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海外旅行先として人気のカナダ。プリンス・エドワード島やナイアガラの滝といった壮大な自然景観など魅力にあふれるカナダですが、旅行で訪れた際にどれくらい費用がかかるかは気になるところ。
カナダ旅行を計画しているものの、「物価が高い」と聞いて躊躇している方も多いのではないでしょうか?円安の影響もあり、不安に感じている方も多いかもしれません。
そこで今回はカナダの物価について解説します。
カナダが物価高と言われる原因や実際の商品の価格まで詳しく紹介しますので、ぜひ旅行前の参考にしてみてください。
もくじ
カナダの物価は日本より高い?安い?その理由は?
一般的にカナダの物価は日本より高いと言われています。
カナダの物価が高くなったと言われる原因はインフレと円安です。
物価高の理由は「インフレ」の影響
インフレとはインフレーション(Inflation)の略で、日用品やサービスの値段が上がることをいいます。
最低賃金の大幅引き上げによる人件費の増加、ウクライナ戦争に起因する原油・天然ガスの高騰、コロナ禍などの原因により、カナダは近年インフレ傾向にあります。
特に2021年は大きくインフレが進行し、8.7%以上ものインフレ率を記録。
2023年以降は約4%、2024年は約2%(見込み)と、インフレ率は徐々に落ち着いています。
近年のインフレによってカナダ内の物価が実際に上昇しているのです。
「円安」の影響も理由の一つ
カナダの物価が高くなったと言われるもうひとつの原因は「カナダドル高・円安」です。
「カナダドル高・円安」とは為替レートの変動で、日本円の価値が相対的に下がり、カナダの通貨であるカナダドルの価値が相対的に上がることをいいます。
2020年には1カナダドルあたり約80円の為替レートでしたが、2024年11月現在では1カナダドルあたり約111円までカナダドル高が進行。
言い換えると、2020年には100カナダドルのものを買うのに8,000円で足りましたが、2024年には11,100円が必要になったというわけです。
4年間で約38%ほどカナダドル高が進行したことになります。
「インフレ」と「カナダドル高・円安」のふたつの原因により、日本から旅行に行った際、相対的に物価が高く感じるのです。
どちらもここ数年の変化のため、コロナ禍以降久しぶりにカナダを訪れるという方は変化に驚くのではないでしょうか。
カナダの物価は日本より高い?実際の商品で検証
それではカナダの物価を具体的に日本と比べてみましょう。
今回は日本人にもカナダ人にもなじみ深い食品の価格を基に実際に比較していきます。
なお、それぞれの食品の価格は2024年11月時点で公式ページなどで確認できた範囲の価格を基に、現時点の為替レートで換算、比較しています。
実際には同国内でも店舗や地域によって価格の変動はありますので、あくまでも目安として参考にしてください。
日本とカナダのマクドナルドを比較
最初に比較するのはマクドナルドです。
看板商品である「ビッグマック」はカナダでは単品価格7.62カナダドルで販売されています。
7.62カナダドルは日本円で約830円になります。
対して日本の「ビッグマック」は地域にもよりますが、480円から販売されています。
「ビッグマック」はカナダの方が値段が高いという結果になりました。
日本とカナダのスターバックスの価格を比較
続いてスターバックスの「スターバックスラテ(カフェラテ)」トールサイズの価格を比較してみましょう。
カナダのスターバックスは店舗によって価格が違うようですが、調査した範囲ではカフェラテは4.95カナダドルで販売されていました。
4.95カナダドルは日本円で約549円になります。
一方日本では「スターバックスラテ」は495円で販売されています。
「スターバックスラテ」もカナダの方が値段が高いという結果になりました。
日本とカナダのコカコーラの価格を比較
最後に比較するのはコカコーラです。
国際生活費の比較サイトの情報によると、カナダで販売されている2Lのペットボトルの価格は1本約3.36カナダドル。
3.36カナダドルは日本円で約323円となります。
一方日本では1.5Lのペットボトルが1本あたり200円程度で販売されています。
容量が違うため一概には比較できないものの、コカコーラは100mlあたりの単価ではカナダの方が少し高いという結果になりました。
全ての商品を精査したわけではありませんが、マクドナルド、スターバックス、コカコーラのいずれも日本よりカナダの方が値段が高い傾向にあることがわかりました。
通常食べ慣れているものを買おうとすると日本よりもやや割高になってしまうようです。
【まとめ】カナダの物価は日本より高い!賢く節約してカナダ旅行を満喫しよう
ここまでの比較で、カナダの物価は日本よりも相対的に高いということがわかりました。
ですが、オフシーズンでの旅行や、ホテルではなくAirbnbを利用するなどお得に旅行することも可能です。
円安に惑わされずに、賢く節約しながらカナダ旅行を満喫することをおすすめします。
なお円安でも安く行けるおすすめの海外旅行先については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも旅行先を選ぶ際の参考にしてみてください。
[2024] 円安でも安く行ける海外旅行おすすめの国7選!お得に旅する秘訣をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
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