【キャンプ初心者】冬キャンプで役立つ寒さ対策&必需品を紹介!
公開日2024/10/16
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初めて冬キャンプに挑戦するキャンパーの方は、「冬のアウトドアでどのように防寒すべきかわからない」といった悩みをお持ちではないでしょうか。
あたたかい時期のキャンプの準備は暑さ対策や利便性の向上などに重点が置かれることが多く、防寒対策が中心となる冬キャンプとは大きく違った内容であるため、初めての方はどのように装備を整えたらいいのか迷ってしまうはずです。
今回は「冬キャンプの防寒に役立つアイテムと対策」についてくわしく解説していきます。
筆者が実際に使用して便利だったアイテムを、初心者が知っておくべき冬キャンプの知識を交えて紹介します。
冬キャンプであたたかく快適に過ごす方法が理解できる内容になっているので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
冬キャンプの防寒に役立つ基本アイテム
冬キャンプに必要な以下の基本アイテムについて解説していきます。
- シュラフ
- マット
- テント
初心者でもこれらのアイテムの必要性は理解していると思いますが、冬キャンプに向けて覚えておくべきことがあるので順番にみていきましょう。
シュラフ
シュラフ(寝袋)には「コンフォート(快適温度)」と「リミット(下限温度)」があり、生命維持の下限温度ではなく快適に過ごせる温度を示したコンフォートの温度が使用時の環境に合っているものを選ぶのがポイントです。
コンフォートの温度は寝袋の中で「薄着で快適に眠れる温度」といっていいので、重ね着をすればコンフォート以下の気温でも対応することができます。
また封入される素材に「ダウン(羽毛)」と「化繊」があり、ダウンは軽量コンパクトになるため高価であり、化繊はかさばりますが安価な素材となっています。
筆者使用シュラフはコンフォート-8℃のダウンシュラフです。
ー8℃設定でも使用環境によって寒さを感じることがありますが、基本的に重ね着やアイテムを追加して使用しています。
あたたかく快適に眠れるかどうかは、次で紹介するマットによっても大きく左右されるため、くわしくみていきましょう。
マット
キャンプにおけるマットは地面からの冷気を遮断し、クッション効果により地面の凹凸から体を守ってくれる重要なアイテムです。
冬キャンプにおいてマットの性能が低い場合、ハイスペックな寝袋を使用しても地面の冷気が体に伝わり、夜中に目覚めてしまうといったことが発生します。
マットにはエアー注入式のエアーマットとウレタンで形成されたクローズドセルマット、2つの中間のようなインフレータブルマットがあります。
冬用マットにおすすめなのがエアーマットで、膨らませる手間があるもののクッション性が高く、高機能な物なら雪上にも対応できるものが存在します。
また複数のマットを重ねることで断熱性を高めることができるので、予算が足りない場合や想定より気温が下がった場合におすすめの方法です。
冬キャンプのアイテムの中でも優先的に用意すべきアイテムなので、可能な限り高性能なものを選ぶのがおすすめです。
テント
結論を最初に述べるとキャンプの場合、テントは冬用の物でなくても問題ありません。
ですが、その説明をする前に「冬用(4シーズン用)テント」の以下の特徴について理解しておきましょう。
- スカートがついている
- テント生地が厚い
スカートとはテントのフライシート(2層式のテントにおける外側部分)の末端部分にスカートのように付けられた生地のことで、地面とテントの空間を埋めて気密性を高めるパーツです。
また冬用のテントは夏用に比べてテント生地が厚かったり、メッシュ部分が少なく設計されていたりするものが主流です。
素材もコットンや難燃性が高い生地のテントなどがあり、薪ストーブを幕内に置けるように煙突穴が設けられたタイプも存在します。
冒頭に述べた冬用の物でなくてもいいという話は、冬用のテントで劇的に温度が高まるわけではないため、他の事で防寒対策をしたほうが効果的という意味です。
スカートがなくてもテントの隙間に落ち葉を詰めれば、似たような効果が得られますし、生地が厚くなっても基本的な対策ができていないと寒さを感じてしまうはずです。
これから紹介する防寒アイテムを駆使すれば、冬用ではないテントで問題なく過ごすことができるので、次に紹介するポイントを重点的に押さえていきましょう。
冬キャンプの防寒に役立つ着用アイテム
保温効果が高まる以下のアイテムについて解説していきます。
- 高機能インナー
- ネックウォーマー
- ダウンパンツ
- 手袋
- テントシューズ
- 帽子
高機能インナー
高機能インナーは「レイヤリング(重ね着)」においてベースとなる肌着のことで、化学繊維やメリノウールといった細い繊維を持った素材を利用したアイテムを指します。
レイヤリングは「空気の層」を作って体の「熱」を逃さず、発生する汗の「水分」をうまく排出・乾燥させて体をあたためることを目的とした重ね着方法で、ベースレイヤー・ミドルレイヤー・アウターレイヤーといった3層で構成されるものです。
ベースレイヤーに利用される高機能インナーは細い繊維が空気の層をつくり、水分をうまく蒸発させてくれるので、何もしなくてもポカポカと温まるのが実感できます。
特にメリノウールインナーは長時間着用しても、乾燥してかゆくなったり、不快な静電気が発生しにくいため長く愛用しています。
ネックウォーマー
首元の寒さを防ぐネックウォーマーもおすすめのアイテムです。
体の太い血管をあたためるのが防寒として基本なので、頸動脈の部分をあたためられるネックウォーマーは冬キャンプでは必須アイテムといえるでしょう。
筆者はダウンが封入されたネックウォーマーを使用しています。
ダウンパンツ
ダウンパンツはその名の通りダウンが封入されたパンツのことで、購入するまで夜間の下半身の寒さに悩んでいました。
ダウンパンツを導入してみたところ、外で焚火をしていても寒さが気にならなくなり、冬キャンプの夜を長く楽しめるようになりました。
寝袋のコンフォート温度を下回る気温でも着用して寝ることで体温を保ちやすくなった点もお気に入りとなっている理由のひとつです。
手袋
寒さ対策といえば手袋は定番ですが、キャンプの場合は作業性を考える必要があります。
焚き火用の革手袋でも問題はありませんが、細かなものをつかむのが少し難しいため、筆者は中綿入りのゴム手袋を愛用しています。
中綿入りでグリップするゴム製の手袋となっているので、暖かく風を通さない上、ある程度細かいものなら問題なくつかむことができます。
本格的なアウトドア用手袋より価格が安価な点もうれしいポイントです。
テントシューズ
テントシューズは登山時に屋内履きするための防寒シューズのことで、山小屋やテント内の利用を想定したアイテムです。
ダウンや化繊が封入されており、足首までカバーできるので、じっとしていてもあたたかく過ごすことができます。
一般的なスニーカーや軽量性を重視した靴では寒くて過ごしにくいため、冬キャンプで足先が冷えて困った時にホッカイロなどとあわせて使用しています。
筆者が利用している物は外履きを想定したモデルで、テント周りなら歩くことができるテントシューズとなっています。
帽子
防寒において意外と重要なのが帽子です。
頭部は体の中でも最もといっていいほど、体温が奪われやすい部位とされており、気温が低い時期に帽子を被らないと体温が下がりやすい状態になってしまいます。
体温低下を防ぐためには風を通さない素材のハットやニットキャップがおすすめです。
筆者は耳当てがあるハットを冬場は利用しています。
暖房器具やアイテムを利用するのもおすすめ
定番のキャンプ道具や衣類以外にも便利な暖房器具やアイテムを利用して対策する方法もあります。
冬キャンプに役立つ以下の便利な暖房器具について紹介します。
- 湯たんぽ
- テント生地が厚い
- チェアカバー
- ストーブ
- こたつ
- ホットカーペット
湯たんぽ
湯たんぽは焚き火があればお湯を沸かして利用できるため、冬キャンプで役立つアイテムです。
日中でも膝の上に置いて温まるといったように、寝る時以外にも利用できるので冬キャンプの必需品といっていいアイテムです。
チェアカバー
冬キャンプの経験がないと理解しにくいかもしれませんが、冬場に折り畳み式のイスに座ると非常にお尻や下半身が寒いです。
薄い生地の座面は風を通しやすく、腰から下は冷気にさらされる状況になるため、とても座っていられる状態ではなくなります。
チェアカバーがあれば風を通しにくくなり、前述したような寒さを防ぐことができるので、薄い生地のイスを使用する際はチェアカバーを利用しましょう。
ストーブ
持ち運びが大変ですがストーブもキャンプで定番の暖房器具です。
石油ストーブなら燃料があればどこでも使用できるため、キャンプに適しているのではないでしょうか。
携帯性を重視したガスストーブも利用されることが多いアイテムです。
ホットカーペット
ファミリーキャンプや電源があるサイトで定番の暖房器具がホットカーペットです。
消費電力が少なく長時間利用しやすいのが最大のメリットで、お子さんがいる寒い時期のキャンプでは必須アイテムといっていいでしょう。
屋外でホットカーペットを利用する際は雨や結露による漏電の危険があるので、防水機能がある屋外用のコンセントを使用することや、電源の確保を忘れないようにしましょう。
ポータブル電源があれば快適に過ごしやすい
ポータブル電源があれば電源サイトがないキャンプ場でも暖房器具が利用可能になり冬キャンプが手軽に楽しめます。
ポータブル電源を持っていない方でも、家電レンタルサービスのレンティオなら短期間でレンタルすることができるので、装備に不安があるといった方におすすめです。
ホットカーペットをはじめさまざまな暖房器具もレンタルできるので、冬キャンプに挑戦する際はレンタルを利用してみてはいかがでしょうか。
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ポイントを押さえれば冬キャンプは楽しい
ポイントを押さえれば冬キャンプでも快適に過ごすことができる上、夏にはないさまざまなメリットを得ることができます。
冬のキャンプ場は人が少なく落ち着いた雰囲気であり、焚き火の暖かさや澄んだ夜空を体験することができます。
冬キャンプに興味がある方は、ぜひ本記事を参考に挑戦してみてください。
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