EcoFlow DELTA miniを実機レビュー!小型で高出力&大容量の実用的なポータブル電源

まーしー
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更新日2021/08/23

EcoFlow DELTA miniを実機レビュー!小型で高出力&大容量の実用的なポータブル電源

クールなデザインと高出力かつ超大容量のスペックを併せ持つポータブル電源メーカー「EcoFlow(エコフロー)」。2020年に大型の「EFDELTA(イーエフデルタ)」、2021年初めに小型の「RIVERシリーズ」と、続けざまにヒット商品を生み出しました。

そんな「EcoFlow(エコフロー)」から2021年8月10日、新たなポータブル電源「DELTA mini(デルタミニ)」が発売されました。「EFDELTA(イーエフデルタ)」と「RIVERシリーズ」の中間に位置するこの製品は、コンパクトなボディに大容量なバッテリーと高出力を実現する技術が詰め込まれています。

実際はどんなポータブル電源なのか、早速「DELTA mini」の実機を手に取り製品特長や使い勝手をレビューしました。


EcoFlow DELTA miniの特長

「DELTA mini」は高出力・大容量・コンパクトの三要素を実現したポータブル電源です。

EcoFlow RIVER Maxのレビュー」でも紹介したアプリ連携機能も搭載しているため、遠隔操作も可能です。

主な特長

  • 882Whの大容量バッテリー
  • 比較的コンパクトなボディサイズ
  • 定格出力は合計最大1,400W(瞬間最大出力は2100W)
  • X-Boost機能で定格出力1800Wの電化製品にも対応
  • AC出力は5口、最大12製品への同時給電可能
  • 1.6時間で0%からフル充電できるX-Stream技術を採用
  • ひと目で分かりやすい液晶ディスプレイを搭載
  • 専用アプリからリモート操作やファームウェアのアップデートが可能
  • 相性ばっちりの純正ソーラーパネルも揃えられる

[2021最新]ポータブル電源のおすすめ13機種を比較!大容量で使いやすいポタ電の選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

製品スペック一覧表

項目 スペック
バッテリー容量 245,000mAh / 882Wh
AC出力 5口:1400W (100V, 瞬間最大2100W)
※X-Boost機能で対応可能な定格出力は1800W
対応周波数 50/60Hz
USB出力 USB-A×2:最大12W(5V/2.4A)
USB-A(急速充電)×1:最大18W(5V/2.4A, 9V/2A, 12V/1.5A)
USB-C(PD)×1:最大100W(5V/5A, 9V/5A, 12V/5A, 15V/5A, 20V/5A)
DC出力 合計最大126W(12V/10A)
シガーソケット:126W(12.6V/10A)
DC5521×2:37.8W(12.6V/3A)
入力 最大900W 100-120V~(50Hz/60Hz)
※ソーラー充電:最大300W(11-75V 10A)
※シガーソケット充電:12V/24V対応、既定値は8A
環境温度 動作温度:-20度〜45度
充電温度:0度〜45度
サイズ
(幅×奥行き×高さ)
約378mm×184mm×240mm
重さ 約11.0kg
公式税込価格 115,500円

EcoFlow DELTA miniの実機レビュー

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の実機レビュー

ここからは「DELTA mini」の実機を手に取り、スペックだけでは分からない部分も含めて紹介します。

購入を検討している方は、まずDELTA miniのお試しレンタルも用意されているので使ってみるのが早いかもしれません。
[レンタル] EcoFlow エコフロー ポータブル電源 DELTA mini – Rentio[レンティオ]

セット内容

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のセット内容

「DELTA mini」に同梱されているセット内容は以下のとおりです。

IP67のソーラー充電ケーブル(MC-4ソーラー to XT60)とDC5521ケーブルが付いてくるのは嬉しいですね。

電源アダプタがなく、ACケーブルから直接充電できる分、荷物を減らせるのもメリットです。

セット内容

  • DELTA mini(本体)
  • AC充電ケーブル
  • 車載シガーソケット充電ケーブル
  • ソーラー充電ケーブル(MC-4ソーラー to XT60)
  • DC5521ケーブル
  • 取扱説明書/保証書

コンパクトなサイズ

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のサイズ感

882Whというバッテリー容量から、Jackeryの1000JVCケンウッドのBN-RB10-Cに近いサイズ感をイメージしていたのですが、それらよりも一回りも二回りもコンパクトです。

500mlペットボトルと並べると高さはほぼ一緒で、横に5本分、奥に2本分のサイズ感でした。(約 幅378mm×奥行き184mm×高さ240mm)

重さは約11.0kgなので軽量とは言えませんが、このコンパクトさなら車中泊はもちろん、自宅での利用や収納にも便利だと思います。

無駄のないシンプルなデザイン

「EcoFlow」のポータブル電源といえば外装に光沢のないシックなデザインが特徴ですが、「DELTA mini」も例に漏れません。基調色にマットブラックを採用し、ロゴやボタン・アイコンなどのワンポイントにグレーを使ったシンプルな配色でかっこいい見た目です。

正面と後面にファンの通気口、両側面に出入力ポートが振り分けて配置されています。

昨今のポータブル電源は全てのポートやスイッチを一面にまとめることで利便性を高めるトレンドがありますが、一方で配線がごちゃつきやすいというデメリットを感じていました。

「DELTA mini」のように定格出力が高くACポートが多いポータブル電源ならば、家電製品とモバイル端末の導線を考えて、USBとAC/DCの出入力を別々の面に振り分けるのは理にかなった仕様だと思います。

さらに言えば、従来機の「EFDELTA」は入力ポートが後面上と3面に渡って出入力ポートが振り分けられていました。それと比べると「DELTA mini」はコンパクトになりつつも、より使いやすい形状へと進化していることが分かります。

防塵防水仕様はなし
「DELTA mini」にはIPXXの防塵防水規格を確認できませんでした。特に高温・低温・多湿・粉塵・水濡れを避け、直射日光の当たらない風通しの良い場所を探して使いましょう。

ミニテーブルとしても使えるフラットな天板

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)はミニテーブルとしても使える

「DELTA mini」のハンドルは両側面上に出っ張った形で付いているので、天板がフラットでちょっとしたミニテーブルとしても使えます。充電中のワイヤレスイヤホンやスマホ、カメラや飲み物などを置くのに便利です。

安全な滑り止めカバー

底面には製品の角を覆うように滑り止めカバーが装着されており安全性と安定性もばっちりです。

一般的なポータブル電源だと底面四隅にゴムパッドが付いているくらいの装備がほとんどなのですが、持ち運び時にぶつけやすい底面縁がプロテクトされているので安心です。

見やすい液晶ディスプレイ

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のディスプレイ

「DELTA mini」には大きな液晶ディスプレイが採用されているので、昼夜問わずバッテリー残量と想定利用時間・出入力数・周波数・Wi-Fiの状態などをパッと確認できます。

これを見ながら接続する電化製品の組み合わせを考えたり、バッテリー残量の配分を決めるのに役立ちます。

ディスプレイの待機時間はスマホで設定することも可能です。

AC出力は最大5台!同時充給電は最大12台

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のポート数

「DELTA mini」は最大12台の同時充給電が可能なポート数を備えていますが、なかでもACポートが5つありますので電化製品利用に向いています。

定格出力が1400Wと高いため、定格出力内であれば車載用冷蔵庫とミニ炊飯器、卓上のIHクッキングヒーターを同時に使いながら、スマホやタブレットを充電する、なんてことも可能です。

ポート種類 ポート数 合計最大出力
AC出力 5口 1400W(瞬間最大2100W)
※X-Boost機能で対応可能な定格出力は1800W
USB-A 3口 ・USB-A(急速充電)×1:最大18W(5V/2.4A, 9V/2A, 12V/1.5A)
・USB-A×2:最大12W(5V/2.4A)
USB-C 1口 ・USB-C(PD)×1:最大100W(5V/5A, 9V/5A, 12V/5A, 15V/5A, 20V/5A)
DC出力
(シガーソケット)
1口 126W(12.6V/10A)
DC出力
(5.5 DCプラグ)
2口 DC5521×2:37.8W(12.6V/3A)

882Wh(245,000mAh)の大容量

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のバッテリー容量

「DELTA mini」に搭載されているバッテリー容量は882Wh(245,000mAh)です。

同じ出力の電化製品やモバイル端末を使うとすれば、Jackery 700Anker PowerHouse II 800よりも長く使えることになります。

参考までに充給電製品とその使用可能時間/回数を表にまとめました。(使用機器の残バッテリーや状態、使用状況によって異なります)

使用機器 給電回数/使用時間
カメラの充電(16Wh) 約38回
ドローン(18Wh) 約35回
13インチノートPC(30Wh) 約15回
扇風機(40W) 約13時間
車載冷蔵庫(60W) 約12時間
炊飯器(1000W) 約3回
電気ケトル(1000W) 約5〜6回

最短1.6時間でフル充電!パススルー充電も可能

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の充電時間

「DELTA mini」には電源アダプタを介さずに最速充電を可能にする「X-Streamテクノロジー」が搭載されており、最短1.6時間で882Wh(245,000mAh)のバッテリーがフル充電になります。また充電しながら接続中の家電製品やモバイル端末で給電できる「パススルー充電」にも対応しています。

非常に早い時間で充電できますので、急に必要になった場合でもすぐ用意できるのは大きなメリットと言えるでしょう。

EPS機能も備える
「DELTA mini」にはEPS(Emergency Power Supply)機能も備わっており、停電した場合に30ミリ秒以下で電池給電モードへ自動で切り替わります。「DELTA mini」がフル充電状態なら、家庭用ACコンセントに接続した状態でモバイル端末や電化製品を繋いで充給電すれば直接電力を送ることが可能です。
※0ミリ秒の切り替えに対応する本格的なUPS機能ではないため、データサーバー等でのご利用は控えてください。

最大300Wのソーラー充電にも対応

EcoFlow 110Wソーラーチャージャーの実機レビュー

ソーラー充電には最大300W入力(11-75V 10A)に対応しているので、EcoFlow 160Wソーラーチャージャー2枚を直列に使用することで4~8時間でフル充電できます。

ソーラーパネルを2枚も用意するのは難しいという方は、最近は200W出力の折りたたみソーラーパネルも登場しておりますので参考にしてみてください。

[2021最新]折りたたみソーラーパネルのおすすめ7機種を比較!キャンプや災害に備えるポータブル発電機の選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

EcoFlow DELTA miniを使ってみた感想

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の実機レビュー

実際に「DELTA mini」を使ってみて、ACアダプタ電源の多い電化製品をキャンプやアウトドアでよく利用する方にはおすすめのポータブル電源だと感じました。

他にも気づいたことや検証してみて分かったこともありますので、参考にしてください。

最大1400W定格出力の汎用性の高さ

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の定格出力

定格出力(ACアダプタ電源)が最大1400W(瞬間最大出力2100W)もあると、ほとんどの電化製品を使えるどころか複数の組み合わせも可能になるので、非常に使い勝手が良いです。

写真は消費電力が905Wの電気ポット・1200Wのヘアドライヤー・200Wのミキサー・45WのノートPCを同時に繋いで利用したのですが、ヘアドライヤーの風力がSETであれば、同時利用も問題ありませんでした。

電化製品は記載の消費電力を上回ることが多く、例えば電気ポットは沸騰時に1200W、ヘアドライヤーはターボで1400Wまで上がります。そういう意味でも、定格出力が高い「DELTA mini」には安心感を覚えました。

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の定格出力

ちなみに、ヘアドライヤーなどの消費電力が1400Wを超える電気製品については、「X-Boost機能」により動作電圧を下げることで1,400W以下に抑えて稼働させることが可能です。(デフォルトでオン、アプリでオンオフの切り替え可能)

なお、定格出力はあくまでもACポート5口の合計出力となりますので、同時接続で利用する際は各電化製品の消費電力合計に気をつけて使いましょう。

注意点
①X-Boost機能はすべての電気製品に対応しているわけではございません。機密機器などの多くの製品は電圧保護機能があり電圧が低くなると停止してしまう製品にはX-Boost機能は使用できません(例:エアコン、コンプレッサーなど)。
②X-Boost機能を使われる際は、デバイス1台のみ接続し、複数台への給電はお控えください。オーバーロードになり、一時的に使用できなくなる可能性があります。
③本体にAC充電しながらX-Boost機能を使用することができません。また、X-Boost機能のデフォルト設定はオンになっています。オン/オフの切替はEcoFlow専用アプリで設定できます。また、標準電圧で稼働させるよりもパワーが弱くなりますので予めご了承ください。

AC出力は純正弦波で安心

ポータブル電源は純正弦波を選ぶ

AC出力は家庭用コンセントと同じ「純正弦波(正弦波)」を採用し、定格周波数も50/60Hzの選択式です。

定格電圧も100Vと日本の電圧に対応しているので、国内で販売されているほとんどの電化製品を気兼ねなく使えて安心です。

アプリが便利

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のアプリ

EcoFlow RIVER Maxのレビュー」でも紹介しましたが、ポータブル電源とスマホをペアリングして利用するアプリが非常に便利です。

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のアプリ

本体ディスプレイで確認できる情報以外に以下の操作/設定が可能です。

アプリのUIもシンプルで分かりやすく、温度単位や言語設定など細やかな設定まで用意してくれています。

アプリでできること

  • AC/DC電源スイッチのオン/オフ
  • X-BOOST機能のオン/オフ
  • 最大AC入力値(充電)の設定
    ※200W〜900Wまで100W単位
    ※本体側でスイッチングが必要
  • 最大シガーソケット入力値(充電)の設定
    ※4A〜8Aまで2A単位
  • ビープ音のオン/オフ
  • 周波数50Hz/60Hzの切り替え
  • システム待機時間の設定
  • 画面待機時間(ディスプレイ)の設定
  • AC出力待機時間の設定

Wi-Fi設定が必要

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のアプリ

アプリを使うには「DELTA mini」のWi-Fiをスマホに接続(ペアリング)しなければいけません。

設定自体は簡単なのですが、ペアリング中は他のネットワークやキャリア回線(4G/5G)が使えなくなるので注意が必要です。

USB-Cはもう1ポートくらいはほしい

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)のUSB-C

搭載されているUSBは全部で4つ、内訳はType-Aが3つ(そのうち1つは急速充電)、Type-Cが1つです。

USB-CはUSB PD(Power Delivery)の急速充電規格に対応し、最大100W出力できるのが魅力です。96W入力が必要な16インチMacBook Proものフルスピード充電が可能です。

一方でUSB-Cが1つしかないことに若干の不満も覚えました。トレンド的にはType-Cデバイスが増えていることから、最大45Wもしくは60W出力くらいのType-Cポートがもう1つくらいあるのが理想的でした。

ファンの動作音

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の動作音

AC電源を使うとファンが稼働するのですが、騒音計で調べたところ約70dB前後(電話の着信音や騒々しい街頭くらい)となりました。

これまで複数のポータブル電源の動作音を調べてきましたが、「DELTA mini」は中間くらいの静音設計です。

とはいえ、静音性以上に、充電時間の短さや定格出力の高さなどのメリットのほうが上回るようポータブル電源だと思います。

デイキャンプや日帰りBBQにおすすめのコンパクト電源

EcoFlow DELTA mini(エコフロー デルタミニ)の実機レビュー

「DELTA mini」はコンパクト・高出力・大容量・複数の充給電ポート・急速充電とポータブル電源としては付け入る隙がない製品です。「DELTA mini」一台あれば大抵の用途を満たしてくれるでしょう。

収納性が高いことから、アウトドア利用だけでなくリモートワークや庭先の電源としても活用できます。部屋に馴染みやすいデザインなので、置いておくだけでも違和感もないでしょう。

ポータブル電源を検討している方なら「EcoFlow DELTA mini」を検討する価値ありです。

ポータブル電源はレンタルできる

キャンプ、車中泊、アウトドア、イベントに短期間だけでもポータブル電源を使うならレンタルもおすすめです。

家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日からポータブル電源やモバイルバッテリーのレンタルが可能です。

借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできますので、まずはお試しでレンタルするのもおすすめです。

[レンタル] モバイルバッテリー・ポータブル電源 一覧 – Rentio[レンティオ]

※商品提供/EcoFlow Technology Japan株式会社

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