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星空撮影には何が必要?設定の仕方やおすすめカメラもご紹介!

Ai Handa
Ai Handa

更新日2023/11/21

星空撮影には何が必要?設定の仕方やおすすめカメラもご紹介!

星空って撮りたいと思っても、暗い風景を撮るのは難しそう…と思いますよね。

設定や天候によって難しい部分もありますが、綺麗な星空を写真に残せるなら、それも楽しくなっちゃいます。
冬はもちろんですが、春や夏は空も濃く綺麗ですから、この機会に星空撮影にチャレンジしてみましょう!

星空撮影をする前に決めておく事

ただふらっと撮りに行っても、星空は綺麗に撮れません。重要なポイントをまとめましたので、まずはこれに沿って決めることが大事です。

場所

星空を撮るには、まず場所が大事です。

今回参考程度に自宅で撮影をした写真が下記にありますが、[都内で晴れた夜]でこの程度なので、場所はとても大事です。
出来るだけ街頭などが無い真っ暗な場所がおすすめ。山奥などはベストですね。

日程

日程も大事なポイント。新月の日~7日前後に行くと良いです。
月の明かりが星の明かりを邪魔して明るい星だけしか映らない…なんて事もあるのです。
日程を決める際は新月か満月か調べておくと良いでしょう。

天気

日程と場所を決めたらあとは天気が晴れることを祈りましょう。
天気ばかりは運頼みですが、遠出するなら数日時間を確保しておくのもいいかもしれません。

必要な道具

さて、星空を撮るにはカメラだけ…という訳にはいきません。

  • 三脚
  • 懐中電灯
  • マスキングテープ

三脚やカメラを固定する物は必須ですので、忘れないようにしましょう!
懐中電灯は暗所でカメラの設定をする際にあると便利です。
マスキングテープはピント調整の時に使えるのであって損はないです(後程説明いたします)

撮影設定の仕方

星空など暗い場所を撮るにはマニュアルで設定しないとうまく撮れません。
大まかな設定の仕方さえ分かっちゃえば、後は微調整で行けると思うので、今回はその基本的な設定をご紹介しようと思います。
暗い場所を撮るには大まかに2つの方法があります。

  • シャッタースピードを遅くする
  • ISO感度を上げる

ISOを上げれば簡単に明るく撮れるのですが、ISOを上げれば上げるほどノイズが混ざってしまいます。
ちなみにISOを上げて実際に撮った写真がこちら↓

[F3.5,SS1/3,ISO6400,焦点距離23mm,WB白熱電球]

このサイズでもノイズが分かりますよね。
ですので、オススメはシャッタースピードを遅くする方法です。

シャッタースピードを遅くしたら、シャッターが完全に切れるまでカメラを動かしてはいけません。少しでも動かしてしまうとブレブレな写真になってしまうのです。だから三脚が必要になってくるのですね。
三脚で撮りたい位置にカメラを固定したら、後は設定をしていくだけ。

設定ですが、撮りたい風景などによって異なってしまうので、必ずこれ!、というものはありませんので、数値によってどう違うかを合わせてご紹介していきますね。

[ISO800の場合]

[F3.5,SS1秒,ISO800,焦点距離23mm,WB白熱電球]

[F3.5,SS3.2秒,ISO800,焦点距離23mm,WB白熱電球]

シャッタースピード以外は同じ設定になります。
シャッタースピードを遅くすることにより明るくなります。

ただ、その分固定しなければいけない時間は増えるので、カメラを動かさないように注意が必要ですね。

[ISO400の場合]

[F4,SS5秒,ISO400,焦点距離23mm,WB白熱電球]

[F6.3,SS3.10秒,ISO400,焦点距離23mm,WB白熱電球]

[F6.3,SS3.15秒,ISO400,焦点距離23mm,WB白熱電球]

絞り(F値)とシャッタースピードが違います。
下に行くほどシャッタースピードが遅い分明るいですが、シャッターが下りるまでかなり遅くなります。

撮ってみた感覚的に、[F4以下,SS10~30秒,ISO800]を基本とするといいなと思いました。
あとは、撮りたい物の明るさと合わせて微調整すればOKです。
もちろん明るく撮りたい場合は、都度調整が必要です。

ただ、注意点を上げるとすれば、シャッタースピードは「遅く」ISOは「上げすぎない」様にするといいかと思います。

ピント調整もマニュアルフォーカスを使おう

星空の場合は星にピントをオートで当てる…というのには無理があります。
なので、ピントもマニュアルで設定する必要があります。

レンズの横のピント調整を「MF」にして、レンズの先を回して調整します。一番明るい星を目印にすると調整がしやすいかと思います。
調整が終わったら、マスキングテープで固定しておくとずれなくて安心です。

広角レンズを使おう

折角星空を撮るなら、周りの風景も一緒に入れても味が出ますね。天の川中心に星々を撮りたい、と思う方もいるはず。
そんな時は広角レンズを使いましょう。

空は遠いから望遠!、って思うかもしれませんが、望遠だと範囲が狭まってしまう上に、三脚に固定する際不安定になりがちです。
また、星が線状に撮れてしまうレンズの特徴もあるので、望遠は避けた方がいいですね。

オススメカメラ・レンズのご紹介

カメラ

センサーサイズ大きければ大きいほどいいので、APS-Cサイズ以上推奨。フルサイズがベストではあります。
予算に合わせて選んでみて下さい。

Canon EOS Kiss M

APS-Cサイズですが、暗くてもノイズが少なく高精細に撮れます。

Canon EOS Kiss Mを実写レビュー!本当に初心者に適しているカメラなのか?徹底検証 – RentioPress

Canon EOS 5D MarkIV

長秒時露光撮影時にも適切なノイズ低減をしてくれるので、綺麗な写真が撮れます。

Canon EOS RP

初心者でも気軽にフルサイズの魅力を体感できる、キヤノンの最新フルサイズミラーレス一眼カメラです。

Canon EOS RP実写レビュー。フルサイズ入門機としての性能やEOS Rとの比較を実際に使って徹底解説 – RentioPress

α7Ⅱ

手振れ補正に強く、バランスのとれた圧倒的な高画質なカメラです。

D850

有効画素数4575万画素でノイズも抑制してくれるハイクオリティな機種ですね。

レンズ

F2.8以下の明るめのレンズがおすすめ。広角であればあるほど良い。

トキナー AT-X 11-20㎜F2.8 PRO(APS-C専用レンズ)

画角が広く、F値も明るいので星空撮影には最適です。

SIGMA Art 24mm F1.4 DG HSM 単焦点レンズ

F値が1.4と明るいのが特徴ですね。

SAMYANG AF 14mm F2.8 単焦点レンズ

14mmと超広角でF値も明るく防塵・防滴にも優れています。

Tokina AT-X 16-28 F2.8 PRO FX 広角ズームレンズ

画面周辺の解像度・光量の確保・ディストーションの補正を高次元で達成してるレンズ。

Tokina AT-X 16-28 F2.8 PRO FXを実写レビュー。トキナーだから実現した高性能広角レンズ – RentioPress

三脚

三脚は風などで倒れない・揺れない物がいいので、足が太い物がおすすめです。

K&F Concept KF-TM2235

コスパ抜群!実力派コンパクト三脚「K&F CONCEPT KF-TM2235」レビュー – RentioPress

EX640

EX440

暗い中での撮影というのもあり、フルサイズをメインに紹介となりましたが、APS-Cサイズでもカメラとレンズを選べば撮れます。

ですが、折角足を運んで撮るのだから、予算に余裕があればフルサイズをおすすめします。

まとめ

星空という難しい撮影も準備をしていけば安心感が増しますね。
日程を決めて、カメラも決めて、素敵な写真を撮れた時の感動は星空撮影ならではだと思います。
季節によって星の出方や空の綺麗さも違いますので、是非色んな季節に撮影チャレンジしてみて下さい。

フルサイズカメラにレンズに…予算が限られた中で色々と購入するのは大変ですね。。。
でもそんな時だからこそ、レンタルという手があります。
購入するより安く済みますし、普段使わない機種を使えるいい機会です。

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購入だけでなく、レンタルという選択肢を増やしてみてはいかがでしょう?

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