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2万円以下という格安なロボット掃除機Anker Eufy RoboVac 11S(アンカー ユーフィ ロボバック)。
Eufy RoboVacシリーズは、モバイルバッテリーや急速充電器で有名なAnker社が販売するロボット掃除機です。
エントリーモデルのEufy RoboVac 11Sは、必要な機能を十分に備えた低価格帯のロボット掃除機で、初めてのロボット掃除機にぴったり。
そんなAnker Eufy RoboVac 11Sを実際に使ってレビューしました!特長やデメリット、上位モデル15Cとの違いについても、詳しく解説します。
もくじ
Ankerのロボット掃除機「Eufy RoboVac 11S」とは?
Anker(アンカー)といえば、バッテリーやモバイル周辺機器で有名なメーカーです。
Ankerがロボット掃除機「Eufy RoboVac(ユーフィ ロボバック)」シリーズの販売を始めたのは2016年と後発ですが、機能に対して低価格と高い評価を受けています。
Eufy RoboVacシリーズは、現在5種類が発売中。その中でもEufy RoboVac 11Sは、シンプルな機能で2万円以下と低価格なエントリーモデルのロボット掃除機となっています。
Ankerのロボット掃除機について詳しくはこちらの記事
Ankerのロボット掃除機 Eufy RoboVac 全4種を一覧表で比較!おすすめと選び方を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Anker Eufy RoboVac 11Sを実際に使ってレビュー
さっそくEufy RoboVac 11Sを開封して動かしてみましょう。
RoboVac 11Sを開封
いきなりロボット掃除機本体とご対面…かと思いきや、緩衝材用の段ボールが入っていました。
パックマンのようなデザインがプリントされていて、かわいい。格安なので梱包もある程度雑なのではと予想していたので、この演出は意外でした!
いよいよロボット掃除機とご対面!すべて緩衝材にピタッと包まれているので安心です。
Eufy RoboVac 11Sの同梱品
RoboVac 11Sに同封されているものがこちらです。
- Eufy RoboVac 11S本体
- 専用リモコン
- 単4電池 (x2)
- 充電ステーション
- ACアダプター
- 清掃ツール
- 交換用高性能フィルター
- サイドブラシ (x4)
- ケーブル留め (x5)
サイドブラシはすぐに取り付ける用が2本、交換用が2本の計4本がセットになっています。
掃除中に巻き込んでしまいそうなコード類をまとめるためのケーブル留めまでセットになっているなんて、かなり親切ですね。
Eufy RoboVac 11S 外観レビュー
見た目は白一色に起動ボタンとブランドロゴのみで、非常にシンプル。常に見える場所で充電していてもまったく違和感のないデザインです。
つるっとした光沢感のある素材で、意外と安っぽい印象は受けません。
サイズは、最大幅325mm×高さ72mm。
“ロボット掃除機の王様” ルンバと比較すると、一回り小さいサイズになっています。(※画像はルンバ960)
Eufy RoboVac 11S の裏面
RoboVac 11Sをひっくり返すと、裏面はこのようになっています。
付属のサイドブラシを上部にカチッと取り付けて使用します。
吸引口横の電源スイッチをオンにして、リモコンか表面の起動スイッチで掃除開始します。
タイヤは左右それぞれの高さが可動します。これにより16㎜までの段差をうまく乗り越えられるようになっています。
Eufy RoboVac 11S メインブラシ
両手でつまみを押しながら上げると吸引口のカバーが取れます。
ブラシの取り外しは引っ張り上げるだけで簡単。
黒い部分は硬めの毛、青い部分はゴムの2種類の素材が組み合わさったブラシです。
長い毛やペットの毛などは絡まりやすそうなので、定期的に付属の清掃ツールでお手入れが必要になりそうです。
Eufy RoboVac 11S ダストボックス・フィルター
続いて、つまみを引っ張ってダストボックスを取り出します。
ダストボックスはパカっと大きく開いて水洗いもできるので、お手入れは楽そうです。
RoboVac 11Sの3種類のフィルターのうち、1つ目のプレフィルターはダストボックス内部に取り付けられています。こちらは水洗いOK。
残りの2つは、ダストボックス外側のカバーを開いて取り出します。
こちらは高性能フィルター。これだけは水洗いできないので要注意です。
こちらはフォームフィルター。水洗いOKです。
Eufy RoboVac 11Sを使って掃除してみた
本体の起動ボタンもしくはリモコンのスタートボタンを押して、掃除を開始します。
シュイーーンという音とともに、サイドブラシが回転し動き出しました。
実際に掃除している様子が、こちらです。
稼働音は思ったよりも静かです。家具へには少し強めに衝突してしまいますが、壁への当たり方はかなりソフト。このへんは各ご家庭との相性がありそうです。
動き方もランダム走行で効率的とは言えませんが、毎日稼働すればお家のキレイは保てそうです。
2万円という価格を考えれば、十分なクオリティだと感じました。
Anker Eufy RoboVac 11Sの6つの特長
Ankerのロボット掃除機「Eufy RoboVac 11S」は、格安なのに十分な機能を備えているロボット掃除機。
その6つの特長について、詳しく解説します。
- 1300Paの吸引力とBoostIQでどんな床でもキレイに
- 自動充電・落下防止・衝突防止など十分な機能
- 高さ72mmのスリムなボディ
- ダストボックス・フィルターの一部は水洗いOK
- 簡単リモコン操作で開始時間設定も可能
- 55~65dBと比較的静か
1. 1300Paの吸引力とBoostIQでどんな床にも対応
格安ロボット掃除機は吸引力が心配ですよね。カーペットや絨毯の上では吸引力が足りず掃除しきれないロボット掃除機もあるようです。
それに対して、Eufy RoboVac 11Sは、吸引力の高さがセールスポイント。最大1300Paというパワフルな吸引力で、室内をランダム走行し様々な角度から清掃してくれます。
さらに、床の素材に合わせて吸引力を自動で上げるBoostIQも搭載。カーペットやマットなどの上では吸引力が高くなるので、どんな床でもキレイに掃除することが可能です。
2. 自動充電・落下防止・衝突防止など十分な機能
Eufy RoboVac 11Sは格安ロボット掃除機ではあるものの、最低限必要な機能を備えています。
掃除の途中で充電が切れそうになったら自動で充電ステーションに戻る機能がついているので、掃除開始を指示したらあとは放置でOK。
落下防止センサーも搭載で、階段などからの落下を防止します。ただし、光を反射する床や濃い色の床では段差を認識できず落下する危険があるので注意しましょう。
また、家具への強い衝突を防ぐセンサーも搭載しています。
ロボット掃除機として必要な機能はすべて網羅しているので、試しにロボット掃除機を使ってみたい初心者さんにもおすすめです。
3. 高さ72mmのスリムなボディ
Eufy RoboVac 11Sは高さ72mmとかなり薄いスリムボディ。自分では掃除しづらい低い家具の下も、するりと潜り込んでしっかり掃除してくれます。
また、重さも2.6kgと軽量なので、手軽に持ち運べます。2階建てや広めのお家でも、家中を掃除させることができますね。
4. ダストボックス・フィルターの一部は水洗いOK
Eufy RoboVac 11Sは、衛生的に使い続けられるようダストボックスの水洗いが可能。
また、3種類のフィルターのうち、ダストボックスに近いプレフィルターとフォームフィルターも水洗いができます。高性能なダストカットフィルターのみ水洗い不可なので、汚れてきたら交換が必要になります。
ゴミ捨ての際にダストボックスに残った細かいチリも、定期的な水洗いでキレイにできるので安心して使えますね。
5. 簡単リモコン操作で開始時間設定も可能
Eufy RoboVac 11Sは、本体のボタンと付属のリモコンを使って簡単に操作することが可能です。
各種清掃モードでの掃除開始・終了、手動での本体操作、毎日の掃除開始時間の予約など、すべてリモコン一つで操作できます。
最近ではスマホから操作できるロボット掃除機もありますが、スマホ連携が面倒くさい方には、むしろリモコンのほうが使い勝手が良いかもしれませんね。
6. 55~65dBと比較的静か
Eufy RoboVac 11Sは、静音設計も特長の一つ。
稼働音は55〜65dBと、電子レンジの稼働音と同程度の大きさだそうです。
通常の掃除機と比較してもかなり静かなので、在宅中にロボット掃除機を動かすことが多い方にもおすすめです。
Anker Eufy RoboVac 11Sのデメリット
格安ロボット掃除機としては機能が充実しているEufy RoboVac 11Sですが、他の高機能なロボット掃除機と比較するとデメリットもあります。
欲しかった機能がEufy RoboVac 11Sに備わっていない…となると、買って後悔する可能性もあります。これらのデメリットについては納得した上で購入するようにしましょう。
毛のメインブラシなのでお手入れが大変
Eufy RoboVac 11Sで使用されている毛のメインブラシは、長い髪の毛などが絡まりやすくお手入れに少し手間がかかります。
しかもブラシは水洗い不可なので、お手入れが少し大変になることは覚悟しましょう。
メインブラシのお手入れが面倒な方は、ゴム製ブラシまたはメインブラシを使用していないロボット掃除機を選ぶことをおすすめします。
コード類や足の長いカーペットは巻き込み注意
Eufy RoboVac 11Sは、コード類を吸い込みやすいこともデメリット。
高機能なロボット掃除機に搭載されているようなコードを吸い込んだときに自動でからまりを解消してくれる機能は、Eufy RoboVac 11Sにはついていません。
コードやひも、毛足の長いラグ、薄い布などは巻き込んで止まってしまう*可能性があるので、掃除前に片づけてから使いましょう。
スマホでの操作はできない
高機能なロボット掃除機では、スマートフォンをリモコン代わりにして遠隔操作することができる機種があります。
外出先からでもスマホアプリでロボット掃除機を起動できたり、毎日の掃除時間をスケジュール設定できたりもする便利な機能です。
ですが、Eufy RoboVac 11Sにはスマホ連携機能がついていないので、リモコンでの操作のみとなります。
スケジュール設定は毎日同じ時間のみ
Eufy RoboVac 11Sでは、リモコン操作で毎日の掃除開始時間を設定することができます。
ただし、設定できるのは毎日同じ時間のみ。「平日は7時から、土日は10時から」といった曜日ごとのスケジュール設定はできませんので注意しましょう。
進入禁止エリアの設定はできない
Eufy RoboVac 11Sは、付属品やアプリを使った進入禁止機能に対応していません。
そのため、入ってほしくない場所がある場合は、扉を閉めたり障害物を置いたりして物理的に壁をつくって対応する必要があります。
Ankerロボット掃除機の上位機種は、専用の境界線テープを使うことで進入禁止エリアの設定が可能なので、そちらを選ぶのもおすすめです。
自動再開機能はない
「Eufy RoboVac 11S」には自動充電機能はついていますが、充電完了後に自動で掃除を再開してくれる自動再開機能はついていません。
Eufy RoboVac 11Sの連続稼働時間100分で掃除しきれない広い部屋の場合は、自動再開機能つきのロボット掃除機を選ぶことをおすすめします。
ランダム走行で複雑な間取りの掃除は苦手
Eufy RoboVac 11Sは、さまざまな角度からランダム走行して清掃するロボット掃除機。部屋の間取りや自分の現在地を把握することはできません。
そのため、複雑な間取りの家では、基本的に複数の部屋を隅々まで掃除することはできません。
複数の部屋を確実に掃除したい場合には、部屋ごとに掃除エリアを区切って稼働させるか、カメラセンサーを搭載しているロボット掃除機を選ぶといいでしょう。
Ankerのロボット掃除機 Eufy RoboVac 全4種を一覧表で比較!おすすめと選び方を紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
上位機種15Cとの違いは?
Ankerのロボット掃除機からは、RoboVac 11Sのワンランク上のモデルとしてRoboVac 15Cが発売されています。
2機種の違いは、主にこちらの3つです。
- スマホ連携
- スケジュール機能
- 価格
画像 | ![]() |
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---|---|---|
型番 | 15C | 11S |
発売年度 | 2019年3月 | 2018年8月 |
スマホアプリ | ○ | × |
スケジュール | ○ | ○(曜日ごとはできない) |
公式販売価格(税込) | 20,800円 | 17,800円 |
11Sと15Cで吸引力やナビゲーション能力に差はありません。機能面で違うのは、スマホ連携とスケジュール設定。
15Cでは、スマホ連携することで曜日ごとのスケジュール設定が可能になります。一方11Sはスマホ連携はできないので、リモコンでの毎日同じ時刻の設定のみが可能です。
価格は約3000円の差。スマホ連携や曜日ごとのスケジュール設定が不要な方は価格の安いEufy RoboVac 11Sでも十分おすすめです。
まとめ
Anker Eufy RoboVac 11Sは、機能をシンプルに抑えて低価格を実現したロボット掃除機。
高いロボット掃除機のような機能性や賢さはありませんが、デメリットに納得できる方にとっては最高の相棒になるはず。価格がネックでロボット掃除機の購入を迷っている方にもおすすめですよ。
また、試しに一度ロボット掃除機を家で使ってみたい方には、レンタルでお試しという方法もおすすめです。
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