シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」実機レビュー!手軽に楽しめる挽きたてコーヒー
更新日2024/10/31
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シロカの全自動コーヒーメーカーのおすすめ機種の1つである「カフェばこ SC-A371」。
ボタン1つでコーヒー豆から挽きたてのコーヒーを淹れられるので、自宅でカフェタイムを楽しめる便利な家電製品です。
そこで、この記事ではシロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」の実機レビューをしました。コーヒー豆の挽き具合や使いやすさ、手入れのしやすさなど実際に使って分かったことをまとめました。
2022年10月発売の、手軽に本格的なコーヒーを淹れられるシロカのコーン式全自動コーヒーメーカー「カフェばこPRO」のレビュー」もしておりますので、あわせて参考にしてください。
もくじ
カフェばこ SC-A371の特徴
「カフェばこ SC-A371」はシロカの全自動コーヒーメーカーの中でスタンダードモデルに位置づけられた製品です。
その主な特徴として以下4点を紹介します。
- ミルはブレードグラインダー(プロペラ式)
- 給水タンクは使いやすい着脱式
- 保温性の高いステンレスカラフェ
- コンパクトでスタイリッシュなデザイン
ミルはブレードグラインダー(プロペラ式)
「カフェばこ SC-A371」に搭載されているミルはブレードグラインダー、いわゆるプロペラ式です。
プロペラ式のミルは手入れがしやすいのでメンテナンス性に優れていることが特徴です。
一方で臼式ミルと比較して挽きムラがでやすいデメリットがありますので、水分量の多い浅煎りの豆(硬い豆)には向いていません。
実際にメーカー説明書でも中煎りの豆をおすすめしています。
給水タンクは使いやすい着脱式
「カフェばこ SC-A371」の給水タンクは着脱式となっており、給水時に蛇口から直接水を入れるだけでなく、使用後の水洗いもしやすいのが特徴です。
特に給水タンクは放って置くとカビの温床になりやすいので、洗浄後に隅々まで水気を拭き取ってから保管できるのも着脱式ならではメリットと言えるでしょう。
保温性の高いステンレスカラフェ
「カフェばこ SC-A371」はカフェばこシリーズで唯一のステンレスカラフェ(サーバー)です。
コーヒーメーカー本体の保温機能を使わなくても一定時間保温できますので、コーヒーの風味が飛びにくく、電気代の節約にもなるのでおすすめです。
- ガラスカラフェ:保温性がないのでコーヒーメーカー本体の保温機能を使うことになるが、温めすぎるとコーヒー本来の風味が飛びやすい
- ステンレスカラフェ:コーヒーメーカー本体の保温機能を使うことなく、コーヒー本来の風味を飛ばすことなく温かい状態を一定時間保つことができる
コンパクトでスタイリッシュなデザイン
キッチンはもちろん、仕事用のデスクやダイニングテーブルに置けるコンパクトさも「カフェばこ SC-A371」の魅力と言えるでしょう。
見た目も黒とシルバーのシンプルなデザインとなっておりますので、部屋の雰囲気を邪魔することなく配置することもできるでしょう。
カフェばこシリーズの違いを比較
シロカの全自動コーヒーメーカーのスタンダードモデルシリーズである「カフェばこ」には前製品も合わせて4機種あり、各機種の違いをまとめた一覧表がこちらになります。
「SC-A371」は唯一の「ステンレスカラフェ」になります。
シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」実機レビュー
シロカの全自動コーヒーメーカー「カフェばこ SC-A371」の特徴を述べてきましたが、ずばり「挽きたてのコーヒーを手軽に楽しめる一台」と言い表すことができます。
そんな「カフェばこ SC-A371」を実際に使ってみたレビューをまとめました。
セット内容
「カフェばこ SC-A371」のセット内容は以下のとおりです。
- コーヒーメーカー本体
- ステンレスカラフェ
- 計量スプーン(コーヒー粉用)
- 説明書
サイズ感はペットボトル約1本分
「カフェばこ SC-A371」の大きさは幅16.2×奥行28×高さ26.4cmとなり、ざっくりペットボトル一本分のサイズ感になります。
本格的なコーヒーメーカーだとそれなりにスペースを取ってしまうので、「カフェばこ SC-A371」はある程度の性能を持ちながらもコンパクトに収められたバランスの良いコーヒーメーカーと言えます。
操作ボタン
「カフェばこ SC-A371」は3つの操作ボタンでコーヒー抽出/調整を行います。
各ボタン/ダイヤルの操作方法と用途は以下の通りです。
ボタン名称 ※左から順に |
操作/用途 |
---|---|
タイマー | ・押す:タイマー機能 ・長押し(3秒):タイマー時刻の設定 |
豆/粉ボタン | ・押す:豆モード/粉モードの切替 ・長押し(3秒):時計時刻の再設定 |
スタート/取消 | ダイヤル回す:コーヒーの杯数の選択(1〜4) ボタン押す:抽出開始/抽出中止/保温停止 |
ステンレスカラフェが軽い
「カフェばこ SC-A371」のステンレスカラフェはコーヒーカップ4杯分(0.55L)の容量がありますが、カラフェそのものは見た目とは違ってめちゃくちゃ軽いです。
持ち手の部分は男性の指で3本(ギリギリ4本)入るくらいの幅です。
サイズ感としては縦横ともにiPhone8 Plusの約半分くらいになります。
お手入れ方法
「カフェばこ SC-A371」はコーヒーメーカー本体以外は全て取り外し、台所用中性洗剤でキレイに洗い流すことができます。
細かいところまで洗えていつでも清潔に使えるのでお手入れがしやすいコーヒーメーカーとなっております。
なお、手入れするときは以下のものは使えませんので注意してください。
- 研磨剤入り洗剤・磨き粉・たわし・ナイロン/金属製のたわし
- 食器洗い乾燥機・食器乾燥機
- 台所用中性洗剤以外の洗剤・シンナー・ベンジン
本体蓋のフィルター
「カフェばこ SC-A371」本体上部にコーヒー豆(もしくはコーヒー粉)を入れるミル付きバスケットがありますので、ボタンを押しながら本体ふたを取り外します。
使用後の本体蓋裏面を見るとフィルター蓋にコーヒー粉が付着しますので、写真のように分解してから洗います。
ミル付きバスケットとメッシュフィルター
ミル付きバスケットはコーヒーメーカー本体から取り外し、メッシュフィルターはミル付きバスケットから取り外します。
「ミル」「フィルター」にある淹れたコーヒー粉だけでなく、ミル付きバスケット裏側にある「しずくもれ防止弁」にもコーヒー粉が付着しております。
「しずくもれ防止弁」にコーヒー粉が詰まるとコーヒーが漏れる原因となりますので忘れずに洗い流してください。
給水タンク
給水タンクは本体から引き上げるだけで簡単に取り外すことができます。
水垢や水滴跡が残りやすいので、洗い流したら乾いた布巾で拭き取るようにしましょう。
ステンレスカラフェ
ステンレスカラフェも側面に水滴跡が残りやすいので、洗浄後は必ず拭き取りピカピカにしたほうが見た目も良いです。
またカラフェの蓋にもコーヒー粉が付着しますので、スポンジで洗い流しにくい時は爪楊枝などを使って取り除くようにしてください。
カフェばこ SC-A371で実際にコーヒーを淹れてみた
今回はハワイにある「Kona Coffee Purveyors」のピーベリー(全体収穫量の5%未満の貴重な豆)を使ってホットコーヒーを淹れてみました。
メーカー説明書でもおすすめされていたように、「カフェばこ SC-A371」のミル(プロペラ式)にぴったりの、中煎り(ミディアムロースト〜シティローストくらい)の豆になります。
コーヒー豆の量について
付属品の計量スプーンはコーヒー粉用になりますので、コーヒー豆を使う際は電子はかりで計量する必要があります。
コーヒー粉の目安量は以下表のようになりますので、今回は
ホットコーヒー2杯分の18gのコーヒー豆をミル付きバスケットにセットされたメッシュフィルター内に投入します。
給水タンクの目盛り | コーヒー杯数 | 計量スプーンの杯数 | 豆の分量 | 豆モードのアイコン数 |
---|---|---|---|---|
ホットコーヒー | 1杯 | 2杯 | 12g | 1つ |
2杯 | 3杯 | 18g | 2つ | |
3杯 | 4杯 | 24g | 3つ | |
4杯 | 4.5杯 | 27g | 4つ | |
アイスコーヒー | 2杯 | 3杯 | 18g | 2つ |
3杯 | 4杯 | 24g | 3つ | |
4杯 | 4.5杯 | 27g | 4つ | |
マグカップ | 1杯 | 2.5杯 | 15g | 2つ |
2杯 | 4杯 | 24g | 3つ |
蒸らしと抽出に時間をかけるこだわり
コーヒー豆からホットコーヒーを2杯作るので、「豆/粉ボタン」は豆モードを選択し、「スタート/取消ダイヤル」を回して杯数を2に選んだら「スタート/取消ボタン」を押します。
ホットコーヒー2杯分の場合、コーヒー豆の挽きから始まり抽出が完了するまで合計約7分ほどかかります。
蒸らし時間だけでなく、コーヒー抽出にじっくり時間をかけているのもこだわりポイントだと感じました。
- コーヒー豆を挽く:約20秒
- 蒸らす:約1分30秒
- 抽出する:約5分
ミルの音の大きさが気になると思いますが、騒音計の値では70〜75デシベルでした。
東京環境測定センターによると、70~80dBはボウリング場やパチンコ店の店内とのことなので、賃貸物件の方は利用時間に気をつけたほうがよいかもしれません。
完成したコーヒーの感想
「カフェばこ SC-A371」で淹れたコーヒーは、コナコーヒーの特徴である「ほんのり甘い香り」と「すっきりとした味わい」をしっかり感じることができました。
コーヒーの油分や微粉も抽出されているので口に含んだ時の質感も楽しめるのはメッシュフィルターならではの魅力と言えますね。
個人的な好みで言えばもう少し濃い目が良いので、コーヒー豆の量を増やすか事前に細かく挽いた豆を淹れるかで改善したいところです。
カフェばこ SC-A371を使って分かった注意点
「カフェばこ SC-A371」で美味しいコーヒーを入れることはできましたが、実際に使ってみると気になる点や改めて購入前に確認しておくべき点が見えてきました。
デメリットというほどではありませんので、注意点として参考にしていただければと思います。
電源プラグを抜く度に設定がリセットされる
「カフェばこ SC-A371」は電源プラグを抜く度に設定した時計時刻やタイマー時刻がリセットされてしまいます。
コンパクトなサイズなので置き場所を移動させて保温できるメリットもあるのですが、その度に設定し直さなければいけない手間がかかります。
コーヒー豆が均一に挽かれない
ミルがブレードグラインダー(プロペラ式)なのである程度は覚悟していましたが、思ったよりも挽きムラがあり、挽き方も粗いように感じました。
「カフェばこ SC-A371」は中細挽きの全自動コーヒーメーカーのようですが、実際は中細挽き〜中挽きの中間くらいの粒度のように思います。
別日に電動ミル(ショップジャパンのマジックブレット)で細挽きにしたコーヒー粉を使ってみましたが、コーヒー豆から淹れるよりも濃い目に作ることができました。
好みの問題ではありますが、コーヒー豆の挽き具合の参考になれば幸いです。
コーヒー抽出完了のタイミングが難しい
「カフェばこ SC-A371」はコーヒー抽出が完了するとブザー音と保温時間30分のカウントが表示されるので分かりやすいのですが、実際にはミル付きバスケット内にコーヒーが残っているので注意が必要です。
完了後すぐにステンレスカラフェを取り出すと、しずくもれ防止弁からもコーヒーがポタポタ落ちるので保温プレートが汚れてしまいます。
完了後もしばらく置いておくか、もしくは本体蓋を開いてミル付きバスケット内を確認してからステンレスカラフェを取り出すようにしましょう。
連続して使いにくい
一般的なコーヒーメーカーであればペーパーフィルターを交換したりメッシュフィルターだけを取り外して洗い流せばよいのですが、「カフェばこ SC-A371」のメッシュフィルターはミルとの組み合わせになっているため、毎回ミル付きバスケットごと洗う必要があります。
2度3度連続して使うのは面倒なので、使う時は多めにコーヒーを淹れることをおすすめします。
コーヒー初級者〜中級者向け!挽きたてコーヒーを手軽に楽しめるカフェばこ SC-A371
「カフェばこ SC-A371」は、「コーヒーのために場所や時間をかけるほどこだわりはないけれど、コーヒーが大好き!」な方におすすめのコーヒーメーカーと言えます。
在宅時間が増えている今だからこそ、全自動コーヒーメーカーの「カフェばこ SC-A371」はお家時間・家カフェを充実させてくれるに違いありません。
これから全自動コーヒーメーカーの購入を考えている方は、エントリーモデルとしては候補の1つに挙がると思いますのでぜひ検討してみてください。
シロカのコーヒーメーカーはレンタルもできる
コーヒーメーカーの使い勝手や実際に淹れたコーヒーを試してみたい方はお試しレンタルがおすすめです。
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