ケンジントン(Kensington)のトラックボ ール「エキスパートマウス ワイヤレストラックボール」使用レビュー!業界標準トラックボールはまさにプロ向け
更新日2024/02/19
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PCを使う上で欠かせない存在の一つがマウス。
その中でもボールを回転させてカーソルを移動させるトラックボールマウスは、一般的な光学マウスと比べて省スペースで操作効率もよいのがポイント。
一度ハマりだすと抜け出せない「トラックボール沼」とも言われる奥深いジャンルで、コアなファンが多いことでも知られています。
今回ご紹介するのはケンジントンの「Expert Mouse Wireless Trackball(エキスパートマウス ワイヤレストラックボール)K72359JP」。2016年の発売以来長く愛されるロングセラーモデルです。
「Expert Mouse」の名前の通り、多くのエキスパートに愛されるモデルを実機を用いて徹底レビュー。
詳細な操作方法や実際の操作感まで、詳しく解説します。
もくじ
根強いファンが多いケンジントンのトラックボールとは?
トラックボールマウスと言えばロジクールやエレコムなどのブランドも有名ですが、20年以上前から「トラックボールの業界標準」となっているブランドがケンジントンです。
根強いファンが多く、「これに慣れたら他のマウスは考えられない!」という人も多いと言われています。
特に音楽業界に愛用者が多く、様々なレコーディングスタジオに採用されています。
ケンジントンのトラックボールはエルゴノミクスデザインに優れ、精度が高いのも特徴。
また、トラックボール自体も大きく設計されている製品が多く、今回紹介する製品以外にも種類が豊富。トラックボールを愛する人にはうってつけのブランドです。
その他のトラックボールマウスについて詳しくはこちら
トラックボールとは?光学式マウスと使い比べて分かったメリットとデメリット – Rentio PRESS[レンティオプレス]
「Expert Mouse Wireless Trackball」のポイント
「Expert Mouse Wireless Trackball」は中指で操作するタイプのトラックボール。一般的なマウスとは大きく異なる、独特のデザインが大きな特徴です。
微細な動きを検知する「ダイヤモンドアイ オプティカルセンサー」によりスムーズかつ正確なカーソル制御を実現。利き手を選ばない左右対称デザインは万人にとって快適です。
2種類の無線接続に対応するワイヤレステクノロジーにより、置き場所を選ばないのもポイント。さらに専用ソフトにより4つのボタンのカスタマイズも可能です。
DTM業界や音楽スタジオでも定番となっている、まさにエキスパート向けのモデルです。
「Expert Mouse Wireless Trackball」のスペック
対応OS | Windows,macOS,iPadOS |
無線接続 | 2.4GHz, Bluetooth LE |
DPI | 400 |
センサー | 光 |
トラックボール直径 | 55mm |
本体サイズ | 130mm x 157mm x 65mm |
本体重量 | 625g |
バッテリー | 単3形電池x2 |
利き手 | 左右対応 |
「Expert Mouse Wireless Trackball」実機レビュー
それでは、詳しく実機を見ていきましょう。
基本的な同梱品はトラックボール本体・レシーバー(本体に収納可能)・パームレストとなっています。
安定感のある大きなサイズ
まずデスクに設置してみて感じたのが、圧倒的な存在感。
パームレストを付けた状態で普段使用している「MX Master 3S」と比較してみましたが、かなりの存在感があります。
デスクのスペースを使いますが、その分安定感も抜群。使用中にずれることもないので、完全に腕を固定した状態で操作できます。
直径55㎜の大型ボールは高級感たっぷりで操作性も〇
そして、一番重要なトラックボールですが、仕上げがとてもよく、触り心地も非常に滑らか。
公式HPで「完全な球体に仕上げた」と表現されている通り、高級感とこだわりを随所に感じる、まさに究極のトラックボールだと思います。
精度もとても良好で、微細な動きも正確に読み取ってくれる感覚があります。
スクロールリングは滑りが良く使いやすい
トラックボールの周りはスクロールリングになっていて、画面のスクロールにはこちらを使います。
一般的なマウスのホイールと同じ役割ですが、こちらもトラックボール同様操作感がとても滑らか。
リングを回しているだけで快適で、いつまでも回し続けられそうなほどでした。
取り外し可能なパームレスト(リストレスト)はやや硬め
手首を休めることができるパームレストは取り外しが可能。
パームレストはあったほうが腕の疲れが軽減されると感じたため、基本的には装着したままにすることをおすすめします。
ただ、こちらのパームレスは一般的なものよりかなり硬めと感じました。
そのため、人によっては合わないと感じるかもしれません。
ワイヤレス接続はBluetoothとUSBレシーバーの2種類をサポート
ケンジントンの「Expert Mouse」には有線タイプもあるのですが、本機はワイヤレスで設置場所を選ばないのもポイントのひとつ。
ワイヤレス接続はBluetooth4.0と2.4GHzのUSBレシーバー両方に対応しているため、お好みの方法で接続することができます。
カスタマイズは専用ソフト「KensingtonWorks」で
本機はPCに接続すれば特別な設定をしなくても使い始めることができますが、細かいカスタマイズが必要な場合は専用ソフトを使いましょう。
カスタマイズ用のソフト「KensingtonWorks」はこちらからダウンロード可能です。
「Expert Mouse Wireless Trackball」の詳しい使い方と魅力・メリット
ここからは本機の詳しい使い方と使ってみてわかった魅力・メリットをご紹介します。
トラックボールの操作は基本は中指か手のひら。残りの指で各ボタンを押す
気になるトラックボールの操作ですが、4つのボタンがトラックボールの四方に配置されている関係上、主に中指か手のひらを使って中心のトラックボールを操作することになります。
これがなかなか独特の操作感で、慣れるまでは時間がかかりそうな反面、慣れてくればかなり便利そうと感じます。
腕を固定したまま使えるから負担が軽減できる
本機の大きなメリットが腕の負担軽減。
操作するときは全くといっていいほど腕を動かさないため、かなりの負担軽減につながりそうです。
DTMユーザーやプログラマーなど、マウスを操作する機会が多ければ多いほど、そのメリットは大きそうだと感じました。
操作していて気持ちいい
先述の通り、トラックボール・スクロールリングともに操作感は抜群。
とても滑らかで動かしていて気持ちいいため、操作しているだけで気分がよくなります。
いつまでも使っていられる操作性の良さが、本機の大きな魅力です。
ボールが取り外せるから掃除・メンテナンスがしやすい
ゴミが溜まりがちなトラックボールですが、本機のトラックボールは取り外せるため、掃除はとても簡単。
さらにパームレストも取り外せるので、メンテナンス性はかなり高いと感じました。
カーソル移動速度やボタンのカスタマイズが便利
初期設定ではカーソル(ポインター)の移動速度がやや遅いと感じましたが、先述の「KensingtonWorks」で設定をカスタマイズしてからは快適に。
また、4つのボタンに割り振るアクションもかなり細かく設定できるので、カスタマイズすればするほど便利に使えそうです。
「Expert Mouse Wireless Trackball」のデメリット・気になった点
高性能な本機ですが、人を選ぶと感じた部分もあります。
サイズが大きいので設置スペースはそれなりに必要
マウスと比べて操作スペースを必要としないのは大きなメリットですが、本体そのものが大きいためそれなりに設置スペースは必要。
センサー感度の高い高性能マウスであれば操作スペースもあまり必要ないため、省スペースという観点では個人的にはあまりメリットを感じませんでした。
持ち運びには向かない
基本的には据え置きで使用するタイプのため、外出先での作業が多い人にはあまり向きません。
サブ用の小型マウスを用意するなど、何かしらの対策が必要と感じました。
手の小さい人は細かい操作が厳しいかも
本機はどちらかというと手の大きな人向けに作られているため、女性や手の小さい人は操作が難しいと感じるかもしれません。
また、自由自在にカーソルを動かせるのはよいのですが、文章をドラッグしてコピーしたいときなど、「ボタンを押しながらトラックボールを操作する」必要がある時はやりづらさを感じることも。
この辺りはボタンカスタマイズも試しながら慣れていく必要がありそうです。
独特の操作感は慣れれば病みつき!ハマる人にはハマる究極のトラックボール
慣れるまでに時間が必要で、人を選びそうな本機ですが、慣れてしまえば病みつきになりそうな魅力があると感じました。
特にマルチディスプレイを使っている人や、四六時中細かくマウスを動かしている人にとってはかなりの負担軽減になりそう。
操作が快適で、動かしていて気持ちいいうえ、デザインもかっこいいため、仕事のモチベーションがアップしそうなのもポイント。
まさにエキスパート向けの究極のトラックボールです。
「Expert Mouse Wireless Trackball」はレンティオでのお試しレンタルがおすすめ
これまで説明してきた通り、合う人合わない人がはっきりしているモデルのため、一度レンタルでお試ししてみることが断然おすすめします!
家電レンタルのレンティオでは、ケンジントン製のマウスの他様々なマウスがレンタルできます。
お試し利用ができるワンタイムプランとサブスクの月額制プランも用意していますので、自分にあったレンタルプランを検討してはいかがでしょうか?
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