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YouTubeやTVer、Netflixといった動画コンテンツを大画面で再生するホームプロジェクターは、今では身近になりつつあります。
AnkerやXGIMIといったメーカーからさまざまなプロジェクターが展開されており、高価なハイスペックなものから手頃価格なものまで幅広い種類が登場しています。
今回は、手頃なモバイルプロジェクターを購入しようと考えている方向けに、BenQ(ベンキュー)のプロジェクター『GV11』『GV30』『GV31』をさまざまな角度から徹底比較してみましたので、ご紹介していきます。ぜひ参考にしてみて下さい。
もくじ
BenQプロジェクターの種類
台湾が拠点の電気製品メーカー・BenQ(ベンキュー)のプロジェクターは、下記のようにさまざまな用途に応じたプロジェクターを展開しています。
BenQのプロジェクター(一例)
その中で『GV11』『GV30』『GV31』の3機種は、天井投影が可能なモバイルプロジェクターです。
モバイルプロジェクターのエントリーモデル GV11
『GV11』は、2022年11月に販売されたモバイルLEDプロジェクターのエントリーモデルです。
2021年10月、先に発売された『GV30』の軽量化モデルとなっています。
モバイルプロジェクターのスタンダードモデル GV30とGV31
『GV30』は、2021年10月に販売されたモバイルLEDプロジェクターのスタンダードモデルです。
その『GV30』をアップグレードした最新機種が2023年9月発売の『GV31』になります。
GV11 vs GV30 vs GV31 各項目での違い
ここから『GV11』『GV30』『GV31』の3機種を項目ごとに比較していきます。
スペック一覧比較
まずは、GV11、GV30、GV31のスペックを一覧で比較します。
項目 | GV11 | GV30 | GV31 |
---|---|---|---|
メーカー | BenQ(ベンキュー) | BenQ(ベンキュー) | BenQ(ベンキュー) |
サイズ | 約113 x 153 x 140 mm | 約120×196×185mm | 約131×203×191mm |
重量 | 約920g | 約1,600g | 約1,700g |
輝度(明るさ) | 200 ANSIルーメン | 300 ANSIルーメン | 300 ANSIルーメン |
画面サイズ | 30〜100インチ | 30〜100インチ | 30〜120インチ |
光源 | LED | LED | LED |
解像度 | FWVGA 854 x 480画素 | HD 1280 x 720画素 | フルHD 1920 x 1080画素 |
スピーカー | 5W x 1 | 2.1ch(4W x 2 + 8Wウーファー) | 2.1ch(4W x 2 + 8Wウーファー) |
バッテリー | ビデオ再生時 160分 音楽再生時 280分 |
ビデオ再生時 150分 音楽再生時 280分 |
ビデオ再生時 180分 音楽再生時 300分 |
インターフェイス | HDMI x 2 USB TypeA x 1 オーディオ出力(3.5mm) x 1 |
HDMI x 2 USB TypeC x 1 オーディオ出力(3.5mm) x 1 |
HDMI x 2 USB Type-A x 1 USB Type-C x 1 オーディオ出力(3.5mm) x 1 |
公式税込価格 (2023年10月現在) |
49,800円 | 79,800円 | 99,800円 |
3機種は、サイズや重量、スピーカー、値段などさまざまな項目で違いがあり、まずはインターフェイスに着目してみました。
2023年9月発売のGV31のインターフェイスには、USB Type-AとUSB Type-Cを搭載しており、ちょうどGV30(USB Type-C)とGV11(USB Type-A)のインターフェイスを合わせたような仕様になっています。
重量(大きさ)で比較
3機種をサイズ感(重量)で比較してみると、一番大きいのはGV31の約1,700gの重さで約131 x 191 x 203 mmでした。
GV31とGV30は100gほどの違いがあり、GV11はGV31のおよそ1/2の重さとなっています。
実際に手で持った感覚は、GV30とGV31はそこまで重さに違いは感じません。GV11が一番軽く、どの機種も取っ手を掴んで持つことで楽に運べる大きさとなっています。
デザイン性で比較
デザイン性は3機種ともに白を基調とした円筒型のプロジェクターです。
特徴的な黄色の取っ手や右左後ろの3方向(270度方向)から出力するスピーカー、上部のボタンなどが同じデザインとなっています。
GV30やGV31に比べると、価格的に安いGV11はややチープさを感じる造りです。
価格で比較
価格は、GV11が税込59,800円、GV30が税込79,800円、GV31が税込99,800円となっています。
GV11が一番安い価格設定となっており、GV30はGV11の+2万円、GV31はGV11の+4万円の差があります。
さらにGV30は2021年、GV11は2022年にそれぞれ販売開始されている機種ということで、ECサイト等では安く購入できる機種もあります。
同梱物で比較
3機種の同梱物は、下記のようになっています。
3機種の同梱物
- GV11・・・本体、土台、電源アダプター、リモコン、リモコン用電池、Android TVドングル、クイックスタートガイド(QSG)などの書類、キャリーバッグ
- GV30・・・本体、土台、電源アダプター、電源コード、リモコン、リモコン用電池、Android TVドングル、クイックスタートガイド(QSG)などの書類、キャリーバッグ
- GV31・・・本体、土台、電源アダプター、電源コード、リモコン、リモコン用電池、Android TVドングル、クイックスタートガイド(QSG)などの書類
上記からわかるように、新たに発売されるGV31には、持ち運び用のキャリーバッグが同梱されていません。
また、3機種にそれぞれ同梱されている土台は、GV30がマグネット式になっているのに対し、GV11とGV31はプラスチック仕様となっており、より軽量化されています。
画質で比較
肝心な画質については、同じ映像を投影して比較してみました。
解像度はGV11が854 x 480画素、GV30が1280 x 720画素、GV31は1920 x 1080画素となっている通り、GV11の画質は荒く色味も少し薄い印象を受けます。
画質に関しては、新たに発売されるフルHDのGV31が一番良く、YouTubeなどの動画コンテンツを楽しめました。
フォーカス機能で比較
フォーカス機能については、GV30やGV31はリモコン上にあるボタンでオートフォーカスができるのに対し、GV11は物理的なノズルで調整する仕様となっています。
プロジェクターと少し離れた場所で視聴している際には、フォーカス調整するためにGV11の設置場所へ近づく必要がありますが、GV30とGV31はボタン1つでオートフォーカス可能で便利です。
明るさ(プロジェクター輝度)で比較
各プロジェクターを昼間に投影して比較してみたところ、GV11が一番見えづらい結果となりました。
GV11の200ANSIルーメンに対し、GV31とGV30はどちらも300ANSIルーメンですが、解像度の違いもあってGV31が一番明るく見やすい印象でした。
設置距離/投影距離で比較
設置距離・投影距離については、GV11とGV30が30〜100インチなのに対し、最新機種のGV31は30〜120インチとなっています。
16:9 | 4:3 | |
---|---|---|
100インチ | 2214 x 1245 mm | 2033 x 1524 mm |
120インチ | 2657 x 1494 mm | 2438 x 1829 mm |
上の表からわかるように、100インチと120インチでは約400 x 300 mmほどの違いがあります。
より大画面で観れるほうが大勢で共有しやすく楽しめるのではと感じました。
操作感で比較で比較
リモコンは上写真のようにGV30とGV11が同じリモコンとなっていて、GV31だけ異なるリモコンとなっています。
GV31のリモコンは、より握りやすいような角度のついた形状で、暗闇でボタンが光る仕様です。
GV30とGV11のリモコンはボタンを押している感覚が強く、押すたびにカチカチと音がします。それに対してGV31のリモコンはボタンを押すと滑らかでカチカチ音も静かな印象でした。
スピーカー機能/音質で比較で比較
3機種のスピーカーについては、同じLIVE動画を流して比較してみました。
GV11は5Wのスピーカーに対し、GV30とGV31は2.1ch(4W x 2 +8Wウーファー)のスピーカーを搭載しています。
GV11のスピーカーはGV30とGV31に比べると単純にパワーが劣っている印象がありました。
GV30とGV31のスピーカーは同じスペックですが、GV31のボディサイズがGV30よりも一回り大きい分、音の広がりがあるように感じました。
GV11 vs GV30 vs GV31 どれがおすすめ?3機種の選び方
ここまでBenQのモバイルプロジェクターGV11、GV30、GV31の3機種を各項目で比較してきました。
最後にそれぞれの機種で、どういった方におすすめなのかを簡単に紹介したいと思います。
GV11がおすすめな方
BenQのモバイルプロジェクター3機種の中で、GV11は一番お手頃な価格帯の製品であり、軽量で持ち運びのしやすさがNo.1です。
モバイルプロジェクターを購入するにあたり、より低価格なプロジェクターを探している方や、持ち運びのしやすさを重視する方におすすめです。
GV30がおすすめな方
GV30は、GV11やGV31と比べると一番古い機種となるモバイルプロジェクターです。
比較的安い価格帯のモバイルプロジェクターですが、チープさを感じさせない造りとなっているため、製品の見た目にもこだわりたい方におすすめです。
GV31がおすすめな方
GV31は、BenQのモバイルプロジェクターの中でも最新機種となっており、スペック面で信頼できる製品です。
モバイルプロジェクターの購入を検討されている方で、画質や輝度、音質にある程度こだわり方におすすめの機種で、大きめのホームプロジェクターを探されている方にも納得できるようなスペックを誇っています。
GV11 vs GV30 vs GV31 プロジェクター3機種を比較!
最後に筆者的におすすめなのは、どのモバイルプロジェクターなのか考えてみました。
最新機種のGV31は画質や輝度、音質などの性能は素晴らしく、映画鑑賞する機会が多い筆者的にはおすすめです。
一番大きいサイズでキャリーバッグは付属していませんが、取っ手を掴んで持てば外へも運べるサイズ感ですし、車へ積んでも問題ありません。
シンプルなデザインのため、キャリーバッグに収納しなくてもお部屋のインテリアにもなります。
プロジェクターはお試しレンタルがおすすめ
購入する前に実際の画質や音質、使い勝手を知りたい方はプロジェクターのレンタルをおすすめします。
家電レンタルサービスの「Rentio(レンティオ)」では、プロジェクターのレンタルを提供しています。
レンタル期間中に気に入った製品があれば、そのまま購入もできますので、いくつか試してみてから購入を決めてはいかがでしょうか。
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