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様々な種類がするカメラレンズのジャンル。
一眼カメラをはじめて購入する際、レンズキットを選ばれる方が多いかと思いますが、レンズキットに付属されているレンズの大半はズームレンズです。
便利なズームレンズが初心者に最適であることは間違いありませんが、ワンランクステップアップしたい際に使いたいのが、「単焦点レンズ」と言えるでしょう。
今回は、「単焦点レンズ」の魅力やおすすめレンズを厳選してご紹介していきます。
もくじ
ズーム機能のないカメラレンズ
「単焦点レンズ」は、ズームレンズと異なり、焦点距離の幅を持たないレンズです。
つまり、焦点距離が固定されたレンズとして画角に変化をつけることができません。
ズームレンズの場合、同じ場所に立っていてもズームリングを回して焦点距離を調整することで、画角の調整が可能でしたが、単焦点レンズの場合、レンズ側での画角調整ができないため、自らが移動して画角を調整する必要があります。
そのため、ズームレンズよりも自分で考えた撮影を必要とするレンズなのです。
単焦点レンズを使用したおすすめシーン
一見不便そうに見える単焦点レンズですが、もちろん使うメリットは沢山存在します。
ここからは単焦点レンズを使用したおすすめの撮影シーンについてご紹介していきます。
ボケ味を出した撮影
単焦点レンズが使われるシーンの中でも最も多いのが「ボケ味を出した撮影」です。
その理由として、単焦点レンズではズームレンズと比較して、開放絞り値の低さがあります。
焦点距離域を保有しないことで、レンズの構造が非常にシンプルとなり、その分明るいレンズを実現しやすい傾向にあります。
写真におけるボケ味は、絞りとなるF値を低く設定することで表現することができ、一眼カメラの撮影スタイルとしても人気の表現方法の一つです。
より高画質を求めるとき
構造がシンプルである単焦点レンズは、余計なレンズ構成を必要としないため、画質の向上にも繋がっています。
特に望遠の単焦点レンズでは、望遠のズームレンズと比較して解像度が非常に高く、より高画質を求めるために人気を集めています。
今回ご紹介していく初心者にもおすすめの単焦点レンズでも、ピントが合った部分は繊細な描写を実現する優れた解像力が特徴的です。
撮影テクニックを向上させたいとき
先述の通り、単焦点レンズを使用した撮影の場合、画角が固定されることで自由度はズームレンズと比較して低下します。
しかし、制限が多い中での撮影は写真撮影の感性を向上させる機会にもなり、発想力を鍛えることができる環境とも言えるでしょう。
写真撮影に対して伸び悩みを感じたときは、一度単焦点レンズだけを使用して写真撮影を行い、感性を鍛えることもおすすめです。
ズームレンズより難易度が高くなる
これまで度々登場している通り、単焦点レンズは、ズームレンズよりも難易度が高くなります。
フォトジェニックな撮影を実現するために単焦点レンズがおすすめされることも少なくありませんが、初めての写真撮影においてはあまりおすすめではありません。
画角が固定されるため考えて撮影する必要がある
ズームレンズの場合、レンズ側で画角の調整が可能であるため、撮影できる幅は広いです。
しかし、単焦点レンズの場合、被写体までの距離が一定の場合、レンズ側で調整することはできません。
仮に撮影場所においてこれ以上身動きが取れない場合、ズームレンズでは撮れるものでも、単焦点レンズでは撮影できないというシーンも出てくるでしょう。
単焦点レンズは、常に自分の行動主体で考える必要があるため、ズームレンズよりも頭を使った撮影が要求されます。
ボケやすいレンズであることの難しさ
写真においてボケをコントロールするというのは想像以上に難しいことです。
写真において「ピント」というのは最も大切な要素の一つで、ボケ味を出そうとすると、ピントの位置に気を付ける必要があります。
例えばワンショットAF(キヤノン)でピントを指定した後に少しでもカメラを動かしてしまうと、ピントの位置はずれてしまい、結果としてピントを合わせたい被写体までもボケてしまう可能性もあります。
これは被写界深度が浅くなるF値の低い明るいレンズほどなりやすい傾向にあるため注意が必要です。
「絞り」や「被写界深度」についてこちらで詳しく解説
初心者でもすぐ分かる「絞り」の基本。一眼らしいボケを表現するなら必須の撮影設定項目 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
焦点距離から選ぶ単焦点レンズ
単焦点レンズは、画角が完全に固定されていることから、焦点距離から選ぶという選択肢を行うこともできます。
ここからは焦点距離毎に適した撮影シーンをご紹介していきます。
広角域 (14mm、20mm、24mmなど)
14mmや24mmなどの焦点距離域を保有する単焦点レンズは、広角をカバーするレンズとして、広い画角を写す際に活用できるレンズです。
単焦点レンズは、ズームレンズと比較しても画質面で優れているため、広角の画角でも隅々まで解像してくれるレンズとして風景写真などを撮影される方におすすめです。
標準域 (35mm、50mmなど)
35mmや50mmなどの焦点距離は、標準域の画角として、スナップ写真や物の撮影におすすめの単焦点レンズです。
基本的にズームレンズよりも、開放絞り値が明るいため、ボケ味を活かした撮影を行うことができることも特徴の一つです。
中望遠域 (85mm、105mm、135mmなど)
85mmや135mmなど、少し望遠側に寄せた焦点距離を保有する中望遠域は、ポートレートの撮影に適したレンズです。
こちらも望遠ズームレンズと比較して、明るいレンズであることが大半であるため、ポートレートで人気を集めるボケを活かした撮影を行うことができることで多くのフォトグラファーが愛用しています。
望遠域 (300mm、400mmなど)
300mmや400mm、またはそれ以上の超望遠域を保有する単焦点レンズは、他の焦点距離域とは異なり、使うシーンも少し異なります。
超望遠域を保有した単焦点レンズは、ボケを活かした撮影というよりも、ズームレンズよりも優れた解像力を誇ることで選ばれる傾向にあります。
画質は確かに良くなりますが、価格が大幅に高騰するため、気軽に使えるレンズとは言い難いところです。
単焦点レンズのおすすめメーカー
カメラレンズは、カメラメーカーが自社マウントに合わせて開発した純正レンズだけでなく、レンズメーカーとして各社のマウントに合わせたレンズを展開するサードパーティー製レンズも選択肢に入ってきます。
単焦点レンズは、レンズの中でも人気ジャンルとして、多くのメーカーが開発を進めています。
Canon(キヤノン)
デジタルカメラ最大手のキヤノンでは、長い歴史を誇ることからカメラレンズの開発にも力を入れています。
もちろん今回ご紹介していく単焦点レンズに関しても、焦点距離やレベルに合わせた豊富なラインナップが展開されており、自分に合ったレンズを見つけやすいことでおすすめです。
特に高級レンズシリーズとして展開されている「Lレンズ」は、キヤノンユーザーなら誰もが憧れる存在として特別なブランド力を誇ります。
Nikon(ニコン)
キヤノンと並んでデジタルカメラ大手のニコンでも、長いカメラ開発の歴史を保有することから、レンズ開発技術にも優れています。
ニコンでも焦点距離やレベルに合わせた豊富なラインナップが展開されており、様々な条件から自分に合ったレンズを見つけることができます。
キヤノンとは異なり、高級レンズにおける特別なブランド分けなどは行われていませんが、優れた描写力を誇るレンズが点在しています。
SONY(ソニー)
ミラーレス一眼を中心に展開するソニーでは、キヤノンとニコンの大手2社と比較して歴史は浅いものの、急激な成長を見せています。
ボディ側の新製品が話題になることが多いですが、レンズ開発に関しても着実に進めており、他社のラインナップに劣らない充実の製品を展開しています。
ミラーレス一眼の携帯性を活かした小型・軽量のレンズ開発も行われており、コンパクトに納めることのできる製品も魅力的です。
SIGMA(シグマ)
サードパーティー製レンズメーカーとして各社のマウントに合わせたレンズ開発を行うシグマ。
かつては性能は劣るが価格が安いことで選ばれていた存在ですが、近年ではプロカメラマンも愛用するほど技術力の進歩が著しいメーカーです。
単焦点レンズにおいては、「Artライン」と呼ばれる高品位を特徴としたシリーズが展開されており、純正レンズに劣らない解像力とメリハリある高いコントラストを特徴としています。
TAMRON(タムロン)
シグマと同じくサードパーティー製レンズメーカーのタムロン。
タムロンでも近年は、解像力や性能が強く意識されたレンズ開発を積極的に行っており、単焦点レンズにおいても描写に優れたラインナップが展開されています。
タムロンでは、手ブレ補正の技術力も特徴としており、あまり搭載されることのない単焦点レンズにおいても、手ブレ補正機構を実装したモデルも数多く存在します。
Tokina(トキナー)
サードパーティー製レンズメーカーの中でも広角・標準域のレンズ開発を得意とするトキナー。
単焦点レンズの多くは、広角・標準域の焦点距離で構成されますが、トキナーではまさに標準域の単焦点レンズを中心に展開しています。
近年では、他のサードパーティー製レンズメーカー同様に、高品位にこだわったレンズ開発を進めており、「opera」シリーズを新たに展開し、話題を呼びました。
はじめての単焦点レンズの選び方
ズームレンズの場合、レンズ側で画角調整を行うことができるため、ある程度撮影できる画についても想像しやすいですが、画角が固定されてしまう単焦点レンズは、どれを選ぶべきか迷うところかと思います。
ここからは、はじめての単焦点レンズ選びでも迷わない選び方をご紹介していきます。
単焦点レンズの定番「50mm」がおすすめ
単焦点レンズ選びに迷ったときは、定番の存在である「50mm」レンズがおすすめです。
50mmの単焦点レンズは、まさに入門用のレンズも数多く用意されており、低価格で適度の焦点距離からボケ味を感じやすいレンズとして人気があります。
また、単焦点レンズは、開放絞り値にも差がありますが、こちらについて最初はあまり気にする必要はないと言えます。
逆に単焦点レンズの場合、どのレンズもズームレンズよりも圧倒的な明るさを実現しているため、「ボケ過ぎてしまう」ことや、日中の屋外では限界のシャッタースピードを超えてしまい「露出オーバー」の写真へ仕上がってしまうことも多いです。
練習しやすい画角と、単焦点レンズらしさを気軽に感じるには50mmのレンズがおすすめです。
50mm単焦点レンズ厳選おすすめ7モデル。はじめての単焦点に最適の定番モデルをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
50mmの単焦点レンズで撮影した作例
ポートレートの撮影なら85mmがおすすめ
人物を撮影するポートレートにおいては、「85mm」のレンズがおすすめです。
人物撮影では、ボケ味を出すだけでなく、ある程度の距離をとることも基本とされているため、広角や標準のレンズでは、被写体に近寄る必要があります。
もちろん近寄ることが悪いことではありませんが、85mm程度の距離感で撮影すると、背景も程よくボケることや、安定した作品へと仕上がりやすい傾向にあります。
85mm単焦点レンズおすすめ9選。中望遠域をカバーしボケ表現が魅力の人気モデルをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
被写体に寄る撮影は広角~標準の焦点距離がおすすめ
室内にあるコレクションや、何か街歩きで見つけた被写体に近寄って撮影する撮影では、広角や標準のレンズがおすすめです。
単焦点レンズには、様々な焦点距離が設定されていますが、広角の画角は、ボケ味だけでなく風景写真など、広く写す必要のある場面でも活用できるため、標準~中望遠域の単焦点レンズと比較しても、活用シーンが多いことも特徴です。
そして、ズームレンズでは、ボケが足り様な場面でも、単焦点レンズの明るさを活かして広角でもボケが出せることで、写真における表現の幅も広げてくれます。
広角~標準域の単焦点レンズで撮影した作例
おすすめ単焦点レンズ16選
ここからは一眼カメラにおすすめの単焦点レンズを厳選してご紹介していきます。
はじめての単焦点レンズにおすすめのモデルや、ステップアップの際に使いたいモデルなど、様々な視点からご紹介していきます。
1. Canon EF50mm F1.8 STM
最初にご紹介するCanon EF50mm F1.8 STMは、初心者向けの単焦点レンズとして定番中の定番といえるでしょう。
50mmという定番の焦点距離と、開放F1.8という明るさを実現しながら、実売価格は1万円台という非常に低価格であることが大きな魅力です。
はじめての単焦点レンズとしてはもちろん、とりあえず持っておくということができるほど、気軽に購入できるレンズです。
- レンズ構成:5群6枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:49mm
- 最短撮影距離:0.35m
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最大径×全長:φ69.2mm×39.3mm
- 重さ:約160g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約15,000円
Canon EF50mm F1.8 STMを使った作例
Canon EF50mm F1.8 STM実写レビューはこちら
Canon EF50mm F1.8 STM実写レビュー!はじめての単焦点におすすめの小型軽量レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
2. Canon EF85mm F1.4L IS USM
キヤノンが展開する高級「Lレンズ」においても単焦点レンズは目立つ存在です。
EF85mm F1.4L IS USMは、ポートレート撮影などで活用されることの多い85mmの焦点距離と、F1.4という驚異的な明るさを保有したレンズです。
そしてLレンズブランドとして圧倒的な解像力や、柔らかいボケ味は、写真における質の高さを体現してくれる優秀なモデルです。
- レンズ構成:10群14枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.85m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ88.6mm×105.4mm
- 重さ:約950g
- 手ブレ補正効果:4.0段分
- 価格帯:約170,000円~190,000円
3. Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM
キヤノンが新たにミラーレス一眼シリーズとして展開する「EOS R」におけるRFマウントでも単焦点レンズの開発が進められています。
RF35mm F1.8 MACRO IS STMは、EOS RPのキットレンズとしても付属されており、RFマウントにおいて気軽に使うことのできる単焦点レンズとして人気を集めています。
- レンズ構成:9群11枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:52mm
- 最短撮影距離:0.17m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ74.4×62.8mm
- 重さ:約305g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約63,000円~70,000円
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STMを使った作例
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM実写レビューはこちら
Canon RF35mm F1.8 MACRO IS STM実写レビュー。ミラーレス用持ち運びに最適な単焦点レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
4. Canon RF50mm F1.8 STM
先程ご紹介したEFマウントにおける50mm F1.8 STMレンズは、大ベストセラーレンズとして人気を誇っています。
ミラーレス一眼「EOS R」シリーズの展開を積極的に進めるキヤノンでは、EFマウントで人気を集めていたレンズのRFマウント版の開発も進めており、RF50mm F1.8 STMもその一つです。
EFマウント時代から特徴としていた超小型・軽量の携帯性を伝承し、単焦点レンズらしく開放「F1.8」の明るさを採用。
これまでRFマウントのレンズは、高級志向が意識されたラインナップが展開されていましたが、RF50mm F1.8 STMが誕生したことでRFマウントにおいても王道レンズとして人気を集めることが期待されています。
- レンズ構成:5群6枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:43mm
- 最短撮影距離:0.30m
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最大径×全長:約φ69.2mm×40.5mm
- 重さ:約160g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約26,000円~30,000円
Canon RF50mm F1.8 STMを使った作例
Canon RF50mm F1.8 STM実写レビューはこちら
Canon RF50mm F1.8 STM実写レビュー。RFマウントで誕生した大人気王道単焦点レンズの実力を徹底検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
5. Canon RF50mm F1.2 L USM
RFマウントにおいても高級「Lレンズ」が展開されており、こちらのRF50mm F1.2 L USMは、50mmという焦点距離を保有し、F1.2という明るさを実現した単焦点レンズです。
単焦点レンズは、比較的携帯性に優れたレンズが数多く存在しますが、こちらのRF50mm F1.2 L USMは、重量感もあることが特徴的です。
しかし、この重量感は高画質を実現するための設計であり、携帯性は妥協する必要があると言えるでしょう。
- レンズ構成:9群15枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.4m
- 絞り羽根枚数:10枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ89.8×108mm
- 重さ:約950g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約290,000円~330,000円
Canon RF50mm F1.2 L USMを使った作例
Canon RF50mm F1.2 L USM実写レビューはこちら
Canon RF50mm F1.2 L USM実写レビュー。50mm単焦点レンズ最高峰の描写力が魅力 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
6. Nikon AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8G
キヤノンと並んで一眼カメラの大手メーカーとなるニコン。
AF-S DX Micro NIKKOR 40mm f/2.8Gは、APS-C専用のDXフォーマットにおいて人気のある単焦点レンズで、柔らかいボケ味を特徴としています。
開放絞り値はF2.8と単焦点レンズにしては暗い印象もありますが、35mm換算60mmという標準域の焦点距離から十分にボケるレンズ言えるでしょう。
- レンズ構成:7群9枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:52mm
- 最短撮影距離:0.163m
- 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約68.5mm×64.5mm
- 重さ:約235g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約22,000円~26,000円
7. Nikon AF-S NIKKOR 50mm f/1.8G
先ほどご紹介したCanon EF50mm F1.8 STMのニコン版ともいえるのがこちらのAF-S NIKKOR 50mm f/1.8Gです。
単焦点レンズらしい描写と、ボケ味を実現しながら低価格も叶えた、はじめての単焦点レンズとしておすすめのモデルです。
- レンズ構成:6群7枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:58mm
- 最短撮影距離:0.45m
- 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約72mm×52.5mm
- 重さ:約185g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約29,000円~32,000円
8. Nikon NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
ニコンでも他社同様にミラーレス一眼専用レンズの開発も進めていますが、Nikon Zシリーズがその対象と言えるでしょう。
NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sは、Zマウントの中でもスタンダードな単焦点レンズとして存在しています。
しかし、Fマウントでご紹介した50mm F1.8のレンズより高品位モデルとなっており、価格も高騰しています。
- レンズ構成:9群12枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:62mm
- 最短撮影距離:0.4m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:約76.0mm×86.5mm
- 重さ:約415g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約74,000円~80,000円
NIKKOR Z 50mm f/1.8 S実写レビューはこちら
Nikon NIKKOR Z 50mm f/1.8 S実写レビュー。高性能ながら普段使いしやすい単焦点レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
9. SONY E 35mm F1.8 OSS SEL35F18
以前よりミラーレス一眼市場に注力していたソニーでは、他のメーカーと比較しても、ミラーレス一眼用のレンズラインナップが充実しています。
もちろん単焦点レンズのラインナップも充実しており、こちらのSONY E 35mm F1.8 OSSは、携帯性に優れた持ち運びに最適な単焦点レンズです。
更に手ブレ補正機構を搭載していることで、暗い場所などシャッタースピードが低下しやすい場面でも使いやすいレンズです。
- レンズ構成:6群8枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:49mm
- 最短撮影距離:0.3m
- 絞り羽根枚数:7枚
- 最大径×全長:63mm×45mm
- 重さ:約154g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約41,000円~43,000円
10. SONY FE 135mm F1.8 GM SEL135F18GM
ソニーでは、高級レンズとして「GM」シリーズを展開しており、FE 135mm F1.8 GM は、GMシリーズに所属する中望遠単焦点レンズです。
ピント部分における圧倒的な解像力、やさしく自然なボケ味、優れたAF性能など、高級レンズにふさわしい性能を叶えており、ソニーのレンズにおいて高い描写力を求める方におすすめです。
135mmという中望遠域の焦点距離から非常にボケやすいレンズでもあり、ズームレンズでは表現できないボケを表現することができます。
- レンズ構成:10群13枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:82mm
- 最短撮影距離:0.7m
- 絞り羽根枚数:11枚
- 最大径×全長:89.5mm×127mm
- 重さ:約950g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約180,000円~220,000円
11. TAMRON SP 85mm F/1.8 Di VC USD
サードパーティー製レンズメーカーが開発する単焦点レンズもおすすめです。
タムロンが開発したSP 85mm F/1.8 Di VC USDは、キヤノンEF/ニコンF/ソニーAマウントに対応したモデルを販売しており、一眼レフタイプにおけるおすすめのサードパーティー製レンズメーカーの単焦点レンズです。
ポートレートに最適な焦点距離とボケ味、手ブレ補正機構は、単焦点レンズの中でも様々な環境で人物写真を撮影したい方におすすめのモデルです。
- レンズ構成:9群13枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:φ67mm
- 最短撮影距離:0.8m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ84.8mm×91.3mm
- 重さ:約700g
- 手ブレ補正効果:3.5段
- 価格帯:約80,000円
12. SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art
同じくサードパーティー製レンズメーカーとなるシグマでも単焦点レンズの開発が進められています。
シグマでは、解像力にこだわったレンズラインナップとして「Art」シリーズを展開していますが、SIGMA 135mm F1.8 DG HSM ArtもArtシリーズに属し、解像力にこだわったモデルとして開発されました。
135mmという中望遠域の焦点距離を保有し、少し望遠を効かせた撮影において抜群の解像力とボケ味を体感することができるレンズとしておすすめです。
- レンズ構成:10群13枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:φ82mm
- 最短撮影距離:87.5cm
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ91.4mm×140.9mm
- 重さ:約1,230g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約120,000円~140,000円
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM Art実写レビューはこちら
SIGMA 135mm F1.8 DG HSM実写レビュー。気になる画質とボケ味を作例から徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
13. SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art
シグマのレンズラインナップでは、単焦点レンズも充実しています。
こちらの「SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Art」は、50mmの画角を保有し、開放F1.4の明るさを実現したレンズです。
高品位Artラインの属するレンズとして、優れた解像力と表現豊かなボケ味が特徴的なレンズです。
広角でも望遠でもない焦点距離は、一見難しさを感じることもありますが、風景写真からスナップ、ポートレートまで、あらゆる撮影シーンで活躍するレンズです。
- レンズ構成:8群13枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:φ77mm
- 最短撮影距離:0.4m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ85.4mm×125.9mm
- 重さ:約910g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約97,000円~110,000円
SIGMA 50mm F1.4 DG HSM Artを使った作例
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14. SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Art
こちらもシグマが開発した広角の単焦点レンズ「SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Art」。
単焦点レンズでは、シグマが展開するArtラインが圧倒的な存在感を見せ、こちらのSIGMA 24mm F1.4 DG HSM Artも、広角という画面全体での解像力が普通は課題となりますが、四隅までしっかり解像する優れた解像力を誇ります。
そしてシグマらしいメリハリのある、絶妙なコントラスト加減を実現し、特に風景写真において活躍し、ズームレンズより質の高さを求めれるおすすめのレンズです。
- レンズ構成:11群15枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:φ77mm
- 最短撮影距離:0.25m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ85.4mm×116.2mm
- 重さ:約760g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約87,000円~100,000円
SIGMA 24mm F1.4 DG HSM Artを使った作例
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15. Tokina opera 50mm F1.4 FF
サードパーティー製レンズメーカーの中でも、近年トキナーが標準系のレンズを中心に積極的な製品開発を行っています。
トキナーでは、近年の主流になりつつある高級路線を意識したレンズシリーズとして「opera」を新たに誕生させ、その第一弾レンズとして発売されたのが「Tokina opera 50mm F1.4 FF」です。
現代に求められる精細な解像力を実現し、開放F1.4の明るさから魅せる美しいボケ味は、期待以上の性能を実現していると、私自身も実際に使用して感じました。
そして、トキナーブルーの呼び名が付くほど青の発色に優れた性能は、Tokina opera 50mm F1.4 FFでも感じることができ、鮮やかな発色も特徴的です。
- レンズ構成:9群15枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:Φ72mm
- 最短撮影距離:0.4m
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:Φ80mm×107.5mm
- 重さ:約950g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約105,000円~120,000円
Tokina opera 50mm F1.4 FFを使った作例
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Tokina opera 50mm F1.4 FF実写レビュー。新ブランドへと生まれ変わった傑作レンズ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
16. Tokina atx-m 85mm F1.8FE
ソニーが展開するEマウントにおいては、まだサードパーティー製レンズのラインナップが少ないと言えるでしょう。
そんな中、トキナーが開発したatx-m 85mm F1.8FEは、Eマウントに適した単焦点レンズとして最新シリーズ「atx-m」における最初のモデルとして開発されました。
高画素にも対応するほど繊細な描写と、柔らかく自然なボケ味は、大きな魅力として注目を浴びています。
- レンズ構成:7群10枚
- 最小絞り:F16
- フィルターサイズ:72mm
- 最短撮影距離:0.8m
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:80.0mm×93.0mm
- 重さ:約645g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約50,000円~55,000円
Tokina atx-m 85mm F1.8FEを使った作例
Tokina atx-m 85mm F1.8FE実写レビューはこちら
Tokina atx-m 85mm F1.8FE実写レビュー。SONY Eマウントで美しいボケ味が魅力的な新たな選択肢 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
選択肢が多い単焦点レンズの選び方
これまでご紹介してきたモデル以外にも、単焦点レンズというのは多くのモデルが存在するレンズジャンルで、レンズ選びは簡単ではないと言えるでしょう。
しかし、画角や開放絞り値が固定されているからこそ目的に合ったレンズ選びというのはしやすいと考えています。
ズームレンズとは違い、あらゆるジャンルで使うことのできる利便性を考えるよりも、「このような写真を撮るために選ぶ」という考えから単焦点レンズを使用することがおすすめです。
自分が求めた画角とボケ味、解像力から理想の単焦点レンズを選ぶようにしましょう。
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自分に合ったレンズを見つけるならレンタルがおすすめ
先ほどの通り、利便性よりも撮りたい1枚を求めて撮影する単焦点レンズのスタイルでは、撮影シーンによって必要となるレンズが異なってきます。
全てのレンズを購入することは使用頻度から考えても効率が悪いと言えるでしょう。
そんなときにおすすめなのがカメラのレンタルサービスです。
Rentio(レンティオ)では、今回ご紹介してきた単焦点レンズをはじめ、数多くの一眼カメラのレンズを豊富なラインナップから選んでレンタルすることができます。
使用する機会が少ないであろうレンズは、レンタルして使用することもおすすめです。
ぜひこの機会にRentioで気になるレンズをレンタルして、日々の撮影に役立ててくださいね。