「水仙(スイセン)」写真の撮り方。すぐ実践できる撮影テクニックとおすすめ撮影地をご紹介
更新日2024/08/20
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春の訪れを教えてくれる花「スイセン」
スイセンは春を感じさせてくれる代表的な花の1つです。
鮮やかな黄色の花びらを持ち、その鮮やかな花色が春の訪れを告げるシンボルとして愛されています。中には白、オレンジ、ピンク、複色の品種も存在します。
スイセンの花は6つの花弁からなり、花の形状が独特なので、他の春の花々とは違い印象の残りやすい花だと思います。
開花時期は1月下旬から3月中旬にかけて
スイセンの開花時期は地域や気候に大きく影響されますが、早春から春にかけての2月〜3月が開花時期になります。
梅も開花時期なので、合わせて撮影したい花の被写体です。
スイセン撮影のポイント
初心者でもそれなりにスイセンを上手に撮影できるポイントを3つ紹介します。
より具体的な解説を確認したい場合は、初心者でもすぐ分かるシリーズを参考にしてください。
初心者でもすぐ分かる「花」の撮り方。おすすめの季節やすぐ実践できるテクニックをご紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
自然な光を活用
スイセンの美しさを引き立てるために、柔らかく均一な自然光が最適です。
陽光の下で水仙を撮影すると花の色とディテールがより美しく映えます。
朝早い時間帯や日の出直後は、光が柔らかく、スイセンの花を美しく照らしてくれるので、風景全体を美しく写し込むためにも適しています。
背景をぼかす
スイセンは1輪だけでも被写体として魅力があります。そんなときは、花弁をクローズアップし、絞り値はできるだけ低く設定し、背景をぼかすようにしましょう。
背景にもスイセンが密集する場所がくるよう位置取りすれば、より魅力が増す1枚に仕上がると思います。
初心者でもすぐ分かる「絞り」の基本。一眼らしいボケを表現するなら必須の撮影設定項目 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
単焦点レンズがおすすめ
単焦点レンズは描写力が高く、開放F値が小さいため、背景が大きくボケる撮影を可能にしてくれます。
さらにマクロモードがあるレンズなら、花のディテールやテクスチャを鮮明に捉え、花びらの質感や花心の模様を際立たせるのに役立つのでおすすめです。
初心者でもすぐ分かる「単焦点レンズ」の使い方。表現力を豊かにする人気レンズの活用方法を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
構図を考える
カメラの設定をいじるのは最小限にして、写真を印象をガラっと変えられるのが「構図」の変化です。
主役のスイセンを阻害するような被写体が写り込まないように気をつけたり、中央以外に左下、右下など隅に寄せて撮影するなど、同じスイセンでも色んな視点から切り取った写真を撮影してみましょう。
- 主役のスイセンを主役にする
- 三分割構図の交点にスイセンを置いてみる
スイセン撮影におすすめの観光名所
スイセンを撮影できる著名な観光名所をいくつか紹介します。
城ヶ島公園(神奈川県三浦市)
城ヶ島公園では1月中旬から2月中旬にかけて約30万株の八重水仙が咲きます。
1月中旬から2月にかけて「水仙まつり」も開催される名所です。
灘黒岩水仙郷(兵庫県南あわじ市)
灘黒岩水仙郷は、野生の水仙が咲く日本三大群生地の1つです。
7haの傾斜している敷地には500万本もの水仙が並んでいるとされています。
2023年12月25日に灘黒岩水仙郷は、地域の新しいランドマークとしてリニューアルもされ、屋上からのパノラマ風景を楽しめる展望デッキが整備されています。
をくづれ水仙郷と江月水仙ロード(千葉県鋸南町)
千葉県鋸南町にはスイセンの日本三大群生地が2つあります。
ハイキングコースが用意されているので、水仙フォトウォークにもおすすめです。
気になるカメラやレンズはレンタルでお試し
スマホの写真から一歩抜け出して見たい方、違う画角・描写でスイセンの写真を撮ってみたい方には、カメラ機材のレンタルサービスがおすすめです。
家電レンタル「Rentio」では、花撮影におすすめのカメラボディやレンズはもちろん、様々なカメラ機材を豊富なラインナップから選んでレンタルすることが可能です。
ぜひこの機会にRentioで気になるカメラやレンズをレンタルして、季節の花撮影にでかけてみてください。
スイセンが咲く場所へ足を運び、その美しさに魅了されながら、美しい瞬間をカメラに収めることが、きっと心に残る素晴らしい体験になることでしょう。