役立つ知識・トリビアカテゴリの人気記事
新たな年を迎え、ポストに届く色とりどりの「年賀状」。郵便文化が衰退しつつあるとはいっても、毎年届くのを楽しみにしている方も多いはずです。
しかし、いざ年賀状の準備となると、年末の忙しさでつい後回し……。気づけば12月後半に差し掛かり「いつまでに出せば間に合うんだったかな?」と焦りのなか必死で準備するのが毎年恒例になっていませんか?
本記事では、年賀状をいつまでに出せば元日に届くのか、詳しく解説しています。年賀状の受付期間や準備を計画的に進めるコツ、余った際の活用法などもご紹介しますので、あわせて参考にしてください。
年賀状作成おすすめアプリの記事はこちら
年賀状はスマホで作れる!無料で使えるおすすめ年賀状アプリ7選を紹介!自宅印刷タイプとプリンター不要タイプも – Rentio PRESS[レンティオプレス]
年賀状用プリンターおすすめの記事はこちら
年賀状用プリンターのおすすめ機種10選!スマホ対応やパソコンなしで使える機種の選び方も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もくじ
年賀状はいつまでに出せば元日に届く?受付期間と配達時期の目安
「年賀状はクリスマスまでに出せば元日に届く」
そう理解している方も多いのではないでしょうか?まずは、元日に相手のもとへ届けるための投函期日や年賀状の受付期間を確認しておきましょう。
元日に届けるなら12月25日までの差し出しが安心
日本郵政グループ発表の「年賀用はがきなどの発行および販売」では、元日に年賀状を届ける場合の差し出しに関して、年賀状受付開始の12月15日から12月25日までを推奨しています。
ただし、ポスト投函の場合、集荷が翌日以降になり25日までに郵便局に届かない可能性があります。また、送り先が遠方の場合も、地域区分局(住所別にはがきや手紙を分ける場所)に到着するまでに時間を要し、元日の配送に間に合わないケースも考えられます。
25日に間に合わなかった場合、速達で送る方法もありますが、日時の指定ができないことに加え、「速達」と赤いハンコが押されてしまうため、あまりおすすめできません。
元日に届けたい場合は、クリスマスを迎える前に余裕をもって投函しましょう。
消印を押されない年賀状受付期間
「年賀」と書かれた年賀状は通常のはがきや手紙と異なり、消印が押されないのをご存じでしたか?これは、年末年始の作業効率化を狙った施策ですが、年賀状の特徴ともいえるでしょう。
消印のない年賀はがきを送れるのは、12月15日から1月7日まで。1月7日は、門松などを飾る期間の最終日「松の内」とされ、年賀状はこの日までに送るのがマナーとされています。関西には、松の内を1月15日とする地域もありますが、1月7日までに届くよう送るべきとする認識は全国共通のようです。
年賀状の受付期間と配達時期の目安
年賀状の受付開始日12月15日から、松の内1月7日までに出した年賀状が配達される日程の目安は、以下の通りです。
投函時期 | 到着時期 |
---|---|
12月14日以前 | 年内 |
12月15日~12月25日 | 元日 ※25日の最終集荷まで ※地域により元日に間に合わない可能性あり |
12月26日~12月28日 | 三が日 |
12月29日~1月5日 | 松の内 |
1月6日以降 | 寒中見舞い |
上記はあくまで目安です。届け先までの距離や集荷時間によっては、期間内の投函でも想定した日までに届かない可能性もあります。
元日前に年賀状が配達されるNG例
次の場合、年賀状が元日前に届いてしまう可能性があります。
- 12月14日以前の投函
- 「年賀」の朱書きのない一般・私製はがきの年賀状
年賀状の受付期間は「12月15日から」と決められているため、それ以前の投函分は年賀状とみなされず、通常の日数で配達されてしまいます。また、通常はがきや私製はがきを使用する場合、「年賀」の朱書きを入れ忘れると通常のはがきと一緒に処理されてしまうため、注意が必要です。
年賀状の販売期間
年賀状は、例年11月1日に発売開始されます。
2025年用年賀はがきの発売期間は、2024年11月1日から2025年1月10日まで。ただし、これは郵便局などで購入できる期間であり、コンビニやスーパーなどでは1月5日以降商品棚に並ばなくなるのが一般的です。
ちなみに、年賀はがきは郵便局のネットショップ「切手・はがきストア」でも購入可能。販売期間は2024年の場合10月23日から2024年12月23日となっており、直接購入の場合と異なるため注意しましょう。
年賀状がいつまでか気にしなくてもOK!出しそびれを防ぐ3つのコツ
年賀状には、「元日に届くよう出さなければならない」というルールはありません。しかし、新たな一年が始まるその日に相手の手元に届くことで、あなたの敬意や感謝の思いがより強く伝わるはずです。
ここでは、つい年賀状の準備が遅れてしまうという方でも安心して新年を迎えられる、出しそびれを防ぐのに最適な方法をご紹介します。
計画的に準備する
年賀状には、さまざまな準備が伴います。
- 差出人のリストアップ
- 年賀状の購入
- デザイン決め・印刷
12月上旬までは、喪中はがきが届く可能性があります。そのため、おおよその枚数を計算して11月中に購入しておき、12月15日から25日までに宛名を書いて出すだけの状態にしておくなど、あらかじめスケジュールを立てておくとよいでしょう。
ネットプリントを利用する
年賀状の準備が後回しになる最大の要因は「面倒臭さ」。忙しい年末、やらなければならないとわかっていても手が回らず、毎年宛名書きに追われている方も少なくないはずです。
そこでおすすめなのが、ネットプリントの利用です。
豊富なデザインから選べ、写真の挿入なども可能なため、オリジナリティあふれる年賀状を手軽に用意できます。
また、宛名リストのデータを登録することで相手方の住所全員分を印刷できるサービスを選べば、あとは届いた年賀状を受付期間に投函するだけ。「年賀状を用意する」という年末の一大行事から解放されます。
投函サービスを利用する
ネットプリントのなかには、投函までオンライン上で完結するものもあります。
仕上がりを自分の目で確認しておきたい方は印刷まで、年賀状にかかる手間をとにかく省きたいという方は投函まですべてお任せのサービスを選ぶとよいでしょう。
年賀状が元日に間に合わない!投函が遅れた場合の対処法5選
「12月25日までに年賀状の準備が間に合わなかった……」
元日に届く投函期日を過ぎても、新年の挨拶を伝える方法は残されていますので、ご安心ください!ここでは、投函が遅れた場合の対処法を5つご紹介します。
「元日」「元旦」を使わない
12月25日を過ぎたあとに投函する場合は、元日に届かない可能性を考え「元日」「元旦」の言葉を避け、「新春吉日」「令和〇年一月吉日」などを使用しましょう。また、出すのが遅れてしまったことをお詫びする言葉が添えられていると、より相手に気持ちよく受け取ってもらえるはずです。
さらに、遅れてしまったからこそ、マナー違反のないよう注意を払うことが重要。
- 「去」「終わる」「離れる」などの忌み言葉を使わない
- 「一月一日 元日」などの重複表現を使わない
- 句読点を使わない
- 縦書き、漢数字を用いる
- 書き損じたら新しいはがきを使う
- 正しい敬称を用いる
上記をはじめ、マナーやルールを徹底し、失礼のない年賀状に仕上げましょう。
寒中見舞いを送る
寒中見舞いはもともと、最も寒い時期に相手を気遣って送る挨拶文として昔から親しまれてきた風習です。
現在では、年賀状を送りそびれてしまった場合や、相手が喪中の場合に出されることも多くなっています。
年賀状は、遅くとも1月7日の松の内までに届くよう送るのがマナーとされています。
年末年始でどうしても用意できなかった、あるいはお返事を出せなかった際は、寒中見舞いとして松の内から立春の間に送りましょう。
ただし、年賀状の代わりだからといって、年賀はがきを使用するのはマナー違反です。無地の通常はがきや、水仙や椿をはじめ寒中見舞いにふさわしいとされる絵柄がプリントされた私製はがきを使いましょう。
喪中の相手に出す、または自身が喪中の場合は、派手さのない落ち着いた色合いの絵柄を選んでください。
いつまでも余ったままの年賀状……活用方法を紹介!
使いきれなかった年賀状が、おうちに眠っていませんか?実は、本来の役目を果たせなかった年賀状は、別の形で利用することが可能です。
ここでは、余った年賀状の活用方法をご紹介します。
郵便局で別の商品と交換する
余った年賀状は、所定の手数料を支払うことで以下のような商品と交換できます。
- 普通切手
- その他の郵便はがき
- 郵便書簡
- 特定封筒(レターパック等)
上記は、当年度発行の年賀状以外でも同じ条件で交換が可能です。さらに、書き損じてしまった年賀はがきも、当年度の販売期間中であれば1枚6円で新品に変えられます。
購入後に近親者に不幸があり年賀はがきを使用できなくなった場合は、販売期間内に限り無料で切手やはがきなどに交換可能です。
寄付する
投函されていないことや、料金額印面が汚れていないこと、私製はがきでないことなどの条件を満たしていれば、ボランティア団体への寄付も可能です。
寄付されたはがきの活用方法は団体により異なりますが、切手シートに交換して資料やお礼状の発送に使い、通信運搬費の節約分をワクチン支援に回すなど、国の枠を超えた支援につながるのだそうです。書き損じはがきや切手なども寄付可能な場合があるため、お手元の不要なはがきや切手を確認してみてはいかがでしょうか。
金券ショップで現金化する
年賀はがきを金券ショップやチケットショップで現金に戻すのも、無駄にしない方法の一つです。
実店舗の他、インターネット上で買取を行っている業者もあるため、買取を希望する方はチェックしてみてください。
年賀状の準備は“いつまでに出すべきか”を把握して計画的に!
年賀状を元日までに届けたい場合は、12月25日の最終集荷に間に合うよう準備しましょう。ただし、送り先によっては元日に間に合わない可能性もあるため、年賀状受付開始日の12月15日以降、なるべく早めに出すのがおすすめです。
余裕をもって投函を済ませ、スッキリとした気持ちで新年を迎えませんか?
プリンターはレンティオでレンタルできる
スケジュールに余裕がある方は年賀状を自宅で印刷するのもいいですね。
「年賀状を印刷したいけど自宅にプリンターがない…」
そんな方にはプリンターのレンタルがおすすめです。
家電レンタルのレンティオでは、様々なプリンターのレンタルを取り扱っています。
機種によってはインク使い放題プランも用意していますので、用途に合わせて検討してみてください。
プリンターのレンタル・サブスク・お試し商品一覧|宅配レンタル・リースで借りる – Rentio[レンティオ]
関連記事
2025年の干支は乙巳(きのとみ)!巳年はどんな年になる?年賀状に使える無料イラストや年末年始の準備を総チェック! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初詣はいつまでに行くべき?行ってはいけない日時や大晦日の参拝など気になる疑問を解説! – Rentio PRESS[レンティオプレス]