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洗濯機の電気代は?ドラム・縦型で比較!乾燥機能や水道代、節約のコツも解説!

レンティオ編集部 生活家電担当
レンティオ編集部 生活家電担当

更新日2024/06/04

洗濯機の電気代は?ドラム・縦型で比較!乾燥機能や水道代、節約のコツも解説!

「洗濯機はどれくらいの電気代がかかるんだろう」
「電気代はできるだけかけたくない」
「節約する方法は?」

このような悩みを抱えていませんか。

家庭によっては毎日回すことも多い洗濯機ですが、やはり気になるのは電気代ですよね。
生活には欠かせないものなので、なるべく節約したいものです。

そこでこの記事では、洗濯機を回すのに電気代はどれくらいかかるのか詳しく解説します。
電気代を節約する方法や、洗濯機の選び方も紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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洗濯機にかかる電気代の計算方法

洗濯機にかかる電気代の計算方法

洗濯機を回す際にかかる電気代は、以下の計算式で算出できます。

消費電力(W)÷ 1,000×電気料金単価(円/kWh)× 使用時間(h)

なお、「公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会」(家電公取協)によると、電気料金の目安単価は31円/kWhです。
ただし、電気料金の単価は電力会社や料金プラン、地域によって異なるため多少の差が生まれます。

洗濯機・乾燥機にかかる電気代・水道代

洗濯機や乾燥機にかかる電気代を見てみましょう。

なお、紹介する電気代はパナソニックの公式サイトの数値を参考にしています。

ドラム式

パナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX129CL/R」の電気代や水道代は以下のとおりです。

項目 スペック
洗濯容量 12 kg
標準使用水量 約83L
1回あたりの水道代 約22円
消費電力量 約68Wh
1回あたりの電気代 約2.2円

なお、12kgは4~5人家族向きのサイズです。

縦型

パナソニックの縦型洗濯機「NA-FA12V2」の電気代や水道代は以下のとおりです。

項目 スペック
洗濯容量 12 kg
標準使用水量 約150L
1回あたりの水道代 約40円
消費電力量 約98Wh
1回あたりの電気代 約3.1円

ドラム式と縦型を比べると電気代は縦型のほうがやや高く、約1円の差があることがわかります。
電気代よりも水道代のほうが差は大きくなっており、20円ほど縦型が高くなっています。

1ヶ月間毎日洗濯機を回すと、縦型のほうが電気代は約33円、水道代は約540円高くなるという結果です。

洗濯乾燥機の電気代

洗濯乾燥機の電気代

洗濯乾燥機の電気代も気になるところです。

縦型とドラム式のヒーター式、ヒートポンプ式で比較してみましょう。

縦型ヒーター乾燥

パナソニックの縦型洗濯機「NA-FW10K2」の洗濯乾燥にかかる料金は以下のとおりです。

項目 スペック
洗濯乾燥容量 5kg
標準使用水量 約131L
1回あたりの水道代 約35円
消費電力量 約2,290Wh
1回あたりの電気代 約71円

縦型のヒーター乾燥は、ヒーターで温度を上げる方式。
ヒートポンプで効率よく熱交換できる「ヒートポンプ式」よりも、電気代は高くなります。

ドラム式ヒーター乾燥

パナソニックのドラム式ヒーター乾燥洗濯機「NA-VG2800」の洗濯乾燥にかかる料金は以下のとおりです。

項目 スペック
洗濯乾燥容量 5kg
標準使用水量 約65L
1回あたりの水道代 約18円
消費電力量 約1,980Wh
1回あたりの電気代 約62円

ドラム式ではありますが、ヒーター乾燥なので電気代は高めです。

ドラム式ヒートポンプ乾燥

パナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX129CL/R」の洗濯乾燥にかかる料金は以下のとおりです。

項目 スペック
洗濯乾燥容量 6kg
標準使用水量 約55L
1回あたりの水道代 約15円
消費電力量 約890Wh※「標準」乾燥の場合
約620Wh※「省エネ」乾燥の場合
1回あたりの電気代 約28円※「標準」乾燥の場合
約20円※「省エネ」乾燥の場合

ヒートポンプ式は、空気中の熱を集めて利用する乾燥システム。
乾燥ヒーターを使う必要がないため、電気代を抑えられます。

洗濯機の電気代を節約する方法8選

洗濯機の電気代を節約する方法

洗濯機を回すのにかかる電気代を節約する方法を8つ紹介します。

電気代を節約する方法を8つ

  1. まとめ洗いする
  2. 洗濯物の量に見合うコースを選択する
  3. 重い衣類は下のほうに入れる
  4. 乾燥機能を使うのは最小限にする
  5. 省エネモードを活用する
  6. フィルターの掃除をする
  7. 電気代が安い時間帯に洗濯機を回す
  8. 古い洗濯機は買い替える

少しの積み重ねが大きな節約につながります。
ぜひチェックしてみてください。

1.まとめ洗いする

洗濯機の電気代や水道代は、回すたびに発生します。
洗濯物が少ないときにも回すのではなく、翌日にまとめて洗ったほうが節約できます。

ただし、電気代を節約するために、無理やり大量の洗濯物をまとめ洗いするのは避けましょう。
洗濯時間が長くなったり、汚れが落ちにくくなったりと、デメリットのほうが大きいためです。

洗濯物は容量の8割程度が目安です。
洗濯物の量に合わせて、臨機応変に対応しましょう。

2.洗濯物の量に見合うコースを選択する

洗濯機を回す際は、稼働時間が長くなるほど電気代も高くなります。
それほど汚れていない衣類は「お急ぎコース」や「すすぎ1回コース」など、短時間で仕上がるコースを選ぶのがおすすめです。

ただし、節約のためと汚れた衣類もお急ぎコースを選ぶと、もう一度洗い直さなければならないケースも。
汚れ具合や洗濯物の量に合わせて、最適なコースを選ぶことが大切です。

3.重い衣類は下のほうに入れる

重さのある衣類は下のほうに入れたほうが、回転効率が上がります。
大きなものを洗う際は気にしてみるといいでしょう。

また、重い衣類を上に乗せると、下の衣類が傷む原因にもなります。
衣類を長持ちさせるためにも、重たいものは下に入れることを意識してみてください。

4.乾燥機能を使うのは最小限にする

洗濯機を使用する中でも電気代が高いのは、乾燥機能を使う場合です。
たとえばドラム式洗濯機「NA-LX129CL/R」の場合、洗濯機の電気代は約2.2円なのに対し、乾燥機能(標準)では約28円かかります。

電気代の節約を考えるなら、なるべく自然乾燥を利用したほうがいいでしょう。

5.省エネモードを活用する

洗濯機の中には、省エネモードを搭載しているモデルがあります。
省エネモードを使用すると、運転時間を短縮したり消費電力を抑えたりすることが可能です。

たとえばパナソニックのドラム式洗濯機「NA-LX129B」の乾燥機能を使う場合、省エネコースを利用すると以下のように節約できます。

項目 おまかせコース 省エネコース
1回あたりの目安時間 約98分 約165分
1回あたりの消費電力量 約890Wh 約620Wh
1回あたりの電気代 約28円 約20円

省エネコースのほうが時間はかかってしまいますが、電気代を抑えたい場合は活用するといいでしょう。

6.フィルターの掃除をする

洗濯機のフィルター掃除をこまめにすることも、電気代の節約に繋がります。

乾燥機能を使うと、フィルターにほこりがたまります。
フィルターが詰まっていると、乾燥時間が長くなって電気代が高くなる可能性があるので注意が必要です。

目詰まりしているときはブラシでこすればきれいに落ちるでしょう。
こまめに掃除していれば、さっと拭き取るだけで掃除が完了します。

定期的なフィルター掃除を心がけてみてください。

7.電気代が安い時間帯に洗濯機を回す

電気料金のプランによっては、使用する時間帯で料金が分けられているケースもあるでしょう。
たとえば夜間に安くなるプランを契約しているなら、なるべく夜に洗濯機を回すと電気代の節約につながります。

料金プランを見直して、洗濯機を回す時間を考えるのも電気代を節約する方法のひとつです。

8.古い洗濯機は買い替える

洗濯機は、年々省エネ性能が上がっています。
古い洗濯機を使い続けると、電気代が高くなってしまう可能性も。

10年以上同じ洗濯機を使っているなら、買い替えを検討するのがおすすめです。
購入費用はかかってしまいますが、たとえば年間5,000円の節約ができれば10年間で5万円の差が生まれます。

最新機種のほうが性能も優れているため、古い機種を使い続けているご家庭の場合は買い替えを検討してみるといいでしょう。

電気代を抑えたい方におすすめの洗濯機の選び方

洗濯機の電気代を抑えるには、本体の選び方も大切です。
ここでは、3つの選び方を解説します。

3つの選び方

  • 洗濯物の量に合わせてサイズを選ぶ
  • 使い方に応じて最適なタイプを選ぶ
  • 省エネモードを搭載している洗濯機を選ぶ

1つずつ見てみましょう。

洗濯物の量に合わせてサイズを選ぶ

洗濯機には、洗濯容量が決められています。
1回で洗濯する量に合わせて、最適なサイズを選ぶことが大切です。

容量の目安は、人数×1.5kgです。
たとえば4人家族なら6kg~。

ただし、バスタオルやシーツ類をよく洗うご家庭や、2日に1回の頻度で洗うご家庭など、大きいサイズを選んだほうがいい場合もあります。
洗濯物の量が多いのに小さいサイズを選んでしまうと洗う回数が増えて、かえって電気代が高くなってしまうでしょう。

逆に洗濯物の量が少ないのに大きな洗濯機を選ぶと、水道代が無駄になることも。
家族の人数や生活スタイルに合わせて洗濯機を選ぶといいでしょう。

使い方に応じて最適なタイプを選ぶ

洗濯機には、容量だけでなく機能や形状などさまざまなタイプがあります。
特に、乾燥機能の有無は電気代に大きく関わります。

乾燥機能が欲しいなら、電気代が安いヒートポンプ式のモデルがおすすめです。
省エネコース搭載の洗濯機なら、ヒーター式の洗濯機に比べて1回で40円近くの節約につながるケースもあります。

1回分で考えるとそれほど高くありませんが、毎日使うとなればかなり大きな金額の差が生まれます。
ただし、ヒートポンプ式の洗濯機は本体も高い傾向にあるため、導入費用も込みでどの機種を選ぶべきかじっくり検討するといいでしょう。

省エネモードを搭載している洗濯機を選ぶ

省エネモード機能がついている洗濯機なら、電気代を節約することが可能です。

高性能の洗濯機は本体価格が高めですが、電気代の節約も考慮して選ぶのがおすすめです。

洗濯機の電気代は工夫次第で節約できる!

洗濯機を回すたびに、電気代や水道代がかかります。
特に乾燥機能を使う際に電気代が高くなるため、省エネ性能に優れたモデルを選ぶといいでしょう。

また、洗濯物をまとめて洗ったりコース選択を工夫したりすれば、電気代の節約が可能です。
使う頻度の高い家電だからこそ、小さな節約が大きな金額に変わっていきます。

ぜひ本記事で紹介した節約する方法を参考に、洗濯機の使い方を見直してみてください。
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