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海外旅行先として人気のシンガポール。
マーライオンパークやマリーナベイサンズといった様々な観光スポットや美味しいグルメなど魅力にあふれるシンガポールですが、旅行で訪れた際にどれくらい費用がかかるかは気になるところ。
シンガポール旅行を計画しているものの、「物価が高い」と聞いて躊躇している方も多いのではないでしょうか?円安の影響もあり、不安に感じている方も多いかもしれません。
そこで今回はシンガポールの物価について解説します。
シンガポールが物価高と言われる原因や実際の商品の価格まで詳しく紹介しますので、ぜひ旅行前の参考にしてみてください。
もくじ
シンガポールの物価は日本より高い?安い?その理由は?
一般的にシンガポールの物価は日本より高いと言われています。
シンガポールの物価高は有名で、海外駐在員の生活費世界ランキングで2年連続世界2位にランクインしているほど。
特に近年ますますシンガポールの物価が高くなったと言われています。
その大きな原因がインフレと円安です。
物価高の理由は「インフレ」の影響
インフレとはインフレーション(Inflation)の略で、日用品やサービスの値段が上がることをいいます。
最低賃金の大幅引き上げによる人件費の増加、ウクライナ戦争に起因する原油・天然ガスの高騰、コロナ禍などの原因により、シンガポールは近年インフレ傾向にあります。
特に2022年は大きくインフレが進行し、6.12%ものインフレ率を記録。
2023年は約4.8%、2024年は約2.5〜3.5%(見込み)と、インフレ率は抑制されているものの、2024年現在もなおインフレ率は高めの傾向です。
近年のインフレによってシンガポール内の物価が実際に上昇しているのです。
「円安」の影響も理由の一つ
シンガポールの物価が高くなったと言われるもうひとつの原因は「円安シンガポールドル高」です。
「円安シンガポールドル高」とは為替レートの変動で、日本円の価値が相対的に下がり、シンガポールの通貨であるシンガポールドルの価値が相対的に上がることをいいます。
2020年には1シンガポールドルあたり約77円の為替レートでしたが、2024年6月現在では1シンガポールドルあたり約117円までシンガポールドル高が進行。
言い換えると、2020年には100シンガポールドルのものを買うのに7,700円で足りましたが、2024年には11,600円が必要になったというわけです。
4年間で約50%ほどシンガポールドル高が進行したことになります。
「インフレ」と「円安シンガポールドル高」のふたつの原因により、日本から旅行に行った際、相対的に物価が高く感じるのです。
どちらもここ数年の変化のため、コロナ禍以降久しぶりにシンガポールを訪れるという方は変化に驚くのではないでしょうか。
シンガポールの物価は日本より高い?実際の商品で検証
それではシンガポールの物価を具体的に日本と比べてみましょう。
今回は日本人にもシンガポール人にもなじみ深い食品の価格を基に実際に比較していきます。
なお、それぞれの食品の価格は2024年6月時点で公式ページなどで確認できた範囲の価格を基に、現時点の為替レートで換算、比較しています。
実際には同国内でも店舗や地域によって価格の変動はありますので、あくまでも目安として参考にしてください。
日本とシンガポールのマクドナルドを比較
最初に比較するのはマクドナルドです。
看板商品である「ビッグマック」はシンガポールでは単品価格6.45シンガポールドルで販売されています。
6.45シンガポールドルは日本円で約755円になります。
対して日本の「ビッグマック」は地域にもよりますが、480円から販売されています。
「ビッグマック」はシンガポールの方が値段が高いという結果になりました。
日本とシンガポールのスターバックスの価格を比較
続いてスターバックスの「スターバックスラテ(カフェラテ)」トールサイズの価格を比較してみましょう。
シンガポールのスターバックスは店舗によって価格が違うようですが、調査した範囲ではカフェラテは7.1シンガポールドルで販売されていました。
7.1シンガポールドルは日本円で約831円になります。
一方日本では「スターバックスラテ」は495円で販売されています。
「スターバックスラテ」もシンガポールの方が値段が高いという結果になりました。
日本とシンガポールのコカコーラの価格を比較
最後に比較するのはコカコーラです。
国際生活費の比較サイトの情報によると、シンガポールで販売されている2Lのペットボトルの価格は1本約2.91シンガポールドル。
2.91シンガポールドルは日本円で約340円となります。
一方日本では1.5Lのペットボトルが1本あたり200円程度で販売されています。
コカコーラは100mlあたりの単価ではシンガポールの方が高いという結果になりました。
全ての商品を精査したわけではありませんが、マクドナルド、スターバックス、コカコーラのいずれも日本よりシンガポールの方が値段が高い傾向にあることがわかりました。
通常食べ慣れているものを買おうとすると日本よりもやや割高になってしまうようです。
【まとめ】シンガポールの物価は日本より高い!賢く節約してシンガポール旅行を満喫しよう
ここまでの比較で、シンガポールの物価は日本よりも相対的に高いということがわかりました。
ですが、シンガポール旅行の費用が手が届かないほど高くなったというわけではありません。
ローカルの屋台やフードコートを利用すれば、比較的お安く食事をすることも可能です。
また、オフシーズンの雨季にあたる10月〜3月は飛行機代やホテル代も安くなっているので、この時期を狙うのも一つの方法です。
円安に惑わされずに、賢く節約しながらシンガポール旅行を満喫することをおすすめします。
なお円安でも安く行けるおすすめの海外旅行先については以下の記事で詳しく解説していますので、こちらも旅行先を選ぶ際の参考にしてみてください。
[2024] 円安でも安く行ける海外旅行おすすめの国7選!お得に旅する秘訣をご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
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