Google Pixel Watch 2をレビュー!バッテリー持ちはどう?初代Pixel Watchと比較して進化したポイントも解説

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Androidスマホ向けのミニマルなスマートウォッチの選択肢として、GoogleのPixel Watchが挙げられると思います。
シンプルなドーム型の可愛らしいデザインが様々なファッションにも合わせやすく、日常遣いもしやすいです。
そんなPixel Watchから新たにGoogle Pixel Watch 2が発売されました。
今回は、Google Pixel Watch 2を詳しくレビューしていきます。

もくじ
Google Pixel Watch 2の特徴
Google Pixel Watch 2は、センサーがPixel Watchから進化し、バッテリー持ちが向上しました。
それぞれの特徴について詳しく解説していきます。
スペック一覧
Pixel Watch 2のスペックを、前モデルのPixel Watchと比較してみました。
項目 | Pixel Watch 2 | Pixel Watch |
---|---|---|
ディスプレイ | カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5 320 ppi AMOLED ディスプレイ(DCI-P3 カラー) 最大輝度 1,000 ニト |
カスタム 3D Corning® Gorilla® Glass 5 320 ppi AMOLED ディスプレイ(DCI-P3 カラー) 最大輝度 1,000 ニト |
センサー | コンパス 高度計 酸素飽和度(血中酸素ウェルネス)モニタリング用の赤色および赤外線センサー 心電図アプリに対応する多目的電気センサー マルチパス光学式心拍数センサー 3軸加速度計 ジャイロスコープ 周囲光センサー 皮膚コンダクタンスを測定する電気センサー(cEDA)が身体反応を計測 皮膚温センサー 気圧計 磁力計 |
コンパス 高度計 血中酸素センサー 多目的電気センサー 光学式心拍数センサー 加速度計 ジャイロスコープ 周囲光センサー |
通信規格 | Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4GHz Bluetooth® 5.0 |
Wi-Fi 802.11 b/g/n 2.4GHz Bluetooth® 5.0 |
防塵防水性能 | 5ATM(5気圧, 水深50m) | 5ATM(5気圧, 水深50m) |
バッテリー性能 | 標準 306 mAh 常に表示状態のディスプレイで 24 時間使用可能 |
標準 294 mAh 最大 24 時間 |
内蔵ストレージ(ROM) | 32 GB eMMC 型フラッシュ 2 GB SDRAM |
32 GB eMMC 型フラッシュ 2 GB SDRAM |
対応OS | Android 9.0 以降を搭載したスマートフォンのほとんどに対応 | Android 8.0 以上 |
素材 | 本体: 100% リサイクル アルミニウム アクティブ バンド: ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー |
ケース: 80% にリサイクル ステンレスを使用 アクティブ バンド: ソフトタッチ コーティング加工フルオロエラストマー |
カラーバリエーション | ・Polished Silver アルミケース / Bay アクティブ バンド ・Matte Black アルミケース / Obsidian アクティブ バンド ・Champagne Gold アルミケース / Hazel アクティブ バンド ・Polished Silver アルミケース / Porcelain アクティブ バンド |
・Matte Black ステンレス ケース / Obsidian アクティブ バンド ・Polished Silver ステンレス ケース / Charcoal アクティブ バンド ・Polished Silver ステンレス ケース / Chalk アクティブ バンド ・Champagne Gold ステンレス ケース / Hazel アクティブ バンド |
サイズ | 直径: 41 mm 高さ: 12.3 mm |
直径: 41 mm 高さ: 12.3 mm |
重さ | 31 g(バンドを除く) | 36 g(バンドを除く) |
本体デザインは初代を踏襲
Pixel Watch 2のデザインはPixel Watchと比較して大きな変更点はなく、ドーム型のデザインを踏襲しています。
シンプルかつミニマルなデザインが様々な服装に合わせやすく、バンドも交換式になっているので、ビジネスやカジュアルなど様々なシーンで使用しやすくなっています。
Pixel Watchとの変更点はリューズが少し大きくなり、操作性を向上させています。
また、前面のデザインの変更はありませんが、背面のセンサー部分が大きく変更しています。
センサーついては次の章で詳しく解説しますが、センサーが変更になったことで充電端子も変更になりました。
これにより、Pixel Watchでデメリットとして挙げられていた充電器のマグネットの磁力の弱さが改善され、ケーブル部分を持ってもPixel Watch 2が落ちることがないほど強力になりました。
一方で、4つの突起で充電する仕様に変更になったため充電する向きが自由でなくなってしまったのがデメリットになります。
センサーが変わった
Pixel Watch 2の大きな変更点は、センサーが新しくなったことです。
スマートウォッチは背面にある光学式センサーにより心拍や皮膚音などを計測しているのですが、これまでのPixel Watchは単独のLEDを用いたシングルパスだったのに対し、Pixel Watch 2では複数のLEDを用いたマルチパスに進化しました。
これにより、心拍数、皮膚温、ストレスなどの兆候をPixel Watchよりも検知しやすくなりました。
また、GoogleのAI技術によりFitbit史上で最も正確な心拍数測定を実現(2023年11月現在)しており、より正確な健康情報をスマートウォッチで知りたいという方にはおすすめです。
さらには、Fitibit Premium(640円/月)に加入することで詳細なデータを表示することができ、収集したデータをレポート形式に出力することもできるので、日々の健康状態を可視化しやすいのもポイントの一つです。
バッテリー持ちが少し向上
Pixel Watch 2では、バッテリー容量が増加しバッテリー持ちが良くなりました。
前モデルのPixel Watchは常時表示ディスプレイをオフにした状態で24時間の利用ができ、人によっては12時間しか持たないといった方も見受けられました。
一方で、Pixel Watch 2は公式HPに「常に表示状態のディスプレイで 24 時間使用でき」と記載があり、バッテリーの容量もPixel Watchよりも12mAh増加しています。
実際に、16時30分に100%の状態で装着し0%になったのが翌日の24時前でしたので、31時間以上バッテーリーが持ったということになります。
こちらの数値は、寝る時に「おやすみ時間モード」をONにした上での計測になりますので、24時間以上バッテリーを持たせたい場合は寝る際は「おやすみ時間モード」をONすることをおすすめします。
バンドの互換性がある
Pixel Watch 2は、Pixel Watchとバンドの互換性があるので、これまでPixel Watchを使用していて交換バンドを複数所持している方でもPixel Watch 2で引き続き使用することができます。
また、Pixel Watch 2の発売と同時に新たに「アクティブ スポーツ バンド」「メタル スリムバンド」「メタル メッシュバンド」の3種類のバンドが追加されました。
特に「メタル スリムバンド」と「メタル メッシュバンド」は女性に好まれるデザインとなっており、ビジネスシーンでも活躍できそうなバンドになっています。
また、これまで発売していたバンドからも新色が登場し、全部で34種類のバンドによるカスタマイズが可能です。
Suicaも利用可能
前モデルからあった機能ではありますが、Pixel Watch 2はAndroid向けのスマートウォッチの中でSuicaのみならず、VISAとMasterCardのタッチ決済と電子マネー「iD」、電子決済サービス「QUICPay」に対応した数少ないスマートウォッチになります。
近年はキャッシュレス化に伴い現金を持たずに外出することもあるかと思いますので、Suicaや電子決済系のサービスが使用できるのは非常に便利です。
一方で、Apple Watchと比較するとまだまだ対応していないカードも多くありますので、事前に提携カードを確認しておくことをおすすめします。
Google Pixel Watch 2の気になるポイント
Google Pixel Watch 2を使用していて、気になるポイントがいくつかあったので紹介したいと思います。
ベゼルが太い
ドーム型の可愛らしいデザインが故か、他社のスマートウオッチと比較してベゼルが太く感じます。
既存のPixel Watch 2のウォッチフェイスは黒色の背景のものが多くあまり気にならないのですが、写真などを背景にした場合にベゼルの太さが顕著に現れます。
ウォッチフェイスを写真やサードパーティ製のアプリを使用してカスタマイズしようと考えている方はベゼルの太さが目立つことだけ注意した方が良いです。
カメラアプリの動作はイマイチ
Pixel Watch 2では、カメラアプリを使用することでGoogle Pixelのカメラを遠隔操作することができるのですが、レスポンスが悪く常にカクカクと動作します。
これはPixel Watchの際にも気になるポイントとしてあげましたが、Pixel Watch 2でも改善はされていませんでした。
チップ性能が向上していたので期待はしていたのですが、Pixel Watch 2でも残念ながらダメでした…。
対応アプリがまだまだ少ない
Google純正のスマートウォッチということもありGoogleプレイからアプリをダウンロードすることができるのですが、サードパーティ製のアプリの対応はまだまだ少ない印象です。
特にApple Watchではバーコード決済系のアプリがApple Watchでも使用できるのですが、Pixel Watch 2ではそれができません。
4G LTEモデルを購入しても、外出先でPixel Watch 2のみで決済が完結できない場面などがありますので、Pixel Watch 2の純粋なデメリットではありませんが各社に頑張って欲しいところです。
Google Pixel Watch 2はAndroid向けのスマートウォッチの定番になれるのか!?
前モデルからの進化は少ないものの、強化されたセンサーとFitbitの健康管理機能は、他社のスマートウォッチにはない強みがあります。
また、小型で可愛らしいドーム型のデザインやバンドの豊富さも、Pixel Watch 2の魅力とも言えます。
一方で、円安の影響もあり前モデルよりも1万円近く価格が高騰しており、Android向けのスマートウォッチの定番とも言えるGalaxy Watchよりも高くなってしまいました。
また、Galaxy Watch6シリーズはFeliCaを搭載し、iDやQUICPay、モバイルSuicaなども利用できるようになっている中で、Pixel Watch 2の軽微な進化は気になるところもあります。
筆者個人的にはAndroid向けのスマートウォッチがどんどん進化しているのは楽しみでもありますので、第3世代以降に期待したいところです。
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