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Apple Watch Series 9をレビュー!Series 9は買い?前モデルとも比較しました

ライター

ハロニー

更新日2025/04/23

毎年9月に発売するApple Watch。2023年はApple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9が新たに発売されました。

Apple Watch Ultra 2とApple Watch Series 9は新たにジェスチャー機能に対応し、ダブルタップによる操作が可能になりました。

今回はApple Watch Series 7と比較しながら、Apple Watch Series 9を詳しくレビューしていきます。

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Apple Watch Series 9の特徴

Apple Watch Series 9は、デザイン面や機能面で前モデルから大きな変更点はないものの、新たな操作方法であるジェスチャー機能に対応したり、チップ性能の向上によりオフラインでSiriが起動できるようになったりと堅実にアップデートしています

Apple Watch Series 9の特徴

  • 新たにピンクがラインナップに加わった
  • ジェスチャー機能(2023年10月に登場予定)
  • S9 SiPになり処理性能が向上
  • 輝度が2,000ニトに向上
  • 視認性が向上したwatchOS 10

スペック一覧

今回紹介するApple Watch Series 9のスペックを、前シリーズのApple Watch Series 8と低価格モデルのApple Watch SE(第2世代)と比較してみました。

Apple Watch Series 9 Apple Watch Series 8 Apple Watch SE(第2世代)
ディスプレイサイズ 45mmまたは41mmのケースサイズ 45mmまたは41mmのケースサイズ 44mmまたは40mmのケースサイズ
ディスプレイ 常時表示Retinaディスプレイ
最大2,000ニト
LTPO OLED常時表示Retinaディスプレイ
最大1,000ニト
Retinaディスプレイ
最大1,000ニト
解像度 ・45mmケース(396 x 484ピクセル)
・41mmケース(352 x 430ピクセル)
・45mmケース(396 x 484ピクセル)
・41mmケース(352 x 430ピクセル)
・44mmケース(368 x 448ピクセル)
・40mmケース(324 x 394ピクセル)
本体素材 アルミニウム
ステンレススチール
アルミニウム
ステンレススチール
アルミニウム
チップ性能 S9 SiP
第2世代の超広帯域チップ
4コアNeural Engine
S8 SiP S8 SiP
耐水性能 50m(泳げる耐水性能) 50m(泳げる耐水性能) 50m(泳げる耐水性能)
ウェルネス 血中酸素ウェルネスアプリ
心電図アプリ
高心拍数と低心拍数の通知
不規則な心拍リズムの通知
心肺機能レベルの通知
血中酸素ウェルネスアプリ
心電図アプリ
高心拍数と低心拍数の通知
不規則な心拍リズムの通知
心肺機能レベルの通知
高心拍数と低心拍数の通知
不規則な心拍リズムの通知
心肺機能レベルの通知
周期記録 皮膚温センサー
過去の排卵を推定できる周期記録
皮膚温センサー
過去の排卵を推定できる周期記録
周期記録
SOS 緊急SOS2
海外における緊急通報
転倒検出
衝突事故検出
騒音のモニタリング
バックトレース
緊急SOS2
海外における緊急通報
転倒検出
衝突事故検出
高重力加速度センサー
ジャイロスコープ
コンパスバックトレース
緊急SOS2
海外における緊急通報
転倒検出
衝突事故検出
騒音のモニタリング
バックトレース
バッテリー持ち 最大18時間
低電力モードで最大36時間
高速充電
最大18時間
高速充電
最大18時間
本体素材・カラー ・アルミニウム:
ミッドナイト、スターライト、シルバー、ピンク、(PRODUCT)RED
・ステンレルスチール:グラファイト、シルバー、ゴールド
・アルミニウム:
ミッドナイト、スターライト、シルバー、(PRODUCT)RED
・ステンレススチール:グラファイト、シルバー、ゴールド
アルミニウム:
ミッドナイト、スターライト、シルバー
容量 64GB 容量32GB 32GB
サイズ 41mm x 35mm x 10.7mm(41mmケース)
45mm x 38mm x 10.7mm(45mmケース)
41mm x 35mm x 10.7mm(41mmケース)
45mm x 38mm x 10.7mm(45mmケース)
40mm x 34mm x 10.7mm(40mmケース)
44mm x 38mm x 10.7mm(44mmケース)
重量 ・41mmケース:
31.9 g(アルミニウム、GPSモデル)
32.1 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル)
42.3 g(ステンレススチール)
・45mmケース:
38.7 g(アルミニウム、GPSモデル)
39.0 g(アルミニウム、GPS + Cellularモデル)
51.5 g(ステンレススチール)
・41mmケース:
32.0 g(アルミニウム、GPSモデル、GPS + Cellularモデル)
42.3 g(ステンレススチール)
・45mmケース:
38.8 g(アルミニウム、GPSモデル、GPS + Cellularモデル)
51.5 g(ステンレススチール)
・40mmケース:
26.4 g(GPSモデル)
27.8 g(GPS + Cellularモデル)・44mmケース:
32.9 g(GPSモデル)
33.0 g(GPS + Cellularモデル)
価格 ・41mmケース
59,800円(税込)から・45mmケース
6万4800円(税込)から
・GPSモデル
59,800円(税込)からGPS + ・Cellularモデル
74,800円(税込)から
・40mmケース
3万4800円(税込)から・44mmケース
3万9800円(税込)から

同梱品

同梱されているものは、USB-Cに対応した充電ケーブルのみとなっています。

Apple Watch Series 8ではシリコン製の充電ケーブルだったのに対し、Apple Watch Series 9ではファブリック素材のケーブルに変更されました

高級感もさることながら、強度も少し改善されているように感じます。

デザイン

デザインはApple Watch Series 7以降から変更はなく41mmまたは45mmケースでアルミニウムかステンレススチールの素材から選択できます

アルミニウムのモデルは、新色であるピンクが加わり、iPhone6s/6s Plus頃にあった「ピンクゴールド」のような色合いになっています。

今回レビューしているのはスターライトとなっており、落ち着いた色合いになっているので様々なカラーのバンドに合わせやすいという特徴があります

ビジネスやカジュアルなど様々なシーンでバンドを付け替えることを想定している場合は、スターライトを選択してみても良いかもしれません。

ジェスチャー機能

2023年のApple Eventで発表されたApple Watch Ultra 2とSeries 9の目玉機能として、ダブルタップによるジェスチャー機能があげられます。

Apple Watchを装着している方の手で、人差し指と親指をダブルタップすることであらゆる操作が可能になります

例えば、遠隔操作しているiPhoneのカメラアプリのシャッターを切ったり、タイマーを止めたりなんかできますが、あまり実用性がある使用方法はなさそうです。(2023年10月現在)

サードパーティ製のアプリがジェスチャー操作に対応すれば、面白い使用方法もできるかもしれないです。

S9 SiPになり処理性能が向上

Apple Watch Series 9に搭載されている「S9 SiP」は、Series 8に搭載されている「S8 SiP」チップと比較して大幅に性能がアップしました。

体感できるほどの変化があるかと言われるとそこまで大きな変化はないのですが、筆者は頻繁にApple WatchのSwitchbotアプリから玄関の開錠を行なっており、その際のアプリの起動やレスポンスが速くなっていることが体感できました

正直これまでは、Apple Watch版のアプリの起動が遅かったり精度がイマイチでしたので仕方なくiPhoneで開錠を行っていたのですが、「S9 SiP」になったことでApple Watchでも快適に操作できるようになりました

オフラインでSiriが使用できるようになった

チップ性能の向上に伴い、オフライン状態でもSiriが使用できるようになりました

ワークアウトの開始やタイマーなど、ネットワークを必要とせずApple Watch本体で完結できるものは操作可能になります。

Wi-Fiの環境下に左右されないので、寝室などルーターから遠い場所でも正確に操作できます。

輝度が2,000ニトに向上

日常的にApple Watch Series 9を使用していて一番変化を感じたのが画面輝度の明るさの向上になります。

Apple Watch Series 3以降、Ultraシリーズを除くすべてのApple Watchは最大の画面輝度が1,000ニトでした。

しかし、Apple Watch Series 9では画面輝度が最大で2,000ニトになり、真夏の晴天下でも非常に見やすいディスプレイになりました。

日常的に使用していても画面の明るさの向上は目に見えてわかるものであり、画面が明るくなったことにより視認性が向上し心なしか解像度も向上しているように感じます。(画素数はSiries 7から変更はありません)

OSについて

watchOS 10になり、これまでのApple Watchと操作感が異なるようになりました。

一番大きな変化はDigital Crownを回すか下からスワイプすることで「スマートスタック」を表示できるようになりました

「スマートスタック」はウィジェットのようなもので、AIが自動的に欲しい情報を表示するようなものになります。

2023年9月現在では純正のアプリのみの表示となっていますが、アプリ側が随時対応していけば様々な情報がここから確認できるようになると思われます。

また、文字盤も新たに加わり特に筆者が嬉しかったのは、スヌーピーの文字盤が追加されたことです。

これまでディズニーの文字盤はありましたが、アニメーションが変化するということはなく、あくまでも装飾程度でしたが、スヌーピーの文字盤はその日の天候に合わせて表示が変わったり、文字盤上でスヌーピーが様々な動きを見せてくれます

休日などは予定をApple Watchで確認することがないので、スヌーピーのかわいらしい文字盤に癒されます。

Apple Watch Series 9は購入すべき?乗り換えるべき?

ここまでApple Watch Series 9の特徴を紹介してきましたが、Apple Watch Series 9は買いなのか、またすでに所持している方が乗り換えるべきなのか考えてみました。

結論から言うと、Apple Watch Series 7以降のApple Watchを所持している方は、買い替えるべきではないと考えます。

Apple Watchはこれまで、3シリーズごとにモデルチェンジを繰り返しており、Apple Watch Series 7では常時表示機能を追加しベゼルが細くなりました。

それ以降は軽微なアップデートとなっており、今回もジェスチャー機能が追加されましたが、これといって大きな変化はありませんでした

また、Series 10はApple Watchの記念すべき10周年の製品となり、大きなモデルチェンジも予想されています

2024年はVision Proの発売もありますので、Apple WatchもVision Proに合わせた機能の拡充やデザインの変化がある筆者は考えているので、もしApple Watch Series 7以降のApple Watchを所持していてApple Watch Series 9の購入を検討しているのであれば、来年まで待った方が良いと考えます

Apple Watch Series 9を購入するべき人

一方で、Apple Watch Series 7より前のモデルを使用している方は、購入から2年以上経過していることもありバッテリーの劣化も考えられます。

朝から遅くまで外出している際はフル中でもバッテリーが持たないことも考えられますので、そういった方は購入を検討してみても良いかもしれません。

また、Apple製品はリセールバリューが高くなりますので、Apple Watch Series 9を購入して来年発売されるApple Watch Series 10が欲しくなったら、売って購入することも可能ですので、日常遣いに不便を感じているのであれば購入してみても良いと考えます

Apple Watch Series 9はApple Watchの完成系とも言えるスマートウォッチ

ここ数年、Apple Watchの目立つような進化はなくApple Watch Series 9はもはやApple Watchの完成系ともいえるところまできたと思われます。

前述したように2024年はApple Watchの10周年となります。

今思えばiPhoneのベゼルがなくなったのもちょうど10周年を迎えたiPhone Xですし、デザイン面での大きな変化が期待できます

最後のデザインになるかもしれないApple Watch Series 9を試してみてはいかがでしょうか。

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