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コーヒーメーカーとハンドドリップで淹れたコーヒーどっちが美味しいのか気になる方もいるかと思います。
こだわりのある道具でプロが淹れたハンドドリップのコーヒーは美味しいイメージがありますが、特にこだわりがない自分が安い道具を使って淹れたコーヒーはどうなのでしょう?
たとえこだわりのない道具で素人がいれたとしても、手間暇かけて淹れたコーヒーの方が全自動のコーヒーメーカーで淹れるよりも美味しいのでしょうか??
ということで、今回は[電動vs手動]の連載企画第二弾となる、全自動コーヒーメーカーと素人が100均の道具で淹れたコーヒーではどちらが美味しいのか比べてみました!
美味しさだけでなく準備や片づけの手間も比較したのでぜひ参考にしてみてください。
もくじ
検証に使ったコーヒー器材
今回の検証にあたって、用意した全自動コーヒーメーカーとハンドドリップ器具を紹介します。
コーヒーメーカーはミル付きの全自動タイプ
コーヒーメーカーにはカプセル式コーヒーメーカーやデロンギを代表するようなエスプレッソマシンなどもありますが、昨今特に人気を集めているミル付きの全自動コーヒーメーカーを用意しました。
コーヒー豆と水をセットしたら、ボタン操作で完成までほったらかしにできるのが特徴です。
今回は全自動コーヒーメーカーの中でも、お手頃価格で購入できる人気機種の「カフェばこ SC-A371」を使います。
シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」実機レビュー!手軽に楽しめる挽きたてコーヒー – Rentio PRESS[レンティオプレス]
100均で揃えたハンドドリップ器具
コーヒードリッパー、ペーパーフィルター、サーバー、コーヒーミルは全て100円ショップでそろえた器具です。
100均で揃えられるハンドドリップ器具
- コーヒードリッパー・・・¥110(税込)
- ペーパーフィルター・・・¥110(税込)
- サーバー(ガラス計量カップを使用)・・・¥220(税込)
- コーヒーミル・・・¥550(税込)
ドリップポットには月額100円レンタルの電気ケトル
[月額レンタル] siroca 電気ケトル レンティオオリジナル RN-SEK-208(WH) – Rentio[レンティオ]
さすがにドリップポットは100均で見つけることが出来なかったため、代わりに用意したのが月額100円(2022年8月現在)でレンタルできるsirocaの電気ケトルです。
コーヒーポットのように細口ではないですが、今回のハンドドリップではあくまでもコーヒー初心者が淹れることを想定したため、より身近な電気ケトルで行うことにしました。
コーヒーを淹れ比べてみた!
全自動コーヒーメーカーと100均のハンドドリップ器具とで、コーヒーの淹れ比べ対決をはじめたいと思います。
まずは淹れる難易度・お手入れのしやすさ・豆を挽いてから淹れ終わるまでのトータル時間を検証していきたいと思います。
検証条件に差異が出ないよう、同じコーヒー豆と同じ水量で行いました。
使用したコーヒー豆
今回飲み比べに使用させていただいたのは、東中野にある早川亭のコーヒー豆です。
こちらは自家焙煎したコーヒーをいただけるコーヒースタンドです。
今回は店主の早川さんに豆の相談をさせていただき、ブレンド豆だと豆の配分によりコーヒー1杯ごとの味に変化が出てしまうとのことで、検証にあまりブレがでないようブラジル豆を選ばせていただきました。
淹れる手間がかからないのは全自動コーヒーメーカー
コーヒーを淹れる手間だけを比べれば、当然ながら全自動コーヒーメーカーのほうが手間がかかりませんでした。
ハンドドリップと比べると工程も少なく、その間はほったらしにできるので、在宅ワークや家事をしながらコーヒーを淹れられます。
手順 | 全自動コーヒーメーカー | ハンドドリップ |
---|---|---|
1 | コーヒー豆をいれる | お湯を沸かす |
2 | 給水タンクに水を入れ、本体に取り付ける | ペーパーフィルターをセットする |
3 | モードを選択しスタートボタンを押す | コーヒー豆を挽く |
4 | 完成 | フィルターに挽いたコーヒー粉を入れる |
5 | – | コーヒー粉の中心にお湯を注ぐ |
6 | – | 少しだけ蒸らす |
7 | – | 再度お湯を注ぐ |
8 | – | 完成 |
淹れる時間そのものを楽しめるハンドドリップ
手間がかかる分、ハンドドリップは豆を挽いたときの振動やお湯を注いだときに立ち上がる香り、お湯で膨らんでいくコーヒー粉の動きなど、その工程を五感で楽しめることが魅力です。
ゆったりとした時間を取りたいときに、あえて面倒なハンドドリップでコーヒーを淹れるのもいいかもしれません。
美味しくするおまじない「コピ・ルアック」
ハンドドリップをしてくれたのは、「コーヒーなんて淹れたことないよ」というS君。なれない手付きながらもハンドドリップに挑戦してくれました!
S君は映画好きということで、筆者が好きな映画「かもめ食堂」のワンシーンから、お湯を注ぐ前に粉の真ん中に人差し指を当てて「コピ・ルアック」と唱える儀式もしてもらいました。
美味しくするおまじないができるのも、ハンドドリップの魅力かもしれませんね。
全自動コーヒーメーカーは使用済み豆の処理が大変
使用後の後片付けは、ハンドドリップ器具のほうが簡単でした。
全自動コーヒーメーカーは写真にある通り使用済みの豆の処理が大変で、パーツの分解・乾燥・再設置という工数もかかります。また、「カフェばこ SC-A371」の場合は挽いた豆がまとまらないので、流しや排水溝が粉だらけになりやすいのも工数が増えた要因でした。
ペーパーフィルタータイプなら多少楽になりますが、細かな手入れが難しかったりするので、それを考えるとハンドドリップ器具のほうが気楽かもしれません。
抽出時間はハンドドリップのほうが早い!?
抽出工程が楽な全自動コーヒーメーカー、後片付けが楽なハンドドリップ。
全工程のトータル時間は、、、、ハンドドリップのほうが全自動コーヒーメーカーより3分以上も短時間でした。
手間を考えるとハンドドリップの時間がかかっているかと思いきや、お湯を沸かす時間と豆を挽いてセットするまでを並行して進められたのが時間短縮の要因だったようです。
全自動コーヒーメーカーは沸かす・挽く・淹れるを順番に行うのに加えて、後片付けで大きく時間ロスしたのが大きかったです。
ただ、S君いわく、体感的にはハンドドリップの方が時間を長く感じたようです。
工程 | コーヒーメーカー | ハンドドリップ |
---|---|---|
淹れる時間 | 7分2秒 | 6分50秒 |
後片付け時間 | 3分26秒 | 48秒 |
トータル時間 | 10分28秒 | 7分38秒 |
全自動コーヒーメーカーと100均のハンドドリップで淹れたコーヒーを味比べ採点
今回はクセの少ないブラジル豆の深煎りということで、香り・苦味・コク・トータルの美味しさの4項目のアンケート用紙を5名に配り、採点基準は◯・△・✕の三段階で採点してもらいました。
香りはハンドドリップのほうが引き立つ
香りは全自動コーヒーメーカーよりもハンドドリップの方が際立っていると回答した人が多かったです。
中には、全自動コーヒーメーカーで淹れたコーヒーに金属臭を感じた人もいました。
筆者自身はそのような臭いは感じませんでしたが、ハンドドリップの方が、間違いなくコーヒー豆の香りを引き立たせていました。
採点 | コーヒーメーカー | ハンドドリップ |
---|---|---|
○ | 0人 | 5人 |
△ | 1人 | 0人 |
× | 4人 | 0人 |
苦味はややハンドドリップの方が強い
苦味も全自動コーヒーメーカーよりもハンドドリップのほうに強く感じたようです。
ただ香りほど大きな差があったわけではありませんでしたが、コーヒーメーカーでは苦味を雑味に感じる人もいました。
コーヒーメーカー | ハンドドリップ | |
---|---|---|
○ | 1人 | 3人 |
△ | 3人 | 1人 |
× | 1人 | 1人 |
コクをより感じたのはハンドドリップ
コーヒーのコクもハンドドリップに軍配が上がった結果となりました。
同じ豆と水の量で検証したにも関わらず、ハンドドリップのほうが豆の風味もあり、味に深みを感じました。
コーヒーメーカー | ハンドドリップ | |
---|---|---|
○ | 0人 | 3人 |
△ | 2人 | 2人 |
× | 3人 | 0人 |
美味しいのはハンドドリップ!!
香り・苦味・コクを採点し、トータルで美味しいコーヒーを淹れられたのはハンドドリップでした。
しかも、ハンドドリップは100均のコーヒー器具で、コーヒー初心者のおぼつかない手つきで淹れたコーヒーであるにも関わらず、同じ豆で淹れたとは思えないほど、予想を超えた結果となりました。
コーヒー好きの人は「ハンドドリップのほうが豆の特徴が分かりやすくてバランスが取れているような気がするけど、それに比べてコーヒーメーカーは豆の特徴があまり引き出せてない。」との感想。
確かにハンドドリップのほうがコーヒーの味に彩りがあると感じました。
コーヒーメーカー | ハンドドリップ | |
---|---|---|
○ | 0人 | 4人 |
△ | 2人 | 1人 |
× | 3人 | 0人 |
コーヒー器具選びは何を優先したいかによって決めよう!
今回の検証では100均のコーヒー器具でも美味しいコーヒーを淹れるには十分であることがわかりました。
一方、コーヒーメーカーはほったらかしで淹れられるのが魅力です。
ハンドドリップのコーヒー器具か全自動コーヒーメーカーを選ぶかは何を優先したいかによって決めるのがおすすめです!
予算をかけたくない人はコーヒー器具の価格をおさえてハンドドリップがおすすめ
コーヒーを淹れるのはコーヒーメーカーより手間ではありますが、予算をかけたくない人はコーヒー器具の価格をおさえてハンドドリップで淹れるのがおすすめ。
これからハンドドリップをはじめる人でも、100均のコーヒー器具から挑戦してみてはいかがでしょうか?
「やっぱりハンドドリップで淹れるのは手間!」と思ったとしても、安い器具であれば躊躇せずにコーヒーメーカーへ乗り換えられますよ!
毎日コーヒーを手軽に楽しみたい人はコーヒーメーカーがおすすめ
今回、100均のコーヒー器具でも美味しいコーヒーを淹れられるのがわかりましたが、とはいってもハンドドリップの方が手を動かしている時間も長く手間がかかります。
全自動コーヒーメーカーであれば豆と水をセットしてボタンを押すだけですし、だれが淹れても一定の味のコーヒーをほったらかしで淹れられるので、毎日コーヒーを手軽に楽しみたい人にはコーヒーメーカーがおすすめ!
今回検証した「カフェばこ SC-A371」は全自動コーヒーメーカーの中でもエントリークラスのモデルです。
コーヒーを淹れる手軽さだけでなく美味しさも重視したい人は、ミドルクラス以上の全自動コーヒーメーカーからぜひお気に入りの一台を見つけてみてください!
シロカ カフェばこPRO
シロカでは本格派のコーン式全自動コーヒーメーカー「カフェばこPRO」2022年10月15日に発売されます。
「カフェばこ SC-A371」がプロペラ式ミルなのに対して、コーン式ミルでコーヒー豆に挽きムラが少なく、手軽に高品質のコーヒーを淹れられます。
豆の挽き方も5段階調節可能、味に大きく影響する抽出温度も二種類から選べます。
他にも豆と水は杯数設定による自動計量してくれたり、タンクの水替えサインやタイマー予約がついていたりと手軽さもグレードアップ!
自社他社のいいとこどりをしたおすすめのコーヒーメーカーです。
シロカのカフェばこPROを使用レビュー!欲しい機能が全部詰まった全自動コーヒーメーカー – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ツインバード 全自動コーヒーメーカー CM-D465B
ツインバードの全自動コーヒーメーカー CM-D465Bは、自家焙煎珈琲で有名な「カフェ・バッハ」の店主である田口護氏が監修したこだわりを感じられるコーヒーメーカー。
低速臼式フラットミルで豆をひくときの摩擦熱をおさえて豆の風味を守ります。
また、抽出時の湯温は83°と90°のどちらかを選べ、お湯を6か所からのシャワードリップで注ぐことでプロのハンドドリップを再現。
コーヒーメーカーでもハンドドリップで淹れるようにこだわりを持ちたい方におすすめです。
デロンギ エレッタ カプチーノ トップ 全自動コーヒーメーカー ECAM45760B
デロンギのコーヒーメーカーのなかでも大容量のフルスペックモデルのECAM45760Bはメニューが豊富です。
本格レギュラーコーヒーだけでなく、エスプレッソ、カフェラテやカプチーノなど、コーヒーメニューとミルクメニュー合わせてなんと11種類のメニューを楽しめます。
コーン式グラインダーで摩擦熱を抑えながら豆を均一に挽き、極細挽きから細挽きまで7段階に調整可能なので同じ豆でも違う味を楽しめます。
温度を最適制御するサーモブロックボイラーが約88℃から96℃のお湯を供給。好みに応じた温度調節も可能です。
贅沢なおうちカフェデビューにおすすめの一台。
理想のコーヒーメーカーを見つけるにはお試しレンタルがおすすめ
コーヒーメーカーに求めているものをはっきり認識している人は少ないと思います。
そんな方は、ぜひコーヒーメーカーのお試しレンタルを活用してみてください!
使い勝手や美味しさがぴったりハマるものを購入前に試せるのでおすすめです。
今回のように100均でそろえた道具を使ってハンドドリップと比べてみるのも面白いですよ!!
実際に使ってみて、気に入ったらレンタル商品をそのまま買い取るもことも可能です。
まずはお気軽にお試しレンタルをしてみてくださいね。
[レンタル] コーヒーメーカー・エスプレッソマシン 一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – Rentio[レンティオ]
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