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肉まんにシュウマイ、蒸し鶏、温野菜、茶碗蒸し…素材の味を活かしたふっくら美味しい蒸し料理。
食べると美味しいのですが、蒸し器やせいろが無いお家ではちょっとハードルが高くて避けがちですよね。
そんな家庭では難しいイメージのある本格蒸し料理を手軽にできるのが、ツインバードのスチームオーブンレンジ DR-F871。
上下から食材に蒸気を当てて蒸しあげる「Wスチーム技術」によって、せいろ蒸しの美味しさを再現します。
今回は、そんなツインバードのスチームオーブンレンジを実際に使用し、スチーム調理の味や使い勝手、お手入れなど、気になる部分を詳しく検証します。
もくじ
ツインバードのスチームオーブンレンジ DR-F871
シンプルで高品質な家電を多数展開している国内メーカーのTWINBIRD(ツインバード)。
ツインバードのレンジといえばこれまで単身者用の安価なモデルが多かったのですが、今回Wスチーム技術と赤外線センサーを搭載した高機能なスチームオーブンレンジ「DR-F871」が2022年1月に発売されます。
ツインバードの技術とこだわりを詰め込んだ注目のスチームオーブンレンジ DR-F871の特徴をご紹介します。
上下からたっぷり蒸気を当てるWスチーム技術
一般的なスチームオーブンレンジでは上からのみスチームを当てることが多いため、下側が乾燥しがちでした。
ツインバードのスチームオーブンレンジ DR-F871では、上下から包み込むように蒸気を当てるWスチーム技術を新開発。
これまで以上に食材をしっとりふっくらと、本格的なせいろ蒸しのように仕上げることが可能になりました。
赤外線センサー搭載でオートあたためも
スチームオーブンレンジ DR-F871には、高性能な赤外線センサーも搭載。
食材の表面温度を測定することで、オートでかしこくあたためができます。
レンジ出力は100W~1000W。低出力で上手に解凍もできますし、高出力で短時間でのあたためも可能です。
機能を絞り込んだシンプルデザイン
スチームオーブンレンジ DR-F871は、モードダイヤル・取消ボタン・選択ダイヤル&決定ボタンのみというシンプルな操作性。
モードは6つから選択可能。
- オーブン(温度:30~45℃/70~250℃、予熱:あり/なし、ヒーター:下/上下/上)
- スチーム(温度:65~100℃)
- レンジ(出力:100W/200W/500W/600W/900W/1000W)
- オート(あたため:弱/中/強、解凍:弱/中/強、飲みもの:弱/中/強、冷凍食品:弱/中/強)
- 調理方法(蒸す:弱火/強火、低温調理:65~85℃、煮込む、揚げる:200~250℃)
- お手入れ(汚れ、脱臭、水抜き、洗浄)
付属レシピを見ないと使えなかった料理ごとの専用メニューをあえて無くすことで、シンプルかつ直感的に操作できるようになっています。
庫内容量23Lでコンパクトなので、少人数のお家にちょうどいいサイズ感ですね。
スペック表
スチームオーブンレンジ DR-F871 | |
---|---|
庫内容量 | 23L |
庫内有効寸法 | 約 幅385 × 奥行315 × 高さ195 mm |
本体サイズ | 幅460 × 奥行440 × 高さ345 mm (ハンドル含む) |
設置寸法 | 上面は25cm以上、両側面は10cm以上、背面は0cm以上 |
質量 | 約16.9kg |
センサー | 赤外線センサー・温度センサー |
レンジ出力 | 1000W(3分)・900W(4分)・600W・500W・200W・100W |
オートモード | あたため・解凍・飲みもの・冷凍食品 |
調理方法モード | 蒸す・低温調理・煮込む・揚げる |
付属品 | 天板、網 |
ツインバードのスチームオーブンレンジを使って実際に調理
今回、発売前のツインバード スチームオーブンレンジをお借りして実際に使用してみました。
スチーム低温調理でサラダチキンを作って、自慢のスチーム調理の実力を体験してみましょう!
基本的な使い方
ツインバード スチームオーブンレンジの付属品がこちら。
- 本体(水タンク・水受け)
- 天板
- 網
天板と網はレンジ調理の際は使えないので、庫内に入れておかないほうがいいかもしれませんね。
1. 本体設置・電源とアース線をつなぐ
まずはオーブンレンジを安定した台の上に設置しましょう。
スチームオーブンレンジ DR-F871の本体サイズは、幅46×奥行44×高さ34.5cm。
設置には、左右各10cm以上・後ろぴったり・上方25cm以上の空間が必要なので、余裕をもった置き場所選びがおすすめです。
また重量も約16.9kgとかなり重いので、できれば大人2人以上で腰を痛めないように注意しながら設置作業しましょう。
設置できたら本体後ろにつながっている電源コードとアース線をつないで設置は完了です。
2. 水を入れたタンクと水受けを取り付け
スチーム調理をする際には、水タンクへの給水が必要です。
本体下部にある水タンクを取り出して、キャップを外して給水。
水受けは空の状態になっていることを確認して、取り付けましょう。
3. 下準備をした食材を天板・網に乗せる
今回はサラダチキンを作るので、鶏むね肉に酒・塩コショウ・砂糖・にんにく・しょうが等で下味をつけておきます。
天板・網に乗せたら庫内に入れ、スチーム調理します。
4. ダイヤルとボタンを操作して調理開始
ダイヤル・ボタンを操作してモードと調理時間を選びます。
調理方法「低温調理」で65℃1時間半に設定し、調理スタートです!
5. サラダチキンが完成!
1時間半後…完成しました!
蒸気と光に包まれて、なんだか神々しさすら感じますね。(笑)
ラップにくるんで粗熱がとれるまで置いたあと、食べやすい大きさにカットします。
断面から水分がじわっとにじみ出てきて、しっとりした仕上がりになっています。
食べるラー油をかけていただきます!
パサつきやすい鶏むね肉ですが、Wスチームの効果なのかパサパサ感のないしっとりとした食感に。鶏肉特有の臭みもなく、美味しいサラダチキンに仕上がっていました。
こんなにかんたんに家で美味しいサラダチキンが作れるなら、もはやコンビニで割高なサラダチキンを買う理由がなくなってしまいますね。
6. 調理後は庫内の水分を拭き取る
美味しい料理を作り終わったら、最後はお片付けです。
スチーム調理後は庫内がびしょびしょになるので、しっかりと拭き取って水気が残らないようにしましょう。
なお、水タンクと水受けに残った水は、衛生面を考慮して毎回捨てて入れ替えることをおすすめします。
実際に試した調理
サラダチキン以外にも、本格的な蒸し料理から日常的なレンジあたためまで幅広く活躍してくれたツインバードのスチームオーブンレンジ。
ここからは、ほんの一部ですが実際に試した調理をご紹介したいと思います。
茶碗蒸し(スチーム調理)
まずは蒸し料理の定番茶碗蒸しに挑戦!
過去普通のレンジで作ってみたこともあるのですが、どうしても す が入ってしまったり、ボソボソの食感になってしまったりと上手くいった試しがありませんでした。
本当にこのスチームオーブンレンジを使えばツルンと滑らかな茶碗蒸しができるのでしょうか…?
卵・白だし・水で卵液を作り、具材には海老・銀杏・しめじを入れて、アルミホイルでふたをします。
スチーム調理85℃で、30分加熱しました!
ふたを開けると…つるっつるのキレイな茶碗蒸しが出来上がっています!
これはもはや料亭の仕上がりといっても過言ではないのでは…!?
ツルンと滑らかなだし香る茶碗蒸し…美味しい…!
家でお手軽に作ったなんて信じられません。あまりにかんたん&美味しすぎたので、リピート決定です!
キャベツしゅうまい(スチーム調理)
これまでレンジ調理で作ることが多かったキャベツしゅうまい。
レンジでも十分美味しかったのですが、スチーム調理だとさらに美味しさがアップしそうですよね。
丸めた肉だねを千切りキャベツで巻いて、天板に並べます。スチーム調理「蒸す」強火で20分加熱スタート!
キャベツが色鮮やかでホカホカの蒸したて。
見た目だけでもう美味しさがわかりますね!
食べてみると…んんっ!?いつもよりもフワフワ!?!?
一気に加熱するレンジと違って肉汁が失われず縮んだ感じもありません。
キャベツもしなしなにならずシャキシャキです。
これは反則レベルの美味しさだ…!!!
冷凍肉まん(スチーム調理)
寒くなると食べたくなる肉まん。レンジだとあたためムラがあったり固くなってしまったり、失敗した経験がある方も多いのではないでしょうか?
そんな肉まんをスチーム調理であたためてみたいと思います!
冷凍肉まんの場合、スチーム調理の「蒸す」強火で30分。
んっ意外と時間がかかるな…と思いましたが、美味しくできるのであれば我慢しましょう。
出来上がりました!見た目にはわかりづらいのですが、触ってみると皮にハリがあってふわふわで美味しそうです。
アツアツにかぶりつくと、皮はもちっと中はふわっふわ!具も全体的にしっかりあたたまっていて、美味しい~!
焼き芋(オーブン調理)
甘くて美味しい焼き芋も、ツインバードのオーブンレンジでかんたんに作ることができます。
作り方はさつまいもを洗って網に乗せ、予熱なし180℃で1時間オーブン調理するだけ。
すごい!蜜が溢れ出てきています…!
割ってみると…完璧なねっとり感!!!
食べてみても、見た目通り甘くてねっとりしたスイーツのような焼き芋。まるでお店で買ってきたような仕上がりでした。
冷凍ピザ(オーブン調理)
普段はオーブントースターで焼いている冷凍ピザを、試しにツインバードのスチームオーブンレンジで焼いてみました。
予熱ありの220℃で6分半オーブン調理。
生地はサクふわ、チーズはとろ~り。ちょうどいい具合に焼き上がりました。
とはいえ、予熱時間も含めるとトースターと調理時間がほぼ同じくらいだったので、手軽に済ませるならトースターのほうがいいかもしれませんね。
使ってわかったツインバードスチームオーブンレンジの魅力と注意点
Wスチーム機能にシンプルな操作性、デザインも魅力のツインバードスチームオーブンレンジ DR-F871。
今回実際に使った感想をもとに、ツインバードスチームオーブンレンジの魅力と気になる注意点についてご紹介します。
○ 蒸し料理が美味しい
なんといっても、ツインバードのスチームオーブンレンジで作った蒸し料理が最高に美味しい!
野菜やお肉をただ蒸しただけでも素材のうまみが引き出されて美味しくヘルシーに仕上がりますし、時間があるときにはちょっとこだわって本格的な蒸し料理を作ることもできます。
我が家では普段蒸し料理を作ることがほとんどない(あってもレンジで代用するレシピで作ってしまう)のですが、こんなにかんたんに美味しい蒸し料理ができることに感動しました。
「蒸す」という新たな調理方法が追加されることで料理のレパートリーもグッと広がるので、毎日の献立にお悩みの方にもおすすめです。
○ 直感的に操作ができる
スチームオーブンレンジ DR-F871はダイヤルとボタンのみのシンプル操作なので、使用する際に手間取ることはありませんでした。
ディスプレイも日本語表示で見やすく、迷わず直感的に操作ができました。
少し迷った点としては、「調理方法:蒸す・低温調理」モードと「スチーム」モードのどちらを使うべきか。
どちらも同じスチーム調理ができる機能なのですが、この料理だとどっちを使えばいいんだろう…と毎回少し悩んでしまいました。
私の場合は手動の温度設定が必要なスチームモードはほぼ使わず、基本的には「調理方法:蒸す・低温調理」モードのほうを使っていました。
慣れてくればそれほど迷わず使いこなせるようになるので、まずはいくつか料理を作ってみて使いやすいほうを選べば良さそうです。
○ 高級感のある素材でインテリアにもなじむデザイン
ツインバードのスチームオーブンレンジ DR-F871は、いわゆる安い電化製品のような素材ではなく高級感のあるマットな素材を使用しています。
取っ手やダイヤルなど細部まで安っぽさを感じないのも、個人的には高ポイントでした。毎日使うオーブンレンジが気に入らないデザインだと、やっぱり料理へのやる気も落ちてしまいますよね。
モノトーンで余計な装飾等もないシンプルなデザインなので、どんなキッチンにもなじみやすいのではないでしょうか。
○ 狭いキッチンにも置きやすいサイズ感
ツインバードのスチームオーブンレンジ DR-F871は庫内容量23Lでキッチンに置きやすい絶妙なサイズ感となっています。
左の3枚焼きオーブントースターや10年使いこんだ単身者用の電子レンジ(おそらく16~18L)と比べてみても、そこまで大きくないなと感じるのではないでしょうか?
本体はコンパクトだと庫内が狭いんじゃ?と思ってしまいますが意外とそんなこともなく、2~3人家族程度なら十分な量が作れそうでした。
少し注意したいのが設置に左右各10cm・上方25cm以上の空間が必要ということ。本体高さ34.5cmと合わせると約60cmも高さが必要になるので、上部に棚がある場所などに設置する場合は注意が必要です。
○ 庫内灯が明るいので中身が見やすい
ツインバード スチームオーブンレンジの庫内灯は非常に明るく、食材を煌々と照らしてくれます。
もちろん調理中にもその実力を遺憾なく発揮してくれて、庫内の様子がわかりやすくなっています。
とくにお菓子やピザを焼く時などは、表面の焦げ具合が気になるところ。よくある暖色のライトではなく白色のライトを採用しているところも、焼き加減の確認にちょうど良いですね。
△ ソフトダンパーが無い
人によっては気になりそうなのが、扉を閉めるときにバタンッと大きな音がすること。
最後まで手を添えてゆっくり丁寧に閉めれば音はしないのですが、こちらの動画のようにガサツに扉を閉めるとけっこう大きめの音がします。
衝撃をやわらげるソフトダンパーがついていたら最高だったなぁと思いつつ、そこは人間側が配慮してあげるしかなさそうです。
△ 料理ごとの自動メニューは搭載されていない
スチームオーブンレンジ DR-F871には、最近の高機能オーブンレンジに搭載されているような豊富な自動メニューはありません。
付属のレシピ集を参考に献立選びをしたい方にとってはデメリットとなりそうですが、レシピ通りに料理するのが苦手な私にとっては「無ければ無いでいいか」という感覚でした。
いちいち専用のレシピを検索して分量をはかって…となると料理のハードルが上がってしまうので、あえて機能を絞り込んであるほうが使いやすい人も多いかもしれませんね。
この部分に関しては、人によって使いやすさの感じ方に違いがあると思いますので、自分にとって必要かどうかをよく考えて選びましょう。
△ レンジの自動あたためは完璧ではない
レンジでの自動あたためについては、毎日使っていたのですがやはり完璧ではないようで失敗もありました。
あたためムラがあったパターンとしては、トレイのまま冷凍した肉の解凍、量が少なすぎる冷やご飯、とろみのある食品、量の違う2品など。
失敗したのはいずれも難易度高めのもので、通常の冷蔵品であればしっかりあたためられていたので許容範囲かなと感じていました。
ただ、手動で追加加熱をする際に、毎回1から設定し直さなければならないのが意外と面倒。
終了後あたため足りない時に、そのまま時間設定するだけで追加加熱ができると便利だったのになぁ…と思ってしまいました。
× スチーム後のお手入れはやはり手間
スチーム調理後は庫内がびしょびしょ状態になるので、毎回拭き取りが必要。また水タンクや水受けの水を捨てる必要もあります。
これはツインバードに限ったことではなくオーブンレンジ全般に必要なお手入れではあるものの、やはり手間に感じてしまう方も多いのではないでしょうか。
水滴や汚れを拭き取りやすいコーティング加工や水捨てタイミングをお知らせする機能など、お手入れしやすい工夫もされているようなのですが、上部ヒーターが平面ヒーターではなく露出しているのも拭き取りづらさを感じてしまいました。
面倒なお手入れではありますが、サビや劣化を防いで長く使うためにも必要なことなので、忘れずに毎回おこなうようにしましょう。
さらに、拭き取り後しばらく扉を半開きにしておけば、湿気を逃がすことができるのでおすすめです。
ツインバードのスチームオーブンレンジで美味しくシンプルな生活を
美味しいスチーム調理に、シンプルな操作性、高級感のあるデザインで、毎日の料理が少し楽しくなるツインバードのスチームオーブンレンジ DR-F871。
実際にWスチームで蒸し料理を作ってみて、本当に手間なくかんたんに本格的な美味しさが再現できることに感動しました。
お家で手軽に蒸し料理を楽しみたい方、シンプルで使いやすいオーブンレンジを探している方におすすめの一台です。
これからオーブンレンジの買い替えを考えている方は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
オーブンレンジはレンタルで試せる
購入前にオーブンレンジのサイズや使い勝手を確認したい方は、家電レンタルで試してみるのもおすすめです。
家電レンタルのレンティオでは、オーブンレンジをレンタルしてお家でお試しできます。
また、オーブンレンジ以外のキッチン家電や生活家電もレンタルすることができるので、気になる家電があればぜひチェックしてみてください。
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