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各カメラメーカー、レンズメーカーにおいて、近年ではミラーレス一眼用のモデルがラインナップの中心となってきています。
今回は業界において長い歴史を誇り、常にトップを争ってきた「ニコン」が展開する最新「Zマウント」における望遠レンズに特化しておすすめモデルをご紹介していきます。
高い品質を誇る純正レンズの存在はもちろん、この先Zマウントで注目の存在になるであろうサードパーティレンズメーカーのモデルについてもご紹介していきます。
もくじ
攻勢に出るニコンのZマウント
近年カメラメーカー各社が力を入れて展開しているのがミラーレス一眼です。
ニコンでは、長年に渡ってラインナップの中心として君臨してきた「Fマウント」を刷新する形でミラーレス位置に合わせた「Zマウント」を2018年より展開しています。
ニコンにおけるカメララインナップの主力はすっかりZマウントへと移行しており、展開開始から様々なカメラボディやレンズが発売されてきた注目のジャンルです。
これまで一眼レフを使ってきた方も、最近ではミラーレス一眼ラインナップの拡充によってマウント移行を検討されている方も少なくないでしょう。
そんなタイミングにもおすすめの記事として、おすすめの望遠レンズをご紹介していきます。
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繊細な描写が求められるハイレベルな望遠レンズ
カメラレンズにも様々なモデルが存在しますが、この記事をご覧の方はおそらくレンズキットでは満足できなくなったことや、新たに性能の良いレンズを求めているところでしょう。
望遠レンズは、レンズによって特に解像力の面で差が出やすいレンズジャンルで、メーカーの技術力が特に試されます。
各レンズメーカーで、様々な価格帯のレンズが発売されていますが、近年では低価格のレンズでも描写力の水準が上がっており、安いからといって侮れない時代となりました。
それでも各レンズによって得意とするシーンや逆に弱点が存在するため、そのあたりを交えながらおすすめレンズを紹介していきます。
[2023最新]おすすめ望遠レンズ14選。実際に使って感じた望遠レンズの魅力や選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
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Nikon Zマウントでおすすめの望遠レンズ6選
ここからはNikon Zマウントにおけるおすすめの望遠レンズをそれぞれ解説付でご紹介していきます。
これまでRentio PRESSで展開してきた実写レビュー記事が存在するモデルについては、リンクも繋げていますので是非詳細をご覧ください。
1. NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S
ニコンが展開する望遠ズームレンズにおいて、第一の選択肢となるのがこちらのNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sでしょう。
Fマウントでは、焦点距離域を200-500mmで展開していましたが、Zマウントで発売されたレンズはキヤノンやソニー同様の100mm始まりとなりました。
超望遠域をカバーするレンズとして、飛行機やモータースポーツなどの乗り物、野鳥や野生動物などの撮影に最適なレンズで、ニコンがこれまで培ってきた技術が体感できる圧巻の描写力が売りの1本です。
- レンズ構成:20群25枚
- 最小絞り:F32(100mm時)、F40(400mm時)
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.75m(100mm時)、0.98m(400mm時)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:98mm×222mm
- 重さ:約1,435g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約323,000円~350,000円
2. NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S
ニコンでも大三元レンズはプロフェッショナルの現場でも活躍する機材として伝統的に展開されており、Zマウントにおいても開発されています。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sは、まさに望遠の王道である70-200mm F2.8の仕様を採用しており、圧倒的な解像力とF2.8の明るさが見せるボケ味が魅力の望遠レンズとなっています。
競合他社のキヤノンとソニーでは、この70-200mm F2.8のレンズで携帯性を意識した設計も行いましたが、ニコンではぶれることなく品質を最優先にしたことから、私自身も実際に使ってみて描写力に関してはこの3社の中でもトップクラスと言えます。
携帯性については、Fマウント時代と大きく変わりがありませんが、Fマウント時代のAF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRに慣れている方からすると、なじみやすいレンズでもあるでしょう。
- レンズ構成:18群21枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.5m(70mm時)、1.0m(200mm時)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約89mm×220mm
- 重さ:約1,440g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約290,000円~351,000円
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの実写レビューはこちら
Nikon NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S実写レビュー。伝統と技術力を感じるZマウントの大三元王道望遠レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
3. TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD
Zマウント登場以降、しばらくは純正レンズのみの展開でしたが、次第にサードパーティーレンズも誕生するようになってきました。
こちらのTAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDは、サードパーティーレンズメーカーであるタムロンが開発した初のZマウント用望遠ズームレンズです。
これまでご紹介してきた純正レンズは、上位モデルが中心であることから価格も非常に高いことが特徴でしたが、こちらのTAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDは、エントリー層にもおすすめできる価格帯と携帯性、使い勝手の良い程良い焦点距離域が魅力的で、Sラインほどのクオリティを必要としない方におすすめです。
また、純正レンズに存在しないポイントとして、レンズ本体にコネクターポートが設置されており、付属のUSBケーブルを使用することでファームウェアアップデートや調整を行うことができます。
- レンズ構成:10群15枚
- 最小絞り:F22-32
- フィルターサイズ:Φ67mm
- 最短撮影距離:0.8m(70mm時)、1.5m(300mm時)
- 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ77mm×150.3mm
- 重さ:580g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約67,300円~77,800円
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDの実写レビューはこちら
TAMRON 70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXD実写レビュー。タムロン初のNikon Zマウント対応レンズの実力を徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
4. NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S
望遠における単焦点レンズも伝統的に人気のあるジャンルです。
そして特に400mm F2.8のレンズジャンルは、超望遠域の中でも圧倒的な画質と明るさを誇るレンズとして、各レンズメーカーが技術力を結集させて開発するジャンルです。
Zマウントにおいても早速NIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR Sとして誕生し、スポーツや乗り物、動物撮影など、プロフェッショナルの現場を中心に活用されている1本となります。
圧倒的な解像力やF2.8が魅せるボケ味の美しさはもちろん、新たなコーティングとなるメソアモルファスコートを採用したことで、フレア・ゴースト耐性も強化されたことが特徴的な1本です。
また、レンズには×1.4のテレコンバーターも内蔵されており、スイッチを切り替えることで560mmの焦点距離にも対応する1本となっています。
- レンズ構成:19群25枚
- 最小絞り:F22(内蔵テレコンバーター非使用時)
- フィルターサイズ:46mm(組み込み式)
- 最短撮影距離:2.5m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約156mm×380mm
- 重さ:約2,950g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約1,780,000円~
5. NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S
先ほどの開放F2.8レンズは、軽量化が行われたとはいえ、日常的に持ち歩くにはしんどい携帯性と言えます。
そんなとき、こちらのNIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sは、ズームレンズとほとんど変わることのない小型・軽量のサイズ感を叶えた単焦点レンズとしておすすめです。
単焦点レンズとしての解像力は失われることはなく、約1,160gという望遠単焦点レンズとして驚異的な軽量化を叶え、全長に関しても234.5mmと小型化していることも特徴的で、手持ち撮影においても十分に活用することのできる存在です。
手ブレ補正効果においては約5.5段分と非常に強力で、開放F4.5という単焦点レンズとしては暗くなってしまっている部分を補佐してくれる存在になります。
- レンズ構成:13群19枚
- 最小絞り:F32
- フィルターサイズ:95mm
- 最短撮影距離:2.5m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約104mm×234.5mm
- 重さ:約1,245g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約418,000円~500,000円
6. NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR S
単焦点レンズでは、ズームレンズでは実現しない焦点距離を有するモデルも存在します。
800mmの領域がまさに単焦点レンズだからこそカバーすることのできる焦点距離ですが、ニコンでは、一眼レフのFマウント時代から開発を重ねてきた歴史を有しています。
NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sは、飛行機(特に戦闘機などのミリタリー分野)や野鳥など遠くにいる小さな被写体を撮影するのに最適なレンズで、テレコンバーターとの組み合わせも想定された超望遠に特化した1本です。
現時点でF5.6モデルが存在しないことから比較されることの多い、AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRよりも大幅に小型・軽量化されていることも特徴的で、全長は約76mm短縮し、重さに関してはなんと約2205gも軽減しています。
使用するには覚悟の必要なレンズジャンルでしたが、NIKKOR Z 800mm f/6.3 VR Sにおいては重さは驚異的な約2385g、長さは約385mmと長時間の手持ち撮影も慣れによっては余裕すら生まれるサイズ感を特徴としています。
- レンズ構成:14群22枚
- 最小絞り:F32
- フィルターサイズ:46mm(組み込み式)
- 最短撮影距離:5m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約140mm×385mm
- 重さ:約2,385g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約800,000円~962,500円
Zシリーズの性能を存分に活かせる望遠レンズ群
今回ご紹介してきたNikon Zシリーズにおけるおすすめ望遠レンズですが、どのモデルもZシリーズで展開されるカメラボディの性能を存分に活かすことのできるクオリティを叶えています。
最高品位を誇る純正レンズ群はもちろん、タムロンがこのZマウントに進出したことを受けて、今後サードパーティーレンズメーカーによるラインナップの拡充も期待されるところです。
それでも品質やクオリティにブレることなく常に堅実である純正メーカーとしてのニコンは、まさに正統派を極める写真愛好家にとって理想的な存在であり、古くからの伝統とアップデートされ続ける描写へのこだわりを強く感じられるおすすめのメーカーです。
Nikon Zマウントの望遠レンズをレンタル
今回ご紹介してきたNikon Zマウントの望遠レンズは、決して安いものではありません。
どのレンズを選ぶかというのは、長く愛用していく上で重要な選択となりますが、そんなときはカメラのレンタルサービスを利用して購入前にお試ししてみるのもおすすめです。
また、レンタルサービスは購入前の検討だけでなく、例えば単焦点レンズをこのイベントで使ってみたいという短期利用シーンでも活用することができます。
Rentioでは、豊富なラインナップから自由に選んで最短3泊4日から気になるカメラやレンズを気軽にレンタルすることができます。
是非この機会にレンズ選びの参考や一時的な利用でRentioを活用してみてはいかがでしょうか。
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