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暑さの厳しい夏が終わり、涼しさや穏やかさが訪れる「秋」の季節へと変わります。
「秋」の季節は、紅葉が彩りが見せることや、安定した天気が魅力的で好きな方も多いのではないでしょうか。
一年を通しても秋の季節は撮影に非常におすすめできる季節で、私自身も必然的に外に出かけて撮影する機会が増えてきます。
今回はそんな秋の季節でおすすめとなる被写体やおすすめの撮影地についてご紹介していきます。
もくじ
各季節で違った表情を見せる日本の四季
世界中を旅しても、結局四季の美しさを一番感じられるのは日本だと感じます。
それぞれの国でベストの季節は存在するものの、日本ほど各季節で魅力ある光景が広がる国は、世界中を見渡しても貴重な存在で、日本にいるだけで様々な情景を見られるのは、国民の特権とも言えるほどでしょう。
もちろん全ての地域で四季の変化を楽しめる訳ではありませんが、季節によって旅先を変えることのできる面白さもあり、雪国の北海道、南国の沖縄など旅行先の選択肢が豊富であることも良いところとして挙げられます。
その他の季節の撮影ガイドはこちらから
初心者でもすぐ分かる「冬」の写真撮影のススメ。おすすめの被写体や撮影地をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初心者でもすぐ分かる「春」の写真撮影のススメ。おすすめの被写体や撮影地をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
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夏が終わり快適な撮影シーズンとなる「秋」
暑い夏が終わり、過ごしやすい気候となる「秋」。
そんな季節が好きな方も少なくないのではないでしょうか。
気候的にも過ごしやすいだけでなく、空気が澄んだり、台風以外では天気が安定する季節でもあるため、撮影にも向いている季節となります。
まさにお出かけするには最適な季節であることから、今回のガイドでも屋外での撮影を中心におすすめポイントをご紹介していきます。
紅葉が最大の目玉
秋の撮影で真っ先に思い浮かぶのは「紅葉」でしょう。
秋の撮影においては、まさに「紅葉」が目玉であり、全国各地で彩る紅葉を撮影しに行くことが最もおすすめとなります。
紅葉撮影テクニックについてはこちらで解説
初心者でもすぐ分かる「紅葉写真」の撮り方。すぐ実践できるテクニックとおすすめ撮影スポットをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
全国各所に存在する紅葉の名所
紅葉は日本全国で見られる絶景となります。
紅葉の季節以外では何でもない自然の景色も、木々が色付く秋になると、瞬く間に絶景の名所となるため、秋以外ではなかなか訪れる機会のない場所も存在するでしょう。
北海道から九州までを中心に、全国で紅葉の名所は存在することから、どこか旅行計画を立てる際には、紅葉の名所を巡る行程を取り入れてみることがおすすめです。
紅葉前線を追いかけることもおすすめ
日本で最も早く紅葉を見られるのは、北海道の大雪山系と言われており、早ければ9月中から色付き始めます。
一方で日本全国を見渡すと、遅い場所では12月にベストシーズンを迎えるところもあるため、日本全国の各地で見頃を迎えるタイミングはバラバラとなっています。
基本的には北から南へと紅葉のベストシーズンは進んでいくことから「紅葉前線」とも呼ばれており、その紅葉のベストシーズンを北海道から本州まで追いかけて見ることもおすすめです。
10月は北海道、11月下旬は京都など、タイミングをずらしながら2度の旅行や美しい紅葉の絶景を楽しむことができるでしょう。
秋に撮りたいおすすめの被写体
ここからは、秋の季節におすすめとなる被写体をご紹介していきます。
何を被写体をしようか迷われている方は、是非参考にしてみてください。
全国各地の紅葉
先ほどからもご紹介していますが、「紅葉」はまさに秋の中でも最高の被写体となります。
全国各地に紅葉の名所が存在し、紅葉を撮影するためだけに旅行計画を立てるのも良いでしょう。
一般的に紅葉は、山岳地帯など木々が生い茂る場所で見ることができますが、意外にも都会の中でもふとしたもみじの木や、イチョウの木なども被写体としておすすめであることから、近所を歩いて見るだけでも様々な発見があるでしょう。
コスモス
紅葉が秋の被写体として一番おすすめの存在にはなりますが、秋の花として知られる「コスモス」も被写体としておすすめの存在です。
色々なカラーバリエーションが存在するコスモスの花も写真撮影には最適な存在であり、至る所でコスモス畑など撮影しやすい環境が整っていることもおすすめの理由の一つです。
紅葉は暖色系の被写体となりますが、コスモスは寒色系の被写体にもなるため、紅葉撮影と使い分けて被写体決めをすることがおすすめです。
夜景
1年を通して人気のある撮影ジャンルとなる「夜景」も実は秋の季節が一番おすすめです。
夜景の写真自体はいつでも撮影することができますが、問題は気候面です。
夏は夜間でも熱帯夜になることが多く、湿度も高く不快感が高くなります。
反対に冬は気温が低下し、特に夜の時間帯に寒さを感じることから快適な撮影とは言えません。
そのため二つの季節の中間となる秋や春が気候的に快適な撮影を行うことができ、秋の晴天時は空気が澄んでいることも多く、夕暮れ時から綺麗な写真を撮影できることからおすすめの理由となります。
秋に撮影に行きたいおすすめの地域
ここからは秋の季節におすすめの撮影スポットについてご紹介していきます。
紅葉の名所を中心に、私自身も撮影に訪れたことのあるおすすめエリアを解説していきます。
北海道・美瑛
10月中旬から下旬にかけて、本州よりも早く紅葉の見頃を迎えるのが北海道です。
その中でも美瑛地区は、紅葉を見るのにも特におすすめの場所で既に雪を被った大雪山系と紅葉のコラボレーションを撮影できる場所としておすすめです。
まさに北海道らしい雄大な大地を感じながら、至るところで森全体が色付く紅葉を見ることができ、その背景には既に冬を迎えた雪山が見られるという全国屈指の絶景だと私自身は感じました。
[2023最新] 紅葉の北海道・美瑛おすすめスポット4選。美しい紅葉と雪山のコラボが見られる全国屈指の名所 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
長野・白馬
本州で自然が雄大な場所といえば「長野県」が存在します。
長野県においても各地で紅葉の名所が存在しますが、その中でも3段紅葉を楽しめる場所としておすすめなのが白馬エリアです。
冬のウィンタースポーツで有名な白馬ですが、紅葉の時期に訪れることもおすすめで、特にHAKUBA IWATAKE MOUNTAIN RESORTに位置するカフェ「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」からは山の上だからこその俯瞰の景色と、目の前に大きくそびえ立つアルプスの雄大さが印象的です。
訪れるタイミングにもよりますが、目の前の白馬三山の山頂付近は既に雪景色となっており、中段は枯木、麓付近では紅葉が見頃を迎えているなど、高さによって異なる彩りを見せることから3段紅葉と呼ばれています。
京都エリア
定番ではありますが、人気観光地「京都」も秋に訪れることがおすすめです。
京都にも紅葉の名所が点在しており、観光名所として有名な場所でそのまま紅葉を楽しむことができることも京都がおすすめであるポイントの一つです。
また、各所で夜間になると紅葉ライトアップも展開されることから、昼と夜で違った紅葉の姿を見られることも魅力的です。
紅葉の季節は大変な混雑となりますが、それでも人生に一度は京都の紅葉を見ておくことがおすすめといえるほどです。
神奈川・みなとみらい
先ほど秋におすすめの被写体として「夜景」をご紹介しましたが、その夜景を撮影するのにおすすめのスポットとなるのが神奈川県の「みなとみらい」地区です。
ランドマークタワーやインターコンチネンタルホテル、コスモクロック(観覧車)など象徴的な建物が点在し、それぞれがイルミネーションの様に光輝くことから夜の時間帯におすすめとなります。
特にワールドポーターズからアパホテル方面に進んだところに位置する「万国橋」からは、まさにみなとみらいの代表的な建物が全て収まる構図で撮影することができる非常におすすめの撮影スポットとなります。
また、山下公園周辺には、イチョウ並木も存在することから、紅葉の撮影スポットとしてもおすすめで、昼間はイチョウ撮影、夜は夜景撮影を楽しむことのできる1日中滞在できるおすすめ観光スポットです。
[2023最新] 横浜・みなとみらい周辺おすすめフォトスポット14選。レトロ、現代、近未来が融合した写真撮影に適した美しい街 | Rentio TRAVEL
旅行にはカメラを持って行こう
今回ご紹介してきた秋のおすすめ撮影ガイドですが、暑い夏が終わりを迎えたからこそ、旅行に出かけたくなるシーズンでもあると思います。
そんなときは是非スマートフォンだけでなく、カメラを持っていくことがおすすめです。
近年ではスマートフォンのカメラの性能も向上してきていますが、望遠撮影や夜景など一眼カメラでしか実現しない写真ジャンルも依然として数多く存在します。
なるべく旅行に持っていく荷物を減らしたい場合でも、近年のカメラは小型軽量のコンパクト設計を実現しており、持ち運びでも負担にならないカメラが増えてきています。
是非、一眼カメラを持って快適な季節となる「秋」の美しさを写しにお出かけされてみてはいかがでしょうか。