おすすめ純正ストロボと基本的な使い方をご紹介!2灯の撮影テクニックも!
更新日2022/10/13
写真テクニックカテゴリの人気記事
もくじ
ストロボって何?
ストロボ(スピードライト)とは外部フラッシュの事を指します。
基本的にカメラには内蔵フラッシュが付属しておりますが、ストロボは内蔵フラッシュ以上の発光量の外部フラッシュになります。暗所や夜間での撮影や、人物撮影などをメインに幅広い使用用途がありますね。
メーカーや機種によって発光量やバウンス角度の調整幅が違うのが特徴。
メーカー純正の物や海外製の物もありますが、主な違いは値段になります。海外製は安いですが、物によってはすぐに壊れてしまったりします。
ただ、ストロボも消耗品になるので、発光できる限界値が来たら買い替える必要があります。ですので、自分に合った物を選んで使っていきましょう。
メーカー純正のおすすめストロボはこちら
Canon(キヤノン)
発光量が強く明るめに撮れるのが特徴。操作も簡単で、初めてのストロボにはおすすめ。
Nikon(ニコン)
被写体にダイレクトに当たる印象があるストロボ。暗めの写真や、NIKONの色味を生かしたいならおすすめ。
SONY(ソニー)
強めの光だが、範囲が上記2種に比べると狭い印象。全体的に光を当てるにはいいストロボです。
ストロボの基本
ストロボにはオートとマニュアルがあり、マニュアルで調整して行くとより細かい調整が可能となります。
撮る場所や物、光を当てたい範囲などによって発光量を調整するといいでしょう。
また、角度調整も出来るので、当てたい場所に角度を調整していきましょう。
光の当て方
ストロボの当て方には直当てとバウンスがあります。
直当ては被写体や撮りたい物に直接当てることを言い、バウンスは天井や壁などに当てて光を反射させる方法を言います。
バウンスは広範囲に反射するので、全体的に明るい写真になるのが特徴です。
当てる位置により光の広がり方が変わりますので、どの位置に当てたら光る場所が変わるのか探すのもストロボを使いこなす第一歩目の試練ですね。
発光の仕方と使い方の基本
ストロボはカメラの上部(内部フラッシュがある場所)につけて使うことが多いですが、ワイヤレススレーブを使えばカメラ本体から離れた場所でも発光が可能です。
ですが、慣れるまではカメラ本体につけて使用するのがおすすめです。
発光量はストロボ背面の液晶やダイヤルで調整ができますので、そちらを変えて調整しましょう。
最小光量と最大光量では桁違いの光ですので、どの位の光が必要かわからない場合は中間位からテスト撮影をし、徐々に変更して調整するのがいいでしょう。
カメラの設定も調整してちょうどいいバランスで発光出来たら、撮る向きによって角度を調整しながら撮っていきましょう。
こちらの記事も参考にどうぞ
CANON・NIKON・SONYストロボ徹底比較!それぞれの発光量の違いやライティングテクニックを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ストロボの位置関係が大事
ストロボを扱う上で、大事なのはストロボと被写体の位置関係です。
位置が違うだけで光の広がり方や当たり方が全然違うので、最初のうちは近づいたり離れたりしてどう違うのか試してみると理解がしやすいかと思います。
発光量によって丁度いい位置が違いますので、発光量も重要なポイントです。
カメラのレンズによってはズームの限界もありますし、また焦点距離によっては被写体から離れなければならない距離が決まっています。
結構な距離を開けないといけないレンズの場合はライトスタンド(一脚)などに立てるか、丁度いい高さの所に置く必要があります。
ライトスタンドを活用しよう
高さが必要な場合はライトスタンドが便利ですが、持っていくのが大変な上、場所によっては広げられない…なんて事もあります。
クリップ型のスタンドもあるので、クリップ型なら重くて落ちてこない程度の木の枝や柵に挟むだけという便利な物も売っていますので、そちらも用途に合わせて使ってみて下さい。ただ強力なので、挟む物を壊さない様に注意が必要です!
ストロボの位置を決めて発光量を調整→当たり方や位置を微調整→発光量を調整…と繰り返してしっくりくる位置と場所を決めるのが基本的なやり方かと思います。
光って結構繊細なので、数センチ向きが違うだけでも全然違う写真になるのが面白い所ですね。是非ストロボと仲良くなっていいコンビネーションを築いて下さい!仲良くなれたら相棒みたいに大切な存在になります!
【応用編】2灯使ってみよう
ストロボに慣れてきたら2灯使うのも一つの技です。2灯でなくとも複数ストロボを使う多灯撮影は、1灯の時とは比べ物にならないくらいいい写真が撮れます。
人物の場合は被写体の左右前方から1灯ずつ当てると顔の影がきれいになくなり、上手く行けば雑誌に載っているような撮影ができます。
ただ、2灯使うにはそれなりの広さが必要ですので、人が多い場所は避けるのが無難。室内での撮影や自然のある広い場所なら、多灯は向いています。
ポートレートなどの場合は、カメラにつける1灯でも充分かと思いますし、人が多い中でストロボを使うのは周りの迷惑にもなってしまいますので、使う場所によって配慮する事も大事です(ストロボが直に目に当たるとしんどいので…)
2灯にはスレーブが必要
多灯の場合はただ設定をするだけじゃ光りません。多灯含めカメラから離して使う場合ですね。
その場合はワイヤレススレーブが必要になります。
簡単に言うとリモコンみたいなもので、ストロボとカメラを繋ぐ物になります。カメラ本体に送信機を、ストロボに受信機をつける事により、カメラから電波を発してシャッターを押すと同時にストロボが発光するという優れものです。
こちらもストロボ同様色々な種類がありますので、必要な物を選ぶのがいいでしょう。
ただ、こちらはカメラのメーカーによって対応している物としていないものがありますので、購入する際はそこだけは間違えない様にしましょう。
また、ストロボやスレーブを購入する際「技適マーク」がついてないと「電波法」に違反してしまいます。
海外製など安価なものはこちらがついていないものも多いので、購入する際は「技適マーク」が付いているかの確認もしましょう。
技適マークの詳細はこちら
総務省 電波利用ホームページ|電波監視|技適マーク、無線機の購入・使用に関すること
スレーブにも種類がある
スレーブには送信の機能だけの物と、送信と操作ができる物があります。
前者はそのままの通りで発光量などの調整は各ストロボに行きやる必要があります。後者は送信機ですべてのストロボの調整が可能となります。
送信機はカメラにつけて使いますので、カメラを構えながらストロボの設定が出来るので、ストロボの数が多い場合はこちらの方がおすすめです。
ただ後者(トランスミッター)は通常のスレーブよりお値段はしますので、始めての2灯程度なら通常のスレーブでも問題はないかと思います。3灯やストロボを遠くに配置する事が多い場合はトランスミッターはおすすめです。
2灯を使いこなすと撮れ幅が広がる
2灯ある事により自然な光ではなく、作った光を入れることができるのが最大の魅力です。
もちろん顔の影を消して人物を綺麗に撮るなら正面(斜め前)から2灯あった方が綺麗に撮れるのは確実です。
ただ、普通でない写真が撮れるのはストロボがあってこそ。折角ストロボを買ったのなら、とことん作り込みしてしまいましょう!
簡単なのは正面から1灯・後ろ(または横)に1灯ですね。撮る場所にもよりますが、自然がある場所なら木々の葉っぱや草木に当てると風景が輝いて撮れたりします。人物に当てるだけでなく、演出としての光を1個入れるのがポイント。
ストロボって奥が深い
2灯をマスターしたら3灯目が欲しくなってしまうのが、ストロボの奥深さです。
筆者は3灯持ちなのですが、そろそろ4灯目が欲しい…と思ったりライトスタンドやアンブレラなどの備品も3灯分欲しいななんて欲張ってしまいます。でも、機材を揃えれば揃える程、写真の撮れ幅が広がるのは確かです。
数をこなしてマスターしよう
筆者は2灯時代ストロボが上手く調整できずに苦戦する時期がありました。どうしてもストロボが思うように光ってくれない。。。ってしょげていたりもしましたが、段々とコツをつかみ、ここに当てたらこう光るのでは…!?っていうのが直感で分かるようになりました。
今では最初に置く位置は大体把握できますし、大体の光量やカメラの設定も分かってきて、微調整の数が段々と減ってきたのです。
いつまでも上手くできないからきっとずっとストロボは扱えないんだ。。。なんて思っていた矢先の出来事だったので、諦めないでチャレンジする事って大事だなと実感しました。
一個コツをつかんでしまえば、そこからは応用になるのです。基礎を固めるって≒数をこなすっていうのも大事なんだと思うので、これからストロボにチャレンジしてみようっていう方は数をこなして撮影してみて下さい!
きっと過去にこうやったから駄目だなっていう経験は蓄積していきますので、何事もチャレンジが大切です!
ストロボをレンタルでお試ししよう
とはいえストロボやカメラはお高いですよね。。。
そんな時はレンタルしちゃいましょう!
一回買ったらずっと、とは違いレンタルなら何度でもお試しができちゃうのがいい所です。気になっていたカメラやストロボを、購入前に試してみて、気に入ったら購入。
これで購入したけど自分に合わなかった~~;;なんて悩みも解決ですね。
Rentioなら往復送料無料でレンタルできちゃうので、是非レンタルも検討してみて下さい。