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Nikonの一眼レフで必ずぶち当たりそうな疑問。
「NikonのFXとDXってなにが違うの?」
を説明していきます!
もくじ
FX・DXって何のこと?
一眼レフカメラには、いろんなセンサーサイズがあります。
中判デジタルカメラ、35mmフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズなどなど…
現在、Nikonは2つのセンサーサイズを採用してます。
「35mmフルサイズ」と「APS-C」です。
初心者が気になるフルサイズとAPS-Cの違いを徹底解説。画質、画角、対応レンズに大きな違いあり – Rentio PRESS[レンティオプレス]
もう気づいたかもしれませんが、NikonはこのセンサーサイズのことをDX、FXといってるわけです!
35mmフルサイズ = 『FXフォーマット』
APS-C = 『DXフォーマット』
こういうことです。
Nikon独特の呼び方だから余計ちょっとややこしくなってしまいますね…(笑)
FXとDXの見分け方
「FXなのかDXなのかはパッと見わかるの?」
というところですが、
『FXフォーマット』の場合は「FX」とカメラ本体にマークがついてます。
何もマークがついていないのが『DXフォーマット』となっています。
ちなみに、『FXフォーマット』『DXフォーマット』それぞれに対応するレンズがあります。
『DXフォーマット』の場合は、レンズに「DX」というマークがついています。
何もマークがついていないのが『FXフォーマット』となっています。
ここで
なぜマークの有無がボディとレンズで逆なのか…
むしろなぜDX・FX両方にマークをつけないのか…
と思うかもしれませんがそういう仕様なので仕方ないのです…。
Nikonのレンズはどのカメラにもつけられる
「じゃあFXにはFX対応レンズじゃないとダメじゃんね」
たしかにできればそうしていただくと何の問題もなく綺麗に撮れるのですが、絶対にそう!ということでもなく、Nikonのレンズはどのカメラにもつけられます。
なぜかというと
FXもDXもマウントの大きさが同じだから。
マウントというのは、カメラ本体にレンズを取りつける穴のことなんですがこれが同じなんですね。
だから、
FXフォーマット機にDXフォーマット対応レンズをつけることもOK
DXフォーマット機にFXフォーマット対応レンズをつけることもOKなんです。
ただし。。。
フルサイズ(FX機)とAPS-C(DX機)はセンサーサイズ・イメージサークルが違う=写る範囲が変わってくるので注意です!
イメージサークルとは?
レンズって丸い形をしてますよね。
そう、本来レンズから入ってくる光は丸いんです。
でも光を受けるセンサーは四角いので、写真は丸ではなく四角く写ります。
つまり、丸い枠の中を四角く切り取っちゃってるんです。
なのでイメージサークルはセンサーより大きくないといけないわけですね。
イメージサークル<センサーになると・・・?
イメージサークルよりセンサーが大きくなってしまうとどうなるのか。
目の前にただの大きい○枠があると思ってください。
その○の中に□を書きます。
普通であれば○から□がはみ出ると、四隅には写りきらない範囲(ケラレ)が発生してしまいます。
この影響もあってAPS-C専用のレンズは、フルサイズセンサーを搭載したカメラには使えないというのが一般的です。
ニコンのカメラなら切り抜いてくれる!
しかしニコンの一眼レフカメラの場合、FX機のみ「DX/FX自動切り替え機能」という機能が搭載されており、ケラレが発生する部分を自動で切り抜いてくれます。
この機能が一眼レフカメラで搭載されているのはニコンだけ!
しかし、周辺(はみ出た部分)を切り抜く=もともとあったはずのデータが消えるということなので画素数が低下してしまうんです。
・・・上の説明をかんたんに言ってしまうと、
- FX機にDXレンズをつける → 本来写せる範囲が写せない&画素数低下
- DX機にFXレンズをつける → DX機にDXレンズつけたのと同じ結果
ということなります。
「いまフルサイズのレンズだけ買っちゃったけど、いつかボディもフルサイズのを買うんだ!」
という方にとって、マウントが同じということはそのフルサイズのレンズもまあ使えるのでとてもありがたいことだと思います。
が!
やはり○○対応レンズとかいてあるならその対応機種で使ったほうが安心ですね!
FX機とDX機ってどっちがいいの?
はっきりいうと、フルサイズ(FX機)にはフルサイズの良さが、APS-C(DX機)にはAPS-Cの良さがありどちらが絶対良い!はないです。
画質もA4サイズ以上など大きくすると違いがわかるレベルだそうなので、すっごく分かる人じゃない限りはあまり変わらないみたいです。
あと撮る側の腕もありますしね!
とりあえずフルサイズより安価で手に入れられるAPS-Cをやってみて、「もっとカメラにのめりこんで撮りたいジャンルが増えた」とか、「腕も上がってお金もたまった!」とかっていうタイミングでフルサイズに変える!というのもアリだと思いますよ!
「フルサイズに変えてみようかな?」と考えている方はこちらも参考にしてみてください!↓
ニコンフルサイズ一眼の選び方!2019年最新ラインナップ7機種を比較して徹底解説 – RentioPress
実際にDX機からFX機に変えたNikon使いさんにきいてみました
前にNikonのおすすめ記事を書いた時、写真の協力&細かい部分も教えてくれたすごく優しいNikon使いの友人(@akannpany77)。
[一眼レフ]Nikonのおすすめカメラまとめ!自分に合うカメラを探すことができる! – RentioPress
この友人はD5300からD750に変えたんですが、
- どうしてDX機からFX機に変えようと思ったのか
- 違いは何?変えてみてどう?
という純粋な疑問をぶつけたらすごく丁寧に答えてくれました!ありがとう!
今回も写真協力いただいたのでぜひ見てください!
D5300(DX機)からD750(FX機)に変えたきっかけ
- 暗いところで撮影することが多くなったので高感度耐性が必要になった
- よりボケのある写真を撮りたくなった
- RAW現象の際のダイナミックレンジ、階調性に不満が出てきた
- ボディの操作性や基本性能(AF、連写性能)などを良くしたかった
D750に変えてみた結果
ISOをあげてもノイズが気にならない!
D5300のときはISO1600くらいからでもノイズが結構気になり始めてましたが、D750になってからはISO6400くらいまでは実用に耐えるものになったように感じました。
ISOをあげることができるようになると、シャッタースピードをUPできるようになるのでミスショットが減りましたね。
さらに、ISOオートを併用することで、撮影が楽&質の良いものになりました!
ISO感度ってなんだっけ?という方はこちらもご覧ください!
初心者向けにカメラ設定の基本を完全ガイド!3つの関係性で分かる写真のすべて – RentioPress
ボケ感のある写真が撮りやすくなった!
DXフォーマット機よりボケ感のある写真が撮りやすくなったな~って感じました。
単焦点レンズと組み合わせると最高ですよ!
RAW現像耐性が高い!
一番変化を感じることができたのがRAW現像をしてみたときですね!
今までと同じような感じで編集しようとすると、変化の幅が倍くらいになったような印象を受けました。
たとえるなら、今まで20から80が変化の幅だったのが、一気に0から100くらいに変化の幅が広がったような感じです。
極端な話、ほぼ真っ暗のような写真でも明るさ補正をしてやると普通に見られる写真にまで変化させることができるんですよね。
その際の画像の粗の出方もD5300のときよりも少なくなった印象です。
総じてRAW現像耐性が非常に高い!!
あと、色合いも階調性が豊かになったように感じました。
操作がしやすい!
D5300も優秀なんですけど、やっぱりボタンが最小限に抑えられているので操作性は良いとはいえず…。
ひとつのボタンが複数の役割を担っていたりするので、慣れるのに時間がかかってました。
正直ちょっとややこしいというか、めんどくさいというか(笑)
一方、D750のボタン配置は上位後機種のもので、ひとつのボタンでダイレクトに設定変更することができます。
ファンクションボタンもあって、自分好みにカスタムを加えることもできちゃう。
操作性っていうのは出てくる絵に直接関係するものではないんですけど、とっさの対応を必要とされる場面に重要で。
それに対応できるかどうかはここにかかっているみたいな。
すばやく適切なセッティングに変更できることによって、「今!」っていうポイントで自分が撮りたいものを思い描いたとおりに撮れる。
結果として、より良い写真を撮れるようになるんですよね!
桜の写真で比較してみました!
D5300で撮影
D750で撮影
うーん、どっちもキレイ!!!
どっちもキレイなんですけど、D750の方がたしかに綺麗にボケてるかも。
(レンズでも写り方は変わります!)
FX機はやっぱりフルサイズなので画角が広いというメリットもあります。
- 作品撮りみたいなこともやってみたい方
- 安さと質の両方を求めている方
におすすめのD750!
フルサイズカメラは高いから手が出ない…という方も比較的始めやすいカメラだと思います!
D5300も撮りたいジャンルがいろいろあるビギナーカメラマンにおすすめですよ!
一眼レフカメラをレンタルしてみよう!
Rentioで一眼レフカメラをレンタルしてみませんか?♪
購入前のお試し、ずっとは使わないけどちょっと旅行にもっていきたいなんていうときにはレンタルがおすすめです!
レンズの種類も豊富なのでぜひみてみてくださーい!