オイルヒーターとスチーム式加湿器を使うと電気代はどのくらい高くなる?部 屋の乾燥対策にかかったコストを公開します
更新日2022/11/16
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朝起きるとカサカサした肌とイガイガ喉……。
ジメジメとした夏が終わり、乾燥が気になる季節になりました。皆さんは自宅の乾燥対策どうしていますか?
我が家では子供が生まれたことをきっかけに秋冬のエアコンを控え、2021-2022の秋冬シーズンはオイルヒーターとスチーム式加湿器で暖を取る環境に変えたところ乾燥対策としては満足いく結果が得られました。が、予想を遥かに超える電気代を支払うことになり、財布の中は寒い思いもしました……。
2022-2023は従来よりも電気代がさらに高騰することから、冬の乾燥対策と暖房器具選びに慎重な方もいらっしゃると思います。
そこで、オイルヒーターとスチーム式加湿器を使えば電力量や電気代はどのくらいになるのか、2021-2022シーズンの実績を公開しますので、少しでも参考になれば幸いです。
もくじ
乾燥対策におすすめの家電製品
電気代を公開する前に、我が家のオイルヒーターとスチーム式加湿器を紹介します。
それぞれの消費電力も含めた簡易なスペック表もまとめています。
オイルヒーターは東京都出産応援事業のポイント交換ギフトで手に入れ、スチーム式加湿器はAmazonのタイムセールでお得に手に入れました!
象印のスチーム加湿器
スチーム加湿器は象印のEE-DB50というモデルを使用しています。
高い加湿能力はもちろんのこと、チャイルドロック・転倒時自動オフ・うわぶたの開閉ロックがあるので日中の利用も安心ですし、就寝時に嬉しい明るさ切り替えやタイマー、湯沸かし音セーブモードもあるので、子育て世代に嬉しい機能が満載です。
定期的にクエン酸洗浄をするだけでOKのメンテナンスのしやすさもグッドです。
スチーム温度は約65度みたいですが、湯気はすでに冷却されているため触っても熱くありません。湯沸かし時の本体も熱くならないので、子供がいる場所でも比較的安心して使えると思います!
項目 | スペック |
---|---|
消費電力 | 湯沸かし時:985W 加湿時:410W |
容量 | 4.0L |
加湿能力 | 480mL/h |
適用床面積の目安 | 木造和室:13㎡(8畳) 集合住宅及びプレハブ洋室:22㎡(13畳) |
加湿時間 | 強連続:約8時間 中連続:約16時間 弱連続:約32時間 |
サイズ (幅×奥行×高さ) |
約24cm×27.5cm×36.5cm |
重さ | 2.8kg |
象印の加湿器の詳細を知りたい方はこちら
象印のスチーム式加湿器を使ってレビュー!EE-DC50・DC35・RR50・RR35の違いも比較 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[2022]象印の加湿器を全機種比較!スチーム式4機種の違いと選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
デロンギのオイルヒーター
オイルヒーターは8~10畳用モデルのデロンギ JR0812-GYです。
エアコンやセラミックヒーターのような温風を出す暖房器具と違い、内部で温められたオイルからの放熱(輻射熱/ふくしゃねつ)で部屋を暖めるので乾燥しにくい のが特徴です。
表面が約80度になるのですが、暖房の強さを弱めておけばそこまで熱くなりませんし、付属のトップハンガーにハンドタオルをかけておくとやけど対策にもなります。
8~10畳用モデルでもでかくて重いという難点はありますが、暖房器具としてはかなり重宝するアイテムです。
項目 | スペック |
---|---|
消費電力 | 強連続:1200W 中連続:700W 弱連続:500W |
平均表面温度 | 70度 |
適用床面積の目安 | 8畳〜10畳 |
サイズ (幅×奥行×高さ) |
約26cm×42.5cm×65cm |
重さ | 11.0kg |
デロンギのヒーターを詳しく知りたい方はこちら
[2022]デロンギ ヒーターおすすめモデル7選!風を出さない全く新しい暖房の魅力を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
オイルヒーターとスチーム加湿器の使用期間中の電気代推移
上のグラフは請求月ベースのため、使用期間は前月分です。例えば2月の電気料金と電力量は、1月の使用分が対象です。
2021年5月から2022年6月までの使用電力量と電気料金の推移をグラフにまとめました。
オイルヒーターとスチーム加湿器以外の電化製品も当然使っていますが、グラフからも分かるように、両製品の使用期間だった2021年12月中旬から2022年4月の中旬までの約4ヶ月間の電力量と電気料金が飛び抜けています。
以下は契約する電力会社や各製品の稼働時間などを使用環境として一覧にしたものです。
- 電力会社:楽天でんき(プランS / 契約容量:30A)
- スチーム式加湿器:自動加湿で1日1.5回転〜2回転を毎日(1回転≒4Lの満タン状態から空になるまで)
- オイルヒーター:電力設定はMed(700W)、温度設定ダイヤルは1〜4の間でほぼ1日中つけっぱなし
- エアコン:23〜25度の静風で1日2時間程度
- 家族構成:大人2名(1名はリモートワーク、1名は育児休暇)、生後0歳の乳児
12月〜2月のハイシーズンは平均1.9万円超
ほぼ毎日使い続けた12月〜2月のハイシーズンは、平均1.9万円、1月使用分は2万円を超える電気料金になりました。
他の電化製品を使っているとはいえ、スチーム式加湿器とオイルヒーター導入を使い始めた12月以降の電気料金が明らかに上がっているため、これら2製品の消費電力の多さを物語っていると思います。
電気料金と電力量の推移(詳細)
年月 | 電力量 | 電気料金 |
---|---|---|
2021/5 | 152kWh | 3,984円 |
2021/6 | 140kWh | 3,719円 |
2021/7 | 147kWh | 3,938円 |
2021/8 | 217kWh | 5,804円 |
2021/9 | 253kWh | 6,901円 |
2021/10 | 175kWh | 4,868円 |
2021/11 | 186kWh | 5,268円 |
2021/12 | 243kWh | 6,990円 |
2022/1 | 591kWh | 17,333円 |
2022/2 | 705kWh | 21,572円 |
2022/3 | 574kWh | 18,189円 |
2022/4 | 360kWh | 11,566円 |
2022/5 | 203kWh | 6,635円 |
2022/6 | 168kWh | 5,529円 |
2022-2023シーズンの電気料金シミュレーションをしてみた
昨今は電気料金の値上げが続いており、2022-2023冬にどれだけ電気料金が跳ね上がるのか心配な人も多いでしょう。
今や電力会社はたくさんありますが、今回は現在契約している楽天でんきと東京電力の従量電灯Bの場合で2022-2023の電気料金のシミュレーションをしてみました。
どちらも契約容量30A時の従量課金、2022年11月現在の燃料費調整単価で計算しました。なお、楽天でんきは市場連動型になりますので、もっと高騰する恐れも(;_;)
楽天でんき(プランS / 契約容量30A)の場合
このまま楽天でんきを契約し、2021-2022と同じような使用環境でスチーム式加湿器とオイルヒーターを使うと月平均+42%もの電気料金が加算されるようです。
1月〜3月(使用月は12月〜3月)の請求金額は平均2.6万円になり、かなり家計を圧迫することになります。
加えて、楽天でんきの燃料費調整単価は市場連動型に変更され上限が撤廃されるため、シミュレーション以上の電気料金が発生するリスクも考慮しなければなりません。
東京電力(従量電灯B / 契約容量30A)の場合
では、東京電力に移行した場合はどうなるのでしょうか。
楽天でんきと同じ契約容量30Aで従量電灯B(スタンダードSプラン)と契約した場合のシミュレーションが上表です。
楽天でんきと比べ、月平均+22%程度、1月〜3月(使用月は12月〜3月)の請求金額も平均2.3万円に留まることがわかりました。
少しでも安い電力会社に移行せねば……!!
マルチダイナミックヒーターなら電気代を削減できるかも
長時間使うことを考えると、スチーム式加湿器よりもオイルヒーターのほうが消費電力は多くなります。
そのため、乾燥対策を両立させながら少しでも電気代を抑えるなら、「オートアダプティブテクノロジー」と呼ばれる節電効率の高い温度コントロール機能が採用されたマルチダイナミックヒーターにしましょう。オイルヒーターと比べて本体価格は高くなりますが、1時間あたりの電気代は理論上安く※なります。
さらに乾燥と寒さが気になる間だけ買わずにレンタルという方法もありますので、お財布の中まで寒くならないよう活用してみてください。
[レンタル] オイルヒーター・オイルレスヒーター 一覧|中古/新品・点検済み・保証付き – – Rentio[レンティオ]
※建物の構造・断熱性:RC集合住宅・新省エネ基準(Ⅳ地域)に適合
運転時間:9時間(リビング:13時~22時、勉強部屋:13時~22時、寝室:22時~翌7時)外気温:拡張アメダスデータに基づいた東京の12月上旬の気温/照明や人体の発生熱などを考慮/1kW/時の電気代は31円(※)で計算 (※2022年7月現在)
※マルチダイナミックヒーターの場合は、室温を常に一定に保ち快適な空間を作り出せる為、オイルヒーターと比べて1℃低くした状態での計算になります。
※ECO機能ありのモデルはECO機能をONにして運転させています。
ヒーターや加湿器はレンタルがおすすめ
「秋冬の間だけ使えればいい」
「シーズン外の期間に大きな家電を置くスペースがもったいない」
そんな方におすすめなのが季節家電のレンタルです。
家電レンタルサービスの「レンティオ(Rentio)」では、ヒーターのレンタルや加湿器のレンタルなど季節家電のラインナップが充実しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入も可能です。
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