Technics(テクニクス) EAH-AZ60の実機レビュー!高音質・高機能で一切の妥協がない完全ワイヤレスイヤホン
更新日2024/04/23
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今やさまざまなブランドから販売されている完全ワイヤレスイヤホン。
価格の安さや機能の便利さを求めたりする一方で、本質的な部分で高音質を求めている方もおられるかと思います。
本記事では、Technics(テクニクス)の完全ワイヤレスイヤホン「EAH-AZ60」の特徴やスペックについて、また実際に使ってみた感想などを紹介していきたいと思います。
もくじ
Technics EAH-AZ60について
「EAH-AZ60」は、長い歴史を持つパナソニックの高級オーディオブランド・Technics(テクニクス)による完全ワイヤレスイヤホンです。
“Rediscover Music 音楽を愛するすべての人に、再び心ふるわせる喜びを。”
製品が入っている箱を開くと、上記のメッセージが書かれています。
本製品のCMには音にこだわるミュージシャンや映画監督、DJなどを起用しており、CMからもテクニクスの音響技術を体現しています。
Technics EAH-AZ60の製品スペック
2020年に発売された「EAH-AZ70W」の次世代モデルとして、2021年5月に「EAH-AZ40」と「EAH-AZ60」の2モデルが販売されました。
ここでは、その同時発売されたEAH-AZ40とEAH-AZ60の製品スペックを比較してみました。
項目 | EAH-AZ60 | EAH-AZ40 |
---|---|---|
重量 イヤホン | 12g | 10g |
カラー | 2色(ブラック・シルバー) | 3色(ブラック・シルバー・ローズゴールド) |
ドライバー | 直径8mm バイオセルロース振動板 | 直径6㎜ PEEK振動版 |
Bluetooth Ver | Ver.5.2 / Class1 | Ver.5.2 / Class1 |
ハイレゾ対応 | ○ | × |
ノイズキャンセリング機能 | ○ | × |
防水機能 | 対応(IPX4等級) | 対応(IPX4等級) |
再生時間 | 充電ケース併用で約24時間 | 充電ケース併用で約25時間 |
公式税込価格 (2022年10月現在) |
27,720円 | 14,850円 |
価格ではおよそ2倍ほどの差となっていますが、特筆すべきはハイレゾ対応やノイズキャンセリング機能について。
性能については後述しますが、より高音質や多機能を求める方にはEAH-AZ60の方がおすすめです。
Technics EAH-AZ60の特徴4つ
EAH-AZ60の特徴4つをご紹介します。
①高音質を実現する独自の音響構造
②風切り音対策と「JustMyVoice™」
③マルチペアリング+マルチポイント対応
④2つのアンビエント機能
特徴①|高音質を実現する独自の音響構造
EAH-AZ60は、前述したように音響構造からこだわり、音楽をリアルに描く高音質を実現。
高音質を実現する音響構造として下記の二つを採用しています。
○「アコースティックコントロールチャンバー」・・・ドライバーが本来持つ広帯域にわたる再生能力を引き出す音響構造。低音域やボーカル帯域の帯域バランスを整えています。
○「ハーモナイザー」・・・新たに開発して採用した音響構造。5kHz以上の高音域の乱れを抑えて、自然な高音を再現しています。
また、Bluetoothの高音質コーデックLDACに対応しているため、超高音質なハイレゾ音源を聴くことが可能になっています。
特徴②|風切り音対策と「JustMyVoice™」
EAH-AZ60は、高音質で音楽を聴くだけに留まらず、通話時の音声品質にもこだわっています。
左右のイヤホンには、マイクの先端部分のような金属メッシュを配置しており、風の入り込む量を制限して風切り音によるノイズ発生を低減しています。
通話時や音楽再生時、動画の鑑賞時に不快な音に感じやすい風切り音を低減し、快適な使用環境を実現します。
「JustMyVoice™」について
また、通話音声処理技術「JustMyVoice™」を搭載したことにより、通話中の周囲のノイズと発話者の声を判別してノイズを低減し快適な通話ができるようになりました。
専用アプリ「Technics Audio Connect」からは、自分の声を録音し、実際に相手に聴こえるノイズ低減後の音声を再生して「JustMyVoice™」の効果を確認することができます。
下記の音声は、騒がしいカフェ店内でノイズキャンセリングをONにした状況を録音したものになります。
騒がしい雑踏の中では、雑音よりも音声が前に出て聞こえる印象がありました。話していると雑音が気にならずに相手の声が聞こえやすくなります。
特徴③|マルチペアリング+マルチポイント対応
EAH-AZ60は、BluetoothVer.5.2規格によって、最大10台まで登録可能なマルチペアリングに対応している他、2台の機器と接続して同時待ち受けが可能となったマルチポイントにも対応。
これによって、パソコンで動画や音楽を再生中にスマートフォンに電話がかかってきた際にも、接続を切り換えることなく電話着信に応対することが可能になりました。
特徴④|2つのアンビエント機能
外音を取り込むアンビエント機能として、下記2つのモードを採用しています。
○トランスペアレントモード・・・従来と同じく周囲の音を取り込むモード
○アテンションモード・・・音楽を一時停止し、周囲の会話やアナウンスなど人の声に特化して周囲の音を取り込むモード
シーンによって2つのモードを使い分けられるので利便性が向上しています。
実際の利用シーンとしては、オフィスで集中したい時にアテンションモード設定にすることで、同僚に話しかけられた際、集中するために聞いていた音楽が自動的に止まり、同僚の話を聞き逃すことなく対応が可能でした。
Technics EAH-AZ60の実機レビュー
それでは、EAH-AZ60の実機を使用してみたいと思います。
同梱物
箱の中には本体と充電ケースの他に、計7種類のイヤーチップ・USB-Type Cの充電ケーブル・説明書・マニュアルが同梱されています。
Echo Buds本体
イヤーチップ
充電ケース
USB-Type Cの充電ケーブル
説明書
マニュアル
スマートフォンやパソコンとのペアリング方法
EAH-AZ60とお手持ちのスマートフォンとの同期は、比較的簡単に行うことができます。
iPhoneだけでなく、Androidスマートフォンでもペアリングがより簡単に行える「Google Fast Pair」にも対応しており、ペアリングモードのイヤホンを Android端末に近づけることで、ポップアップを表示。
スマートフォン側でタップするだけで簡単にペアリングが可能です。
ペアリング方法の手順は以下の通りです。
EAH-AZ60ペアリング方法
- 充電ケースから左右のイヤホンを取り出す
- 接続するスマートフォンでBluetoothをONにする
- イヤホンが点滅しているペアリング待機状態を確認する
- スマートフォン側で製品名「EAH-AZ60」を選択する
- 「接続済み」の表示でペアリングが完了
パソコンやタブレットなどの2台目とペアリングする場合には、イヤホンのLEDが青色に点灯している時にタッチセンサーに7秒間タッチすることでペアリング待機状態となり、ペアリングが可能です。
専用アプリ「Technics Audio Connect」をダウンロードすると、さまざまな機能がより使いやすくなります。
下記添付の写真の流れで、アプリをダウンロードして設定していきます。
EAH-AZ60のタップ操作
EAH-AZ60は、左右どちらかのイヤホンをタップしたり長押しすることで、さまざまな操作が可能です。
主な使い方は下記の通りです。
・右 or 左をシングルタップ(1回)・・・再生 or 一時停止
・左をダブルタップ(2回)・・・音量を下げる
・トリプルタップ(3回)・・・音量を上げる
・右 or 左を長押し・・・アンビエントサウンド機能がON or ノイズキャンセリング機能がON
タップ操作は、専用アプリ「Technics Audio Connect」からカスタマイズも可能になっています。
Technics EAH-AZ60を実際に使ってみた感想
ここからはEAH-AZ60を実際に1週間ほど使ってみた感想をポイントごとに紹介していきます。
◎:聴き心地や着け心地は最高クラス
EAH-AZ60を仕事中や移動中など1日中装着してみましたが、長時間の装着でも耳に痛みや違和感を感じることがなく、負担がない快適な着け心地でした。
自身に最適なイヤーチップを選択することで、イヤホンが耳から落ちそうといった不安は全く感じません。
肝心な音質についても、楽曲の表情がより豊かに聴こえるような印象を受けました。
ハイレゾ音源を試聴してみたところ、音の奥行きがさらに増してより立体的に音像が聴こえます。
まさに“音楽の再発見”を体現できる完全ワイヤレスイヤホンです。
◯:高級感のある品の良いデザイン
チープさを感じない高級感のあるデザインのため、毎日のファッションを邪魔せずにどんな服装にもマッチします。
場所も選ばない品の良さがあるので、どんな場面でも使えました。
◯:マルチペアリング+マルチポイント対応
マルチペアリング+マルチポイント対応は、パソコンで仕事をする筆者にとってはとても重宝する機能でした。
例えばパソコンでWEBミーティングをしている際に、スマートフォン側に緊急の電話がかかってきてもすぐに切り替わって対応が可能です。
パソコンとスマートフォンを同時に繋いでいる時には、操作した方を優先してくれるので、慌てる必要もありませんでした。
また、自分の声だけをクリアに相手に届ける「JustMyVoice™」によって、人や車が多い交差点や騒がしいカフェなどで、通話中の相手に自分の声だけが伝わりやすく、コミュニケーションがより円滑になります。
◯:ノイズキャンセリング機能とアンビエント機能
カフェなどの騒がしい場所でパソコン作業する際にはノイズキャンセリング機能が大活躍します。
カフェの帰り際にお会計する際は、アンビエント機能に切り替えることでイヤホンを外すことなくお支払いも可能です。
車が近くを走る大通りや電車内では、ノイズキャンセリング機能によって車の騒音や電車内のアナウンスが聞こえないほどでしたので、アプリ内にて外音レベルをコントロールする必要があります。
Amazon Echo Budsのノイズキャンセリング機能とも比較してみましたが、よりEAH-AZ60の方が外音のノイズをかき消して軽減されている感じがしました。
飲食店ではお皿を洗っている音がEcho Budsでは聞こえましたが、EAH-AZ60では全く聞こえずに、聴いてる音楽に集中することができます。
△:装着センサー非搭載なので音楽が止まらない
EAH-AZ60は、装着センサーを搭載していないため、耳から取り外しても音楽が停止しない点は注意が必要です。
片方のイヤホンを外しても音が止まらないため、スマートフォン側で停止作業をしない限り、音楽がずっと再生されていることがありました。
イヤホンをシングルタップしたり、ケースにしまったりすることで音楽は停止します。
EAH-AZ60は音質や機能に妥協したくない方におすすめ
EAH-AZ60の実機レビューを紹介してきました。
リアルな高音質で音楽が楽しめる他、クリアな通話音質で相手とストレスなくコミュニケーションが取れます。
また、アンビエント機能・ノイズキャンセリング機能・マルチペアリングやマルチポイント対応など、どの機能面でも妥協しない高機能さが素晴らしく、どんなシーンにもマッチする完全ワイヤレスイヤホンではないでしょうか。
イヤホンやヘッドホンはお試しレンタルを
イヤホンの性能が高く、多機能で高音質だとしても実際に使用してみないとわからない部分が多いのも事実です。
イヤホンやヘッドホンは一度お試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、イヤホン・ヘッドホンのレンタルができます。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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