マキタのコードレス掃除機を実際に使ってレビュー!コスパ最強ロングセラー掃除機の実力を検証
更新日2024/06/13
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「安い・軽い・パワフル」そんな三拍子揃った牛丼屋のような評判のコードレス掃除機が、マキタのコードレスクリーナーです。
元々は建設・造園などの現場で使われていたマキタの掃除機ですが、家庭用としても販路を広げた結果、今ではコードレス掃除機界でも有数の人気ブランドとなっています。
我が家でも例にもれずマキタ掃除機の紙パック式スタンダードモデル「CL107FD」を購入。階段~2階掃除用のサブ機として絶賛愛用中です。
そこで、今回はそんなマキタのコードレス掃除機を実際に使って感じた魅力とデメリットについても詳しくレビューしていきたいと思います。
もくじ
マキタのコードレス掃除機とは
makita(マキタ)は、国内最大手の電動工具メーカーです。
家電メーカーではありませんが、元々現場の清掃用としてプロ向けに販売していた掃除機が、家庭用でも大ヒット。
軽くて安くてパワフルで、毎日気軽に使えるコードレス掃除機として人気を集めています。
マキタの掃除機は全部で20種類近くもラインナップがあって細かな機能や仕様が異なりますが、今回は人気の紙パック式スタンダードモデル「CL107FD」を実際に使ってレビューしていきます。
マキタコードレス掃除機について詳しくはこちらで解説
[最新]マキタコードレス掃除機全21種類を一覧表で比較!おすすめと選び方を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
マキタのコードレス掃除機 CL107FD を使って魅力をレビュー
今回は、マキタのコードレス掃除機 CL107FDのバッテリー・充電器付属モデル「CL107FDSHW」の実機をレビューしていきます。
早速開封して実際に使ってみましょう!
同梱品
- 掃除機本体
- ストレートパイプ
- フロア用ノズル
- サッシ(すきま)ノズル
- 10.8V リチウムイオンバッテリー
- 充電器
- 抗菌紙パック ×10枚
- ダストバッグ(本体内にセッティング済)
本体・パイプ・フロア用ノズルはグッと差し込むだけのシンプルな構造。サッシ用ノズルはパイプにつけておくことができるので収納時にも場所を取りません。
洗って再利用可能なダストバッグは本体にセッティング済みですが、お手入れが面倒な方は使用前に使い捨て紙パックに取り替えましょう。
とにかく軽い!毎日気軽に掃除できる
なんといっても、マキタ掃除機最大の魅力といえばその軽さ。
CL107FDはバッテリー・本体を合わせた重量が1.1kg。ノズルとパイプを合わせても1.4kg以下という超軽量のコードレス掃除機です。
サイズも960×112×150mmとコンパクトで、背の低い方や力に自信のない方でも楽々扱うことができます。
実際に手にしてみても、片手でも余裕で持てるくらい軽いので掃除機がけの面倒くささは一切感じません。
マキタが来てから気になったときにササッとこまめに掃除をするのが習慣になったので、いつも家がキレイな状態になりました。
10.8Vの着脱式バッテリーでパワーも十分
マキタのバッテリー電圧には種類がいくつかあり、10.8Vは下から2番目。とはいえ、吸込仕事率は最大32Wとフローリングであれば十分なパワーを実現しています。
実際に使っていても、ホコリや髪の毛、砂ぼこり、食べかすといった日常的なゴミに関しては、全く問題なく掃除できています。
ただし、カーペットや絨毯など繊維の奥に入り込んでしまったゴミはうまく掃除できないので、あくまでフローリングのササっと掃除用として使うのが良さそうです。
お手入れの手間がいらない紙パック式
マキタのコードレス掃除機には紙パック式とカプセル式がありますが、CL107FDは紙パック式。本体内部に取り付けた紙パックの中にゴミが溜まる構造になっています。
写真左側の水色の紙パックは使い捨てで、ゴミが溜まったらまるごと捨てることができるのでお手入れの手間が不要。そのぶんランニングコストがかかってしまいます。
右側の白いダストバッグは洗って再利用可能ですが、ゴミ捨てや手洗いなどお手入れの手間がかかります。
紙パック代のコストかお手入れの手間か、どちらを優先したいかで選ぶことができます。
別売のサイクロンアタッチメントでお手入れ・コストを両立
本体のお手入れを減らしてランニングコストも抑えたい方には、3000円程で別売されている「サイクロンアタッチメント」がおすすめです。
本体とパイプの間に取り付けたサイクロンのダストカップで、ゴミを一度分離してから本体のダストバッグで細かいゴミをキャッチ。
サイクロンのダストカップは取り外してかんたんにゴミ捨ても可能です。
実際に使っていますが、サイクロンでほとんどのゴミが除去されるので、半年使っても本体の紙パックはキレイなままでした。
紙パックが目詰まりして吸引力が落ちることもなく、お手入れの手間もかなり軽減される優れ物です。
サイクロンを取り付けたぶんやや重くなるのは難点ですが、マキタを長く使いたい方におすすめです。
ボタン式スイッチやLEDライトなど使い勝手も◎
マキタ CL107FDの電源スイッチは、ボタン式。
電源ボタンを押したらスイッチオン。強(20W)→パワフル(32W)→標準(5W)の3段階でパワーを切り替えることができます。
また、薄暗いところや奥まった場所の掃除に便利なLEDライトやバッテリー切れお知らせ機能も搭載。
シンプル機能がセールスポイントのマキタですが、こういった細かな使い勝手にも配慮されているのはポイントが高いですね。
マキタ掃除機のパワーを4種類の疑似ゴミで検証
実際にマキタ掃除機の強モードで掃除をしてみます。
今回は、大きさや形状の異なる4種類の疑似ゴミを用意して清掃テストをしました。
- 毛(犬の毛をカットしたもの)
- 枯れ葉(落ち葉をちぎったもの)
- 粉末(中挽きのコーヒー粉)
- 砂利(1cm以下の砂利)
清掃テストの動画
ゆっくりめに一往復して掃除すると、ゴミがすべて吸い込まれてキレイになりました。
さすがに素早く往復するとゴミが残ってしまうのですが、ゆっくりと動かせば目に見える大きさのゴミでも十分にキレイに吸い込めることがわかりました。
ビフォーアフター画像
犬の毛や枯れ葉といった軽いゴミはもちろん、粉や砂利など重めのゴミまでしっかりキレイにできました。
マキタは吸込仕事率の低さからパワーが弱いと言われることもありますが、フローリングの掃除であれば十分なパワーだと感じました。
実際に使ってわかったマキタ掃除機のデメリット
毎日気軽にササっと掃除したい方にはぴったりなマキタのコードレス掃除機。
我が家ではサブ機として大活躍してくれていますが、マキタが合わない人・不向きなお家もあるように思いました。
実際に使ってみてわかった、人によってはデメリットと感じてしまいそうな点についても解説します。
絨毯・カーペット掃除には不十分なヘッドと吸引力
マキタに付属しているヘッドは、回転ブラシなどが搭載されていないノーマルなタイプ。
ゴミを後ろに逃がさないためのゴムワイパーのようなものはついていますが、とくにかき出し効果があるわけではなく、吸い込む力のみで掃除をするため繊維の奥のゴミまでは取り切ることができません。
絨毯・カーペット・ラグなどを敷いているお家はマキタでは満足できない可能性が高いので、回転ブラシを搭載したコードレス掃除機を選ぶことをおすすめします。
稼働時間が短くちょこっと掃除向き
マキタ CL107FDは、モードによって稼働時間が10分程度と非常に短くなっています。(パワフル10分・強12分・標準25分)
気になる部分だけのちょこっと掃除には向いているのですが、広いお家を一気に掃除したい方だとすぐにバッテリー切れになって使えないと感じてしまうかもしれません。
パワーを強くすると10~15分程度しかバッテリーがもたないのは、マキタだけでなくほとんどのコードレス掃除機に共通していることなので、ライフスタイルによってはバッテリー切れの心配がないコード付きの掃除機を選ぶのもアリだと思います。
布団用などのノズルが少ない
マキタをメイン機として使う場合、床だけでなく家の中のいろいろな場所を掃除したいと考える方は多いと思います。
ですが、マキタに標準付属しているのは先端が細くなっているすきまノズルのみ。布団用のノズルや先端にブラシが付いたノズルなどは付属していません。
別売のノズルも用意されてはいますがあまり種類も多くないので、いろいろな場所を多機能にというよりは床掃除をメインに考えておいたほうが良いでしょう。
パイプは力一杯差し込まないと外れやすい
マキタを使い始めたころ、掃除中パイプが頻繫に外れてしまうことがありました。
不良品かな…?と思っていたのですが、男性に力一杯グッと差し込んでもらったところ、パイプが外れることは無くなりました。
マキタは全体的に、よく言えばシンプル・悪く言えばちゃっちい作りなので、そこが許容できない方にはおすすめできないかもしれません。
自立しないのでスタンドかフックが必要
マキタの掃除機は自立しません。
壁に立てかけられそうな見た目ではあるのですが、ちょっとした刺激で滑ったりバランスを崩したりしてかんたんに倒れてしまいます。
収納時には専用のスタンドか引っ掛けるフックを用意しましょう。
スタンドを用意するのが面倒な方は、自立するタイプのコードレス掃除機を選ぶのがおすすめです。
シンプルイズベストなマキタの掃除機
軽くてパワーも十分、使い勝手も良く価格も安いマキタのコードレス掃除機。
ササっと掃除派・狭いお家・サブ機には最適な、コスパ最強の一台です。
用途やライフスタイルによっては不向きな場合もあるので、メリットデメリットをしっかりと検討して自分に合った掃除機を選んでくださいね。
コードレス掃除機選びで迷ったらレンタルもおすすめ
マキタと他の掃除機で迷っている…という方には、レンタルでお試しという方法もおすすめです。
家電レンタルサービスのレンティオでは、マキタ・ダイソン・SHARP・Panasonicなど人気のコードレススティック掃除機各種をお得にレンタルして試すことができます。
レンタルできるコードレススティック掃除機の種類や価格などプランの詳細については、こちらからチェックしてみてください。
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