「Anker PowerCore 10000 PD Redux」実力をレビュー! USB PD対応で世界最小&最軽量クラスのモバイルバッテ リー
更新日2024/05/31
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ロングセラーモデル「Anker PowerCore 10000」を中心に、サイズやデザイン、最大出力などで差別化された豊富なラインアップが揃うAnkerの10000mAhクラスモバイルバッテリー。
選択肢が多いのはうれしい反面、どれを選んでいいものか、頭を悩ませている人も多いのではないでしょうか?
選び方のポイントとして、ひとつの基準にしてほしいのが「急速充電規格USB Power Delivery(USB PD)に対応しているかどうか」。
今回レビューする「Anker PowerCore 10000 PD Redux」なら、最大18Wの入出力が可能なUSB PD対応USB-Cポートを備え、スマホやタブレットを短時間でフル充電できます。
トレンドのUSB PDにきっちり対応
最大18Wの高出力充電が可能なうえ、携帯性、機能性、使い勝手などのバランスにもすぐれていることから、激戦の10000mAhクラスで絶大な支持を集める「Anker PowerCore 10000 PD Redux」。
「iPhone XS」を2.5回、「Galaxy S10」を約2.1回、「iPad mini」なら約1.2回充電できる大容量モデルです。
最大の特徴は何と言っても、入出力ポートがともにUSB Power Delivery(USB PD)に対応していること。
USB PDは、USB-C機器を最大100Wの高出力で充電できる最新の急速充電規格です。
USB PDはスマホ市場においてもホットワードのひとつとなっており、iPhoneであれば、「iPhone 8」以降のモデルが対応。Androidスマホも「Galaxy」や「Xperia」のほか、対応モデルが続々と登場しています。こうした時流を踏まえると、スマホやタブレットとワンセットで持ち歩くモバイルバッテリーもUSB PDに対応しているに越したことはないでしょう。
実際、「Anker PowerCore 10000 PD Redux」は最大18Wの高出力充電により「iPhone XS」をわずか約30分で最大50%まで充電でき、この圧倒的なスピードを一度体験してしまうと、5V/1W程度の通常の充電スピードが物足りなく感じてしまうのです。
「PowerIQ」搭載。多種多様なUSB機器をフルスピードで充電
最大18WのUSB-Cポートに加え、最大12Wの出力が可能なUSB-Aポートを装備。
USB-Aポートは、接続デバイスに合わせて最適な電流を供給するAnkerの独自技術「PowerIQ」にも対応しており、多種多様なUSB機器を最適な出力でフルスピード充電できます。
デバイス2台持ちユーザーも安心
もちろん、2台のデバイスを同時に急速充電することもできます。
スマホとタブレット、iPhoneとAndroidスマホといったように2台のデバイスを持ち歩いているようなユーザーにとっては非常にありがたいポイント。
18Wの最大合計出力を2台のデバイスに振り分けるかたちにはなるものの、それでも急速充電に十分な出力を確保でき、スピーディに充電することができました。
ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチの充電は「低電流モード」で
また、入力電流量の小さいデバイスに対して最適な電流量で充電できる「低電流モード」も搭載されているので、ワイヤレスイヤホンやスマートウォッチ充電時も、過度な電流でデバイスが故障してしまう心配はありません。
なお、電源ボタンを2秒長押し、もしくは2回押すことで「低電流モード」に切り替えられ、同モード作動時はLEDインジケーターの1つが緑色に点灯します。
各出力ポートの出力値を実測
「USB電流電圧テスター」を使って出力を確認したところ、USB-Cポートが9.07V/1.91A(17.32W)、USB-Aポートが5.08V/2.04A(10.36W)と、スペック通りの高出力を確認できました。
USB-Cポート Google Pixel 3a:9.07V/1.91A(17.32W)
USB-Aポート iPad:5.08V/2.04A(10.36W)
本体充電もスピーディ
「USB PD対応」の恩恵は、「Anker PowerCore 10000 PD Redux」本体の充電時にも実感できます。
18W出力に対応したUSB PD対応USB急速充電器と、付属のUSB-Cケーブルを使って充電してみたところ、約3.5時間で充電が完了。文句なしのスピードです。
世界最小&最軽量クラスのスタイリッシュボディ
さらに、「Anker PowerCore 10000 PD Redux」の大きなアピールポイントとなっているのがボディデザインです。
本体サイズは約106(幅)×約52(奥行)×約25(高さ)mmと、手のひらに収まるサイズ感。重さも約192gで、バッテリー容量10000mAh以上のモバイルバッテリーとしては世界最小&最軽量クラスを実現しています。
ちなみに、「iPhone XS」の重さが177g、「iPhone XS Max」が208g、「iPhone 11」が194gなので、スマホ1台と同程度の重さをイメージしてもらうといいでしょう。普段使いからアウトドアレジャー、出張、旅行まで、あらゆるシーンで軽やかに持ち運べるはずです。
スマホと重ねて持ちやすい曲線デザイン
また、指紋や傷が付きにくいメッシュ仕上げが施されたコンパクトボディは、エッジをゆるやかにラウンドさせた曲線フォルムも相まって、スッと手に馴染み、しっかりとホールドできます。
横幅が106mmと狭いので、スマホを上に重ねて握った時に指がスマホのエッジにかかりやすいのもポイント。2枚持ちの状態でも操作にまごつくことなく、快適にスマホを利用できました。
曲線デザインには、カバンの中で引っかかりにくいというメリットも。なお、バッテリー残量を4段階で確認できるLEDインジケーターは電源ボタン上に配置されています。
「Anker PowerCore 10000 PD Redux」スペック
モデル名 | Anker PowerCore 10000 PD Redux |
容量 | 10000mAh |
寸法 | 約106(幅)×約52(奥行)×約25(高さ)mm |
重量 | 約192g |
出力ポート(最大出力) | USB-A(12W)、USB-C(18W) |
出力ポート数(最大合計出力) | 2(18W) |
USB PD | ○ |
QC | × |
PowerIQ | ○ |
入力ポート | USB-C |
最大入力 | 18W |
Amazon税込価格(※2020/7/13時点) | 4,299円 |
納得。弱点らしい弱点のない、圧巻の完成度
充電規格にはさまざまな種類がありますが、最近の状況を見ていると、徐々にUSB PDに収れんされつつあるように思います。
それだけに、モバイルバッテリーがUSB PDに対応しているか否かは非常に重要なポイントで、スマホやUSB急速充電器、USBケーブルなどと合わせてUSB PD対応に統一すれば、超高速充電による快適なガジェットライフを送れるでしょう。
世界最小・最軽量クラスのボディに、USB PDのハイパワーを備えた「Anker PowerCore 10000 PD Redux」。確かにこの完成度なら、多くのユーザーに選ばれるのも納得です。
モバイルバッテリーはレンタルもできる
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