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初心者でもすぐ分かる「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」の違い。それぞれのメリット、デメリット、おすすめの撮影シーンを解説

Atsushi Yoshioka
Atsushi Yoshioka

更新日2024/09/27

初心者でもすぐ分かる「ズームレンズ」と「単焦点レンズ」の違い。それぞれのメリット、デメリット、おすすめの撮影シーンを解説

一眼カメラにおける撮影において、ボディ選びと同じくらい重要になるのがレンズ選びです。

カメラレンズは、カメラボディよりも遥かに種類が多く、いったいどのレンズを選ぶべきかというのは、カメラボディ以上に悩むことが多いでしょう。

今回は、そんなレンズ選びにおいて大前提となるズームレンズ単焦点レンズの違いや、それぞれのメリット、デメリットについてご紹介していきます。

この記事の執筆者:Atsushi Yoshioka

この記事の執筆者:Atsushi Yoshioka

「レンティオ」のフォトグラファー兼トラベルアドバイザー。各カメラ製品系レビューや持ち前の旅行テクニックを伝授する記事を展開

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写真を大きく左右するレンズの選択

ズームレンズ 単焦点レンズ

一眼カメラを使って撮影するとき、カメラボディ以上に写真に大きな変化を与えるのがレンズの存在です。

どのレンズを選ぶかによって仕上がる画は大きく異なるため、レンズ選びというのは写真撮影において非常に重要なプロセスとなります。

今回ご紹介していくズームレンズと単焦点レンズは、根本から異なるジャンルとしてレンズ選びの基本となるため、違いやそれぞれ得意とするシーンを知っておくことがおすすめです。

カメラ初心者が知りたいレンズの選び方!理想のレンズの見つけ方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

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レンティオでは交換レンズだけで500種類以上のラインナップを用意し、お好きなメーカー・マウント・焦点距離のレンズを探せます。

レンタルプランには最低3泊4日から1日単位で選べるワンタイムプラン、1ヶ月単位で利用できる月額制プランを用意しております。購入するよりも初期費用を抑えたい場合、長期間利用してみたい方はご検討ください。

往復送料は無料で保証も込みの明朗料金です。レンタル期間中はお客様に過失のない故障には修理費など一切請求いたしません。過失により破損された場合も免責費は2,000円まで。それ以上のご負担はありませんので、初めての方も安心してご利用ください。

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ズームレンズと単焦点レンズの存在

今回ご紹介していくズームレンズ単焦点レンズとはそもそもどんな存在なのか、概要について解説していきます。

ズームレンズとは

ズームレンズ 焦点距離

ズームレンズとは、焦点距離に幅のあるレンズとなります。

レンズ側で画角調整が可能で、24-70mm100-400mmといったレンズが対象となります。

単焦点レンズとは

単焦点レンズ 焦点距離

単焦点レンズとは、ズームレンズとは対照的に焦点距離が固定されたレンズとなります。

そのため画角をレンズ側で調整することができません。

ただジャンルによって定番の焦点距離が存在するため、50mmや85mmなど汎用性の高い焦点距離で多くの製品が展開されています。

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ズームレンズのメリット

  • ズームリングを使って画角調整が自由自在
  • レンズレパートリーが豊富

ズームレンズにおける最大のメリットはやはり画角調整が可能なところでしょう。

焦点距離に幅があることで、急な画角変更にも臨機応変に対応できるため、動く被写体を中心に役立つ存在となります。

ズームレンズの中でも高倍率ズームレンズと呼ばれるジャンルは、特に焦点距離の幅が広く、広角から望遠まで1本でカバーしてくれるなどのメリットが存在します。

また、各社で展開されているレンズのバリエーションも非常に多いことも自分にあったレンズを細かく探すことのできるメリットになります。

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初心者でもすぐ分かる!実際の写真から「各焦点距離と画角の関係」を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]

単焦点レンズのメリット

  • 高画質を実現してくれる
  • 綺麗なボケ味を出したいときにおすすめ

画角に制限のある単焦点レンズですが、ズームという機構がない分、高画質であることやボケ味に優れていることがメリットとして存在します。

単焦点レンズには、ズームレンズでは叶えることのできない明るさ(開放F値の低さ)を特徴としていることも多く、開放絞り値で撮影することでズームレンズでは表現できないようなボケ表現を行うことができるレンズも多くなっています。

また、単純に構造面でもシンプルであることから、ズームレンズよりも画質に優れていることが多く、単焦点レンズだからこそ表現できるものが多いのも特徴的です。

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ズームレンズのデメリット

  • 単焦点レンズと比較すると画質で劣る
  • 単焦点レンズよりも大きく、重いレンズが多くなる

画角の調整で優位性のあるズームレンズですが、それに伴ったデメリットも存在します。

単焦点レンズで画質が良いとご紹介しましたが、ズームレンズでも画質が良いレンズも多いものの、単焦点レンズと比較すると画質面で劣るモデルが多いのも正直なところです。

特に利便性の高い高倍率ズームレンズなどは、1本で色々なジャンルを対応できるメリットの一方で画質についてはあまり期待できないことも少なくありません。

また、単焦点レンズよりも多くのレンズを使用した構造であることから、携帯性についても単焦点レンズと比較すると大きく、重くなる傾向にあります。

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単焦点レンズのデメリット

  • 画角調整をレンズ側で行うことができない
  • 望遠の単焦点レンズは非常に高価

単焦点レンズにおけるデメリットはやはり画角が固定されることにつきます。

画質やボケ表現に優れていることから、自分が動いて解決することのできる静止または動きの遅い被写体であれば問題ありませんが、高速で動く被写体などに対しては、自分が動くことで解決できないことも珍しくありません。

距離が遠い分には、ある程度のトリミングで対応できることもありますが、画角から溢れてしまっては修正が効かないため、失敗のリスクも多くなることもデメリットとして意識する必要があります。

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ズームレンズがおすすめのシーン

Canon RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM Shooting in Amsterdam

Canon EOS R5, RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM, 1/2500sec, F8, ISO200, 500mm, アムステルダム・スキポール空港

Canon RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM Shooting in Amsterdam

Canon EOS R5, RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM, 1/2000sec, F8, ISO200, 145mm, アムステルダム・スキポール空港

ズームレンズがおすすめのシーンは、「動き回る被写体」や「レンズ1本のみの携帯性を求める」場面です。

画角を調整できる利便性はやはり撮影の幅を大きく広げてくれるため、あらゆるシーンで活躍するレンズになります。

例え単焦点レンズの写りが好ましくとも標準ズームレンズ1本持っておくことがおすすめといえます。

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単焦点レンズがおすすめのシーン

SIGMA 50mm F1.4 DG DN Art Shooting in Tokyo

SONY α9 II, SIGMA 50mm F1.4 DG DN Art, 1/4000sec, F2, ISO100, 50mm, しながわ花街道

Canon RF50mm F1.8 STM Shooting in Iki

Canon EOS R, RF50mm F1.8 STM, 1/200sec, F10, ISO100, 50mm, 長崎県壱岐島

スナップ写真や目的をもった撮影など、表現力の高さを求めるのであれば単焦点レンズがおすすめとなります。

ズームレンズでは表現できないボケ味や、画質の良さは、写真の世界にはまってしまった方に響く存在でしょう。

また、画角が固定される制約の中で撮影を行うことで撮影技術の向上にも繋がるレンズです。

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おすすめのズームレンズ

ズームレンズは、初心者向けのカメラのキットレンズとしても付属されることが多いため、新たに購入するのであればワンランク上の性能を有したレンズがおすすめです。

ズームレンズの中でも「大三元レンズ」と呼ばれる存在は、広角、標準、望遠の各ジャンルでズーム全域開放F2.8の明るさを叶え、各レンズメーカーの最先端の技術力が体感できる性能を叶えているおすすめのレンズです。

また、望遠ジャンルにおいて単焦点レンズは非常に高価になるため、価格を抑えるという意味でもズームレンズがおすすめの存在となります。

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おすすめの単焦点レンズ

スナップやポートレート撮影で特におすすめとなる単焦点レンズですが、「35mm」「50mm」「85mm」「135mm」の焦点距離を有したレンズが定番の存在として人気です。

この辺りの焦点距離では、高級レンズはもちろんですが、50mm F1.8など低価格で気軽に購入することのできるモデルも存在するため、試しに保有してみることもおすすめです。

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ズームレンズは基本、単焦点レンズは応用

ズームレンズ 単焦点レンズ 比較

今回、ズームレンズと単焦点レンズの違いについてご紹介してきましたが、ズームレンズはキットレンズにも付属されることが多いほど基本のレンズあることは間違いありません。

その上で単焦点レンズを応用として使用していくことがおすすめです。

もちろん撮影スタイルによっては単焦点レンズのみで構成することも考えられますが、色々な被写体を撮影したい場合にはズームレンズの方が利便性に優れているため、1本は常備しておくことが良いでしょう。

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気になるレンズはレンタルできる

今回ご紹介してきたレンズで、気になった機材があるという方にはレンタルサービスを利用して購入前にお試しすることがおすすめです。

気になるカメラやレンズは、レビューを参考にするだけでなく、実際に自分で一定期間使用してみることも大切なプロセスとなります。

Rentioでは、豊富なラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルが可能です。

是非この機会にRentioで気になる機材をレンタルして、失敗しない機材選びに役立ててみてはいかがでしょうか。

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