パソコンの寿命は何年?買い替え時期を見極めるサインや長持ちさせるコツ、手入れ方法を紹介
更新日2024/05/31
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勉強や仕事で使うことが多いパソコンは、長く使い続けると動作が鈍くなったり、起動に時間がかかったりすることが増えます。
そのような状態が続いていて、「寿命が近いのでは?」と不安に感じている方もいるのではないでしょうか。
突然起動しなくなって、データが取り出せなくなるなどの不測の事態が発生する前に、早めの対策を講じておきたいですよね。
そこでこの記事では、パソコンの寿命の目安や寿命を見極めるためのサインを解説します。
今回はノートパソコンを中心に解説しますが、デスクトップの場合も基本的な考え方は同じです。
長持ちさせるコツも紹介しているので、パソコンを日常的に使う方は、ぜひ参考にしてみてください。
もくじ
パソコンの寿命の目安
パソコンの寿命は以下の3つから判断できます。
- 本体の平均寿命
- OSのサポート期間
- 部品ごとの寿命
1つずつ解説します。
本体の平均寿命は5年
パソコン本体(ハードウェア)の平均寿命は、モデルによって異なりますが、だいたい5年が目安と言われています。
毎日使っている場合は、3年目くらいから経年劣化をし始めますが、ものによってはそれ以上使えます。
7年〜10年以上使えれば、相当長持ちしていると言えるでしょう。
また、仮に本体に問題がなかったとしても、CPUやメモリなどの性能面で快適に使い続けることが難しい場合もあります。
購入から5年以上経過していて、使用時に不便さを感じるような場合は、買い替えを検討することをおすすめします。
OSのサポート期間は約10年
OSとは、WindowsやMacなどのパソコンを動かすソフトウェアのことです。
OSのサポート期間は、発売から約10年とされています。
サポートが終了してしまうと、ウイルスやスパイウェアの感染を防げず、個人情報の漏えいなどのセキュリティ上の問題が発生する可能性が高まります。
OSのサポート期間が終了したパソコンは、例えまだ使える状態でも、バージョンアップや本体の買い替えを検討しましょう。
部品ごとの寿命一覧
部品ごとの寿命は以下の通りです。
商品 | 寿命 |
---|---|
HDD・SSD | HDDは3~4年・SSDは5年程度 |
液晶モニタ | 5~10年 |
ファン | 7年程度 |
マザーボード | 10年以上 |
CPU | 30〜50年 |
バッテリー | 2〜3年程度 |
DVD・ブルーレイドライブ | 3〜5年程度 |
キーボード・タッチパット | 5~7年 |
軽度の故障なら、部品を交換してもらうことで改善されるケースがほとんどです。
どの部品が壊れているかを自分で判断するのは難しいので、調子が悪くなってきたと感じたら、メーカーや修理業者に相談しましょう。
パソコンの寿命が近い5つのサイン
パソコンの寿命が近いときに見られるサインは以下の通りです。
- パソコンから異音がする
- 頻繁にフリーズする
- 充電ができない
- 起動に時間がかかる
- 焦げたようなにおいがする
1つずつ解説します。
1. パソコンから異音がする
パソコンの起動時に、ハードディスクの動作音やファンが回転する音が聞こえるのは正常な状態です。
しかし、明らかに音が大きかったり、いつもと違う音が出ている場合は、内部でトラブルが起きている可能性が高いです。
異音を無視して使い続けていると、故障がさらに悪化するので、早めに対処しましょう。
2. 頻繁にフリーズする
パソコンを使っているときに頻繁にフリーズする場合、寿命が近い可能性が高いです。
フリーズの原因は、部品の故障やウイルス感染などさまざまです。
しばらく放っておいたり、電源を入れ直したりすることで使えるようになることがあります。
しかし、解消されない場合は、修理に出した方が良いかもしれません。
3. 充電ができない
電源ケーブルを繋いでも充電ができなかったり、バッテリーの残量が正しく表示されなかったりする場合も、寿命が近づいている可能性が高いです。
この場合、バッテリーを交換すれば元通りになることが多いです。
しかし、それでも充電ができない場合は、本体を買い替えた方が良いかもしれません。
4. 起動に時間がかかる
パソコンで使うデータを保存するストレージという部品が劣化していると、起動に時間がかかります。
電源を入れてから操作できるようになるまでに5分以上かかる場合は、修理を検討した方が良いかもしれません。
また、たくさんのソフトをインストールすることも、起動に時間がかかる原因の1つです。
使わないソフトは、日頃からアンインストールする習慣をつけましょう。
5. 焦げたようなにおいがする
パソコンの内部にホコリがたまっていると、本体が高温になり、焦げたようなにおいがします。
これは、コンデンサーの破裂や電源周り、冷却ファンの排出口のホコリなどが原因です。
放置しておくと、発火するかもしれないので、とても危険です。
すぐにパソコンの電源を切り、コンセントからプラグを抜いてください。
また、ハードディスクが故障してしまうと、データの復旧は困難です。
早めにバックアップを取っておきましょう。
パソコンの寿命を長持ちさせる7つのコツ
パソコンの寿命を長持ちさせるコツは以下の7つです。
- 暑さ・熱対策をする
- 設置場所に気を付ける
- 本体に衝撃を与えない
- こまめに掃除する
- 電源のオン・オフの頻度に気をつける
- 結露や液体に気をつける
- HDDとSSDの状態をチェックする
1つずつ解説します。
1. 暑さ・熱対策をする
パソコンは熱に弱いため、暑さ対策が欠かせません。
室内の温度管理に気をつけ、パソコンは直射日光の当たらない場所に置くようにしましょう。
冷却性能はパーツによっても異なるため、購入時に冷却性能についてもチェックしておくとよいでしょう。
また、ノートパソコンの場合は熱を逃しにくいので、ファンのついた冷却台や冷却パッドを使うのも良い対策です。
2.設置場所に気を付ける
パソコン本体の設置場所も重要で、できるだけ熱のこもらない、通気性の良い場所に置く必要があります。
ノートパソコンの場合、底面に吸気口や排気口があることが多く、その場合は熱がこもりづらいPCスタンドの使用がおすすめです。
3. 本体に衝撃を与えない
パソコンにはさまざまな部品が組み込まれているため、衝撃を与えてはいけません。
そのため、持ち運びをする際は、ケースに入れ、落としたりぶつけたりしないように気をつけましょう。
また、電源を切って持ち運ぶことで、衝撃を与えてしまったときのダメージを防げます。
4. こまめにフィルターやファンの掃除をする
ホコリや髪の毛などのゴミがパソコンの吸排気口にたまると、冷却効率が下がります。
また、ゴミが溜まると発火のリスクも高まるので、とても危険です。
パソコンの回りには静電気がたくさん発生しており、ホコリが集まりやすいです。
こまめな掃除を心がけましょう。
5. 電源のオン・オフの頻度・起動時間に気をつける
パソコンの電源をつけっぱなしにしておくのは、故障の原因にはなりませんが、高温状態が続くことで発火する可能性が上がります。
また、電気代がアップしたり、パーツの寿命が縮まったりしてしまうことも予想されます。
そのため、状況に応じて電源を適切に落とすことが大切です。
90分以内に使うならスリープ、それ以上ならオフにすることで、本体への負荷を軽減できます。
6. 結露や液体に気をつける
パソコンに液体がかかると、故障する可能性が高いです。
そのため、スープや飲み物をこぼさないのはもちろん、冬場は結露に気をつける必要があります。
パソコンを寒い場所から暖かい場所に移動させる際は、急に電源を入れるのではなく、部屋の温度に馴染むまで待ちましょう。
7. HDDとSSDの状態をチェックする
データを保存するHDDやSSDの状態が悪いと、パソコンの故障のリスクが高まります。
最悪のケースだと、中のデータが消えてしまうこともあるので、定期的な確認が必要です。
CrystalDiskInfoなどのフリーソフトを使えば、簡単に状態を確認できます。
パソコンの寿命が来たときにすべきこと
パソコンが使えなくなってしまった場合の対処法は、購入してからどれくらい経っているかで異なります。
ここでは、購入した時期ごとの対処法を解説します。
購入して3年以内なら修理に出す
購入してから3年以内に故障してしまった場合は、修理すれば元通り使えるようになります。
メーカーの保証のサポートなどに加入していれば、無料で修理してもらえることが多いので、問い合わせるのがおすすめです。
修理後はデータが消えてしまうことが多いので、あらかじめバックアップや移行を行っておくと安心です。
購入して4年以上のパソコンは買取や処分を検討する
購入してから4年以上経っている場合は、修理ではなく買い替えを検討した方が良いかもしれません。
4年以上だと、一度修理しても他の部品が故障してしまうことが多く、良い状態で使うのが難しいからです。
また、パソコンは1~2年で新しいモデルが登場するので、買い換えることで作業効率アップが期待できます。
下取りに出すことで安く購入できるメーカーもあるので、ぜひ検討してみてください。
パソコンは寿命を見極めながら使おう
パソコンは、寿命が近づくとパフォーマンスが低下します。
そのため、本体から異音がする・頻繁にフリーズするなどの症状が見られる場合は、修理や買い替えの時期が迫っていると考えられるでしょう。
また、日頃から暑さ対策やこまめな掃除などを行えば、長持ちする可能性が高まります。
仕事や勉強に欠かせないツールだからこそ、日頃から丁寧に扱いましょう。
パソコンはレンティオでレンタルできる
パソコンの買い替えを検討中ならレンタルサービスの活用もおすすめです。
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)では、ノートパソコンやタブレットなどの製品も多数取り揃えています。
借りた製品が気に入った場合「そのまま購入」することもできます。
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