富士フイルムで写す「TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」。色表現力と利便性の高い高倍率ズームの融合

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盛り上がりを魅せるミラーレス一眼市場において、同時にサードパーティーレンズメーカーによる製品展開も急速に進められている印象です。
Rentio PRESSでは、以前SONY Eマウントに対応する最新のレンズとして「TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」の実写レビューをご紹介しましたが、今回タムロンは新たに「TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」の富士フイルムXマウント版を発売しました。
基本的な性能や機能面、外観についてはSONY Eマウント用のモデルと同じですが、タムロンにとっては初のXマウント対応モデルとなります。
富士フイルムのミラーレス一眼は、色表現力に定評があり、「フィルムシミュレーション」機能など、独自の特徴を有するカメラが多数存在します。
今回は、実写レビューとは志向を少し変えて、「富士フイルムらしさ」が活かされた作品を中心にTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの魅力をご紹介していきます。

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの性能を語る実写レビューはこちら
もくじ
タムロン待望のXマウント進出
タムロンでは、これまで一眼レフ用としてCanon EFマウントやNikon Fマウント、ミラーレス一眼では、SONY Eマウント用のレンズを開発してきました。
今回ご紹介していく「TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD」も、最初にSONY Eマウント用のモデルが発売となりましたが、2021年10月28日には、タムロンとして初となる富士フイルムXマウントに対応したレンズが発売となりました。
ミラーレス一眼市場においても、独特な製品ラインナップや特徴を有することから注目の存在である富士フイルムですが、ついにサードパーティーレンズメーカーが進出することになります。
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Xマウント用レンズの中でも際立つ焦点距離域
これまで展開されてきた富士フイルムのXマウント用のレンズでは、あまり高倍率ズームの概念がなく、焦点距離に幅を持たせたレンズは限られました。
今回ご紹介するTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは、そんなXマウントにおいて、より1本のレンズにおける利便性を高めてくれる存在で、広角から超望遠までカバーするこれまでにない存在となります。
Xマウントの純正レンズにおいては、これまで広角側をカバーした高倍率ズームレンズは、「FUJIFILM XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR」に限られていたため、一気に300mmまでをカバーしてれくることで画角の自由さを体感することができます。
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FUJIFILM X-T200に取り付けた様子
今回のTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの作例撮影においては、富士フイルムのミラーレス一眼カメラの中でもプレミアムエントリーモデルに位置する「X-T200」を使用して撮影を行いました。
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エントリーモデルながらも高画質、優れたAF性能、富士フイルムが誇るフィルムシミュレーションを使いこなすことのできるモデルとして人気を集めており、TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDが使用されることの多い旅スナップにおいても、カメラとしての性能を存分に発揮してくれます。
X-T200は、小型・軽量化も叶えていることからTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDを取り付けた際には、レンズが大きく見えてしまいますが、TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDが大きすぎるという訳ではありません。
しかし、一般的なXマウントにおけるエントリー向けのレンズと比較すると大型で重いレンズとして認識する必要があります。
ここで思い出してほしいのが、レンズがカバーする焦点距離域でして、広角側から望遠側までレンズ交換を必要とすることなくこの1本に収められていると考えればTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDの携帯性は優れていると言えるでしょう。
富士フイルムの色表現を活かした撮影を
富士フイルムのデジタルカメラでは、富士フイルムが昔から伝統としている色表現技術を体感できる「フィルムシミュレーション」機能を搭載しています。
元々サードパーティーレンズメーカーの選択肢がなかった富士フイルムXマウントにおいて、そのフィルムシミュレーションが存分に活かせるのか気になるところかと思います。
個人的な感覚としては、TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDを使用した場合でもフィルムシミュレーションの魅力が減少することなく、富士フイルムらしい発色表現を体感することができます。
ここからは、FUJIFILM X-T200とTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDを組み合わせて撮影したJPEG撮って出しの作例をご紹介していきます。





製品仕様表
モデル名 | TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXD |
---|---|
焦点距離 | 18-300mm |
明るさ | F3.5-6.3 |
レンズ構成 | 15群19枚 |
絞り羽根 | 7枚(円形絞り) |
最短撮影距離 | 0.15m(WIDE)/0.99m(TELE) |
最大撮影倍率 | 1:2(WIDE)/1:4(TELE) |
最初絞り | F22-40 |
手ぶれ補正効果 | 〇 |
フィルター径 | φ67mm |
最大径 | φ75.5mm |
長さ | 125.8mm |
質量 | 620g |
Xマウントユーザー必見の存在に
Xマウントユーザーにとって、サードパーティーレンズメーカーの進出というのは、大きなトピックと言えるでしょう。
そしていきなりこれまでXマウントのレンズラインナップには存在しなかったレンズが誕生したことで気になるという方も少なくないはずです。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは、まさにこれまで焦点距離域においてあと一息というところをカバーしてくれる存在で、広角域から望遠域を一度にカバーしてくれる利便性はやみつきになるほどです。
高倍率ズームレンズで心配されることの多かった画質面についても、TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDでは、これまでの高倍率ズームレンズの常識を覆すほどの性能を見せており、これだけの利便性を叶えながら描写性にも優れたレンズとしておすすめの存在です。

TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDはレンタルできる
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは、自信をもっておすすめすることのできるレンズですが、いきなり購入するには勇気がいるところです。
そんな方におすすめなのが、購入前に一定期間お試しすることができるレンズのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきたTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDをはじめ、豊富なレンズラインナップから自由に選ぶことができ、気軽にレンタルすることができます。
TAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDは、是非一度お試ししてその利便性と描写力を体感して頂きたいと私自身も願っています。
是非この機会にRentioにTAMRON 18-300mm F/3.5-6.3 Di III-A VC VXDをレンタルしてみてはいかがでしょうか。
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