディスプレイサイズは大きいにも関わらず、重量は20gほど軽量になっています。
そのため、持っていても重量を感じにくく、大画面ディスプレイと持ちやすさの両方を両立しています。
側面もラウンド型の形をしているので、握りやすく手に馴染むデザインとなっています。
カラー展開は、今回紹介しているオニキスブラックに加え、コバルトバイオレットとアンバーイエローの3色展開となっており、男女ともに購入しやすいカラーです。
また、新機能として自身で撮影した屋外の写真にその日の天候を表示し壁紙にすることができるようになりました。
これにより、雨の日や雪の日にスマートフォンの壁紙からその日の天候を把握することができます。
豊富なAI機能
冒頭で紹介しているように、2024年のGalaxy Sシリーズのテーマは「Galaxy AI is here」となっております。
テーマの通り、前述したノートのAI機能に加えて、Galaxy S24シリーズには様々なAI機能が搭載されました。
新しく搭載されたAI機能を詳しく紹介していきます。
かこって検索(Circle to Search)
かこって検索(Circle to Search)は、Galaxy S24の目玉機能とも言えるAI機能です。
Googleと共同開発した新機能であり、ホームボタンを長押しすることで簡単に画面上の情報を検索することができます。
例えば、動画を視聴時にコンテンツ内に登場した商品が気になった際、ホームボタンを長押ししして気になる商品を囲むだけで検索が可能です。
また、著名人がSNSで身につけているアクセサリーなども簡単にかこって検索することが可能です。
これまで、検索窓に抽象的に入力していた検索作業が直感的に検索できるようになるので、まるで新しい検索体験が可能になります。
リアルタイム通訳
海外旅行での1番のハードルが言語の違いではないでしょうか。
近年のスマートフォンでは写真を撮影することで翻訳ができたり、音声認識から翻訳ができたりしますが、Galaxy S24では電話でのリアルタイム通訳に対応しています。
例えば旅行先でお店の予約をしたい時や緊急時でホテルなどに連絡を取る際に役立ちます。
WEBサイトの要約・翻訳機能
Samsungブラウザでの限定的な機能にはなりますが、WEBサイトの情報を要約してくれたり、翻訳する機能があります。
朝の通勤時間などに、たくさんの情報を入手したりするのに便利な機能です。
また、翻訳機能を使用すれば海外のニュースもいち早く手に入れることが可能です。
また、翻訳してから要約するといったことも可能ですので、頻繁に要約や翻訳機能を使用する場合はSamsungブラウザを標準のブラウザに設定しておくことをおすすめします。
サードパーティ製のアプリにも対応した翻訳機能
Samsungキーボードを使用することで、入力したテキストを翻訳することもできます。
これにより、海外のサービスを利用する際にメッセージでやり取りをしなければならない場合も、簡単に現地の言葉に変更することが可能です。
生成AI編集
撮影した写真にもAI機能を活用することが可能です。
例えば、編集して写真の角度を変えた際に背景が足りなくなることがあります。
そんな時は生成AI編集を使用することで、簡単に背景を生成することが可能です。
また、写真内の対象物を移動させることも可能ですので、SNS映えするような不思議な写真を作り出すこともできます。
動画をスローモーションで再生可能
Galaxy S24では、撮影した動画のフレームを自動で生成することでスローモーションで動画の再生が可能になります。
これにより、ダンスの振り付け動画をスローモーションで再生し練習に役立てたりすることも可能です。
ビジネス用のメッセージにも活躍
ビジネス用のメッセージを送付する際に、自身が入力した文章に失礼がないか心配になることがあると思います。
SamsungキーボードではAIによる文章のスタイルの変換機能があり、入力した文章をビジネスに適した文章に変換してくれます。
また、ビジネス用の文章だけでなく、ハッシュタグを自動で付与してくれるSNS用の文章や適切な絵文字を自動で入力してくれたりもします。
小さきながらも高性能
Galaxy S24には、Galaxy史上最も高性能なSoCであるSnapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxyが搭載されています。
新たに改良された放熱用のベイパーチャンバーは前モデルよりも1.5倍大きくなり、冷却性能が向上しています。
SoCの性能を測ることができる、Geekbench、AnTuTu Benchmark、3DMarkの3つのソフトを使用してスコアを出してみました。
Geekbench
Galaxy S24 | Galaxy S23 | Galaxy S24 Ultra | REDMAGIC 9 Pro | REDMAGIC 8S Pro | |
---|---|---|---|---|---|
Single | 2,228 | 1,860 | 2,310 | 2,293 | 2,087 |
Multi | 6,758 | 4,776 | 7,157 | 7,237 | 5,655 |
SoC | Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon® 8 Gen 3 Mobile Platform for Galaxy | Snapdragon® 8 Gen 3 | Snapdragon® 8 Gen 2 Leading Version |
AnTuTu Benchmark
3DMark
ベンチマークスコアではSnapdragon® 8 Gen 3搭載したゲーミングスマホであるREDMAGIC 9 Proに接戦する結果となりました。
また、「原神」や「PUBG Mobile」などを30分ほどプレイしてみましたが、高画質でも安定してゲームをプレイすることができ、ゲーミングスマホに引けを取らない性能といえます。
[2024]ゲーミングスマホのおすすめ10選!最強クラスのスペック、高コスパで安いモデルなど「原神」が快適にプレイできるモデルも紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
軽量だけど長持ちするバッテリー
小型のスマートフォンで気になるのがバッテリー持ちですが、Galaxy S24は最長で28時間連続して動画を視聴できるほどのバッテリー性能です。
実際に、フル充電の状態で1日適度にGalaxy S24を使用しましたが、24時の時点でバッテリーの残量は50%以上あったので1日外出する際もモバイルバッテリーなどは必要ないと考えられます。
また、バッテリー計測アプリPC Mark for Androidを使用して、擬似的にGalaxy S24を長時間使用し続けての充電残量が100%から20%になるまでを計測したところ、16時間28分でした。
昨年発売のGalaxy S23が15時間12分でしたので、バッテリー性能も向上しているといえるでしょう。
SIMフリー版も発売
Galaxyのスマートフォンは従来、新型モデルの発表時はキャリアでの販売のみでしたが、2024年のSシリーズではSIMフリー版の発売が国内でもありました。
これにより、格安SIMなどでもGalaxy S24が使用できるようになりました。
面倒なキャリア変更は必要なく、オンラインで購入時もSIMカードを入れ替えるだけで使用できるようになるので、購入のハードルも格段に下がったと考えられます。
Galaxy S24のカメラ性能を作例で紹介
Galaxy S24は、約5,000万画素のメインカメラに加え、約1,200万画素の超広角カメラと約1,000万画素の望遠カメラの3眼構成となっています。
望遠カメラは光学3倍ズームに対応しており、最大で30倍のデジタルズームに対応しています。
ズーム機能はAIによりさらに進化しており、細部まで鮮明な写真の撮影が可能になりました。
それでは、Galaxy S24のカメラ性能を作例とともに紹介していきます。
ナイトモードでもAI機能が活躍し、夜空の明るさが鮮明に描かれています。
ズーム機能は前述している通り3倍までは光学ズームで撮影できるので画質の劣化なく撮影が可能です。
流石に30倍までズームすると画質の劣化を感じますが、AIズーム機能により10倍程度ならデジタルズームでも日常的に使用可能な範囲内です。
また、AIズーム機能はナイトモードでも使用可能で手ブレや光の拡散を軽減してくれます。
ポートレートモードではぼかし具合を0〜7段階で選ぶことができ、自身の好みに合わせて変更できます。
あまりぼかしすぎても非現実的になってしまうので、強度3〜5くらいがちょうど良いです。
Galaxy S24の気になるポイント
Galaxy S24をしばらく使用していて、気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。
発熱が気になる
昨年レビューしたGalaxy S24の時も感じたことですが、高負荷な作業時には発熱が気になりました。
ベンチマークのスコアではGalaxy S24 Ultraと変わりはありませんが、本体に伝わる温度はGalaxy S24の方が熱く感じたので、冷却機能がGalaxy S24 Ultraの方が優れている結果になりました。
また、ベンチマーク以外にも「原神」のような3Dグラフィックが多用されているゲームでも同様に30分ほど連続してプレイしていると発熱を感じたので、夏場などは特に熱を感じやすいと思います。
高級感があるが指紋は目立ちやすい
Galaxy S24の背面は光沢のある高級感あふれるデザインとなっていますが、指紋が目立ちやすい印象です。
今回紹介しているオニキスブラックは特に指紋が目立つカラーとなっており、裸で使用することを想定としている場合は注意が必要です。
一方で、カラーに合ったケースが多数販売されていますので、好みのケースを選択することでデザインを損なうことなく指紋などの汚れから守ることができると考えます。
Galaxy S24は片手サイズのハイエンドスマホ
性能やバッテリー持ちなどを重視すると、スマートフォンの重量も重たくなってしまいますが、そんな中でGalaxy S24は片手サイズかつ軽量を実現しています。
筆者は日頃からiPhone 15 Proを使用しているため、Galaxy S24は非常に軽量に感じました。
近年のスマートフォンの大型化に嫌気が指している方は、Galaxy S24を手に取ってみてはいかがでしょうか。
スマートフォンはレンタルできる
機種変更までの代替え機や短期間だけ使うのはもちろん、購入前に確認したいことがあればスマートフォンのお試しレンタルがおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では14泊15日〜の短期レンタルや月額レンタルで借りられるスマホを用意しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。
関連記事
[2024]おすすめのスマホ11選!ハイエンドスマホの選び方と比較ポイントを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[2024]おすすめのスマホ9選!ミドルレンジスマホの選び方と比較ポイントを徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[2024]ゲーミングスマホのおすすめ9選!最強スペック、コスパ最強、安いなど選び方もあわせて紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]