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海外発祥のアクションカメラGoPro。InstagramやTwitter等のSNSで目にしたことこそあるものの、一体どういった製品なのか詳しくは知らないという方も少なくないのではないでしょうか。
今やアクションカメラの市場は、GoProが火付け役となり国内メーカーも次々と参入し、カメラという歴史ある製品ジャンルに新しい風を吹き込んでいます。
カメラにはあまり興味がないという方、なんだか難しそうだと感じている方。アクションカメラGoProはそんな方にこそ活用してもらいたい製品です。屋外でのアクティビティでこそ力を発揮するGoPro。使いこなせば旅行や週末のレジャーをより楽しく、また臨場感たっぷりに残すことができてしまいます。
今回の記事では、GoProってなんだろう?というところからはじまり、そのラインナップや基本的な撮影のおける使い方を解説していきます。写真や動画などを使いながら出来る限りわかりやすく書いたつもりですので、よければ最後まで見ていってくださいね!
もくじ
GoProとは
GoProは、動きのあるアクションシーンや、迫力ある景色を臨場感たっぷりに残すことを目的に作られた小型軽量、防水設計のアクションカメラです。
また4K動画のような高解像度の映像や、最大で1秒間に240フレームのハイスピードカメラとしての撮影など、小さな機体に似合わないプロ仕様の映像を撮影することも可能です。
いくつかのモデルが存在するGoProですが、どれも手のひらにすっぽり収まるくらいのサイズ感です。
従来のカメラと比べても、とても小さいですね!
このカメラ本体を、ハウジングと呼ばれる防水ケースに入れた状態で固定して使用するのが一般的な使い方となります。
取り付け先は三脚、カメラグリップ、ヘルメット、衣類、車、バイク、サーフボードなど色々な使い方ができます。順番にご紹介させていただきます。
GoProで撮影できる映像
GoProのことを知ってもらうためには、GoProで撮影された映像を見ていただくのが一番でしょう。
それでは、GoProを使うとどのような映像が撮影できるのか?Youtubeにあがっているものの中から、すげえ!というような映像をいくつかご紹介させていただきます。
GoPro公式映像
こちらはGoPro HERO10 Blackのプロモーション動画です。もちろん全てGoProカメラで撮影されています。
GoProとはなにか?を知るために一番イメージしやすい映像かなと思います。解像度を上げて大画面で再生するととても美しいですよ!
ムササビスーツで山間を飛行
GoProらしい、とにかく疾走感溢れる&スピード感ありすぎて怖いくらいの映像です。ヘルメットにGoProを取り付けて撮影していますね。
この製品も高画質再生が可能な映像です。Youtubeの再生画面右下にある歯車のマークから、「画質」を選んで高画質で再生してみてください。
Vlog
家族や友人との思い出を残すVlog動画もGoProが得意としている映像ジャンルです。
超広角に撮影できるレンズと強力な手ブレ補正は、歩きながらあるきながらの自撮りや背景を含めたダイナミックな記録をするのに最適です。
水中撮影(ダイビングやシュノーケリング)
防水仕様もGoProの魅力です。浅瀬なら本体そのままでも撮影できますし、防水ハウジングをつければダイビング・ドルフィンスイム・スキンダイビング・シュノーケリングでの水中撮影におすすめです。
タイムラプス
GoProの特殊撮影機能のひとつである「タイムラプス」を使って撮影した映像です。タイムラプスとは、長時間の映像を短時間にまとめた映像です。
アクションシーンのイメージの強いGoProですが、定点撮影も可能としています。雲の流れが美しいですね。
GoPro HERO7 Blackから手ブレ補正が大幅に強化され、その性能を上手に利用したタイムラプス撮影「TimeWarp機能」が話題を呼びました。
動きながらでもタイムラプス撮影を可能とし、新しいタイムラプス撮影を楽しむことができます。
他にもたくさんの迫力ある、美しい動画がYoutubeにアップされています。もし興味があれば是非調べてみてくださいね。
GoProのラインナップ
2022年7月現在、次のラインナップが用意されています。
詳しい各モデルの比較や選び方はこちらの記事で紹介しているので、気になる方はご覧ください。
スペック比較一覧表
気になるのは、画質と液晶タッチパネルの有無などでしょうか。機能などを一覧にしてみたので参考にしてみてください。
製品名 | HERO10 Black | HERO9 Black | HERO8 Black | MAX |
---|---|---|---|---|
発売時期 | 2021年9月16日 | 2020年9月17日 | 2019年10月 | 2019年10月 |
動画画質 | 5.3K60 | 5K60 | 4K60 | 5.6K30 |
防水 | 10メートル | 10メートル | 10メートル | 5メートル |
ワンボタン コントロール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
WIFI + BLUETOOTH | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
風音低減機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
音声コントロール | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ビデオ安定性能 | HyperSmooth 4.0 | HyperSmooth 3.0 | HyperSmooth2.0 | Max HyperSmooth |
タッチ ディスプレイ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
クラウドへの自動アップロード | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
位置情報取得 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
RAW + WDR 写真 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
ポート | USB-C | USB-C | USB-C | USB-C |
GoPro HERO10 Blackの実写レビューはこちら
基本的なGoProの使い方
さて、それではGoProの使い方をイメージしていただくために写真を交えながらGoProカメラの使い方をご紹介させていただきます。
今回ご紹介する使い方は、基本的な撮影方法です。より詳しいGoProの使い方に関してはこちらの記事をご覧ください。
microSDを用意
GoProで撮影する際に使用するメモリーカードは、「microSDカード」となります。
また、カードのスピードクラスでは最低でもClass10となるため、microSDカード選びでも注意が必要となります。
GoProのmicroSDカード選びに関しておすすめmicroSDカードや注意点をまとめた記事はこちらからご覧ください。
設置、取り付け
まずはGoProをハウジングに入れ、マウントを使って設置しましょう。マウントとはGoProを様々な場所に設置するためのオプション品のことです。
こちらの写真では、エクステンションアームの3-wayというものを使用しています。
3wayはその名の通り、3通りの使い方ができます。カメラアーム、カメラグリップ、簡易三脚とあらゆる場面で活躍できるマウントですので最初に購入するマウントとしては非常におすすめできる製品の一つです。
他にも吸盤式のマウントや、ヘルメットにつけるタイプなどなど、たくさんのものが発売されていますよ。
GoProで使えるおすすめアクセサリー紹介はこちら
撮影品質を選ぶ
GoProは、撮影できる映像品質もたいへん多くのものが用意されています。映像を撮影するなら解像度、フレームレートを選択しましょう。
本体背面に液晶タッチパネルが搭載されているため設定は簡単です。Fusionなどの液晶タッチパネル非搭載の機種は本体のボタンと白黒液晶を頼りに設定する方法をとります。スマホアプリと無線接続しての設定も可能です。
fpsとは?
この単位は「frame per second」の略で、1秒あたりに何枚の静止画が切り替わるかをあらわしています。つまり「30fps」であれば、1秒に30枚静止画が切り替わるという意味です。
動きの穏やかな映像であれば15fpsと小さめの数字でも良いのですが、激しい動きが予想される場面で15fpsだと映像がカクカクで見れたものじゃありません。スピード感ある映像なら60fpsくらいあると安心ですね。
なお、モデルによっては120fps、240fpsと細かいフレームレートでの撮影も可能ですが、これはもっぱらスローモーション撮影をするためのものと考えていただいて差し支えありません。
撮影
シャッターボタンを押すことで撮影が開始され、microSDカードに保存されます。
撮影時にはmicroSDカードが必須になりますので、準備を忘れることのないよう注意してくださいね。
編集、共有
撮影した映像はデータとしてSDカードに保存されますので、もちろんそのままでも閲覧やSNSでの共有は可能です。
ですが、公式アプリケーションの「Quik」を使うことで撮影した映像を編集して楽しむことも可能です。
かつてはGoPro Studioというソフトウェアが編集ソフトとして存在しましたが、現在はデスクトップ・モバイルともにQuikという名称に変更され、簡単操作でGoPro撮影の映像や画像を編集することができます。
スマートフォンアプリではほぼ全自動でおしゃれでSNSにアップロードしたくなるような作品へと仕上げてくれます。
GoPro編集アプリ「Quik」のスマートフォンでの使い方はこちらの記事で詳しく解説しています。
GoPro Quik
GoProでは、スマートフォン専用のアプリも存在します。iPhoneなどで使用されるiOS端末、Android端末両方に対応しています。
ダウンロードはこちらから。
このアプリを使うことで、遠隔でスマホからシャッターを切ったり、カメラ(SDカード)内に保存されている映像や写真をスマホの画面からプレビューすることが可能です。
防水カメラや普通のビデオカメラとの違い
最後になりますが、GoProについてより詳しく知っていただくため、防水カメラや普通のビデオカメラとの違いをご説明しておきましょう。
4K映像がとれるくらいなら、一般的なビデオカメラでも撮影できるモデルが登場しているよね?という疑問はごもっともです。私もGoProを知ったばかりの頃は、GoProと他のカメラの違いがわかりませんでした。
防水機能、小型軽量のボディ、高画質撮影といった基本性能はここまでで皆さん既にご理解いただけたかと思いますが、それ以外にどのような違いがあるのでしょうか?
超広角レンズ
動画を撮影していて、もっと背景を広く写したいのにこれ以降引き位置で撮影できない!という経験はないでしょうか?
背景も含めて、とても広い範囲を撮影できるのがGoProの強みです。普通のカメラと比べてとにかく広い範囲を写すので、動画も臨場感たっぷりに撮影することができます。
折角ですので、どれくらい違うか比べてみましょう。以下に掲載する写真は、同じ場所からGoProとiPhoneを使って撮影した写真です。
これを重ねてみましょう。
全然広さが違いますね!!もちろんiPhoneでの撮影にズームは一切使用しておりません。
GoProと他のデジタルカメラを比較した記事はこちら
ズーム機能に弱い
GoProではHERO6以降のモデルでズーム機能を搭載していますが、通常のコンパクトデジカメなどに搭載されている光学式ではなく、写し出された画像をそのままクロップしているだけの電子式ズームであるため、ズーム機能を使用した際の画質は非常に悪化します。
そのため、GoProにはズーム機能が存在しないと考えても良いでしょう。
GoProはどんなシーンで活躍する?
さてさて、GoProがどのようなカメラなのかわかったところで、次に気になるのは自分にとって必要なのかどうか?というところでしょう。そこでGoProが活躍するシーンを幾つかピックアップしてみました。
ダイビング、ウインタースポーツなどのアクティビティ
GoProはアクションカメラです。水や雪、動きの激しいシーンなど、スマートフォンのカメラでは撮影できない映像を撮影するのに適しています。
ダイビングで美しい海中を撮影するのはもちろん、スノーボードのときはウェアにカメラを付けておいて疾走感溢れる映像を撮影するのも楽しいですね!
スマホアプリと接続することもできるので、ゲレンデで滑ったあとは仲間と映像を一緒に見て楽しむこともできます。
セルフィーにもぴったり
GoProというとアウトドアのイメージが強いですが、それ以外のシーンでは全く活躍しないカメラなのでしょうか?その答えは「いいえ」です。
GoProは超広角カメラを搭載していますので、スマホカメラでの自撮りと比べて広い範囲を撮影することができます。いつもより大人数での撮影もできますから、パーティーや、いつもの飲み会でも活躍するはずです。
コンパクトで小さいですから、持ち運びも苦になりません。アウトドアに縁のなさそうな女性の方でも、GoProを活用している方をちょくちょくお見かけしますね。
旅行、ドライブのお供に
旅行のときは、サブカメラとしてGoProを活躍させるのがオススメです。GoProにはズーム機能がありませんので、風景や特定の被写体を撮影するなら一眼レフやスマートフォンのカメラのほうが適していますが、それらのカメラでは撮影できないGoProならではの写真が撮影できます。
もちろんセルフィーやアクティビティのときのカメラとして活用するのは言うまでもありませんが、タイムラプスで旅行のダイジェストを残すのも楽しいかもしれません。
例えば車のダッシュボードやスーツケースに取り付けておいて、数秒おきにシャッターを切るように設定しておけば、あとから旅行を追体験するようなタイムラプス動画が撮影できますよ!
最後に
GoProは海外製品ということもあり、まとまった情報がなかなか手に入らないのも事実です。
実際に幾つかのGoProを触ってみた経験や情報収集した結果、それなりに知識を蓄積できたのでこのような形で記事にまとめてみました。
特にアクションカメラという製品は歴史の浅い製品です。GoProという名前はよく聞くけど、実際どんな製品なのか全く知らないという方も多いのではないでしょうか。今回の記事がそんな方々の参考になりましたら幸いです。
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