[入門保存版]一眼レフ・ミラーレス一眼カメラの基本!選び方、撮影設定、使える豆知識をご紹介
更新日2022/09/02
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一眼カメラを使ってきれいな写真を撮影したいという声をよく聞くようになりました。
近年では、小型でかわいらしいミラーレス一眼カメラが流行し、かつては男性の趣味というイメージのあった一眼カメラによる撮影が、女性にも人気を集めています。
今回はこれから一眼カメラをはじめてみたいという方に向けて、カメラの選び方や撮影設定などを優しくまとめたパーフェクトガイドとして解説していきます。
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もくじ
難しくない一眼カメラでの撮影
時々、カメラを触ったことのない方と話すと、「一眼カメラ=難しい」といった印象を持った方が多いです。
確かにスマートフォンやコンデジと比較すると、カメラ本体は大きく、ボタンやダイヤル類が各所に配置されており、操作が難しいのではないかというイメージに繋がると思います。
しかし、最近の一眼カメラは、何も設定を必要としないオートモードでの撮影にも優れている他、少し踏み込んだ撮影設定を行いたい方が学習できるような優しいガイド表示なども充実しています。
今回は一眼カメラガイドの総集編としてご紹介していきますが、一眼カメラを使って撮影することは難しくないと知って頂けると幸いです。
一眼カメラの選び方
まずは一眼カメラを始めるにあたって「カメラ選び」を行う必要があります。
これまで一眼カメラに非常に多くの製品が発売されてきました。
今なお、各カメラメーカーが高い頻度で新製品を発売するなど、その勢いは衰えを知らない状況ですが、「どのカメラを選べば良いかわからない」という悩みも出てくるはずです。
ここからは導入編として「カメラの選び方」について解説していきます。
一眼レフかミラーレス一眼か
一眼カメラは大きく2つのタイプに分かれます。
伝統のある一眼レフタイプか、近年盛り上がりを見せているミラーレス一眼タイプに分かれており、どちらのタイプを選ぶかというところから始まると言えるでしょう。
一眼レフは性能、レンズバリエーション重視
ミラーレス一眼カメラの台頭により、一眼レフカメラの存在価値というのは低下しつつあるのが現実です。
しかし、一眼レフは開発するメーカーにおいて長い歴史を保有することから技術力にも優れており、性能面での安定性や光学ファインダーによる見たままの撮影には最適です。(※後ほどご紹介しますが、ミラーレス一眼カメラでは電子ビューファインダーという液晶画面をファインダーで使用しています)
また、一眼レフにおいては、キヤノンのEFマウントやニコンのFマウントなど、マウントがフィルム時代から継承されていることが多く、使用することのできるレンズの種類も多彩であることが特徴的です。
[2019年]初心者向けおすすめ一眼レフ6選!カメラ選びで大切なポイントを解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ミラーレスは小型・軽量でこれからの主役
一眼レフと比較して歴史も浅く、ここ数年になって大きな盛り上がりを見せているのがミラーレス一眼カメラです。
ミラーレス一眼カメラは、一眼レフカメラの構造の一部である「ミラー」を撤廃したことで、余計なスペースを使う必要がなくなったこともあり、カメラボディの小型・軽量化を実現することに成功しました。
そのため、一眼レフカメラと比較しても小型・軽量の携帯性に優れており、中にはコンデジのようなコンパクトさを実現しているモデルも存在します。
しかし、まだ歴史が浅いことからラインナップは一眼レフほど充実しておらず、レンズに関しても数が乏しい現状です。
ただ、ミラーレス一眼は、これからの時代の主役になることは間違いないので、将来性を考えた選択としてもおすすめです。
2019年最新おすすめミラーレス一眼カメラ10選!初心者でも失敗しないカメラの選び方 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
一眼レフとミラーレスの違い
ここまで一眼レフタイプとミラーレス一眼タイプをご紹介してきましたが、それぞれの明確な違いについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
一眼レフとミラーレス一眼を比較検証!両者の本当の違いを初心者向けに徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
カメラを選ぶ上で大切な大きさ・重さ
カメラ初心者がカメラを選ぶ上で重要なのがカメラ本体とレンズを組み合わせた際の重さです。
ついついカメラボディ本体の重さだけで判断しがちですが、一眼カメラはカメラボディとレンズを組みわせることで撮影可能となります。
当然持ち運ぶ際もカメラボディと一緒にレンズも持ち歩く必要があるので、カメラボディおよびレンズの大きさと重さはカメラ選びで重要になります。
大きさ、重さを優先的に考えると、各社から販売されている初心者向けのミラーレス一眼カメラがおすすめです。
小さくて軽いおすすめミラーレス一眼カメラ6選!ミラーレスで一番コンパクトなカメラは? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初心者が見ておきたいカメラの性能
実際にカメラを選ぶとき、色々な性能が書かれた数値を目にすると思います。
しかし、最初はこの数値が何を意味するのか理解するのは難しいでしょう。ここからは初心者が見ておきたい部分に絞って3つご紹介します。
センサーサイズ
デジタルカメラには必ずイメージセンサーと呼ばれる光を読み取るための構造が存在します。
そのイメージセンサーは、カメラ毎にサイズが異なり、主に「フルサイズ」「APS-C」「マイクロフォーサーズ」の3タイプに分かれます。
イメージセンサーは一般的に大きい方が取り込むことができる光の情報量が多くなるため、画質面での有利とされています。
しかしセンサーサイズが大きくなるほど価格が高騰し、初心者が購入するには少しハードルの高さを感じるところです。
初心者向けの一眼カメラの大半で採用されているのは「APS-Cサイズ」のイメージセンサーで、フルサイズより小さいながらも高画質を実現してくれる、現代のスタンダードと言えるでしょう。
初心者が気になるフルサイズとAPS-Cの違いを徹底解説。画質、画角、対応レンズに大きな違いあり – Rentio PRESS[レンティオプレス]
常用ISO感度
写真撮影を行う上で、夜間や室内など暗い場所の場合、カメラの性能差というのは大きく現れます。
カメラは光を写真へと仕上げる情報源としているため、光が少ない暗い場所は苦手とする環境です。
暗い場所が得意なカメラというのは、カメラの性能において「常用ISO感度」と呼ばれる性能になります。
こちらの常用ISO感度の幅が広く、最高の数値が高いほど暗い場所での撮影でも高画質で精細や写真への仕上がりを実現します。
初心者でもすぐ分かる「ISO感度」の基本。夜景や室内の撮影で活用できる高感度撮影を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
新しいカメラか古いカメラか
正直なところ、初心者向けの一眼カメラにおいて、ここ数年内に発売されたモデルはほとんど性能差がないと言えます。
しかし、新しいカメラと古いカメラにおける性能の差は顕著に出ています。
古いカメラは型落ちのモデルとして安く販売されていますが、数年以上前に発売されたモデルに関してはカメラの性能として期待できるものではありません。
カメラの技術の進歩は想像以上に進行が早く、1年差で発売されたモデルに関しても大きな性能差が出るほどです。
カメラ選びを行う上では、新しいか古いかという点に注目して、古すぎないカメラを選んでコストを抑えることが賢明な判断と言えるでしょう。
[12月15日更新]これから発売されるデジタルカメラ新製品まとめ – Rentio PRESS[レンティオプレス]
中古はあり?なし?
新品より中古が安いことで中古品から探す方も少なくないかと思います。
しかし、中古品は新品と違って既に人が使用したことのあるもののため、使用状況など気になることは多々あるかと思います。
中古でカメラを購入する場合は「製造年」と「シャッター回数」を店員さんに確認することがおすすめです。
カメラは外観の状態よりも、シャッター回数が重要で、各カメラにおいて限界シャッター数がありますが、仮に前のユーザーさんがシャッター回数限界近くまで使用していた場合、シャッターが急に切れなくなるリスクも必然的に高くなります。
そうなるとシャッター構造を丸ごと交換する必要があるため、せっかく中古で予算を抑えることができても、修理費で巨額の投資となってしまう可能性があるため注意が必要です。
少ないシャッター数および各動作部分が正常に動作すること、外傷などが目立たない中古品に関しては安心できると言えるでしょう。
メモリーカードの選び方
デジタルカメラを使って撮影する場合、撮影した画像データの保存先はメモリーカードとなります。
メモリーカードは容量の違いは一番気にするポイントかと思いますが、それ以外にも重要な性能があり、メモリーカード選びは非常に重要です。
メモリーカード選びはとても重要
メモリーカードも性能によって値段が大きく変わります。
記録するだけだから…といって安いさだけで選ぶことは正直なところ危険と言えるでしょう。
メモリーカードもカメラと同じくらい撮影する上で重要なアイテムで、容量の他にも書き込み速度や読み込み速度の違いなどがあります。
また、安さだけでメモリーカードを選んでしまうと、大事な撮影シーンで記録ができないことや、最悪の場合撮影後にデータが消失してしまう恐れもあります。
スピードクラスから判断するのが安全
メモリーカードにはスピードクラスという規格が存在し、それぞれのメモリーカードにおいてスピードクラスを示すアイコンが記されています。
メモリーカードを選ぶ上では、スピードクラスがClass10かつUHS Speed Class1以上のメモリーカードを選ぶことで安心した写真撮影を行うことができると言えるでしょう。
連写を多用される方は転送速度もチェック
スピードクラスは、最低限の性能をクリアしていることが条件であって、各メモリーカードにおける転送速度などは、それぞれで異なってきます。
動物や乗り物など連写を頻繁に使用される撮影においては、メモリーカード側の転送速度も重要となります。
転送速度が遅い場合、カメラにおけるバッファ(一時的に保存することができるスペース)がすぐにいっぱいとなり、バッファがいっぱいになった場合はそれ以上シャッターを切ることができなくなってしまいます。
信頼できるメーカーを選ぼう
デジタルカメラにおすすめSDカードメーカー7社の選び方!一番信頼できるメーカーはどこ? – Rentio PRESS[レンティオプレス]
メモリーカードを販売するメーカーも多岐に渡ります。
その中でも長い歴史を保有し、多くのプロカメラマンにも愛用されてきた有名メーカーであるサンディスク、トランセンド、ソニー、東芝辺りを選ぶことがおすすめです。
特にサンディスクは絶大な支持を集めており、私自身も長く愛用していますが、一度もトラブルのない優秀なメモリーカードを販売していることでおすすめです。
なお、一眼カメラで一般的に使用されるSDカードの選び方についてはこちらでも詳しく解説しています。
【初心者向け】SDカードの選び方をやさしく解説!見るべき性能とおすすめSDカード5つを紹介 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
カメラレンズの選び方
一眼カメラを使用する場合、カメラボディ以外にもカメラレンズを取り付けて撮影する必要があります。
カメラレンズも遠くのものを写す場合や背景をぼかして写す場合、見えている景色を広く写したい場合など、それぞれの撮影シーンに応じてレンズを選択する必要があります。
ここからはカメラレンズの選び方についてご紹介していきます。
カメラレンズの基礎知識
まずカメラレンズの基礎的な部分から解説していきますが、カメラレンズは大きく分けて下記のような種類に分かれます。
- 望遠ズームレンズ…遠くの被写体を写すのに使用
- 標準ズームレンズ…近くのものから少し遠くの被写体まで万能タイプ
- 広角ズームレンズ…目の前に広がる光景を広く写したい場合に使用
- 単焦点レンズ…ズームができず画角が固定。しかしボケ味に優れたレンズが多い
- マクロレンズ…被写体にぎりぎりまで近づいて撮影する場合におすすめ
それぞれのレンズには焦点距離、開放絞り値、手ブレ補正の有無などで違いがあり、性能が良いレンズほど価格も高くなる傾向にあります。
総合的に見て撮影したい理想とレンズの性能を考慮したコストパフォーマンスの良いレンズを選ぶ必要があります。
カメラ初心者が知りたいレンズの選び方!理想のレンズの見つけ方を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
焦点距離による違い
カメラレンズにおいて最も違いが出るのは「焦点距離」と言えるでしょう。
焦点距離は24mmや200mmなどの数値で表され、数値が大きくなるほど望遠撮影に適しています。
スナップ写真を撮りたい場合は標準レンズで採用されていることの多い24mmから150mm程度、動物や乗り物など遠くの被写体を撮影したい場合は300mm以上の焦点距離を保有する望遠レンズの使用がおすすめです。
また、風景写真では広く写すことができるレンズがおすすめのため、焦点距離が12mmから20mm程度に対応しているレンズがおすすめです。
APS-C専用レンズに注意
レンズの焦点距離を計算するとき、基本的にレンズに記された焦点距離はフルサイズセンサー(基本的に上級機で採用されている)を使用する場合に参考となる35mm換算の数値となっています。
しかし、初心者向けのエントリーモデルでは、フルサイズセンサーよりもサイズの小さいAPS-Cセンサーを搭載していることが大半です。
APS-Cセンサーの場合、フルサイズセンサーにおける35mm換算の焦点距離よりキヤノンの場合1.6倍、ニコンの場合は1.5倍の焦点距離が実際の35mm換算における焦点距離となります。
なお、35mm換算の基礎知識や、焦点距離による見え方の違いなどについてはこちらの記事で詳しく解説しています。
「35mm換算」を初心者向けに徹底解説。焦点距離とセンサーサイズから考える画角の変化 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
初心者でもすぐ分かる!実際の写真から各焦点距離と画角の関係を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ぼかした写真を撮りたいなら
一眼カメラといえば、ボケを活かした写真に憧れる方も多いかと思います。
ぼかした写真を撮影するためには、開放絞り値の低いレンズを選ぶ必要があり、レンズ側でF1.8やF4などと書かれた数値を確認するようにしましょう。
絞りに関する詳しい解説は、後ほどカメラの知識において解説しますが、ぼかした写真を撮影するのであれば開放絞り値が低い「F1.8」や「F2.8」といったレンズを選ぶことがおすすめです。
知っておきたいカメラ知識
カメラ選び、メモリーカード選び、カメラレンズ選びとこれまでカメラ機材の選び方に関してご紹介してきましたが、ここからはいよいよ実践編。
写真撮影において知っておくと便利な知識について解説していきます。
しかし、いきなりマスターするのは難しいので、ちょっと困ったときにこの記事を見返すような感じで楽しみながら写真撮影を行っていきましょう。
撮影モードの種類
カメラによってモードダイヤルには様々な項目が存在しますが、カメラにおいて基本的に存在するモードは下記の通りです。
- P(プログラムオート)
- TvまたはS(シャッタースピード優先)
- AvまたはA(絞り優先)
- M(マニュアル)
プログラムオート
プログラムオートは、カメラが設定を自動で指定してくれるモードですが、カメラによっては別でオートモードというのも存在します。
カメラ独自が保有するオートモードでは、撮影に関する設定を一切に行うことができないのが一般的ですが、プログラムオートでは明るさの調整やRAW撮影(圧縮無しの保存形式)を指定することができるなどのメリットがあります。
シャッタースピード優先
シャッタースピードを自分で調整することができます。
このモードを選ぶことでシャッタースピードを好きなように調整できますが、絞り値に関しては指定したシャッタースピードとISO感度によって自動調整されます。
しかし、シャッタースピードが遅すぎることや、早すぎることでカメラ設定に限界が生じた場合は、極端に画像が暗くなることや明るくなることがあるため、極端な設定は行わないようにしましょう。
はじめはオートモードでOK
カメラを始めて間もない頃は、無理に知識を勉強しようとせず、とにかく撮影する楽しさを味わいましょう。
まずはカメラにおけるオートモードを使用して、身近な被写体を撮影してみることや、どこかカメラを片手に旅に出ることもおすすめです。
そして、撮影を重ねていく内にこのような写真を撮ってみたいというイメージが湧いてくるはずです。
そんな時こそ、撮影に関する設定の知識を学ぶべき瞬間と言えるでしょう。
「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」
撮影が楽しくなってきた時点に差し掛かったら、カメラの設定に関して避けては通れない3つの要素についてご紹介していきます。
ぼけ具合などを調整する「絞り」、シャッターを開けている時間を左右する「シャッタースピード」、暗い撮影環境などで撮影を行う場合に、電子的に光の補助を加える「ISO感度」の3つが撮影設定に際して重要となる要素です。
絞り
絞りは先ほどレンズの選び方でもご紹介した通り、F値と呼ばれる数値を指定することでぼけ味に変化があります。
ピントを合わせた部分以外をぼかしたい場合は絞り値を低く設定し、逆に画角全体でピントを合わせたい場合はF値を高めに設定する必要があります。
初心者でもすぐ分かる「絞り」の基本。一眼らしいボケを表現するなら必須の撮影設定項目 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
シャッタースピード
写真はシャッターを開けている間の情報を記録するものです。
その開けている時間がシャッタースピードと呼ばれていますが、シャッタースピードが遅い場合、動くものの流し撮りなどに適しています。
一方で動きものでも背景をぶらしたくない場合ではシャッタースピードを上げることで背景をぶらすことなく、画像全体でクッキリした仕上がりとなります。
シャッタースピードを遅くすることで手ブレが生じやすくなる原因にもなるため、1/焦点距離のシャッタースピードを下回らないように注意すると良いでしょう。
初心者でもすぐ分かる「シャッタースピード」の基本。手ブレを抑えるために使う設定を徹底解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
ISO感度
夜間や室内などの暗い場面で活用するのがISO感度です。
カメラは暗く光の少ない環境を苦手としており、光が少ないほどシャッタースピードを遅くして光を取り込む時間を長くしようとします。
しかし、シャッタースピードが低下することで手ブレも生じやすくなる弊害もあり、この関係性が難しいところです。
ISO感度はそんな場面で活躍する機能で、ISO感度を高くすることで光を電子的に増幅させてくれます。
暗い撮影環境で、シャッタースピードが低下する場面では、ISO感度上げて調整することで一定のシャッタースピードを稼ぐことができます。
しかし、ISO感度を上げると今度はノイズによる画質低下の原因になるため、その辺りの注意が必要となります。
初心者でもすぐ分かる「ISO感度」の基本。夜景や室内の撮影で活用できる高感度撮影を解説 – Rentio PRESS[レンティオプレス]
慣れてきたら絞り優先を使おう
長年カメラを使用して写真撮影を行ってきましたが、私が未だに一番使うモードはマニュアルではなく絞り優先です。
絞り優先モードでぼけ味を決める絞り値を指定し、ISO感度も自分で調整することで基本的な撮影スタイルが完成します。
マニュアルモードでの撮影は、絞り優先において正しくシャッタースピード設定されにくい逆光の場面や、夜間における撮影のみ私は使用するようにしています。
絞り、シャッタースピード、ISO感度3つの関係性
絞り、シャッタースピード、ISO感度それぞれは非常に重要な撮影設定の要素ですが、これら3つの関係性を知ることが一番重要であり、理想的な撮影を実現するための近道と言えます。
下でご紹介する記事内でも記載していますが、
- 絞りを上げると光を取り込む量が減り、光を取り込む時間を長くなるので、シャッタースピードが落ちる
- シャッタースピードを上げると光を取り込む時間が短くなり、光を取り込む量を増やすため絞りは落ちる
- 絞りとシャッタースピードだけでは対応できなくなったときにISO感度で調整する
- 絞りとシャッタースピードをどちらか上げたい時にもISO感度を上げる事は有効的
といった関係性になります。
絞り、シャッタースピード、ISO感度に関して詳しくはこちらの記事にて解説しています。
初心者向けにカメラ設定の基本を完全ガイド!3つの関係性で分かる写真のすべて – Rentio PRESS[レンティオプレス]
楽しい一眼カメラライフを過ごそう
大長編となりましたが、このボリュームが物語るようにカメラを使うというのは奥が深いものです。
しかし、難しく考える必要はありません。一番大切なのはカメラを持って、被写体に対して真剣に向き合い、撮影を楽しむことです。
楽しむためには正しいカメラ選びや知識が必要で、今回はそれらについてご紹介してきました。
カメラは撮影しながら少しずつ学んでいくことが理想的です。
写真は思い出も一緒に記録してくれると私は考えています。きっと時が経ってカメラを始めた頃の写真を見返すと、苦戦していた頃を懐かしく思うときが来るでしょう。
是非素敵な趣味の一つとして一眼カメラでの撮影を楽しまれてください。
とりあえずのお試しならレンタルがおすすめ
カメラを購入するには勇気がいります。
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