ROG Falchion RX Low Profileをレビュー!白くてコンパクトな薄型ゲーミングキーボード

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近年のゲーミング需要に伴い、ゲーミングPCでゲームを始めた方も少なくはないのではないでしょうか。
PCのゲーム環境を構築するには、PCの他にもキーボードやマウスなどのデバイスを揃える必要があります。
そんな中で、近ごろ注目を集めているのがロープロファイルのゲーミングキーボードです。
今回は、ロープロファイルのスイッチを採用したROGのゲーミングキーボード「ROG Falchion RX Low Profile」をレビューしていきます。

もくじ
ROG Falchion RX Low Profileの特徴
ROG Falchion RX Low Profileは、大きく以下の5つの特徴があります。
- 厚さ26.5mmで65%のコンパクトな形状
- ROG RX Low-Profile オプティカルスイッチ採用
- LEDインジケーターで直感的な操作が可能
- 3つの接続方法かつMacにも対応
- Armoury Crateでカスタマイズ可能
まずは、特徴から紹介していきます。
スペック一覧
商品名 | ROG Falchion RX Low Profile |
---|---|
キーボードの種類 | メカニカル方式 |
キースイッチ | ROG RX Low-Profile Switch |
アクチュエーションポイント | 1.0mm |
テンキーの有無 | なし |
接続方法 | 有線 |
Nキーロールオーバー | ◯ |
ポーリングレート | 1,000Hz |
サイズ | 306 x 110 x 26.5 mm |
重さ | 595g |
厚さ26.5mmで65%のコンパクトな形状
ROG Falchion RX Low Profileは、冒頭でも説明している通りロープロファイルのキースイッチを採用したキーボードになっています。
そのため、厚はわずか26.5mmの薄さを実現しており、ホワイトとシルバーのカラーも相まってデスク上でもミニマルさを演出しています。
また、60%のキーボードフレームに65%のキーボードレイアウトを組み込んだ特殊なキー配列をしており、コンパクトなサイズ感ながらもデリートキーや十字キーなどが独立しています。
付属のハードケースを使用することで、キーボード本体を守りながら出先で使用することも可能です。
3段階で角度調整が可能なスタンド
背面にはスタンドが搭載されており、スタンドを使用することで合計3つの角度に調整することが可能です。
ノートパソコンのようにフラットにタイピングすることも可能ですし、エルゴノミクスデザインを採用しているので角度を最大まで上げることによってタイピングがすやすくなります。
ROG RX Low-Profile オプティカルスイッチ採用
ROG Falchion RX Low Profileは独自のオプティカルスイッチを使用しています。
背の低いスイッチを採用しているので、キーとキーの移動がしやすく素早いキー入力が可能です。
また、アクチュエーションポイントは1.0mmとなっており、軽く押し込んだだけでキーが反応します。
これによりFPSなどの素早いキー入力が求められるようなゲームにおいて、ゲームプレイの快適さを上げてくれます。
LEDインジケーターで直感的な操作が可能
65%のキーボードキーボードのデメリットとも言えるのが、ファンクションキーやメディアキーがないことです。
ROG Falchion RX Low Profileの上部にはLEDインジケーターが搭載されており、本体上側のタッチパネルと組み合わせることで音量の調整やキーボードの輝度調節などを行うことが可能です。
タッチパネルでできること
- 音量調節
- メディアトラック
- キーボードの輝度調整
- カスタム
また、4つ目は専用ソフトであるArmoury Crateを使用することでカスタマイズすることができます。
ダブルタップに加えて、左右のスワイプでの操作にも対応しているので、オリジナルで3つのショートカットを作成可能です。
仮想のフルサイズキーボードから好きなキー入力を割り当てることも可能ですので、65%キーボードのデメリットでもあるFnキーとの同時押しが必要なキーを割り当てることでキー入力を楽にしてくれます。
3つの接続方法かつMacにも対応
ROG Falchion RX Low Profileは、Bluetooth、ドングル、有線の3つの接続方法があります。
ドングル接続はROG SpeedNova テクノロジーを採用しており、高速かつ安定した通信を実現しています。
バッテリーの寿命も長持ちで、ライトオフモードでは最大430時間連続して使用することが可能です。
また、上部のスイッチを切り替えることでMac OSでも使用することができ、Bluetooth接続は最大3台まで同時に接続することができるので、ドングルでゲーミングPCに接続し、Bluetooth接続でサブPCやMacに同時接続することもできます。
さらには、これらの接続方法を組み合わせることにより、合計で5台までのデバイスに同時に接続することもできます。
Armoury Crateでカスタマイズ可能
前述したタッチパネルのカスタマイズの他にArmoury Crateでは、ライティングの設定やマクロの設定を行うことができます。
マクロはプロファイルごとに設定できるので、例えば「Apex Legends」プレイ用のプロファイルを作成し特定のチャット用の文言を事前にマクロで作成しておけば、特定のキーを押しただけでチャット用の文言を瞬時に入力することないの使用方法ができます。
ROG Falchion RX Low Profileを使用した感想
それでは実際にROG Falchion RX Low Profileを数日間使用した感想を紹介していこうと思います。
ゲームプレイで使用してみて
FPSゲームの「VALORANT」をプレイしながら、ROG Falchion RX Low Profileのゲーム性能を確かめてみました。
筆者が日頃から使用しているゲーミングキーボードから入れ替えてすぐに感じたのは、入力速度の速さです。
1.0mmのアクチュエーションポイントは伊達じゃなく、キーを少し押し込んだだけで反応するので、キャラクターの操作を快適に行えます。
また接敵した際も、目から脳に伝わり指を動かしキャラクターが動くまでのラグがほとんどありませんでした。
US配列ならではの操作性
ゲーミングキーボードとして重要なのが、ホームポジション(WASD)から他にキーの押しやすさが重要になるかと思いますが、US配列ならではの押しやすさはありました。
特に恩恵を感じたのはスペースバーの長さで、WASDキーに指を置いた状態からでも無理なく押し込むことが可能です。
また、左側のShiftキーやCtrlキーも他のキーよりも大きめにできているので、スペースキー以外で頻繁に使用するキーも押しやすくなっていました。
操作しやすいロープロファイル
筆者は一般的な男性と比較して手が小さいので、キーボードでゲームをプレイするとどうしても押しにくさを感じていました。
今回はROG Falchion RX Low Profileで初めてロープロファイルのキーボードでゲームをプレイしてみたのですが、これまで感じていたキーの押しにくさが一気に軽減しました。
キーの高さが低いの少しの移動距離でキーの移動ができ、1.0mmのアクチュエーションポイントも相まって軽く押しただけでキーが反応するので、ゲームプレイが非常に快適になりました。
タイピングには慣れが必要
ROG Falchion RX Low ProfileはMacでも使用できるということで、本記事はROG Falchion RX Low Profileを使用して執筆してみたのですが、タイピングには慣れが必要だと感じました。
アクチュエーションポイントが1.0mmなので、少し触れただけでキーが反応してしまうので、タイプミスは頻繁に起こりました。
また、筆者は日頃からJIS配列キーボードを使用しているのも相まって、そういった点でも慣れが必要でした。
一方で、従来のゲーミングキーボードはWindows向けに開発されているので基本的にはMacで使用するのは不向きなんですが、ROG Falchion RX Low ProfileはMacでも問題なく使用することができました。
アクチュエーションポイントの変更ができると良かった
Armoury Crateでカスタマイズは可能ですが、アクチュエーションポイントの変更はできません。
日常利用時はタイピングミスが起きやすいので、アプリケーションやゲームタイトルごとにアクチュエーションポイントの変更ができたり、キーごとに変更ができたらなお良かったと思います。
ROG Falchion RX Low Profileは初めてのゲーミングキーボードにおすすめ
今回、初めてロープロファイルのゲーミングキーボードを使用しましたが、初めてのゲーミングキーボードにおすすめだと感じました。
初めてゲーミングキーボードを購入される方は、ゲーミングPCでゲームをプレイするのも初めてだと思います。
そういった方が、キー操作に慣れるためにロープロファイルのROG Falchion RX Low Profileはまさにおすすめの一台だと筆者は感じました。
ゲーミングキーボードはレンタルできる
実際に自分でゲームをプレイしてみないと、どんなものなのか分からないですよね。
そのためにもゲーミングキーボードのお試しレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、ゲーミングキーボードをはじめ、ゲーミングPCやゲーミングノートPCなどのゲーミングデバイスのレンタルを提供しています。
製品によってはそのまま購入できますので、実機で試してから検討してみてはいかがでしょうか。