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Galaxy Zシリーズと同時期に発表された、Galaxy Watch5/5 Pro。
シリーズ5世代目となると、Android向けのスマートウォッチとしても定番化してきていると思います。
一方でGarminやFitbitをはじめGoogle Pixel Watchの販売など、Android向けのスマートウォッチは選択肢も多くなっています。
今回は前モデルである「Galaxy Watch4」や上位モデルの「Galaxy Watch5 Pro」と比較しつつ、「Galaxy Watch5」の40mmモデルをレビューしていきます。
もくじ
Galaxy Watch5の特徴
Galaxy Watch5は、ワークアウトや健康管理機能の豊富さが特徴的なスマートウォッチです。
Galaxy Watch5の特徴一覧
- 高級感のあるマットなデザイン
- 豊富な健康管理機能
- 詳細なデータまでみれるワークアウト
- NFCによるタッチ決済も可能
- アプリの豊富さ
- Galaxyのスマホとの連携
スペック一覧
まずは、「Galaxy Watch5」のスペックを見ていきましょう。
同時期に発売された「Galaxy Watch5 Pro」と前モデルである「Galaxy Watch4」と比較してみました。
Galaxy Watch5 | Galaxy Watch5 Pro | Galaxy Watch4 | |
---|---|---|---|
ディスプレイサイズ | 40mm:1.2インチ(396 x 396) 44mm:1.4インチ(450 x 450) |
1.4インチ(450 x 450) | 40mm:1.2インチ (396 x 396) 44mm:1.4インチ(450 x 450) |
ディスプレイ | サファイアクリスタル | サファイアクリスタル | Corning Gorilla Glass with DX+ |
素材 | アーマーアルミニウム | チタン | アーマーアルミニウム |
バッテリー容量 | 40mm:284mAh 44mm:410mAh |
590mAh | 40mm:247mAh 44mm:361mAh |
睡眠トラッキング | ◯ | ◯ | ◯ |
体組成計機能 | ◯ | ◯ | ◯ |
ルートワークアウト / トラックバック | × | ◯ | × |
高速充電 | ◯ | ◯ | × |
ストレージ | 16GB | 16GB | 16GB |
メモリ | 1.5GB | 1.5GB | 1.5GB |
Bluetooth | Bluetooth v5.2 | Bluetooth v5.2 | Bluetooth v5.0 |
Wi-Fi | 802.11 a/b/g/n 2.4+5GHz | 802.11 a/b/g/n 2.4+5GHz | 802.11 a/b/g/n 2.4+5GHz |
NFC | ◯ | ◯ | ◯ |
センサー | 加速度計 気圧 生体電気インピーダンス分析 ジャイロ 磁気 環境光 光学式心拍 |
加速度計 気圧 生体電気インピーダンス分析 ジャイロ 磁気 環境光 光学式心拍 |
加速度 気圧 ジャイロ 磁気 光学式心拍 環境光 生体電気インピーダンス分析 |
サイズ(高さ x 幅 x 厚さ) | 40mm:39.3 × 40.4 ×9.8mm 44mm:43.3 × 44.4 × 9.8mm |
45.4 × 45.4 × 10.5 mm | 40mm:40.4 x 39.3 x 9.8 mm 44mm:44.4 x 43.3 x 9.8 mm |
重量(約) | 40mm:28.7g 44mm:33.5g |
46.5g | 40mm:25.9g 44mm:30.3g |
Amazon価格 (2023年1月現在) |
40mm:43,755円 44mm:48,309円 |
69,673円 | 40mm:27,800円 44mm:31,232円 |
Galaxy Watch5 Pro、Galaxy Watch4との違い
Proモデルとの1番の違いはバッテリー容量です。
40mmモデルと比較すると倍以上のバッテリー容量となっており、詳しくは後述しますがProモデルは2日以上のバッテリー持ちがあります。
また、ボディーがProモデルはチタンとなっておりより高級感があったり、ルートトラック機能が搭載されています。
一方で、45mmモデルとなっておりカラバリも暗い色となっています。
ガラスの強度、高速充電はどちらのモデルも対応しているので、デザインやバッテリー持ちを気にしないのであれば、Proモデルをあえて選ぶ必要はないと考えます。
Galaxy Watch4との違いもバッテリー容量が増え高速充電に対応、またガラスの強度がサファイアガラスになった点のみとなっており、大きな変更点はありません。
高級感のあるマットなデザイン
Galaxy Watch5のボディは、アルミ素材で覆われています。
アルミニウムなので重量も感じにくく、シリコンのベルトもサラサラとしており、寝ているときにつけていても全く違和感を感じることがありません。
また、Apple Watchのアルミニウムのモデルと比較してマットな加工がされているので、高級感もあります。
Apple WatchやGoogle Pixel Watchにはないフラットなディスプレイなので、操作もしやすく耐久性にも優れています。
カラーバリエーションも今回レビューしている「グラファイト」の他に、「シルバー」「ピンクゴールド」「サファイア」の合計4色展開となっており、様々なファッションに合わせることが可能です。
ウォッチフェイスが変えられる
スマートウォッチならではの機能の一つでもある、ウォッチフェイスのカスタマイズ。
よく使用するアプリをウォッチフェイスに設定しすぐにアクセスできるようにしたり、気温などの天気予報などを一目で確認できるようにしたりもできます。
また、ウォッチフェイスをカスタマイズできる専用のアプリなどもダウンロードすることができるので、自分好みのウォッチフェイスを見つけることができると思います。
豊富な健康管理機能
スマートウオッチなどのウェアラブル端末の醍醐味として、健康管理機能があげられます。
Galaxy Watch5の背面と側面にある「Galaxyバイオアクティブセンサー」が心拍数や睡眠スコア、血中酸素レベル、ストレスレベルなどを計測してくれます。
また、側面にある「生体電気インスピ―ダンス分析センサー(BIA)」を使用することで体組成を図ることができ、骨格斤量や体脂肪量などを計測することもできます。
また、「S Health」アプリを使用することで詳細なデータを確認することもできます。
体組成
身長と体重を入力しGalaxy Watch5で計測するだけで、6項目のデータを出してくれます。
目標を設定することもできるので、毎日計測することで目標のどれだけ近づいているのか確認することもできます。
睡眠
Galaxy Watch5をつけたまま寝るだけで、自動的に睡眠スコアを出してくれます。
睡眠の段階なども計測しており、自身の睡眠が標準の範囲内なのかも確認することが可能です。
また一定数の睡眠データを蓄積することで睡眠コーチングを受けることができ、
ストレスレベル
心拍数や血中の物質などのバイオマーカーを測定してストレスレベルを測定してくれます。
自動で1時間ごとに計測してくれるので、1日の終わりなどにストレスレベルが高かった時間を把握して次の日に活かすなんてこともできます。
詳細なデータまでみれるワークアウト
筆者はこれまでApple Watchシリーズを5年ほど使用してきているのですが、ワークアウト後に計測されたデータを見てその詳細なデータと量にとても驚きました。
下図はある日のウォーキングをした日のデータですが、距離や速度、心拍数だけでなく、そのワークアウトが消費カロリーにどういった影響があったのか、またワークアウト後の心拍の戻りを見て正常値なのかなど、様々な角度からワークアウトの結果を見ることができます。
これらのデータはデータが溜まれば溜まるほど正確な数値になっていくので、運動をするモチベーションになります。
また、一定数の時間座った状態が続くと通知してくれるのですが、例えばスタンディングデスクを使用していると実際に立ってはいるのですがGPS上では変化がなくApple Watchでは動いてくださいと通知されてしまっていたのですが、Galaxy Watch5ではそれがなくきちんと立っていることが認識されていました。
気圧検知機能なのかGPS機能なのか詳細は不明ですが、Apple Watchよりもその点は優れていました。
NFCによるタッチ決済も可能
Galaxy Watch5はNFCを搭載しており、Google Payのタッチ決済に対応しています。
VISA やMasterCardのタッチ決済加盟店であれば、Galaxy Watch5をかざすだけで決済することが可能です。
一方で、Google Payのタッチ決済に対応しているものの、QUICPayやiDなどのおサイフケータイとしての利用はできません。
バッテリー持ち
Galaxy Watch5のバッテリー持ちは、他のスマートウォッチと比較して少なめです。
手首を上げた際のみ画面がオンになる設定をしていても、最低でも1日に1回は充電が必須になります。
また、Always On Displayにも対応していますが、こちらをONにするとさらにバッテリー持ちが悪くなってしまうので注意が必要です。
急速充電に対応
一方で、急速充電に対応しているので、約30分で最大45%の充電が可能です。
1日に1回の充電は必要ですが、お風呂に入っている間や朝の身支度をしている間など、こまめに充電することで1日のうちのほとんどの時間をGalaxy Watch5とともに過ごすことができます。
アプリの豊富さ
Wear OSを搭載しているので、Google Playから多くのアプリをダウンロードすることができます。
例えば、16GBのストレージがあるのでYouTube Musicからあらかじめ曲をダウンロードしておいてGalaxy Watch5だけでランニングに出かけたり、Googleマップに音声入力で行き先を簡単に検索したりなどの使用方法ができます。
フィットネス系のアプリも多数あるので、独自の使用方法ができると思います。
Galaxyのスマホとの連携
Galaxy Watch5をGalaxyのスマートフォンで使用した場合のみ使用できる機能を紹介します。
カメラコントローラーが使用できる
これはGalaxy Watch5からスマートフォンのカメラを起動し、遠隔で操作できるアプリです。
集合写真を撮影したり、離れたところから自撮りなども可能です。
ビデオ撮影時にも使用できるので、画角を確認しながら撮影なんてこともできます。
Galaxy Watch5の位置を見つけられる
「SmartThings」アプリを使用すれば、紛失してしまった際にもアプリ上から位置の特定が可能です。
また、Galaxy WatchだけでなくGalaxy Budsなどのイヤホンも検出することができます。
Galaxy Watch5の気になるポイント
Galaxy Watch5を実際に使用していて気になるポイントを紹介したいと思います。
Suicaは非対応
前述している通り、Galaxy Watch5はNFCを搭載していますがおサイフケータイの利用はできません。
そのため、QUICPayやiD、Suicaなどを使用することはできないです。
スマートウォッチのSuica機能を一度利用したことがある方ですと、改札を通る際など非常に便利なので不便に感じると思います。
ベゼルが太い
Galaxy Watch5はApple Watchと比較すると太めのベゼルになっています。
黒背景の壁紙だとあまり気にならないのですが、白背景など黒以外の背景にするとベゼルの太さが目立ちます。
これはベゼル部分を回すように操作する際に配置しているアプリに干渉しないようにあえて太くしていると考えられますが、少し勿体無いような気もします。
バッテリー容量は1日が限界
筆者は普段からApple Watchを使用しており、1日に1回の充電が必要なスマートウォッチには慣れているのですが、Apple Watch以外の他社のメーカーからの乗り換えを検討している方は、バッテリー持ちの悪さに煩わしさを感じることになると思います。
1泊2日の出張や旅行でも充電器を持っていく必要があるので、持ち物も増えてしまうのも難点です。
ワークアウトや健康管理におすすめのスマートウォッチはGalaxy Watch5
筆者はこれまでスマートウォッチはApple Watchをメインに使用してきましたが、ビジネス用途が多くワークアウトや健康管理といった側面で使用することはあまりありませんでした。
初めてGalaxy Watch5をメインで使用してみて、ワークアウト後の詳細なデータをみて運動を継続するモチベーションになったり、睡眠スコアや体組成を簡単に測ることができるのでApple Watchよりも健康意識を持つことができます。
Galaxyのスマートフォンを所有している方はもちろん、Android向けのスマートウォッチとしてGalaxy Watch5を検討してみてはいかがでしょうか。
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