ポータブル電源カテゴリの人気記事
おすすめのポータブル電源の中でも、特に高い人気を誇る「Jackery(ジャクリ)」。
創立メンバーにAppleの元バッテリーエンジニアが加わり、2012年米国シリコンバレーで設立したいたJackeryのポータブル電源はスタイリッシュで高品質であることが魅力です。
そこで、この記事ではJackeryのポータブル電源の比較と選び方についてまとめました。
もくじ
Jackeryのポータブル電源の種類
Jackeryのポータブル電源には3つのシリーズが並びます。
- Plus
- Pro
- 無印
Plusシリーズ
Plusシリーズはリン酸鉄リチウムイオン電池を搭載したモデルです。
他メーカーではリン酸鉄リチウムイオン電池の充電サイクル回数を3000〜3500回と表記している中、JackeryのPlusシリーズは最大4,000回の充放電サイクルを明記するなど、ポータブル電源業界のリーディングカンパニーとしての矜持が見られます。
また拡張バッテリーも用意され容量を増設できる他、スマホアプリに対応しているのも特長です。
Proシリーズ
Proシリーズは従来の無印シリーズを一歩前進させた改良モデルが並びます。
従来の無印シリーズよりも充放電サイクル回数が500回→1000回と2倍になり、USB PDの急速充電規格が搭載されるなど利便性が増しています。
無印シリーズ
従来のシリーズで、他の2シリーズと比べるとお手頃価格でラインナップが多いことが特長です。
一方で製品本体の充電時間は長く、USBの急速充電規格非対応の機種も多いため、タイムマネジメントを重視するならProかPlusがおすすめです。
Jackeryのポータブル電源の特長
Jackeryで取り扱いのあるポータブル電源に共通する特長をまとめました。
Jackeryならではの特長と合わせて確認してください。
使い勝手の良いプロダクトデザイン
Jackeryのポータブル電源は使い手の利便性を考えた設計になっています。
出力ポート・入力ポート・ボタン等が全て正面にまとまっており、一方向だけで接続や操作を完了させることができます。また持ち手のハンドル部分は折りたたみ式になっているので、設置後はちょっとしたミニテーブルに使えたり、複数のポータブル電源を重ねて使いやすいというメリットもあります。
ポートが前後に分かれていたり、ハンドルが固定されているポータブル電源も少なくなりませんので、Jackeryのプロダクトデザインは大きな魅力と言えるでしょう。
見やすい液晶ディスプレイ
Jackeryのポータブル電源には見やすい液晶ディスプレイが搭載されていることも評価できるポイントです。
バッテリー残量、出力数/入力数の状況を夜間でも一目で把握することができます。
純正のソーラーパネルも用意
Jackeryにはポータブル電源の容量サイズに応じて、60Wと100Wの2種類の純正ソーラーパネルが用意されております。
100Wのソーラーパネルなら専用の「並列接続用ケーブル」も販売されており、それと2つのソーラーパネルを使えば、1000の超大容量モデルでも最短8時間でのフル充電を可能にします。
用途に応じた組み合わせも複数選べるのも、Jackeryの魅力と言えるでしょう。
なお、Jackeryのポータブル電源を購入する際はソーラーパネルとセットにしたほうがお得になります。
Jackery SolarSaga 100実機レビュー!折りたたみ式の高出力ソーラーパネル – Rentio PRESS[レンティオプレス]
AC出力は全て純正弦波
Jackeryのポータブル電源はすべて正弦波のAC出力なので、日頃から家庭用コンセントで充給電するノートPC・カメラ・ドローン・生活家電など幅広い機器で問題なく充給電することができます。
「矩形波」「修正正弦波」のポータブル電源にいつも使っている電化製品を繋ぐと故障することもありますので、Jackeryのポータブル電源なら安心して使用することができます。
Jackeryは海外メーカーですが、定格出力は100Vと日本の電圧に最適化されているので安心です。一方で周波数は60Hzと固定されているため、接続する端末/電化製品の周波数が「50Hz」だと使えません。「50Hz/60Hz」もしくは「60Hz」と記載のあるものを使用してください。
高い安全基準をクリア
Jackeryのポータブル電源はPSE(電気用品安全法適合性検査)、FCC(北米無線通信規格)、RoHS(ヨーロッパ生まれの環境対策基準)、UN38.3(国連輸送勧告試験)など、電気製品として複数の安全基準をクリアしており安心できます。
さらに708と1000の大容量モデルの2機種は一般社団法人防災安全協会より災害時に役立つ防災製品に対して推奨する「防災製品等推奨品」に認証されており、「災害時における安全性、機能性、利便性に寄与する製品である」と評価を受けています。
個人利用はもちろん、法人や行政で導入する防災向け備蓄用品としても検討価値の高い製品が揃っています。
手厚いサポート
Jackeryは手厚いメーカーサポートも魅力の1つです。
- 購入日から3年の保証に加え、追加で2年の延長保証を用意(最長5年の長期保証)
- ポータブル電源の廃棄時Jackery製品なら無料で回収してくれる(ただし片道送料は負担)
購入日から3年の保証が基本的に保証されており、加えて公式サイトからユーザー登録をすれば、追加で2年の延長となりるため5年間の長期保証が受けられます。
Jackery無償回収・リサイクルサービス – Jackery Japan
Jackery ポータブル電源の選び方
Jackeryのポータブル電源を軸に購入検討を進める際に、どの製品が自身に合っているのか悩む方も少なくないと思います。
予算に余裕がある方は最上位モデルを購入すれば良いかもしれませんが、サイズが大きく、持ち運びに不便など公開してしまうこともあるでしょう。
ポータブル電源選びは用途に合わせて定格出力数・バッテリー容量・ポート種類/数の3点を確認すれば失敗することはありませんので、Jackeryのポータブル電源で比較しながら確認してみましょう。
定格出力選ぶ
ポータブル電源から充給電する端末/電化製品の消費電力を確認してください。例えばノートPCなら
30W〜60W、電気毛布なら50〜70W、ミニ冷蔵庫なら50W〜100W、コーヒーメーカーなら600〜700Wくらいです。
その消費電力に必要なパワーが「定格出力」という項目で記載されております。定格出力を超えた消費電力の端末/電化製品は使えませんので気をつけてください。
定格出力の「最大瞬間出力」は継続して出せるものではありません。あくまでも瞬間的に出力する数字ですので参考程度に見てください。あくまでも定格出力の値をもとに適切なポータブル電源を選びましょう。
バッテリー容量で選ぶ
定格出力とバッテリー容量は比例の関係にありますが、少ない消費電力でも充給電の連続使用時間が長ければより多くのバッテリー容量が必要になります。特に、近くに電源を確保できない場所/環境ならなおさらです。
中長期のキャンプ泊や車中泊、防災向けにポータブル電源の購入を考えるなら、たとえ消費電力の大きな電化製品を使う予定がなくともバッテリー容量の多いモデルを選ぶのが良いでしょう。
アプリ操作対応を選ぶ
専用アプリからWi-FiとBluetoothを利用して、ポータブル電源を遠隔でコントロール可能です。
バッテリー残量や出力状況、使用可能な時間が手元で確認できたり、AC出力やUSB出力などのONOFFを切り替えることができます。
スマホアプリに対応するのはPlusシリーズのみです。
USB充電の規格で選ぶ
もしUSB Type-Cケーブルで急速充電、例えばMacBookのようなノートパソコンの充電を考えているなら、USB充電が急速充電規格に対応している機種を選びましょう。
対応シリーズはProとPlusシリーズでですが、Proシリーズは最大60W、Plusシリーズは最大100Wに対応する機種があります。
Jackery ポータブル電源おすすめ機種
Jackeryが販売するポータブル電源のおすすめ機種を紹介します。
製品比較をしたい方は先に比較一覧表も参考にしてください。
1000 Plus
リン酸鉄リチウムイオン電池を搭載した「Plusシリーズ」で最もバランスが良いと思うのが「1000 Plus」です。
無印の1000、1000 Proと並べるとサイズも大きく重いですが、その代わりバッテリー容量は1264Whで長寿命ですし、バッテリー拡張も可能です。
これからJackery 1000モデルの購入を検討している方は、ちょっと奮発してでも1000 Plusにすることをおすすめします。
簡易スペック | 簡易評価 |
---|---|
バッテリー種類 | リン酸鉄 |
バッテリー容量 | 1264.64Wh |
最大出力 | 2,000W(瞬間最大4,000W) |
充電時間 | 約1.7時間で満充電 |
アプリ | ◯ |
サイズ | 約356mmx260mmx283mm |
重さ | 約14.5kg |
公式税込価格 | 168,000円 |
レンティオ編集部のレビュー
Jackery Solar Generator 1000 Plusを使用レビュー!コンパクト・大容量・2000Wの高出力の高機能ポタ電セット! – Rentio PRESS[レンティオプレス]
300 Plus
無印シリーズにコンパクトな2機種「240」「400」がありますが、それらの中間くらいのバッテリー容量を搭載するモデルです。
ですが、出力ワット数は400よりも大きく、本体充電も約2時間で完了することから、バッテリー容量に不安がない限り、コンパクトモデルは「300 Plus」を選んでおけば問題ないでしょう。
簡易スペック | 簡易評価 |
---|---|
バッテリー種類 | リン酸鉄 |
バッテリー容量 | 288Wh |
最大出力 | 300W(瞬間最大600W) |
充電時間 | 約2時間で満充電 |
アプリ | ◯ |
サイズ | 約230mmx155mmx167mm |
重さ | 約3.75kg |
公式税込価格 | 39,800円 |
708|大容量のバランスタイプ
Jackeryのポータブル電源の中で最も人気のあるバランスタイプです。
500Wの定格出力、708Whのバッテリー容量がありながら、比較的コンパクトに収まっているので持ち運びにも便利です。
最大60Wの入出力に対応したUSB-C(PD)、QC 3.0規格のUSB-Aをそれぞれ1ポートずつ搭載します。
簡易スペック | 簡易評価 |
---|---|
バッテリー種類 | リチウムイオン電池 |
バッテリー容量 | 708Wh |
最大出力 | 500W(瞬間最大1,000W) |
充電時間 | 約5時間で満充電 |
アプリ | ☓ |
サイズ | 約299.7mm×192.9mm×191.5mm |
重さ | 約6.3kg |
公式税込価格 | 79,800円 |
レンティオ編集部のレビュー
Jackeryのポータブル電源 700レビューと708の違いを比較!オールラウンドに活躍するポータブル電源 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
レンタル利用者の口コミ
[口コミ] Jackery ジャクリ ポータブル電源 708のレビュー一覧 – Rentio[レンティオ]
2000 Plus
超大容量モデルなら「2000 Plus」がおすすめです。
より多くのバッテリー容量が必要なら3024Wh容量の「3000 Pro」、できるだけ軽量な機種がほしいなら約19.5kgの「2000 Pro」で選ぶと良いでしょう。
簡易スペック | 簡易評価 |
---|---|
バッテリー種類 | リン酸鉄 |
バッテリー容量 | 2042Wh |
最大出力 | 3,000W(瞬間最大6,000W) |
充電時間 | 約2時間で満充電 |
アプリ | ◯ |
サイズ | 約473mm×359mm×373mm |
重さ | 約27.9kg |
公式税込価格 | 285,000円 |
Jackeryのポータブル電源比較一覧表
製品型番 | 2000 New | 1000 New | 240 New | 3000 Pro | 2000 Plus | 1000 Plus | 600 Plus | 300 Plus | 708 | 400 | 製品型番 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
バッテリー種類 | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リン酸鉄リチウムイオン | リチウムイオン | リチウムイオン | バッテリー種類 |
バッテリー容量 | 2042Wh | 1070Wh | 256Wh | 3024Wh | 2042Wh | 1264Wh | 632Wh | 288Wh | 708Wh | 400Wh | バッテリー容量 |
定格出力 (最大瞬間出力) |
2200W(4400W) | 1500W(3000W) | 300W(600W) | 3000W(6000W) | 3000W(6000W) | 2000W(4000W) | 800W(1600WW) | 300W(600W) | 500W(1000W) | 200W(400W) | 定格出力 (最大瞬間出力) |
充電時間 ※本体満充電 |
1.7時間 | 1時間 | 1時間 | 2.8時間 | 2時間 | 1.7時間 | 1時間 | 2時間 | 5時間 | 7.5時間 | 充電時間 ※本体満充電 |
アプリ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ☓ | ☓ | アプリ |
大きさ (幅×奥行×高さ) |
約335×264×292 mm | 約327 x 224 x 247 mm | 約231 x 153 x 168mm | 約473 x 359 x 373mm | 約473 x 359 x 373mm | 約356 x 260 x 283 mm | 約300 x 219 x 197 mm | 約230 x 155 x 167mm | 約299.7×191.5×190.5mm | 約230×153.2×167.3mm | 大きさ |
重さ | 約17.9kg | 約10.8kg | 約3.6kg | 約29kg | 約27.9kg | 約14.5kg | 約7.3kg | 約3.75kg | 約6.8㎏ | 約4.1㎏ | 重さ |
公式税込価格 | 167,860円 | 97,860円 | 32,800円 | 419,000円 | 285,000円 | 134,400円 | 60,200円 | 39,800円 | 84,500円 | 49,300円 | 公式税込価格 |
品質と使い勝手で選ぶならJackery
Jackeryのポータブル電源は使い勝手の良いプロダクトデザインと品質の高さに魅力があります。
他メーカーと比べると価格帯は少し高めかもしれませんが、長く安全に使い続けることを考えれば後悔の少ない選択肢の1つと言えるでしょう。
ポータブル電源選びで迷ったら、必ず候補にすべきメーカーの1つです。
ポータブル電源はレンタルできる
ワンショットでしか使わない、購入前に試してみたい、そんな方にはレンタル利用がおすすめです。
家電レンタルサービスのRentio(レンティオ)ではポータブル電源やモンバイルバッテリーのレンタルを提供しています。
レンタルして気に入ればそのまま購入もできますので、購入するかどうかは一度使ってみてから判断してみてはいかがでしょうか?
[レンタル] ポータブル電源 一覧|キャンプや車中泊のスポット利用からサブスク型の月額制利用で防災備蓄にも – Rentio[レンティオ]
関連記事
[2023]おすすめのポータブル電源19機種を比較!冬のキャンプや災害時に役立つ大容量ポタ電源の選び方を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
Ankerのポータブル電源5機種を比較!各製品の特長と選び方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[2023]折りたたみソーラーパネルのおすすめ12機種を比較!キャンプや災害に備えるコンパクトな発電機 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
[2023]エコフローのポータブル電源おすすめ機種!シリーズの違いと特長、全機種比較表まとめ – Rentio PRESS[レンティオプレス]