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スマートホーム家電で有名なSwitchBot(スイッチボット)シリーズから、超小型のロボット掃除機「SwitchBot K10+」が発売されました。
SwitchBot K10+は、コンパクトな本体にハイエンドモデル並みの高機能を搭載したロボット掃除機。
吸引と拭き掃除の2種類の掃除方法に対応していて、高精度なレーザーマッピングに自動ゴミ収集機能も搭載しています。
高機能かつコンパクトなロボット掃除機ということなので、物が多くて狭いお家から複雑な間取りの広いお家まで幅広い環境で活躍してくれそうですよね。
そんな気になるSwitchBot K10+の実力はどうなのか?実際に使ってレビューしました。
吸引力や使い勝手、自動ゴミ収集、マッピング性能、稼働音まで写真と動画で詳しく検証していますので、ぜひ購入検討の参考にご覧ください。
もくじ
SwitchBot(スイッチボット) K10+の特徴
2023年4月に登場したSwitchBot K10+は、世界最小級の超コンパクトサイズでありながらハイエンドモデル並みに高機能なロボット掃除機です。
従来の「小型ロボット掃除機」といえば、機能が抑えめのエントリーモデルがほとんどでしたが、小型かつ高機能なんて理想的ですよね。
まずはそんなSwitchBot K10+の特徴や機能について、実機写真とともに簡単にご紹介します。
超小型のボディで隅々まで掃除
SwitchBot K10+は、直径24.8cm×高さ9.2cmの超コンパクトサイズ。
小回りが利くので掃除しづらい隙間や家具の脚周りも楽に掃除できて、狭いお家や物が多いお家にもぴったりです。
片手でも持てるサイズ感なので、2階建て以上のお家でも活躍しそうですね。
吸引と拭き掃除 2種類の掃除方法に対応
コンパクトでも吸引力はパワフル。2500Paの吸引力で、細かいゴミから大きめのゴミまでしっかり掃除してくれます。
さらに、使い捨ての床拭きシートを使った拭き掃除も可能。
市販のシートもドライ・ウェット両方に対応しているのは、手軽でありがたいポイントです。
床の汚れ具合や季節に応じて、2種類の掃除方法を切り替えて使えるのは便利ですね。
(※吸引と拭き掃除の同時清掃はできません。)
お手入れの手間を減らす自動ゴミ収集機能
SwitchBot K10+は、本体のゴミを自動で集めてくれる自動ゴミ収集ステーションも付属しています。
ステーション内の紙パックに約70日間分のゴミを溜めておけるので、面倒な本体ダストボックスのゴミ捨ては不要。交換時は紙パックをまるごと捨てるだけでOKです。
ゴミ捨ての時にホコリが舞い上がることもなく、衛生的なのも嬉しいポイントですね。
高精度なレーザーマッピングとスマホ連携
高速・高精度に部屋の間取りを学習できるレーザーSLAMマッピングも搭載。フロアの隅々まで効率的に掃除することができます。
学習したマップはスマホアプリに最大10パターン保存でき、アプリのマップから進入禁止エリアの設定や部屋ごとの掃除スケジュール設定なども可能です。
他のスイッチボットシリーズとの連携も
さらに他のスイッチボットシリーズを持っている方なら、1つのアプリですべてのスマート家電を管理できて、各家電を連携して便利に使うこともできます。
例えばSwitchBot開閉センサーで外出を検知したらロボット掃除機の掃除を開始するなど、賢いオートメーション設定も可能です。
在宅中でも気にならない静音性
SwitchBot K10+は、45dB以下の静音モードで音がうるさくないのも特徴。
自動ゴミ収集の時間もおやすみモードで指定できるので、在宅時や早朝夜間、集合住宅で使う際にも安心して掃除させることができます。
SwitchBot K10+の外観レビューと使い方
それでは、SwitchBot K10+の実機外観を確認しながら使い方について解説していきます。
- ロボット掃除機本体
- 自動ゴミ収集ステーション
- サイドブラシ×2(1つは予備)
- フィルター×2(1つは予備・1つは取り付け済)
- モップ取付パッド
- 専用お掃除シート30枚入
- 紙パック×2(1枚は予備・1枚は取り付け済)
- 小型メンテナンスツール(ステーション内に保管)
- クイックガイド、取扱説明書、サポートカード
本体の外観と使い方
こちらがSwitchBot K10+の本体です。
白一色のつるっとした素材で、シンプルで清潔感があります。
なんといっても、驚くべきはそのサイズ感です。
これまで数々のロボット掃除機を使ってきましたが、ダントツで小さい!体感では一般的なロボット掃除機よりもふたまわりくらい小さく感じます。
片手でも余裕で持てるほど小さくて軽いので、モップ交換のためにひっくり返したり別の階に持ち運んだりする際にもまったく苦になりませんでした。
使用前の準備と使い方
本体を裏返し、左上の軸に付属のサイドブラシをパチッと取り付けます。
メインブラシはかんたんに取り外せるので、定期的に髪の毛やホコリがブラシに絡まっていないか確認し、小型メンテナンスツールでお手入れをしましょう。
表のカバーを外すと、ダストボックスや電源スイッチが現れます。
ダストボックスはハンドルを持って取り外せて、パカッと大きく開きます。
自動ゴミ収集機能があるので日々のゴミ捨ては不要ですが、水洗いができるので定期的にお手入れすると衛生的です。
ダストボックスの横からはフィルター交換ができます。
フィルターは水洗い不可なので、汚れてきたら交換しましょう。
スイッチを右側にスライドして電源をオンにしたら、本体の準備は完了です!
自動ゴミ収集ステーションの外観と使い方
続いて、自動ゴミ収集ステーションを見ていきましょう。
ステーションも本体と統一感のある白と黒のシンプルデザイン。そしてやはり背が低くてコンパクトです。
一般的なゴミ収集ステーションは底面からゴミを吸い上げるため、本体待機位置の下に敷板がついていることが多いのですが、SwitchBot K10+では横からゴミを吸う構造にすることで省スペースな柱形状になっているんですね。
使用前の準備と使い方
ステーション上部のフタを開けると、内部には紙パックがセッティングされています。
引き出すと同時にフタが閉まる構造になっているので、交換時もゴミが舞い散らず衛生的です。
ステーション裏面には一体型の電源コードがついているので、電源に差し込んでおきます。余ったコードは巻き付けておけるのでスマートですね。
ロボット掃除機を充電しながら、続いてスマホアプリの初期設定をしていきましょう!
スマホアプリの初期設定
まずはスマホに「SwitchBot」アプリをダウンロードします。
アカウント作成とログインを済ませたら、右上の「+」ボタンからデバイスを追加します。
「ロボット掃除機 K10+」を選び、画面の指示に従ってロボット掃除機本体のボタン操作をします。
自宅の2.4GHz帯のWi-Fiに接続しパスワードを入力します。
このとき、位置情報の使用や機器との接続について聞かれたら必ず許可してください。
あとは自動で接続されますので、名前を付けて設定完了です!
初期設定はスムーズにいけばそこまで時間はかからないので、最初に済ませておくのが吉です。
初回は正確なマップ作成のため、なるべく床を片付けた状態でマッピングランをさせましょう。
完成したマップがこちら。
自動である程度エリア分けしてくれるものの間違っていることもあるので、その場合は編集で正しいマップを作成しましょう。
コードがある場所や物が多い場所は、引っかかってしまわないように進入禁止エリアを設定しておくのがおすすめです。
掃除スケジュールやおやすみモードの設定も最初にしておくといいですね。
これですべての準備が整いました!それでは実際に使ってみましょう。
SwitchBot K10+を実際に使って小型ロボット掃除機の実力を検証!
さっそく実際にSwitchBot K10+を使って、その実力を検証していきたいと思います。
「小型なのに高機能って本当…?」という疑念を払拭するためにも、吸引力や水拭きの使い勝手、マッピングの精度、稼働音など、気になる部分を詳しくテストしていきます。
【隙間の掃除】狭い場所に入り込んで丁寧に掃除できた
それでは、小型ロボット掃除機の得意分野である隙間や角の掃除から検証してみましょう!
通常のロボット掃除機が苦手とする部屋の角、壁際、家具の脚周りなどに疑似ゴミを設置し、標準モードで清掃してみました。
部屋の角
まずは部屋の角の掃除のビフォーアフターがこちら。
1回の掃除でも大部分を掃除できており、数粒が残る程度。
残ったゴミも、2回目の清掃で完璧にキレイにすることができました!
ゴミが多い場合は2回走行の設定にするか、毎日スケジュール設定しておけばキレイがキープできそうですね。
壁際
続いて、壁際の掃除検証です。
こちらも先程同様で、1回目の掃除でほとんどを掃除・残った数粒のゴミは2回目の掃除でキレイにすることができました。
ベッドの脚周り
割と広めのスペースがあるベッドの脚周りでも検証してみます。
脚周りは1回目の掃除でキレイにできましたが、少し離れた場所にゴミが数粒残ってしまいました。
ただ、こちらも2回目の掃除で完璧に清掃できました。
イスの脚周り
最後に、机やイスが入り組んだ狭い場所の家具周りで検証をおこないます。
かなり狭い場所ですが、1回目で大部分を掃除完了。数粒残ったゴミも2回目で完璧にキレイになりました。
この脚の隙間はこれまで使った通常サイズのロボット掃除機では入りこめなかったのですが、しっかりまわりこみながら丁寧に掃除してくれています。これはすごい!
超小型のSwitchBot K10+だからこそできる細やかな掃除で、ロボット掃除機の掃除残しが気になる方にもぴったりだと感じました。
【吸引力検証】重いゴミ・大きいゴミもしっかり清掃
「超小型」ということで、やはり少し気になるのが清掃時のパワーですよね。
どの程度の吸引力なのか、こちらの4種類の擬似ゴミで検証してみます。
吸引力はMAXモードで、1部屋のみのエリア指定清掃でテストしてみます。
実際の動画
実際の清掃中の様子を動画で撮影したのがこちら。
重い砂利から細かいコーヒー粉、大きめのビーズまで、さまざまな種類のゴミを一瞬で吸い込むパワフルな吸引力を見せてくれました。これだけのパワーがあれば、一般的なお家の床掃除で困ることはなさそうです。
ただMAXモードは音が大きいため、外出時に掃除をするか、ゴミが多い場所やタイミングだけ切り替えて使うのがおすすめです。
なお、動画は途中早送りをしていますが、5畳ほどの部屋を5分半程で清掃完了しました。
小型なので掃除に時間がかかるかと思っていましたが、動きの効率が良いので通常のロボット掃除機とさほど変わらない印象でした。
ビフォーアフター
掃除テスト前後の写真を比較してみました。
枠内は掃除残しが無く、完璧にキレイになっている状態です。
枠外にはサイドブラシで弾き飛ばしてしまった砂利数粒とビーズ1つが残ってしまいましたが、こちらも2回目の掃除のときに吸引できたので、パワーとしては申し分なさそうです。
【拭き掃除】使い捨てで手軽!シートは乾く前に交換を
続いて、実際に拭き掃除を試してみます。
SwitchBot K10+では、付属の専用シートの他に市販のワイパー用お掃除シートも使用可能。両方を使ってそれぞれの使用感を検証してみましょう。
なお、水拭き時にカーペットを回避する機能はないので、事前にマップから進入禁止設定をしておく必要があります。
付属の専用シート
付属の専用シートには穴が2か所開いていて、そこにモップ取付パッドのツメを通します。シートの下部分は左右のクリップでシートを挟んで固定。
ロボット本体に取り付けたら、準備完了です!
モップ取付パッドを取り付けると自動で拭き掃除モードに切り替わるので、そのまま掃除開始すればOK。こんなに手軽に水拭きができるのは嬉しいですよね。
こんな感じで、細かなホコリやざらつきをしっかりキャッチしてくれました。
ただタンクが無いので自動給水や水量調整はできず、フロア全体を拭き掃除し終わるころにはシートがカラカラになっていました。
だいたい10~15分程でシートの湿気が無くなり始めるので、1部屋ずつシート交換しながら掃除するのが良さそうです。
市販のシート
続いて、市販のお掃除シートを使ってみましょう。
一般的なワイパー用のシートはサイズが大きすぎるため、半分に切るか折るかして取り付けます。
モップ取付パッドの左右のクリップでシートを挟んで固定したら、上部は折り返しておくだけ。
ロボット本体に取り付けて準備完了です。
半分に折るとこんな感じでもこもこになってしまうので、切って使うのがおすすめです。
ちょっと手間ですが、シート代の節約にもなって良いかもしれませんね。
こんな感じでしっかり細かいゴミや毛が取れました!
やっぱり水拭きをすると素足で歩いたときのサラサラ感が違います。毎日ロボット掃除機で吸引掃除をしていても、定期的に水拭きをすると気持ちいいですね。
なお、市販のシートも15分程で乾き始めたので、広い場所で使う場合は途中でシート交換しながら掃除するのがおすすめです。
掃除が終わったら取り外して捨てるだけでOK。使い捨てのシートはお手入れ不要で便利ですね!
【マッピング性能】複数階のマップを高精度に再現
続いて、SwitchBot K10+のマッピング性能を検証します。
アプリのマップと実際の間取り図を比較してみましょう。
こちらが2階のマップ。(間取り図のグレー部分は家具や障害物があるエリア)
3部屋+廊下の間取りを見事に再現できていますね。家具の位置もかなり正確で、進入エリアの設定もしやすかったです。
1階のマップも、ほぼ正確に間取り図を再現しています。
一度マップが出来上がれば次回以降は別の階でもエリア指定などが使えるので、階を移動しての掃除にも使いやすく便利でした。
【自動ゴミ収集】ダストボックスのゴミをしっかり収集
便利な自動ゴミ収集ステーションですが、本当にお手入れが不要になるのか?どのくらいダストボックスがキレイになるのか?は気になるポイントですよね。
実際の収集性能を検証すべく、ゴミ収集前後での本体ダストボックスの写真を比較してみました。
収集前は砂利やコーヒー粉、ビーズ、麻紐などがダストボックス内に溜まっていますが、ゴミ収集後はほとんどのゴミを吸い上げて収集してくれています。
検証でダストボックスを開閉したため麻紐の繊維がパッキンに挟まれて残ってしまいましたが、通常の使用時であればまったく問題なさそうです。
ダストボックスのお手入れは頻度も高くゴミが散らばりがちで面倒なので、その手間が省けるのは本当に楽ですね。
とはいえ、使い続けるとダストボックスの溝やフィルターに細かい粉塵が溜まってくるので、ステーション内の紙パック交換のタイミング等で定期的に水洗い等お手入れをするのがおすすめです。
【稼働音検証】静音モードが優秀◎ゴミ収集は時間帯設定で対策を
SwitchBot K10+は静音性も特徴の一つ。
実際の稼働音はどうなのか、騒音計と動画で検証してみましょう。
清掃時の稼働音
静音 / 標準 / パワー / MAXのモードごとの稼働音を測定しました。
静音・標準モードはいずれもかなり静か。とくに静音モードは同じ部屋で使っていても気にならないほど静かでした。在宅時間が長い方はこちらを使用するのがおすすめです。
パワーモード / MAXモードになると音がかなり大きく感じるので、在宅時の使用には不向きかもしれません。日中の外出時に使うか、ゴミの多い部屋だけ切り替えて使うのが良さそうです。
ゴミ収集時の音
ゴミ収集時の音はかなり大きく、70dB以上の大きな音が約15秒間続きます。
SwitchBot K10+は「おやすみモード」を使うことで自動ゴミ収集の時間帯をコントロールできるので、とくに音が響きやすい集合住宅にお住まいの方は深夜早朝の時間帯を避けるため必ず設定しておきましょう。
SwitchBot K10+は幅広い環境におすすめの超小型ロボット掃除機
SwitchBot K10+は、超コンパクトなだけでなく実力も十分に備えたロボット掃除機。
狭い一人暮らしのお家から、複雑な間取りのお家、物が多くて入り組んだお家、2階建て以上のお家など、さまざまな環境で活躍できるおすすめの一台です。
これまで「うちは狭いから…」「掃除残しがありそう」といった理由でロボット掃除機を迷っていた方にとって、絶好の導入タイミングとなりそうです。
6月10日から公式サイトで先行予約をすると、お得な1年分の専用アクセサリーセットが付属します。
ぜひこの機会にSwitchBot K10+を導入して、床掃除を隅々までお任せしてみてはいかがでしょうか?
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