T-falの電気圧力鍋「ラクラ・クッカープラス」を使ってレビュー!機種の違いや使 い方も詳しく解説
更新日2022/09/06
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時短調理家電の代表的存在といえば、電気圧力鍋。圧力調理で、時間がかかる煮込み料理も短時間で完成する便利な調理家電です。
T-fal(ティファール)の「ラクラ・クッカー」は、コンパクトで多機能、さらに2万円以下の低価格で人気の電気圧力鍋です。
今回は、実際にラクラ・クッカープラスを使ってカレーを作りながら使い方やお手入れ方法、気になる注意点について詳しくレビューします。
ラクラ・クッカーシリーズの2機種「ラクラ・クッカープラス CY352AJP」「ラクラ・クッカー CY3501JP」の違いについても比較しましたので、機種選びの参考にご覧ください。
もくじ
ラクラ・クッカープラス CY352AJPの特徴
取っ手が取れるフライパンや、電気ケトルなどで有名な調理機器メーカー「T-fal(ティファール)」。圧力鍋のメーカーとしても有名で、高機能な電気圧力鍋クックフォーミーも人気のシリーズです。
T-fal ラクラ・クッカーシリーズは、自動メニューの少ないマニュアル調理タイプの電気圧力鍋。
置きやすい容量3Lのコンパクトサイズで使い方もシンプル。価格も安いので、初めての圧力鍋としてもおすすめの一台です。
今回「ラクラ・クッカープラス CY352AJP」をレンタルして使用しましたので、さっそく実機の写真とともに特徴を紹介していきたいと思います。
- 本体、内鍋
- 電源ケーブル(約1.5m)
- 蒸し台
- 炊飯用カップ
圧力調理に加えて低温・炒めまで、1台16役の調理方法
ラクラ・クッカープラスは、70kPaの圧力調理で通常の鍋よりも高い約114℃で時短調理が可能。
通常なら時間のかかる煮込み料理やかたまり肉の調理も、時間と手間をかけずに美味しく仕上げてくれます。
圧力調理中の火加減もおまかせでいいので、材料を入れて調理スタートしたらほったらかしでOKなのも嬉しいポイントですね。
さらに圧力調理に加えて、蒸す・煮る・炒め・低温・無水・発酵・ベイクのマニュアル調理が可能。
炊飯は白米・玄米・餅米・お粥の4種類、自動メニューはカレー・角煮・豆類・なべの4種類を内蔵しているので、1台16役で幅広い料理に使うことができます。
球状の内鍋でムラなく加熱
ラクラ・クッカープラスで特徴的なのが、丸い球状の内鍋。
対流が起こりやすい62°のゴールデンアングルで設計された球状の内鍋で、均一に熱が広がります。これにより、加熱ムラなく美味しい仕上がりになるそうです。
表面がフッ素樹脂加工になっていて、こびりつきにくくお手入れしやすいのも嬉しいですね。
シンプル操作で便利機能も搭載
ラクラ・クッカープラスの操作は、タッチパネルで非常にシンプル。日本語で説明が表示されるので直感的に操作ができます。
また、一部の調理モードでは便利な保温・予約機能も使用可能。
調理後は最大24時間の自動保温に切り替わり、温かい状態をキープ。予約調理は最大12時間後の調理開始設定が可能です。
再加熱もできるので、食べる直前に料理を温め直すこともできますよ。
ラクラ・クッカーシリーズ「プラス CY352AJP」と「CY3501JP」の違い
T-fal ラクラ・クッカーシリーズには、今回使用する「ラクラ・クッカープラス CY352AJP」以外に「ラクラ・クッカー CY3501JP」も発売されています。
2機種の基本的な機能・仕様は共通となりますが、搭載しているモードが違います。
無水・発酵・ベイク・餅米・お粥・豆類・なべは、ラクラ・クッカープラスのみ搭載。肉じゃがはラクラ・クッカー CY3501JPのみが搭載しているモードとなります。
ラクラ・クッカープラス CY352AJP | ラクラ・クッカー CY3501JP | ||
---|---|---|---|
調理モード | 圧力調理 | ○ | ○ |
蒸す | ○ | ○ | |
煮る | ○ | ○ | |
炒める | ○ | ○ | |
低温調理 | ○ | ○ | |
無水 | ○ | – | |
発酵 | ○ | – | |
ベイク | ○ | – | |
炊飯モード | 白米 | ○ | ○ |
玄米 | ○ | ○ | |
餅米 | ○ | – | |
お粥 | ○ | – | |
レシピモード | カレー | ○ | ○ |
角煮 | ○ | ○ | |
豆類 | ○ | – | |
なべ | ○ | – | |
肉じゃが | – | ○ | |
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ラクラ・クッカープラスは多彩なモードを搭載しているぶん価格も高くなるので、不要な方はラクラ・クッカー CY3501JPを選ぶのもいいでしょう。
ラクラ・クッカープラスを使用してカレーを作ってみた
それでは実際にラクラ・クッカープラスの圧力調理でカレーを作りながら、使い方を確認してみましょう!
電源コードをつないだらふたをスライドして開け、材料を中に入れて調理開始です。
調理の手順
まずは、「炒め」モードで牛肉と玉ねぎを軽く炒めます。
美味しそうな焼き目がついたら野菜と水を入れ、ふたを閉めて「カレー」モードに設定。
スタートボタンを押して、加熱開始!
加圧時間は10分ですが、加圧の前に内部の圧力を高める加熱時間が必要となります。
赤い「圧力表示ピン」が上がると加圧状態のサイン、ピンが下がると減圧状態のサインとなります。
10分の加圧調理が終わるとブザーでお知らせしてくれますが、ブザーが鳴った段階ではまだ加圧状態なのでふたを開けないように注意しましょう。
自然に減圧されるまで時間を置くか、蒸気排出ボタンを押して蒸気を抜いて減圧します。
蒸気が出なくなって圧力表示ピンが下がったら減圧完了のサイン。ふたをスライドして開封します!
最後に市販のカレールーを溶かして…
完成です!
お肉はしっかりやわらかく、野菜も煮崩れることなくちょうどいい煮込み具合。
野菜の甘さが引き出されていて、本格的なビーフカレーに仕上がりました。
使用後のお手入れ
調理後は、内鍋とふたのお手入れをします。
内鍋はフッ素コーティングされているので、加工が剥げないようにやわらかいスポンジで洗います。
まだ新しいこともあり、ほとんどこびりつかずにスルンと汚れが落ちました。
ふたのお手入れは、内ぶた・パッキン・圧力調整おもりを取り外して洗います。
毎回分解するのは面倒ですが、安全に使うためにもしっかりお手入れしましょう。
ラクラ・クッカープラスの魅力と気になる注意点
今回実際に使った感想をもとに、ラクラ・クッカープラスの魅力と気になる注意点についてご紹介します。
○ ほったらかし&時短で美味しい料理ができる
実際にラクラ・クッカーでカレーを作って感じたのは、「火の心配をせず放っておけるのはものすごく楽!」ということ。
加圧10分に加熱や減圧の時間が加わるのでトータルの調理時間は思ったよりもかかるのですが、キッチンに立つ時間がかなり時短になります。
調理をラクラ・クッカーに任せている間に、TVやスマホを見たり、お風呂に入ったり、お買い物に出かけたり…時間を有効活用できます。
ほったらかしで手間がかからないのに、本格的な味に仕上がるのも嬉しいポイント。
圧力調理なら2~3時間煮込まないと出せない味の料理が手軽に完成するので、お料理が楽しくなりそうですね。
○ 多機能で料理の幅が広がる!「炒め」も便利
シンプルな電気圧力鍋でありながらマニュアル調理の種類が多いのも、ラクラ・クッカープラスの魅力です。
通常の煮込み料理だけでなく、低温調理・無水調理・蒸し・発酵・炊飯など様々な調理に使うことができます。
圧力調理だけだと使う頻度が低くなってしまいそうですが、これだけ色々なことができると毎日使いこなせそうですね。
個人的にはとくに「炒め」モードが便利でした。
圧力調理前の肉に軽く焼き目をつけたり、水分を飛ばして煮詰めたりもできて、通常の鍋を使う感覚で自分好みの味に調整しやすくなります。
○ 圧力鍋初心者でも安心して使える
通常の圧力鍋だとシューシューと大きな音で蒸気を噴き出すのが怖いイメージもあるかと思います。
ですがラクラ・クッカーは圧力調理時も静かで怖くないので、初心者さんでも安心して使えます。
減圧時も時間があるときは放っておけば静かに自然減圧できますし、強制減圧するときにも蒸気排出ボタンが蒸気の噴き出し口から遠いので不安なく操作ができます。
○ 操作もお手入れも簡単
ラクラ・クッカーはいろいろな自動メニューが内蔵されていないぶん、操作が非常にシンプル。
最初は取扱説明書を片手に使っていましたが、数回触ればすぐに使いこなせそうでした。
また、電気圧力鍋はとくにふたのパーツが多くてお手入れが面倒なイメージがありましたが、ラクラ・クッカーは意外にも毎回のお手入れパーツが少なく手軽でした。
○ コンパクトでデザインもかわいい
ラクラ・クッカーは左右の持ち手が無いコンパクトなデザイン。本体サイズは幅26×奥行28.5×高さ28.3cmで、狭いキッチンでも置きやすいのが魅力です。
ころんと丸い形状で、スタイリッシュというよりはかわいらしい印象を受けました。クリーム系のやさしい色味で、キッチンにもなじみやすいデザインではないでしょうか。
○ 2万円以下とコスパも良い
ラクラ・クッカープラスは2万円以下と低価格帯の電気圧力鍋。
自動メニューは少なめですが、マニュアル調理モードの多彩さや充実した機能、使い勝手の良さなどを考えるとかなりコスパの良い電気圧力鍋と言えそうです。
まずは試しに使ってみたい電気圧力鍋初心者さんにもおすすめの一台です。
△ ファミリーだと容量がやや少ないかも
ラクラ・クッカーの容量は、満水容量3.0L/調理容量2.0Lで最大4人分までの料理を作ることができます。(※レシピによって異なります)
この調理容量2.0Lは一般的な電気圧力鍋と比べても少ないほうではありませんが、家族の人数が多い場合やまとめて作り置きをしたいときには少なく感じるかもしれません。
人数によっては大容量6Lの「T-fal クックフォーミー 6L」もおすすめです。
△ トータルの調理時間が読めない
圧力調理時の際には、加圧の前に内部の圧力を高める加熱時間が必要となります。
この加熱時間は10~30分程と意外に長いのですが、ラクラ・クッカーの場合は加熱に何分かかるかが表示されません。
完成までにかかる時間が読みづらいので、なるべく早くごはんを作りたいときには気になってしまうかもしれませんね。
△ 自動メニューが少ない
ラクラ・クッカーは、自動メニューを減らしたマニュアル調理重視のシンプルモデル。
高機能な電気圧力鍋にあるような豊富な内蔵レシピや画面での調理手順の案内はありません。
慣れればマニュアル調理で十分に使いこなせるのですが、料理が苦手な方や献立選びに内蔵レシピを活用したい方には不向きかもしれません。
△ 生ものは予約調理できない
ラクラ・クッカーでは最大12時間後の予約設定が可能ですが、予約時間に調理を開始するタイプとなります。
常温で鍋の中に数時間食材を置くことになってしまうので、生肉・生魚・生卵・生魚介類といった生ものの予約調理はできません。
通常の圧力調理では調理後最大24時間の自動保温に切り替わるので、生ものを調理する場合は予約せずに調理して保温しておくのがおすすめです。
ラクラ・クッカープラスで楽に美味しい料理を
シンプルな操作性に豊富なマニュアル調理モードで、初心者でも使いやすい電気圧力鍋「T-fal ラクラ・クッカープラス」。
2万円以下とコスパも良いので、電気圧力鍋デビューにぴったりです。
時短で美味しい本格煮込み料理を楽しみたい方は、ぜひ導入を検討してみてください!
電気圧力鍋はお試しレンタルもできる
電気圧力鍋の使い勝手を購入前に試してみたい!という方は、家電レンタルで購入前にお試しするのもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、ラクラ・クッカーなどの電気圧力鍋をレンタルしてお家でお試しできます。
実際に使ってみて、気に入ったらレンタル商品をそのまま買い取ることも可能です。
納得できるお買い物をするためにも、まずは気軽にレンタルで試してみてはいかがでしょうか?
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