三脚を使わずに花火をキレイに撮影!おすすめカメラと撮影設定を徹底解説
更新日2024/07/22
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美しい光景をキレイな写真として残したい…。
デジタルカメラが一般的となり、スマートフォンにも高画質で撮影することができるカメラが登場した今だからこそできる思い出作りでしょう。
いくらスマートフォンのカメラが優秀といっても、夜の撮影ではまだまだ実力不足と言えます。特に花火の撮影はスマートフォンで上手に撮影することは不可能に近いです。
今回は花火大会で三脚を使わない手持ちでも花火をキレイに撮影できるカメラと撮影方法をご紹介していきます。
もくじ
本当は三脚使用が望ましい
SNSなどでよく見かけるキレイに光跡が写された打ち上げ花火の様子。
実は全てが三脚を使って撮影されたものです。夜の撮影では当然ながらとても暗く、昼間のようにブレなく撮影することは非常に困難です。
そして花火撮影では数秒シャッターを開けた状態となり、その間は微妙な揺れも許されない、非常にシビアな撮影なのです。
今回はあくまで最低限の写真を撮るための花火手持ち撮影ガイドとなりますが、三脚を持参できる場合は三脚を持っていくと良いでしょう。
なお、三脚を持っていない方はレンタルで利用もできるので、ぜひ検討してみてください!
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花火の写真撮影におすすめのカメラとレンズのレンタル・サブスク – Rentio[レンティオ]
三脚を使った花火撮影の方法はこちら
初心者が花火をキレイに撮るためのテクニック!設定を真似するだけでOK | RentioPress
手持ち打ち上げ花火撮影ガイド
ここからは花火撮影の実践編!手持ちでもキレイな花火が撮影しやすい方法をご紹介していきます。
カメラの設定は「マニュアルモード」
花火を撮影する際、オートにしてしまうと失敗します。オートではカメラが勝手に明るく撮影しようと判断してしまうため、花火の光は明るくなりすぎてしまい、美しい花火の写真には仕上がりません。
なので少し難しく感じるかもしれませんが花火撮影では「マニュアルモード」を使用しましょう。
マニュアルモードに設定すると「シャッタースピード」「絞り」「ISO感度」を設定します。シャッタースピードは「1”」や「1/30」などで表記されます。絞りはF4やF7.1などの数値で表記されている部分です。ISO感度は、暗い場所で光を電子的に増幅させる機能で、暗い場所では効果的に使うことができます。
手持ち花火撮影はこの設定で撮影しよう!
- シャッタースピード : 1/2秒~2秒
- 絞り値 : なるべく低い数値 (OM-D E-M10 MarkⅡレンズキットならF3.5)
- ISO感度 : ISO1000~3200
シャッタースピードは、各カメラの手ブレ補正機構によって大きく差が出てくるため、先ほどの通り、手ブレ補正に強いカメラが必要になります。
絞り値はなるべく低い数値にすることで、写真を明るくすることができます。
ISO感度は上げすぎてしまうと画像が荒くなるノイズが発生します。各カメラによってノイズ発生の差は出てきますが、あまり上げすぎることなく、写真が暗くなりすぎない程度の数値を探しましょう。
手持ち花火撮影におすすめカメラ
撮影方法でもご紹介した通り、暗い場所での撮影はブレやすくなります。そのため、「手ブレ補正機能」が優秀なカメラを選ぶようにしましょう。また、一眼カメラなどのレンズ交換式のカメラでは、開放F値の低い明るいレンズを選ぶようにしましょう。
その他、ISO感度などの暗い場所での撮影に差が出る性能も重要になってきます。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark IIは手持ち花火撮影に最適!
オリンパスから販売されているOM-D E-M1 MarkⅡは、手持ち花火撮影に最適なカメラとしておすすめできます。
こちらのカメラでは何といっても強力な手ブレ補正が魅力です。最大5.5段分の手ブレ補正効果を実現し、暗い場所での撮影でも手ブレを起こしません。
どれくらいこの手ブレ補正効果がすごいのかというと、「シャッターを1~2秒程度開けていてもブレない」という性能をメーカー自身が公表しています。
各カメラユーザーも手持ち撮影による長時間シャッターを開けた状態の長時間露光撮影のテストを行っており、その実力はカメラ愛好家に有名です。
もう少し安さを求めるならOLYMPUS OM-D E-M10 Mark II
先ほどご紹介したOM-D E-M1 MarkⅡは、オリンパスのカメラの中でも上位モデルであり、高値が付いています。
もう少し安さを求めるのであれば、性能は少し劣りますがOM-D E-M10 Mark IIがおすすめとなります。こちらもボディ内手ブレ補正5段分を実現しているため、手ブレを抑えた撮影できる花火の撮影にも向いているカメラです。
気軽に花火撮影を楽しもう
花火を本格的に撮影しようと思うと様々な機材が必要になってきます。友達や恋人と花火を見に行く際に三脚を持ち歩くことは大変ですし、撮影に集中しすぎて結果的に楽しめなかった…ということにもなりそうです。
そんな時、手ブレ補正に強いカメラを使って、今回ご紹介した設定で撮影を実践すれば気軽にスマートフォンよりもキレイな花火を撮影することができます。
値段が高いと感じたらレンタル!
これだけ高性能を保有したカメラだけあって、一般的な一眼レフやミラーレス一眼と比較すると少々高値が付いているイメージがあります。
気軽に花火を撮影したいのにこんなに高いのは…と思われる方が多いと思います。そんなときは短期間だけカメラをレンタルしましょう!
カメラレンタルの「Rentio(レンティオ)」では、花火撮影におすすめの機材を最短3泊4日からレンタルすることができます。花火大会に合わせてぜひレンタルしてみてください。
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気軽に撮影を楽しみたい方にはカメラ・レンズ・三脚がセットになった「花火撮影セット」もおすすめ!
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