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PlayStation Portal リモートプレーヤー使用レビュー!家中どこでもPS5がプレイできる新しいゲーミングデバイス

mizusawa
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更新日2024/11/13

PlayStation Portal リモートプレーヤー使用レビュー!家中どこでもPS5がプレイできる新しいゲーミングデバイス

PS5・ゲーミングPCなどのハイスペックゲーム機や4Kモニターの普及により、家庭内でリアルなゲームを大画面で楽しむ機会は格段に増えました。

一方で、ハイスペックなゲーム機を家の中で持ち運んで気軽にプレイしたいという方も多いと思います。

  • ベッドやソファーでリラックスしながらゲームをやりたい
  • リビングのTVだけではなく、自分の部屋でもゲームがやりたい
  • 大画面でのゲームをしていると疲れるので小さな画面でやりたい

といった携帯ゲーム機のニーズは根強くあり、その需要に応えるべくポータブルゲーミングPCなども新しく登場しています。

今回発売された「PlayStation Portal リモートプレーヤー」(以下「PlayStation Portal」)はそんな需要に応えてくれる画期的なデバイス。

インターネットに接続していれば家中どこでもPS5のリモートプレイができ、携帯ゲーム機感覚で使えるデバイスとなっています。

これまでにない新しい製品で、現時点ではまだまだ情報も少ないため、詳細が気になっている方も多いのではないでしょうか。

今回、ソニー・インタラクティブ・エンタテインメントから「PlayStation Portal」、スリムになった「新型PS5」、そして2023年10月に発売されたばかりの新作ゲームソフト「Marvel’s Spider-Man 2」(以下「スパイダーマン2」)の3点の商品をお借りすることができました。

本記事では「PlayStation Portal」を中心に、実機を用いて徹底レビューします。

 

「PlayStation Portal」の特長

PS Portal

PlayStation Portalは、PS5のゲームを手元で実現するリモートプレイ専用のデバイス。

Wi-Fi経由でPS5本体に接続することで、PS5でのゲームプレイをそのまま引き継ぐことができます。

本体はDualSenseコントローラーの主要な機能を備え、8インチ・解像度1080p・60fpsでの描画に対応した液晶ディスプレイは迫力あるゲーム体験を提供してくれます。

特長
  • 8インチの大画面ディスプレイ
  • PS5コントローラーを踏襲したデザインと優れた操作性
  • 迫力ある音響と振動による高い没入感
  • 遅延を感じさせないレスポンスの良さ

「PlayStation Portal」実機レビュー

それでは早速実機をプレイしていきましょう!

「DualSense」コントローラーを踏襲した美しい本体デザイン

PS Portal

全体のデザインとしてはPS5のコントローラー「DualSense」をそのまま踏襲したイメージ。

PS Portal

「DualSense」コントローラーを2分割し、ディスプレイと一体化させたようなデザインとなっています。

各ボタンもほぼ同じ配置ですが、コントローラー中央に配置されていたPSボタンとミュートボタンが左右に割り振られています。

PS Portal

また、「DualSense」に搭載されているタッチパッドボタンはありませんが、ディスプレイの特定箇所をタッチすることでタッチパッドボタンの代替とすることができます。

その他、本体上部に電源ボタンと音量調整ボタンが配置されています。

PS Portal

背面はこんな感じで、特にボタンやタッチパッドなどは配置されていません。

想像以上に手になじむ!操作性は快適そのもの

PS portal

気になる使用感ですが、想像以上に快適と感じました。

コントローラーのグリップ部分がしっかりしているため持ちやすく、何時間でもプレイしていられそうです。

PS5の「DualSense」コントローラーのデザインが優れていることを改めて実感します。

PS Portal

本体重量は実測で約531g。

同じ携帯ゲーム機であるNintendo Switch(Joy-Con取り付け時:約398g)などと比べると決して軽くはないのですが、重さによる負担は全く感じません。

操作感はまさにPS5と同一といった感じで、携帯機としてのハンデや妥協は全く感じられませんでした。

迫力あるゲームプレイを楽しめる8インチの大画面

PS portal

ディスプレイは8インチと、携帯機としてはかなり大画面で迫力満点。

PS Portal

Nintendo Switch(6.2インチ)と比較すると一回り以上大きいことがわかります。

ディスプレイ解像度は1920×1080のフルHD。

有機ELではなく、通常の液晶(LCD)ですが、発色がとてもきれいです。

最大60fpsのグラフィック描画に対応しているため、動きもとても滑らかだと感じました。

PS Portal

ディスプレイ表面は光沢があり、光の反射がやや気になるものの、ゲームプレイに影響が出るほどありませんでした。

PS5本体とリンクしてリモートプレイしてみる

PS Portal

肝心のゲームをプレイする方法ですが、PS5本体の「リモートプレイ」機能を使用します。

PS Portal

初回起動時は、まずPlayStation Networkにサインインしたうえで、使用するPS5本体とペアリングする必要があります。

このリモートプレイに関してですが、いくつか使用上の注意点があります。

PS Portal

まず、ネット回線を通してデータを同期する仕組み上、リモートプレイ中はPS5とPlayStation Portalが必ずインターネットに接続している必要があります。

また、リモートプレイ中はバックグラウンドでゲームが動いているわけではなく、実際に本体を遠隔(リモート)操作している状態です。そのため、プレイ中はPS5本体の電源が入っている必要がありますし、リモートプレイをしている間、PS5本体で別のゲームをプレイすることはできません。

その他、リモートプレイ中はBDの再生やYouTubeアプリの使用などもできないため、あくまでもゲームに特化したデバイスであることは理解しておきましょう。

早速「スパイダーマン2」をプレイ!

PS Portal プレイ動画

今回テストプレイするのは、2023年10月に発売されたばかりの最新作「スパイダーマン2」。

「スパイダーマン2」は記事執筆時点ではsteamなどの他プラットフォームでは未配信。PS5でしかプレイできないため、PlayStation Portalでプレイするにはうってつけのゲームです。

スパイダーマンといえば映画が人気ですが、こちらのゲームでは映画ともコミックとも一味違う、オリジナルのストーリーを楽しむことができます。

また、本作は「ピーター・パーカー」と「マイルズ・モラレス」2人のスパイダーマンが主役を務めるのも見どころのひとつとなっています。

音響や振動もハイクオリティで映画のような没入感を楽しめる

PS Portal

実際にプレイして驚いたのがその迫力と没入感!

携帯機ながら音響も非常に立体的で迫力が高く、コントローラーの振動などインタラクティブな動きもPS5とそん色がなく、プレイ感覚は本当に良好でした。

携帯機でありながら、まさに映画の中に入っていくような没入感を楽しめました。

体感ではほぼ遅延なし!PS5本体と比較してみる

PS Portal プレイ動画

気になる遅延(ラグ)ですが、ネット接続が良好であれば、体感ではほぼ感じられないレベル。

PS5本体と並べてプレイしても、ボタン入力等にほとんど遅延が発生していないことがわかります。

シビアなタイミングが求められるアクションゲームにも十分対応可能と感じました。

ソファーやベッドでリラックスしながらプレイするのがおすすめ

PS Portal

本機最大のメリットはやはりプレイする場所を選ばないこと。

ソファーやベッドですき間時間にリラックスしてプレイするのは本当におすすめで、ゲーミングチェアに座ってしっかりプレイするのとは、全く違った楽しさがあります。

「PlayStation Portal」購入前に注意したいポイント

ハイクオリティなゲーム体験ができるPlayStation Portalですが、「リモートプレイに特化したゲーミングデバイス」という性質上、購入前に知っておくべきことも多くあります。

映像出力はできず、拡張性はあまりない

PS Portal

本機背面にはUSB Type-C端子が搭載されていますが、あくまでも充電用のため、ディスプレイへの出力には対応していません。

モバイルディスプレイやスマートグラスではプレイできないので、その点は注意が必要です。

PS Portal

また、Bluetooth機器との接続もサポートしていないため、オーディオ機器との接続はイヤホン端子で有線接続するか、「PlayStation Link」規格に対応した「PULSE Explore ワイヤレスイヤホン」(別売り)などを使用する必要があります。

快適なプレイにはWi-Fi接続の安定性が重要!使用シーンはよく考えた方がよさそう

PS Portal

本機をプレイするうえで、最も重要なのが「インターネットに安定して接続できるか?」「通信速度が十分あるか?」ということ。

実際、プレイしている最中も、接続する回線や場所によっては大きく遅延が発生することがありました。

PS5とPlayStation Portalは必ずしも同一回線につなぐ必要はなく、モバイル回線のテザリングを使用することも可能ですが、メーカーによればやはり同じネットワークにつないだ方が安定するようです。

また、PlayStation Portalを接続するWi-Fiは5GHz帯を推奨とのこと。

回線の通信速度ももちろん重要で、快適にプレイするためには、通信速度は最低15Mbps以上あった方が望ましいとのこと。

PS Portal

PS5の本体機能で通信速度を診断できるので、事前にチェックしておきましょう。

筆者宅では設定を見直したことで安定してプレイできるようになりましたが、部屋によってはWi-Fiの電波が届かないこともあり、必ずしも「家中どこでも快適にプレイできる」とは言えない状況でした。

接続するインターネット回線の状況によってプレイ体験が大きく変わってしまうので、利用する場所やネット回線の状況はよく考えることをおすすめします。

リニューアルしてスリムになったPS5も注目!あわせてゲットしてみては?

PS5

PlayStation Portalに先駆けて、リニューアルした新型PS5も登場。

従来機と比べてだいぶスリムになり、スペックを落とすことなく約30%小型化しています。

PS5

従来機(左)と並べて比較してみてもその差ははっきりとわかりますね。

PS5

今回、ディスクドライブが着脱可能に進化し、ディスクドライブ非搭載の「デジタル・エディション」も登場。DL派にとってもうれしいリニューアルとなっています。

PS5は発売当時品薄だったため、購入するタイミングを逃してしまったという方も多いのではないでしょうか。

今回、新型PS5とPlayStation Portalが同時期に登場したことで、使い勝手がより向上した印象。

PS5のさらなる普及の鍵になりそうだと感じました。

PlayStation Portalはゲームライフのすき間を埋めてくれる新しいゲーミングデバイス

PS Portal

PlayStation Portalは先述した通り「リモートプレイに特化したゲーミングデバイス」という新しい立ち位置の製品であり、購入前に理解しておくべきことも多くあります。

ですが、スペックの劣る携帯ゲーム機にはグラフィックを落として移植されることも多い中、最新ゲームそのままのグラフィックを手元で楽しめるのがなんといっても一番の強みです。

機能を絞っている分、価格も2万円台とかなり抑えめ。

生活のすき間を埋めてくれるゲーミングデバイスとして活躍してくれそうです。

ゲーム機はレンティオでレンタルできる

ゲーム機の購入を迷っている方はレンタルサービスの活用もおすすめです。

家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、PS5本体の他、ゲーミングPCやゲーミングモニター、ゲーミングキーボードなど、ゲーミングデバイスのレンタルも提供しています。

製品によってはそのまま購入もできますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか?

ゲーム・おもちゃ・ホビーのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]

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