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2018年9月27日に発売となったGoPro HERO7シリーズ。従来モデルHERO6とは違い、今回は性能・価格別に3つのモデルに分けられました。
Black・Silver・Whiteの3つに分けられた今回のGoPro HERO7ですが、最上位モデルが新機能を多く搭載したBlack、気軽な4K撮影を実現するSilver、最廉価モデルであるWhiteという差別化が図られています。
今回はGoPro HERO7各モデル別実写レビューの最後として、最廉価モデルであるHERO7 Whiteを実際に使ってみてレビューしていきます。
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3つのGoPro HERO7モデル
先ほどの通り、GoPro HERO7は3つのモデルに分かれます。それぞれが異なる性能や機能を保有し、価格も能力に応じて変動しています。
以下、今回発売となったGoPro HERO7シリーズのラインナップ一覧です。
- GoPro HERO 7 Black (税込53,460円)
- GoPro HERO 7 Silver (税込41,580円)
- GoPro HERO 7 White (税込31,860円)
3つのモデルの違いについてはこちらの記事で解説しています。
最新GoPro HERO7を徹底解説!3つのモデルの違いやHERO6との違いを比較検証 | RentioPressHERO7 Whiteは最廉価モデル
今回ご紹介するGoPro HERO7 Whiteは、今回の3つのモデルの中でも最廉価モデルとして販売されています。
性能は3つのモデルの中でも最も低いですが、価格もそれに応じて最も安い値段となっています。実際に最上位モデルであるGoPro HERO7 Blackと比較して、発売時の価格では約2万2千円安い税込31,860円となっています。
最安値だが性能は限られる
シリーズ内で最安値を誇るHERO7 Whiteですが、その分あらゆる面で性能を抑えられ、最上位モデルのHERO7 Blackや中位モデルHERO7 Silverとの差別化が図られています。
最高動画画質はFull HD
GoPro HERO7のうち、BlackとSilverでは4K画質の動画撮影に対応していますが、今回ご紹介しているWhiteでは最高Full HD画質と4K動画の撮影には対応していません。
そのため他の2モデルと比較して、大画面で撮影した動画を再生した際に差が出てきます。しかしSNSなどへのアップロードや、スマートフォンで見る場合にはディスプレイの大きさの都合上、大きな差が出ることはありません。
HyperSmoothやスーパーフォト機能、TimeWarpは未搭載
HERO7 Blackで新機能として搭載された手ブレ補正「HyperSmooth」や静止画撮影に効果的である「スーパーフォト機能」、動きながらのタイムラプス撮影に最適な「TimeWarp機能」は、HERO7 Silver同様にHERO7 Whiteでは搭載されていません。
手ブレ補正では、従来モデルと同様のビデオ安定化機能が搭載されているため、全く手ブレ補正の効果がない訳ではありませんが、HERO7 Blackと比較すると効果は弱くなります。
また、静止画撮影においてもHERO7 Blackのみで搭載されているスーパーフォト機能は適応されず、1000万画素で従来通りの静止画撮影となります。
画質以外はあまりSilverと変わらない
今回発売された3つのモデルで突出した性能を保有しているのはHERO7 Blackのみで、それ以外のSilverとWhiteは正直なところ画質以外で大きな違いがあるとは言えません。
価格ではHERO7 SilverとHERO7 Whiteで約1万円の差がありますが、性能面で異なるのは最高記録画質とGPSの搭載有無の違いです。それ以外の面では、10mの防水性能や手ブレ補正によりビデオ安定化、音声コントロールなど基本的な性能は同じです。
GoProで最も柔らかいボディカラー
これまでのGoProシリーズではBlackかSilverに分かれる事が多く、Blackではグレー色(今回のSilverに近い色)、Silverではメタリックカラーが採用されていました。
今回新たにWhiteというモデルが登場したGoPro HERO7ですが、こちらのWhiteは明るく非常に柔らかい印象のあるボディカラーとなります。
完全なホワイト色ではありませんが、GoProらしいゴム調の質感を保有したボディの素材は、明るい色でも傷が目立つこと無く、安心して使用することができます。
小型化でこれまでのアクセサリー使用に制限有
GoPro HERO7 Whiteでは、これまでベースとしていたボディサイズから小型化し、これまでGoPro純正品として販売されていた防水ハウジング「Super Suit」などが使用できなくなりました。
現状はHERO7 SilverとHERO7 Whiteに対応する防水ハウジングケースは存在せず、10m以上の水深で撮影することはできないので注意が必要です。
GoPro HERO7 Whiteでの注意点
GoPro HERO7 Whiteはこれまでとは接続などで操作性が少々異なるため注意が必要です。
初回起動時はスマートフォンアプリとの連携が必須
GoPro HERO7 Whiteをはじめて起動する際、カメラ単体での撮影は行うことができず、初回起動時は必ず一度スマートフォンアプリで接続する必要があります。
GoProアプリを使用してカメラ接続の手順を行う必要があります。一度接続することで2回目以降の起動時はアプリに接続しなくても使用することができるようになります。
※一度カメラの設定をリセットした際も、再起動時はスマートフォンアプリでの接続が必要となります。
バッテリーの交換は不可能
GoPro HERO7 Whiteではバッテリーが完全に内蔵タイプとなり、HERO7 Blackのようにバッテリーを交換することはできません。
そのため、予備バッテリーなどを使用することができないため、電池残量を気にしながら撮影する必要はあります。
実際に撮影した作例
ここからはGoPro HERO7 Whiteを実際に使用して撮影した作例をご紹介していきます。
4K動画を撮影可能とするHERO7 Black、HERO7 Silverとの画質の違いにも注目して、どれだけ差があるのかという参考になれば幸いです。
Full HD画質での動画撮影
GoPro HERO7 Whiteでの最高画質となるFull HD画質での動画撮影です。
HERO7 BlackでのHyperSmooth機能を搭載していない分、歩きの撮影でも手ブレが目立ちますが、良質な画質を実現しています。
静止画の作例
約1000万画素の静止画撮影は解像度の面で少々難がありますが、色表現や自然な発色という面では安定したクオリティを実現していると感じました。
HERO7 Blackでのスーパーフォト機能と比較すると少々物足りない部分もありますが、スマホの画面で確認する程度であれば、十分なクオリティを実現してくれます。
GoPro HERO7シリーズ+HERO6 Black製品仕様比較表
製品名 | HERO7 Black | HERO7 Silver | HERO7 White | HERO6 Black |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2018年9月 | 2018年9月 | 2018年9月 | 2017年9月 |
価格 | 53,460円 | 41,580円 | 31,860円 | 49,700円 |
動画画質 | 4K60 | 4K30 | 1080p60 | 4K60 |
写真画質 | 12MP | 10MP | 10MP | 12MP |
防水 | 10メートル | 10メートル | 10メートル | 10メートル |
スーパーフォト | ○ | – | – | – |
手ブレ補正 | HyperSmooth | ◯ | ◯ | ◯ |
TimeWarpビデオ | ◯ | – | – | – |
ライブストリーミング | ◯ | – | – | – |
セルフタイマー | ◯ | ◯ | ◯ | – |
音声起動 | ◯ | – | – | – |
音声コントロール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
WIFI + BLUETOOTH | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
風音低減機能 | 3-mic プロセッシング | 2-mic プロセッシング | 2-mic プロセッシング | 2-mic プロセッシング |
音声コントロール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
タッチ ディスプレイ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
フロントディスプレイ | ◯ | – | – | ◯ |
GPS | ◯ | ◯ | – | ◯ |
ポート | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C、マイクロHDMI |
大きさ | 62.3 W x 44.9 H x 33 D (mm) | 62.3 W x 44.9 H x 28.3 D (mm) | 62.3 W x 44.9 H x 28.3 D (mm) | 62.3 W × 44.9 H × 33 D (mm) |
お得にGoProらしさを体感できる「HERO7 White」
現在GoPro HEROシリーズの中で最も安いモデルとして販売されているGoPro HERO7 White。
最上位モデルであるHERO7 Blackと比較すると性能面で劣る箇所が目立ちますが、基本的な性能はGoProの伝統技術として搭載され、画質などの映像処理面で大きく差が出ないように調整されています。
そしてGoProらしさを安い価格で体感することができるのがHERO7 Whiteの大きなメリットでしょう。また、4K撮影を求めないのであれば、HERO7 Silverとほぼ同等の性能を保有しているため、おすすめできるモデルです。
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今回ご紹介してきたGoProですが、レンタルできることはご存知ですか?
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