Anker PowerCore Slim 10000 PD 20Wを実機レビュー!スリムな高出力モバイルバッテリー
更新日2024/11/26
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大容量・コンパクト・高出力の3拍子揃った定番モバイルバッテリーとして人気のあったAnker PowerCore Slim 10000 PDですが、2021年1月26日にその改良版となるモデルが発売されました。
新モデルは最大出力がアップグレードされ、さらにフルスピード充電できるモバイル機器が広がりました。
そこで、この記事では改良版のAnker PowerCore Slim 10000 PD 20Wの特長と実機レビューをまとめました。
薄くて高出力モバイルバッテリーの筆頭候補となると思いますので、購入検討の参考になれば幸いです。
※現在は「Anker PowerCore Slim 10000 PD」の後継機として「Anker 523 Power Bank (PowerCore 10000)」が販売されております。
もくじ
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20Wの特長
「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」は以前のスリムボディそのままに、最大出力が向上したことが最大の特長です。
詳細なスペック面も含めて、「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」が持つ特長をいくつか紹介します。
最大20WのUSB PD出力
「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」の最大出力は従来機種から2W増え、最大20WのUSB-C(USB PD)出力になりました。
iPhone 12 ProなどのiPhone 12シリーズから急速充電に20W以上の出力が必要になったことから、「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」がそれに合わせて改良されたモデルになります。
スマホやタブレットはもちろん、消費電力の少ない小型/薄型のノートパソコンにも活用できます。
PowerIQのバージョンは1.0
「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」に搭載されているのはPowerIQ 1.0であり、Appleの急速充電規格「Apple 2.4A」と互換性を持った技術です。
USB PDほどではありませんが、従来のiPhoneやiPadなどのUSB-A to Lightningケーブルを使ったフルスピード充電に対応しています。
10000mAhの容量でわずか15mmの薄さ
従来機種から出力がアップしつつも、サイズ・重さに変更がないとも魅力です。
軽量でスリムながらiPhone 12を2回以上、Galaxy S20を約2回、iPad mini 5を1回以上、充電できるバッテリー容量(10,000mAh)がありますので、旅行や出張先のお供としてもおすすめです。
約4.5時間でバッテリーがフル充電
付属のUSB-C to USB-CケーブルとPD対応の急速充電器を使えば、約4.5時間で「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」をフル充電することができます。
通常の充電時間は約9時間かかるようなので、別売りではありますが「Anker PowerPort Atom III 60W PD」のようなPD対応の急速充電器は用意することをおすすめします。
従来機種との違いが分かる製品スペック一覧表
「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」と従来機種「Anker PowerCore Slim 10000 PD」のスペックをまとめた表を用意しました。
従来機種と販売価格が同じながらスペックが向上しておりますので、今から購入されるかたは迷わずに新機種を選びましょう。
項目 | PowerCore Slim 10000 PD 20W | PowerCore Slim 10000 PD |
---|---|---|
容量 | 10000mAh | 10000mAh |
出力ポート | USB-A:12W(5V/2.4A) USB-C:最大約19.99W(5V/3A, 9V/2.22A) |
USB-A:12W(5V/2.4A) USB-C:最大18W(5V/3A, 9V/2A, 15V/1.2A) |
USB PD | ○ | ○ |
Quick Charge | – | – |
PowerIQ | ○(バージョン1.0) | ○(バージョン1.0) |
入力ポート | USB-C:最大18W(5V/3A, 9V/2A, 15V/1.2A) | USB-C:最大18W(5V/3A, 9V/2A, 15V/1.2A) |
低電流モード | ○ | ○ |
カラー | ブラック | ブラック/ホワイト/ブルー/ピンク/ブラウン |
付属品 | トラベルポーチ | USB-C to USB-Cケーブル, USB-A to USB-Cケーブル, トラベルポーチ |
サイズ (幅×奥行き×高さ) |
約150mmx69mmx15mm | 約149mmx68mmx14mm |
重量 | 約212g | 約212g |
公式税込価格 (2021年1月30日現在) |
3,999円 | 3,999円 |
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20Wの外観レビュー
「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」の表面はメッシュ仕上げのボディデザインになっており、指紋や傷が目立ちにくいようになっています。また、角も丸みを帯びているため、握りやすく、ポケットやかばんから取り出しやすいのもポイントです。
電源ボタンはLEDランプが並びバッテリー残量や低電流モードのオン/オフをひと目で確認できるようになっています。
付属品一覧
付属品にトラベルポーチだけでなく、PD対応のUSB-C to USB-Cケーブルを含む2種類のUSBケーブルが付いてくるのも嬉しい点です。
- モバイルバッテリー本体
- USB-C to USB-Cケーブル
- USB-A to USB-Cケーブル
- トラベルポーチ
Anker PowerCore Slim 10000 PD 20Wの出力チェック
試しに「USB電流電圧テスター」を用いて、「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」の電力出力チェックを行ってみました。
上の写真は30W入力のMacBook Air(Retina 13インチ, 2020)に使った時の値ですが、19.307W(8.98V/2.15A)と、iPhone 12でも急速充電できる出力を実際に確認することができました。
タブレットもそうですが、個人的にはMacBook Airのような入力値の低い薄型ノートパソコンにも十分活用できるモデルだと思います。
他に残バッテリー40%以下のiPhone 12 Proを使って、USB-CとUSB-Aの比較も行ってみましたので参考にしてください。
※モバイルバッテリーの出力は機器の充電状況によって変動するため、記載の結果はあくまでも弊社で行った時の確認結果となりますことを予めご了承ください。
USB-Cの出力
PD対応のUSB-C to Lightningケーブルを使って充電した値は約18.2W(8.99V/2.03A前後)となりました。
18Wを超える出力が確認でき、iPhone 12のフルスピード充電可能な出力です。
USB-Aでスマホを充電した場合
純正のLightningケーブルを使った値は約7.5W(5.12V/1.47A前後)です。
PD対応のUSB-C出力の半分以下になりますので、iPhone充電に「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」を活用するなら別売りのPD対応のUSB-C to Lightningケーブルは必須アイテムと言えるでしょう。
2台のスマホを同時充電した場合
USB-AとUSB-Cを使って同時充電すると各ポート出力が低減します。
USB-C出力を比較すると約35%出力が下がり、11.8W(4.96V/2.38A)となりました。
急速充電する際はなるべく同時接続を避けて単独ポート利用で充電するのが良いでしょう。
低電流モードの場合
USB-Aポートに純正のLightningケーブルを接続して「AirPods」を低電流モードにして充電したところ、約1.06W(5.07V/0.21A前後)となりました。
低電流モードは電源ボタンの2回押しもしくは2秒間押し続けると切り替わります。
iPhone12ユーザーにおすすめのモバイルバッテリー
iPhone 12 Proをレビューした際に、ついついカメラを使いすぎたり「LiDARスキャナ」で遊んだりして思いの外バッテリーを消費してしまうことが分かりました。
高い出力を有しながら高い携帯性も兼ね備えている「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」なら、iPhone 12ユーザーでも外出先や旅行先で便利に使えるモバイルバッテリーだと思います。
たとえiPhone 12を使っていなくとも、従来機種から値段は変わらずスペックが向上していることから、薄型のモバイルバッテリーを探している方には「Anker PowerCore Slim 10000 PD 20W」をおすすめします。
※現在は「Anker PowerCore Slim 10000 PD」の後継機として「Anker 523 Power Bank (PowerCore 10000)」が販売されております。
モバイルバッテリーはレンタルもできる
旅行やキャンプなど短期間だけモバイルバッテリーを使うならレンタルもおすすめです。
家電レンタルのRentio(レンティオ)では、3泊4日からモバイルバッテリーのレンタルが可能です。
カメラなど旅行に役立つアイテムと一緒に借りられるので、普段より容量の大きいモバイルバッテリーを使いたい方は、ぜひ試してみてください。
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