Canon EOS Kiss X10とEOS Kiss X9を徹底比較!新旧で気になる価格、性能、外観の違いを解説
更新日2022/10/13
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2019年4月25日にEOS Kissシリーズの最新モデルとして発売となったEOS Kiss X10。
初心者向けの一眼カメラにおいて大人気シリーズとなるEOS Kissから最新モデルとして、新たな製品が発売になるごとに注目を浴びるシリーズです。
今回は新発売となったEOS Kiss X10と、これまでの最新モデルであり、EOS Kiss X10の旧モデルにあたるEOS Kiss X9と比較していきます。
最新モデルでは、従来のモデルからどれだけ進化して、どのような違いがあるのかを実機を使用しながら徹底解説していきます。
もくじ
EOS Kissの王道モデルがリニューアル
初心者向けのシリーズとして人気を集めるEOS Kissですが、シリーズ内でも複数の派生型に分かれています。
EOS Kiss X10は、シリーズ内でもスタンダードな王道モデルとしてラインナップに存在し、これまでスタンダードな王道モデルであったEOS Kiss X9をリニューアルした形で誕生しました。
EOS Kissにおけるスタンダードモデルは、これまで爆発的なヒットを記録してきた大ベストセラーモデルが多く、今回のEOS Kiss X10も初心者向け最新カメラとしてヒットが期待されています。
[2019年最新版]一眼レフ初心者が知りたいEOS Kissシリーズの選び方と全ラインナップの比較 – RentioPress
気になる新旧モデルでの比較
ここからは実際に新発売となったEOS Kiss X10と、従来モデルであるEOS Kiss X9を比較していきます。
まずはそれぞれのモデルでどのような特徴が存在しているのか、モデル別に解説していきます。
EOS Kiss X10紹介
2019年4月25日にEOS Kissシリーズの最新モデルとして発売されたEOS Kiss X10。
シリーズ内でもスタンダードモデルとして新たな代表的モデルになり、人気モデルEOS Kiss X9の後継モデルとして誕生しました。
バリアングル液晶搭載一眼レフとして世界最軽量を実現
これまでの代表モデルであったEOS Kiss X9でもバリアングル液晶搭載の一眼レフとして世界最軽量の記録を保有していましたが、最新モデルであるEOS Kiss X10では、その記録を更に塗り替える約466gの重量を実現しています。
一眼レフは一般的に大きく、重いという印象がありますが、EOS Kissシリーズでは伝統的に携帯性に優れた製品開発を意識しており、EOS Kiss X10でもその伝統が受け継がれています。
直近のEOSシリーズで好評の新機能を搭載
ここ数年で発売されたEOSシリーズにおける最新カメラでは、様々な新機能が搭載されました。
中でも2018年にEOS Kissシリーズとして初のミラーレス一眼となったEOS Kiss Mで新たに搭載されたクリエイティブアシストが今回ご紹介しているEOS Kiss X10でも搭載。
スマホ感覚のタッチ操作で思い通りの作品へと仕上げてくれる話題の機能が搭載されました。
また、同じく2018年にキヤノン初のフルサイズミラーレス一眼カメラとして発売されたEOS Rでは、飛躍的な進歩を遂げたAF性能が搭載されましたが、EOS Kiss X10でもその技術力を利用した瞳を追従するオートフォーカスなど、カメラとしての性能も大きく向上しています。
EOS Kiss X10実写レビューはこちら
Canon EOS Kiss X10実写レビュー!初心者向け最新モデルを現役カメラマンが使って徹底解説 – Rentio PRESS
EOS Kiss X9紹介
2017年7月28日に発売し、最新モデルであるEOS Kiss X10の1世代前のモデルとなるのがEOS Kiss X9です。
EOS Kiss X10が発売される前まではEOS Kissシリーズの代表モデルとして販売されていたベストセラーモデルです。
EOS Kiss X10登場以前は世界最軽量モデル
EOS Kiss X10は、バリアングル液晶を搭載した一眼レフにおいて世界最軽量モデルとご紹介しましたが、EOS Kiss X10が登場するまで世界最軽量を実現していたのはEOS Kiss X9でした。
現在はEOS Kiss X10に記録を更新された形となりましたが、その差は僅かであるためEOS Kiss X9も携帯性に優れた一眼レフとして今なお、おすすめできるモデルです。
型落ちモデルながら高性能を実現
EOS Kiss X9は、EOS Kiss X10が発売されたことにより型落ちモデルという扱いになりましたが、発売から2年も経過していないこともあり、最新カメラとしての十分な性能を搭載しています。
画素数は約2420万画素、常用ISO感度はISO100~25600と、最新モデルであるEOS Kiss X10と比較しても数値上ではあまり差がありません。
そして、型落ちモデルとして今後価格の下降が期待されており、安く購入できる一眼レフとしての存在価値があると言えるでしょう。
EOS Kiss X9実写レビューはこちら
Canon EOS Kiss X9実写レビュー!現役カメラマンが大人気カメラを使用して徹底解説 – Rentio PRESS
外観比較
ここからは実際にEOS Kiss X10とEOS Kiss X9を使用して両モデルにおける違いについて解説していきます。
まずは大きさや重さ、デザインなどを含めた外観面を比較していきます。
大きさは基本的に変化なし
EOS Kiss X10とEOS Kiss X9の外観を比較した際に大きさの違いはほとんどないと言えるでしょう。
数値上の外形寸法は全く同じ
それもそのはず、メーカーが公表している外形寸法では、EOS Kiss X10とEOS Kiss X9で全く同じ数値となっています。
カメラボディの形状に若干の違いはあるものの、大きさとしては全く同じサイズとなっています。
重さは僅かにX10の方が軽い
大きさが全く同じであるEOS Kiss X10とEOS Kiss X9ですが、カメラ本体の質量に関してはEOS Kiss X10の方が僅かながら軽い数値となっています。
僅か4gの差
EOS Kiss X10では約449gなのに対して、EOS Kiss X9では約453gと、その差は僅差です。
先ほどもご紹介した通り、両モデルはバリアングル液晶搭載一眼レフの新旧世界最軽量記録保有モデルであるため、軽さに関しては自信があると言えます。
数値上ではEOS Kiss X10の方が軽いとしていますが、X10とX9を持ち比べてみても体感的な重さの違いというのはほぼ皆無に近いと言えるでしょう。
性能比較
外観に関してはそれほど大きな差がない結果となりましたが、性能面ではどれほど新旧モデルで差があるのか、気になるところだと思います。
ここからはカメラとしての性能面に注目して両モデルを比較していきます。
最新映像エンジン搭載により画質が向上
EOS Kiss X10とEOS Kiss X9では、搭載されている映像エンジンに違いがあります。
従来モデルであるEOS Kiss X9では、一世代前の映像エンジンであるDIGIC7を搭載していますが、最新モデルであるEOS Kiss X10では、映像エンジンもキヤノンで最新のものとなるDIGIC8が搭載されています。
最新DIGIC8で画質が向上
映像エンジンは撮影した写真をデータとして生成する上で重要となるカメラの心臓部で、写真における階調の幅や高感度撮影時のノイズ低減、連写速度など、撮影におけるあらゆる性能で関わってくる重要な部分となります。
EOS Kiss X10では、EOS Kiss X9よりも最新の映像エンジンを搭載していることから、あらゆる撮影性能が向上しています。
X10ではX9よりAF(オートフォーカス)性能が大きく進化
映像エンジンが新しくなることで処理できる能力というのも向上しています。
その中でもピントを合わせるための性能となるオートフォーカス性能は、EOS Kiss X10で大きく進化した性能となります。
EOS Kiss X10では、新たに瞳を検知して追従する機能を搭載し、ポートレート撮影やお子さんの写真撮影においても早く、正確なオートフォーカスで能力を発揮します。
EOS Kiss Mで話題を呼んだクリエイティブアシストをX10で搭載
EOS Kiss X10にあってEOS Kiss X9にはない機能として「クリエイティブアシスト」が存在します。
視覚的に設定できて初心者に優しい操作性を実現
クリエイティブアシストは、2018年3月に発売されたEOS Kissシリーズとして初となったミラーレス一眼カメラEOS Kiss Mで初めて搭載された機能で、「明るさ」「コントラスト」「彩度」など、様々な設定項目をそれぞれ視覚的に調整することができる便利な機能です。
EOS Kiss X10では、このクリエイティブアシストとフォトジェニックな写真をワンタッチで実現するクリエイティブフィルターを搭載し、最新カメラとしてより理想の写真へ近づけてくれるカメラへと進化しました。
X10は更に初心者に優しいカメラへ
EOS Kiss X9も発売当初は従来モデルであるEOS Kiss X7と比較して初心者に優しいカメラへと進化したとRentio PRESSでもご紹介してきましたが、2019年最新モデルであるEOS Kiss X10では、更に初心者に優しいカメラへと進化したと言えるでしょう。
これまでEOS Kissで伝統としてきた操作性はしっかりと受け継ぎ、それに加えてキヤノンが培った最新技術を程よく融合させたカメラこそEOS Kiss X10です。
小型で軽量、簡単に使うことができるという条件を満たしたEOS Kiss X10は、初心者に最適なカメラと言えるでしょう。
製品比較仕様表
モデル名 | EOS Kiss X10 | EOS Kiss X9 |
---|---|---|
撮像画面サイズ | 約22.3×14.9mm(APS-C) | |
映像素子型式 | CMOSセンサー | |
有効画素数 | 約2410万画素 | 約2420万画素 |
オートフォーカス方式 | 専用AFセンサーによるTTL二次結像位相差検出方式 | |
測距点 | 9点 | |
常用ISO感度 | ISO100~25600 | |
シャッター速度 | 1/4000秒~30秒、バルブ | |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 | |
画面 | ワイド3.0型/約104万ドット | |
Wi-Fi搭載 | 〇 | |
NFC搭載 | – | 〇 |
Bluetooth搭載 | 〇 | |
大きさ | 122.4×92.6×69.8mm | 122.4×92.6×69.8mm |
質量 | 約449g(ブラック) | 約453g(ブラック) |
更に進化した堂々のEOS Kissスタンダードモデル
今回はEOS Kissシリーズにおける新旧スタンダードモデルであるEOS Kiss X10とEOS Kiss X9を比較してご紹介してきました。
今回新製品として発売されたEOS Kiss X10は、従来モデルであるEOS Kiss X9より正当に進化させたモデルとして再びベストセラーモデルになると予測できます。
EOS Kiss X10では順当な後継モデル
性能面で驚くべき進化というものはないものの、EOS Kissらしさをしっかりと伝承し、他の最新モデルで実現した最新技術というのをバランスよく取り入れたカメラがEOS Kiss X10と言えるでしょう。
そして何よりEOS Kiss X10はどんなシーンを撮影する上でも使い勝手の良いカメラとなるでしょう。
一眼カメラをこれから始めたい方、家族写真を気軽に残したい方、旅行先でキレイな写真を撮りたい方、全てのシーンで活躍できる万能カメラです。
型落ちモデルとしてX9は安くなる可能性も
一方で従来モデルとなったEOS Kiss X9は、今後旧製品となりますが、市場には今後も新品在庫が残り続けると予測できます。
最新モデルが登場した今、市場としては旧モデルを早いところ売ってしまいたいところで、価格を下げて在庫処分の販売を行う傾向にあります。
EOS Kiss X9も今後は型落ちモデルとして値下げが行われる可能性があり、コスト面をできるだけ抑えて購入するのであれば、あえてEOS Kiss X9を購入するというのも一つの手段と言えるでしょう。
他にも初心者におすすめの一眼レフを紹介
今回初心者向けにおすすめ一眼レフとしてご紹介してきたCanon EOS Kiss X10とEOS Kiss X9ですが、これらのモデル以外にも初心者におすすめの一眼レフは存在します。
下の記事では、EOS Kiss X10を含む初心者におすすめのカメラと選び方を詳しく解説しています。ぜひご覧ください。
[2019年]初心者向けおすすめ一眼レフ6選!カメラ選びで大切なポイントを解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
EOS Kissシリーズはレンタルもおすすめ
EOS Kissシリーズにおける新旧モデルの比較を行ってきましたが、実際に使ってみないとわからない部分というのも多々あるかと思います。
しかし両方のモデルを一度に思う存分に使い倒すというのは、購入しない限りは難しい話です。
そんな時におすすめなのがカメラのレンタルサービスです。
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ぜひこの機会にRentioで人気初心者向け一眼カメラシリーズEOS Kissをレンタルして、実力を体感されてみてください。