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数あるレンズジャンルの中でもあらゆる撮影ジャンルに応用できることから必然的に使用頻度が高くなる標準レンズ。
ソニーが展開を進めるEマウントにおいても標準レンズは純正、サードパーティー共に積極的に展開されており、既に豊富なラインナップから選ぶことができます。
今回は、そんなソニーのEマウントからおすすめの標準レンズを厳選して、各モデルの解説とともにご紹介していきます。
もくじ
ミラーレス一眼のマウントの中でも歴史のあるEマウント
近年では、一眼カメラ市場においてミラーレス一眼が中心となっています。
それまでは一眼レフが中心であった一眼カメラ市場ですが、ソニーが火付け役となって市場大手のキヤノンやニコンまでもミラーレス一眼へとシフトせざるをえない状況を作り出した存在です。
今回ご紹介していくのはまさに歴史あるソニーのEマウントにおける標準レンズたちで、ラインナップの幅も非常に充実しています。
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使用頻度の高くなるスタンダードな存在
今回ご紹介していくのは、日常的な撮影において使用頻度が非常に高くなる標準レンズです。
目線に近い画角を有することから、構図など想像しやすい焦点距離域を有しています。
一眼カメラを使用する上で必需とも言えるほどの存在で、撮影の基本にもなるレンズジャンルです。
それだけに選択肢も非常に多く、数ある選択肢から自分にあった存在を選ぶことは難しいと言えるでしょう。
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SONY Eマウントでおすすめの標準レンズ9選
1. FE 24-70mm F2.8 GM II
ソニーEマウントにおける標準レンズの大三元レンズとして存在するのがFE 24-70mm F2.8 GM IIです。
定番の焦点距離となる24mmから70mmまでをカバーし、ズーム全域で開放F2.8の明るさを実現した1本となります。
標準の大三元レンズとしては、発売当時で世界最小・最軽量を実現し、高品位のレンズながらも携帯性にも優れたレンズとしておすすめです。
もちろんソニーが誇る最高級G Masterに属するレンズとして、画角全域での高画質やフレアやゴーストに対応する優れたコーティングなど、描写面においても非常に優れた1本となっています。
- レンズ構成:15群20枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:82mm
- 最短撮影距離:0.21m(W)-0.3m(T)
- 絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
- 最大径×全長:87.8mm×119.9mm
- 重さ:約695g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約260,000円~308,000円
FE 24-70mm F2.8 GM IIの実写レビューはこちら
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2. FE 24-105mm F4 G OSS
ソニーEマウントにおける標準の小三元レンズとして展開されているのがこちらのFE 24-105mm F4 G OSSです。
大三元レンズよりも望遠側でゆとりのある105mmを採用しており、幅広い焦点距離域から使い勝手の良い1本となっています。
ソニーが誇る最上位G Masterには属さないレンズではありますが、Gレンズとして、ズーム全域で四隅までしっかりと解像する性能を備え、まさにこの1本を持っておくことで様々な撮影ジャンルをカバーすることのできる万能性が大きな特徴の1本です。
- レンズ構成:14群17枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:77mm
- 最短撮影距離:0.38m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:83.4mm×113.3mm
- 重さ:約663g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約150,000円~165,000円
3. FE 28-60mm F4-5.6
とにかく携帯性にこだわったフルサイズ対応の標準レンズであればFE 28-60mm F4-5.6がおすすめの1本となります。
FE 28-60mm F4-5.6では、リトラクタブル機構を採用したことで、全長を大幅に短縮することを実現し、同時に約167gまで軽量化させることも実現しています。
収納場所に困らない存在として、日常的に持ち歩くことができ、小型フルサイズ一眼として人気のあるα7Cシリーズとの組み合わせが最もおすすめです。
- レンズ構成:7群8枚
- 最小絞り:F22-32
- フィルターサイズ:40.5mm
- 最短撮影距離:0.3m(W)-0.45m(T)
- 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
- 最大径×全長:66.6mm×45mm
- 重さ:約167g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約45,000円~52,800円
4. FE 20-70mm F4 G
これまで展開されてきた標準ズームレンズは、広角側で24mmが一つの目安となっていましたが、より広角側を使用する方におすすめなのがFE 20-70mm F4 Gです。
FE 20-70mm F4 Gでは、広角側で20mmまで余裕を持たせた画角を採用し、24mmよりも広角撮影面で優れた1本となっています。
また、小型軽量デザインとなっていることから、屋外などの撮影においても機動力に優れ、躊躇なく持ち運びを行うこともできます。
絞りリングも搭載されていますが、クリックのON/OFFの切替にも対応しており、好みやなるべく静穏性を保ちたい動画撮影においても活用できる1本です。
- レンズ構成:13群16枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:72mm
- 最短撮影距離:0.3m(W)-0.25m(T)
- 絞り羽根枚数:9枚
- 最大径×全長:78.7mm×99mm
- 重さ:約488g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約167,000円~185,000円
5. E 16-55mm F2.8 G
EマウントのAPS-C用標準レンズの中でもおすすめなのが、こちらのE 16-55mm F2.8 Gです。
ソニーが誇る高品位Gレンズに属していることから、優れた描写力を誇り、ズーム全域で開放F2.8の明るさを叶えていることからボケ表現にも優れた1本です。
α6000シリーズとの組み合わせが多くなると思いますが、キットレンズでは撮影できないような表現性が魅力的で、ステップアップに選ぶ1本としてもおすすめの存在になります。
- レンズ構成:12群17枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:67mm
- 最短撮影距離:0.33m
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:73mm×100mm
- 重さ:約494g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約130,000円~142,000円
6. TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2
タムロンが長年標準ズームレンズの定番的存在として展開してきた28-75mm F2.8のレンズは、2021年10月に新モデルG2のTAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2として生まれ変わりました。
従来よりも大幅に進化した光学性能を特徴としており、特に四隅の解像力は絞り開放でも流れることなくしっかり描写してくれるクオリティが印象的でした。
また、AF機構ではリニアモーターフォーカス機構のVXDを採用し、高速性や精度の高いピント合わせを叶えており、静穏性にも優れていることから動画撮影にも活用しやすい1本となっています。
- レンズ構成:15群17枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:Φ67mm
- 最短撮影距離:0.18m(W)-0.38m(T)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:Φ75.8mm×117.6mm
- 重さ:約540g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約94,000円~104,500円
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2の実写レビューはこちら
TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III VXD G2実写レビュー。画質、AF性能、機能性を大幅に向上させた「G2」モデルの誕生 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
7. TAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD
タムロンでは、Eマウント用のレンズにおいて、APS-Cセンサー搭載モデル用のレンズラインナップも展開しています。
こちらのTAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDは、APS-Cセンサーを搭載したα6000シリーズにおすすめの標準ズームレンズで、35mm換算25.5mmから105mmまで幅広い画角を特徴としています。
それでいながらズーム全域で開放F2.8の明るさも実現しており、画角の広さ、解像力、携帯性、明るさを兼ね備えた利便性の高い1本となっています。
旅行先での撮影や、日常的なスナップ撮影において、α6000シリーズユーザーにとってTAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDは有力な選択肢になるでしょう。
- レンズ構成:12群16枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:Φ67mm
- 最短撮影距離:0.19m(W)-0.39m(T)
- 絞り羽根枚数:9枚(円形絞り)
- 最大径×全長:Φ74.6mm×119.3mm
- 重さ:約525g
- 手ブレ補正効果:〇
- 価格帯:約85,000円~93,500円
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8. SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN
サードパーティーレンズメーカー「シグマ」でも、SONY Eマウントに対応するレンズを数多く開発しています。
標準ズームレンズとして代表格になるのがこちらの大三元レンズ「SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN Art」です。
シグマが誇る最高品位「Artライン」に属するレンズとして、画像の隅々までしっかりと解像する高画質が最大の魅力となるレンズで、高画素モデルで撮影した場合にも実力を発揮してくれる1本です。
解像力だけでなく、長年の技術力が反映されたコーティングによるフレア・ゴースト耐性や、F2.8の明るさが活きる優しく自然なボケ表現力もSIGMA 24-70mm F2.8 DG DNにおける大きな魅力となっています。
- レンズ構成:15群19枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:φ82mm
- 最短撮影距離:0.18m(W)-0.38m(T)
- 絞り羽根枚数:11枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ87.8mm×124.9mm
- 重さ:約830g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約130,000円~140,000円
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DNの実写レビューはこちら
SIGMA 24-70mm F2.8 DG DN実写レビュー。ミラーレス専用設計の大三元サードパーティー製レンズの実力を検証 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
9. SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN
シグマでもタムロン同様に、APS-Cセンサー搭載モデル向けのレンズラインナップも展開しており、その中でもおすすめの1本が「SIGMA 18-50mm F2.8 DC DN」です。
35mm換算27mmから75mmと使いやすく、一般的な画角をカバーしていながら、ズーム全域で開放F2.8の明るさが特徴となっています。
先ほどのTAMRON 17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXDと少し似たコンセプトのレンズとなりますが、画角に関してはシグマの方が狭いものの、圧倒的な小型・軽量ボディがSIGMA 18-50mm F2.8 DC DNにおける優位なポイントとなっています。
まさに手のひらに収まるほどのサイズ感は、明るさを備えたレンズとして貴重な存在であり、α6000シリーズユーザーで携帯性と明るさを重視する方に最もおすすめできる1本となっています。
- レンズ構成:10群13枚
- 最小絞り:F22
- フィルターサイズ:φ55mm
- 最短撮影距離:12.1cm(W)-30cm(T)
- 絞り羽根枚数:7枚(円形絞り)
- 最大径×全長:φ61.6mm×76.5mm
- 重さ:約290g
- 手ブレ補正効果:-
- 価格帯:約70,000円~80,000円
幅広い選択肢から選べるSONY Eマウントの標準レンズ
数あるのミラーレス一眼のマウントの中でもSONY Eマウントは、幅広い選択肢が存在することが特徴的です。
純正レンズだけでも焦点距離や明るさ、価格帯などに応じた様々なラインナップが展開されていますが、更に今回もご紹介してきたシグマやタムロンといったサードパーティーレンズメーカーによるレンズも数多く展開されています。
冒頭でもご紹介した通り、一眼カメラでの撮影において標準レンズは最も使用頻度が高くなることが多く、必需品であることから、各メーカーが気合を入れて開発を行う分野でもあります。
今回も厳選しておすすめレンズをご紹介してきましたが、是非レンタルサービスなどを活用して一度手にとって自分にあった1本を見つけて頂ければ幸いです。
SONY Eマウントの標準レンズをレンタル
今回ご紹介してきたSONY Eマウントのおすすめ標準レンズですが、購入前に迷いがあるのであれば一度お試しで使ってみることがおすすめです。
先ほども記載しましたが、購入前に一度手にとってみることでわかることは非常に多く、カメラやレンズ選びに確実性をもたらすことができます。
カメラやレンズのレンタルサービスを展開するRentioでは、豊富なラインナップから自由に選んで最短3泊4日からレンタルすることができます。
是非この機会にRentioを活用して失敗しないカメラ、レンズ選びに役立ててみてはいかがでしょうか。
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