Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022を実機レビュー!4Kの高画質な映像でオンライン会議も好印象に
更新日2024/11/26
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コロナの影響が後押しになり一気に進んだリモートワークではありますが、オンライン会議に映る自身の映像に不満を抱いたことはありませんか?
パソコンの内蔵カメラだとあまり解像度は高くなく、室内や夕方以降だとノイズが入りやすかったりしますので、特に大事な商談や会議に不鮮明な映像で出席することに抵抗を覚える方も少なくないと思います。
そこで、この記事ではオンライン会議の映像を改善させる手段として「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」の特長とレビューを紹介します。外付けのWebカメラ選びに悩んでいる方の参考になれば幸いです。
もくじ
Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022の特長
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」の魅力は4K HDRとノイズリダクションによって高精細な映像を届けられることです。
ノートPCやデスクトップ(外部モニター)への取り付けも簡単なので、場所や時間を選ばず、いつでも鮮明な映像でZoom会議やGoogle MeetのオンラインMTG等に参加することができるでしょう。
- 4K(830万画素)の高解像度
- HDR処理され白飛びや黒つぶれが軽減された見やすい映像表現
- 映したい部分だけ映せる画角の3段階調整
- 光が少ない場所の映像の粗さを軽減するノイズリダクション
- 自分自身が常に中央に映し出されるAI自動フレーミングを搭載
- 簡単なセットアップですぐ使える利便性の高さ
製品スペック一覧表
項目 | スペック詳細 |
---|---|
解像度(fps) | ・4K UHD(24/30fps) ・FHD(24/30/60ps) ・HD(24/30/60ps) |
視野角(FOV) | 65/78/90度 |
ズーム機能 | 最大5倍のHDデジタルズーム |
オートフォーカス | 対応 |
撮影機能 | ・オートホワイトバランス ・AIオートフレーミング ・DOL-HDR ・ビデオノイズリダクション |
マイク | 非搭載 |
対応OS | ・Win10 64ビット版 以降 ・macOS |
主な対応アプリケーション | (認定) ・Microsoft Teams ・Zoom (最適化) ・Skype for Business ・Go To Meeting ・Google Meet ・Google Hangout ・Blue Jeans ・Slack ・Lifesize |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
カメラ:約42mm×90mm×42mm マウント:約32mm×65mm×9.4mm |
重さ | 約218.32g (カメラ+レンズカバー+マウント) |
公式税込価格 (2021年11月1日現在) |
31,130円 |
Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022を実機レビュー
特長やスペックだけではイメージにくい部分もあると思いますので、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」をセットアップしながら外観や機能面の詳細を確認します。
Webカメラとしては高価格なだけあって、パッケージからプロダクトデザインまで洗練されており、所有欲も満たしてくれるPC周辺機器の1つになると思います。
セット内容
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」に含まれるセット内容がこちらです。
ディスプレイに取り付けるマウント以外にも三脚アダプターもあるので、ミニ三脚を用意すれば好きな角度からの撮影も可能です。
- カメラ本体
- レンズカバー(カメラに装着済み)
- ウェブカメラマウント
- 三脚アダプター
- USB-A to USB-Cケーブル
- クイックスタートガイド etc.
前後に長い円筒形で想像よりも軽量
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」は、Webカメラの中ではユニークな前後に長い円筒形です。カメラ単体のサイズは、約42mm×90mm×42mm(幅×奥行き×高さ)で、形状は違えどマウス一個分くらいをイメージするといいかもしれません。
質感は高級感あふれるメタルボディですが、見た目から想像するようりもずっと軽いです。実際にカメラ単体では111.56g、レンズカバーをあわせても137gしかありません。
通勤かばんや出張時のキャリーケースに忍ばせておいても、気になるサイズ感ではないでしょう。
2つのマウント、マグネット式で取り替えも楽
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」には2つのマウントが付属していますので、利用環境状況や使用機器に応じて臨機応変に対応できるのも魅力です。
各マウントは本体と磁力で装着しますので、初回のセットアップや使用途中の取り替えも容易です。
自由度の高い角度調整、画面を邪魔しない省スペース設置
ウェブカメラマウントのヘッド(カメラの接続部)は上下に−20度〜10度、ベース(モニターとの接地部)は0度(収納時)〜105度(最大開脚時)までの可動域があるため、組み合わせることで自由度の高い角度調整が可能です。
また、マウントの接地部は最小限に留められており、ベゼルレスのディスプレイでも画面をほとんど邪魔しません。
モニターの高さや角度、ノートPCのディスプレイの開き具合に応じて、瞬時に対応できる手軽さも兼ね備えた製品です。
USB 3.0 Type-A搭載の端末が必要
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」で4K映像を出力するには、Type-A(USB 3.0)以上が搭載されたパソコンが必要です。
USB 2.0ポートでも使える場合があるようですが、データ転送速度がUSB 3.0よりも劣るため画質の低下は免れません。そもそも使えないケースもあるため、パソコン、外部モニター、ドッキングステーションなどに接続する場合は、USBスペックを事前に確認しておきましょう。
なお、付属のUSBケーブルは2mの長さがあるため、端末に設置するにしろ、三脚を使うにしろ余裕を持ってセッティングできます。
macOSでも使えるが……
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」はWindows(※)だけでなく、macOS(確認したOSバージョンは****)でも使用可能です。
ただし、macOSだと「Dell Peripheral Manager」を使えないため、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」の強みを最大限活かすことはできません。
「Dell Peripheral Manager」を使えるWindows端末なら、視野(画角)の変更やアンチフリッカーの設定など細かいカスタマイズが可能になります。
機能制限があることからも、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」はmacOSユーザーにとっては若干割高に感じるかもしれません。
- 解像度やfpsの設定
- プリセットの選択/プリセットの新規追加
- AI自動フレーミングのオン/オフ
- 視野(画角)の変更
- ズーム倍率の変更
- オートフォーカスのオン/オフ
- HDRのオン/オフ
- アンチフリッカーの設定(周波数の設定)
- Dell ExpressSign-inのオン/オフ
Windows OS搭載の端末でも、ARMベースのWindows PCは「Dell Peripheral Manager」をサポートしていません。
Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022を使ってみた
実際に「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」を使ってみて、内蔵カメラとどのくらい解像感に違いが出るのか、AI自動フレーミングや視野(画角)はどんなものなのか、確認したのでご覧ください。
4Kと内蔵カメラの画質を比較
Zoom会議を想定して、ノートPCの内蔵カメラ(HD/720p)と「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」で、相手に届いている映像にどのような違いがあるのか検証しました。(Google Meetだと最大でHD画質までになるようです。)
見比べると、改めて4K映像の精細さが分かると思います。
またHDR処理も優秀です。HDR補正のオン/オフで切り替えると、指の部分の白飛びが軽減され、爪を認識できるようになっていると思います。
HDR処理は黒つぶれの処理も行ってくれますので、4K×HDRによる明瞭かつ精細な映像はビジネスシーンに置いて武器の一つになると感じました。特に、初対面の方との商談、採用時の面接などは第一印象が大切ですので、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」の活用は必須かもしれません。
暗い室内でのノイズリダクション効果を検証
4K画質もそうですが、なにより感動したのはノイズリダクションです。上の写真は同時刻同場所にてカーテンを閉め切った状態で、内蔵カメラと「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」の映像を比較したものです。(Zoomの低照度に対して調整はオフにしています)
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」の映像はノイズが少なく、カーテンを開けているかのような明るさがあるため、同じ人物でも印象が全く異なります。
昼間でも場所によっては暗い場所、夕方以降の自然光が少ない環境では内蔵カメラだと限度がありますので、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」は場所や時間を気にすることなくオンライン会議に参加できる点で非常に魅力的です。
3種類の視野の違いと使い分け
65度・78度・90度、3つの視野(画角)を比較したものが上の写真です。90度の視野だとGoProくらい広角に映りますので、かなり色々なものが映り込んでしまうことが分かると思います。
参考までに各視野を活用するシーンを考えてみましたので、参考になれば幸いです。
視野 | 活用シーン |
---|---|
65度 | カフェやリビングなど周囲のものをできるだけ隠したい時 |
78度 | 仕事部屋や会議室で使用する時 |
90度 | 背景に社のPR要素(製品やロゴ、マスコットキャラ etc.)を用意している時 |
デジタルズーム時の解像感について
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」は、デジタルズームで最大5倍まで拡大することができます。光学ズームではありませんので、デジタルズームでの拡大時は画質が荒くなることは覚えておきましょう。
ただ小さな文字なども視認できる程度にははっきり映し出しますので、製品やグラフのプレゼン時に詳細を説明するときに役立つと思います。
AI自動フレーミングの精度
AI自動フレーミングとは常に自身を画面中央に映るよう追従してくれる機能です。カメラ自体は動かず、スムーズにトリミングされるイメージなります。
左右前後に動いてみましたが、しっかり自分を認識していることが分かると思います。追従速度の変更はできないため、プレゼンテーションに使う場合リハーサルで速度に合わせた移動を確認するなどしたほうがよいでしょう。
ノートPCなら三脚利用を推奨
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」を使っていて困ったことを1つ挙げるとすれば、ノートPCとの相性があまりよくないことです。
というのも、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」は前後に長く、ノートPCのディスプレイに設置するとリアヘビーになります。そのため少しディスプレイを傾けてしまうと、自重でディスプレイが開いてしまうことを何回か経験しました。
その都度ウェブカメラマウントの角度を変えればしっかり固定されるのですが、大事な場面で自分がフレームアウトしてしまわないように、ノートPCで使用を検討している方はミニ三脚の用意をおすすめします。
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テレワークの強力な武器になりうるWebカメラ
「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」は、4Kの高画質、強力なノイズリダクション処理、持ち運びのしやすいプロダクトデザインと完成度が高いWebカメラです。Webカメラの中では高価格帯になりますが、下手に手頃な製品を購入するよりも高いコストパフォーマンスを発揮してくれることでしょう。
テレワーク時代の必須ツールとして、「Dell デジタル高解像度Webカメラ WB7022」を検討してみてはいかがでしょうか。
Webカメラは試してから購入できる
「リモートワークは期間限定だから購入するほどでもない」
「実際にどんなものなのか、自分のパソコンで試してみたい」
そんな方にはWebカメラのお試しレンタルがおすすめです。
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レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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