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秋田といえば米どころとして有名ですが、美酒王国としても知られています。
日本酒といえば、やはり原料であるお米がポイントですよね。
秋田は酒造りに適した気候や風土、旨い酒を造る要素をすべて兼ね備えた場所です。
酒造りの歴史は古く、蔵元の多くが創業100年を超えています。
また、日本酒の消費量は全国で2位で、秋田では古くから日本酒が愛されています。
日本酒業界をリードする酒蔵があり、「新政」「雪の茅舎」といった有名な銘柄も多数あります。
今回は、そんな秋田の地酒のなかから選りすぐりの日本酒を9種類ご紹介します。
秋田の日本酒の特徴や選び方についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
秋田の日本酒の特徴
やや甘めの傾向があり、なめらかさときめ細やかさが評判です。
日本を代表する稲作地の秋田県は、江戸時代から酒王国としても知られます。
また、秋田は古くから鉱山で栄えた土地で、そこで働く肉体労働者の疲れを癒すために甘味のある日本酒がつくられるようになりました。
甘みがありながらも、芯のあるはっきりとした味わいが秋田の日本酒の特徴です。
甘口のお酒が飲みたいというときには秋田の地酒から選んでみてはいかがでしょうか。
秋田の日本酒の選び方
これから秋田の日本酒を選ぶ際に、チェックしておきたい選び方のポイントについてご紹介します。
有名な銘柄で選ぶ
「やっぱり定番の銘柄はおさえておきたい!」「試飲せずインターネットで買うので有名な日本酒が安心」という方は、有名な日本酒銘柄を選ぶのもおすすめです。
数ある秋田の日本酒の中でもとくに人気の銘柄といえば新政(あらまさ)・雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)の2種類。
いずれも人気の日本酒で、自宅でゆっくりと楽しむのはもちろん、贈り物の定番としても人気です。
味わいで選ぶ
日本酒の紹介を見ると「辛口」「甘口」や「淡麗辛口」などと表現されることが多くありますが、実際どんな味わいかピンとこない方もいるでしょう。
日本酒の辛口は甘くない味わいをさします。反対に甘口は甘みのある味わいをあらわしお米本来の甘みを感じさせます。
また、淡麗とはクセがなくすっきりとした味わいのことをさします。
淡麗の反対に使われるのが濃醇で、濃醇はコクがありしっかりとした味わいをさします。
淡麗/濃醇×辛口/甘口のように組み合わせて表現されることもあり、例えば淡麗辛口ならすっきりとしていて甘くない味わい。濃醇甘口ならコクがありお米のふくよかな甘味を感じる味わいとなります。
秋田の日本酒は甘口のお酒が多いのが特徴ですが、ぜひ好みに合わせて日本酒を選んでみてください。
日本酒の種類で選ぶ
日本酒には原料や製法によって様々な種類があり、同じ銘柄のお酒でも種類によって味わいが異なります。
フルーティで華やかな香りが特徴の吟醸酒や、お米の旨みが楽しめる純米酒、スッキリ飲みやすい本醸造酒など様々。
味わいの好みはもちろん、その日のおつまみや料理に合わせてお酒の種類を選ぶのも良いですね。
日本酒の種類について詳しくはこちら
日本酒の種類とは?純米,吟醸,本醸造の違いや精米歩合について解説!種類別おすすめ銘柄も紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
秋田の日本酒 おすすめの人気銘柄【ランキング上位の有名酒】
ここからは、秋田の日本酒のおすすめ銘柄をご紹介していきます。
まずは人気ランキング上位の常連、知名度の高い有名な秋田の日本酒をご紹介します。
新政(あらまさ)
「新政(あらまさ)」を醸すのは、1852年(嘉永五年)に創業の秋田県にある新政酒造。
現役最古の酵母「協会6号酵母」の発祥蔵であり、秋田流の醸造技術を完成させた屈指の名醸蔵です。
新政は基本的に「Colors」「No.6」「PRIVATE LAB」といった3シリーズが販売されています。
「Colors」の通称コスモスと呼ばれる「純米 生もと 木桶仕込」は、原料米に幻の米と言われるお米でごく一部の限られた地域でのみ作付けされる希少な改良信交を使用しています。
コスモスはこの改良信交を用いて木桶仕込みによって醸される大変貴重なお酒です。
軽やかでジューシーな旨味があり、魅惑の酸味がアクセントとなっています。
新政(あらまさ) | |
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蔵元 | 新政酒造 |
地域 | 秋田県秋田市 |
創業 | 1852年 |
URL | http://www.aramasa.jp/ |
新政について詳しくはこちら
新政(あらまさ)酒造の日本酒を定価で買うには?おすすめ銘柄9つと特約店についても解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)
秋田の地酒として人気なのが齋彌酒造店の「雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ)」です。全国新酒鑑評会の受賞歴は秋田一。
「雪の茅舎」の名前の由来は、雪深い冬に蔵を訪れた作家が、帰りの車中で「雪に埋もれた茅葺き屋根の農家が点在している冬景色」から「雪の茅舎」を酒名にと提案したとのことです。
「純米吟醸 雪の茅舎」は麹米には兵庫県産山田錦、掛米に秋田酒こまちを使い自社培養酵母にて醸されています。
ふくよかで上品なのど越しとほどよい香りが特徴。最後に適度な酸味でスッキリさせてくれる純米吟醸です。
冷やはもちろん、常温、燗酒も美味しくて、和食全般との相性が抜群にいいです。
雪の茅舎(ゆきのぼうしゃ) | |
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蔵元 | 齋彌酒造店 |
地域 | 秋田県由利本荘市 |
創業 | 1902年 |
URL | https://www.yukinobosha.jp/ |
秋田の日本酒 おすすめの人気銘柄【スッキリ辛口】
続いて、スッキリと飲める辛口の秋田日本酒のおすすめ銘柄をご紹介していきます。
太平山(たいへいざん)
全国酒類品評会をはじめ数々の賞を受賞しており、名実ともに秋田を代表する日本酒として有名なのが「大平山(たいへいざん)」です。
太平山を代表する糖類無添加の辛口酒「大平山 辛口」は、甘い日本酒が苦手な方におすすめ。スッキリとした飲み口が楽しめます。
冷やから熱燗まで一年中楽しめる晩酌用として人気。お料理との相性も抜群です!
太平山(たいへいざん) | |
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蔵元 | 小玉醸造 |
地域 | 秋田県潟上市 |
創業 | 1879年 |
URL | https://shop.kodamajozo.jp/ |
秋田の日本酒 おすすめの人気銘柄【甘口・フルーティー】
続いて、お米の甘みやフルーティーな香りを味わえる秋田日本酒のおすすめ銘柄をご紹介していきます。
一白水成(いっぱくすいせい)
「一白水成(いっぱくすいせい)」は、福禄寿酒造が2006年からスタートした、ブランド・ライン。
一白水成とは「白い米と水から成る、一番旨い酒」という意味です。
蔵に湧き出る中硬水の地下水を仕込み水に使うことで、キレと酸がありつつも華やかな香りと甘い旨みのある非常にバランスのとれた酒質へと仕上がっています。
「一白水成 純米吟醸 槽垂れ」は口に含むとフワリと広がる甘い果実のような香りと甘美な味わいで、甘味と酸味のバランスも良く、味のふくらみも穏やか。上品な和食に良く合いそうなお酒です。
一白水成(いっぱくすいせい) | |
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蔵元 | 福禄寿酒造 |
地域 | 秋田県南秋田郡五城目町 |
創業 | 1688年 |
URL | https://www.fukurokuju.jp/ |
まんさくの花(まんさくのはな)
日の丸醸造の代表的な銘柄「まんさくの花(まんさくのはな)」は、綺麗で優しい味わいを求めた一本です。
名前の由来は、昭和56年(1981年)に放映されたNHKの朝の連続ドラマ「まんさくの花」が同市を舞台としていたところから名づけられました。
「純米大吟醸 まんさくの花」は兵庫県産の山田錦を麹米に使用し、仕込米に秋田県産酒造好適米(吟の精・秋田酒こまち・美郷錦)を使用しています。
口当たりはフルーティで透明感のある味わい。味の奥にはお米の旨味や酸味がバランスよくお楽しみいただける、どのような料理にも合わせやすい1本です。
まんさくの花(まんさくのはな) | |
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蔵元 | 日の丸醸造 |
地域 | 秋田県横手市 |
創業 | 1689年 |
URL | https://hinomaru-sake.com/ |
北秋田(きたあきた)
日本国内のスーパーマーケットでもっとも売れている大吟醸酒と言われているのが、北鹿の「北秋田(きたあきた)」です。
白神山地と奥羽山脈に囲まれ、自然豊かな環境に位置する秋田。蔵元の「北鹿」では地域に密着した地域の清酒を大切にしています。
「北秋田 純米大吟醸」は古来から優れた米の産地であり、良水の湧き出る酒造りにもっとも適したこの地で、45%まで丁寧に磨きあげられたお米を、低温発酵で丹精込めて仕込んだお酒です。
華やかでフルーティーな香り、上品でふくらみのある味わいが特徴です。
北秋田(きたあきた) | |
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蔵元 | 北鹿 |
地域 | 秋田県大館市 |
創業 | 1944年 |
URL | https://www.hokushika.jp/ |
秋田の日本酒 おすすめの人気銘柄【レアな地酒】
最後に、全国的にはあまり流通していないレアな秋田の地酒のおすすめ銘柄をご紹介していきます。
No.6(ナンバーシックス)
新政の唯一の定番生酒。6号酵母の魅力をダイレクトに表現することを目的に醸造されるラインが「No.6(ナンバーシックス)」です。
本来、日本酒の生酒は冬から春の気温が低い時期のみ出荷されます。理由は、無殺菌で酵素も失活されていない日本酒の生酒は、味わいが変わりやすいからです。
しかし「No.6」は、蔵内でのマイナス5度以下の貯蔵管理体制、そして厳選された銘酒専門店のみで販売することで、鮮度の高い生酒を通年でお届けすることを可能にしています。
「No.6」最上級モデルのX-Type(エックスタイプ)は、「eXcellent」(豪華版)を意味するフラッグシップモデルです。磨きこまれた米を用いるため、より格調高い仕上がりになっています。
新政(あらまさ) | |
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蔵元 | 新政酒造 |
地域 | 秋田県秋田市 |
創業 | 1852年 |
URL | http://www.aramasa.jp/ |
花邑(はなむら)
幻の日本酒と言われる「花邑(はなむら)」の蔵元として知られる両関酒造は、明治7年に創業された歴史ある酒蔵です。
全国新酒鑑評会での数々の受賞歴のほか、海外の権威のある酒類競技会でも高い評価を得ています。
特約店限定商品の「花邑」は、呑む人の心を華やかにし、人々の和をつくりあげる、そんな酒でありたいという想いが込められています。
「純米酒 花邑 陸羽田」は甘い香りと濃醇でフレッシュな甘みと酸味が絶妙に調和しています。香り自体は控えめで度数も高くなく、やさしく瑞々しい味わい。コストパフォーマンスもよく、幅広い年齢層から高評価となり得る純米酒でしょう。
花邑(はなむら) | |
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蔵元 | 両関酒造 |
地域 | 秋田県湯沢市 |
創業 | 1874年 |
URL | https://www.ryozeki.co.jp/ |
ゆきの美人(ゆきのびじん)
極少量生産の貴重な限定酒なのが、酵母・酒米全て県産にこだわった純米大吟醸「ゆきの美人(ゆきのびじん)」です。
蔵元の秋田醸造の最大の特徴は、低温管理ができる設備を整え、1年を通じて酒造りができることです。
秋田古来の自然の力に頼る方法ではなく、しっかりとした温度管理がされた環境での醸造で、季節に合わせたさまざまな酒を造っています。
「純米大吟醸 ゆきの美人」はおだやかな吟醸香に優雅な口当たり、柔らかな甘みと落ち着いた香りを感じながら、後味はさっぱりとした飲み飽きしない仕上がりです。
ゆきの美人(ゆきのびじん) | |
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蔵元 | 秋田醸造 |
地域 | 秋田県秋田市 |
創業 | 1919年 |
URL | – |
秋田の日本酒を楽しもう
今回は、秋田のおすすめ日本酒銘柄をご紹介しました。
同じ銘柄でも種類によって違う味わいが楽しめるので、迷ってしまう方は飲み比べセットなどを買って色々な日本酒を堪能してみるのもおすすめです。
秋田旅行のお土産としてはもちろん、贈り物や晩酌のお酒としても、ぜひ秋田のお酒を楽しんでみてはいかがでしょうか?
日本酒の保存にはセカンド冷蔵庫もおすすめ
「お酒を買いすぎて冷蔵庫がパンパン…」という方は、小型のセカンド冷蔵庫の導入もおすすめです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、小型冷蔵庫をレンタルすることができます。
一升瓶もたくさん保存しておけるので、色々な種類のお酒を買って飲み比べしたい方にもおすすめです。
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