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野球撮影におすすめのカメラレンズ14選!推しの選手をカッコよく撮影できるレンズの選び方を解説

ライター

Atsushi Yoshioka

更新日2025/05/07

野球撮影 おすすめ カメラレンズ

推しのスポーツチームなどいると、好きな選手や好きなプレーを目にすることも多くなりますよね。

近年では、そんな瞬間を写真に収めてSNSにアップロードする方も増えてきました。

自分が推すチームの選手の勇姿を綺麗に撮影することができれば、後で見返すときも良い記録として残すことができます。

今回は、そんなスポーツ撮影において「野球」の撮影に特化して、おすすめのレンズや選び方についてご紹介していきます。 レンティオ写真部 X バナー

この記事の執筆者:Atsushi Yoshioka

この記事の執筆者:Atsushi Yoshioka

「レンティオ」のフォトグラファー兼トラベルアドバイザー。各カメラ製品系レビューや持ち前の旅行テクニックを伝授する記事を展開

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野球撮影におすすめの座席

野球撮影 おすすめ カメラレンズ

野球観戦の際には、座席のエリアを指定する必要がありますが、そもそもどんな席が撮影に向いているのか気になるところかと思います。

社内の野球に詳しい方に話を伺ってみたところ、「1塁、3塁側の内野席」が撮影には最適とのことでした。

その理由として、ピッチャーやバッターなどを斜めから顔が写りやすいように比較的近い距離から撮影できるなどがあります。

外野席は応援に集中する方が多く、選手までの距離も遠いなどの理由からあまり撮影には向いておらず、撮影を目的で野球観戦に行くのであればこの1塁、3塁側の内野席がおすすめとのことです。

しかし、座席によっては目の前にフェンスやネットなどの障害物が存在する恐れもあるため、この辺りは球場によっても異なるため、事前にチェックしておくことがおすすめです。

野球撮影でおすすめのレンズの選び方

野球撮影 400mm以上

野球の撮影でおすすめとなるレンズは、400mmを超えるような超望遠レンズが基本となります。

もちろんスタジアムなどの希望にもよりますが、基本的には400mm以上有するレンズがおすすめです。

野球撮影においては望遠側があれば合っただけ有利になる珍しいジャンルで、とにかく望遠性能に長けたレンズを選ぶことがおすすめになります。

望遠レンズの使い方についてはこちらでご紹介

初心者でもすぐ分かる「望遠レンズ」の使い方。癖のある望遠撮影の注意点やテクニックを徹底解説 – Rentio PRESS [レンティオプレス] レンティオ写真部 X バナー

野球撮影におすすめのレンズ(初心者向け)

Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM

キヤノンのミラーレス一眼用として初心者にもおすすめの超望遠レンズがこちらのRF100-400mm F5.6-8 IS USMです。

超望遠域をカバーしながらも三脚座を必要としないコンパクトで手持ち撮影も可能な、野球撮影にもおすすめの存在です。

APS-Cセンサー搭載モデルに取り付けることで、望遠側は35mm換算640mmまで対応してくれるため、スタジアムなど被写体が遠い様なシーンにおいても活躍する1本です。

Canon RF100-400mm F5.6-8 IS USM実写レビュー。純正超望遠レンズで斬新なコンセプトを採用 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OS

ソニーEマウントLマウントで初心者におすすめの超望遠レンズがこちらのSIGMA 100-400mm F5-6.3 DG DN OSとなります。

レンズメーカーであるシグマのレンズは、純正レンズにも劣らない性能を叶えながら、純正レンズには存在しないようなコンセプトを有したレンズも存在するため、カメラユーザーにとっても選択肢が増えるありがたい存在になります。

まさにEマウント、Lマウントにおいて、400mmを超える焦点距離を有しながらもコンパクトでリーズナブルを実現した初心者が野球撮影を始めるにも最適かつ、純正には存在しないコンセプトを提供してくれています。

TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD

より長い焦点距離を求めるのであれば500mmまでの望遠に対応しているTAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXDがおすすめです。

SONY Eマウント富士フイルムXマウントニコンZマウントが展開されていることで、様々なマウントに対応していることから、これら3つのマウントを使っている方は必見の存在になります。

重さは1,720gと、比較的重いレンズとなっていますが、望遠レンズとしては平均的もしくはそれよりも軽い部類に入るレンズであることから、望遠レンズの大きさ、重さに慣れるためにもおすすめの存在です。

TAMRON 150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD実写レビュー。SONY Eマウントで高性能、コンパクト、低価格を叶えた超望遠レンズ – Rentio PRESS [レンティオプレス]

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 II

望遠×コンパクトな撮影を実現するためには、マイクロフォーサーズセンサー搭載モデルをチョイスすることもおすすめです。

OM SYSTEMが展開するM.ZUIKO DIGITAL ED 75-300mm F4.8-6.7 IIは、レンズ名称上の焦点距離は75mmから300mmと、そこまで望遠に特化したレンズでない印象を受けますが、マイクロフォーサーズセンサーと組み合わせることで35mm換算150mmから600mmをカバーするレンズとなります。

その上でレンズ自体の携帯性は、一般的な70-300mmのようなコンパクトさを実現しているため、見た目と焦点距離が比例しない、焦点距離と携帯性の両方でメリットが感じられる1台となっています。

野球撮影におすすめのレンズ(中級者向け)

Canon RF200-800mm F6.3-9 IS USM

キヤノンが販売するRF200-800mm F6.3-9 IS USMも野球撮影にはおすすめのレンズです。

200mmから800mmという超望遠域をカバーしており、ズームレンズながら800mmの焦点距離を有する極めて貴重な存在になります。

また、これだけの望遠性能を備えながらも、更に焦点距離を伸ばしてくれるエクステンダーの装着にも対応しており、EXTENDER RF1.4xEXTENDER RF2xと組み合わせて、RF2x装着時には1600mm相当の望遠撮影が可能になります。

これだけの超望遠ズームレンズながら、手持ち撮影も可能な約2,050gも重さに抑えられており、これ1本だけ持って行って撮影するにもおすすめのレンズになります。

Canon RF200-800mm F6.3-9 IS USM実写レビュー。キヤノン史上初の800mm対応の超望遠ズームレンズ – Rentio PRESS [レンティオプレス]

Nikon NIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VR

ニコンから発売されているNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRも野球撮影におすすめです。

180mmから600mmという幅広い焦点距離を保有していることから、近くの選手から遠くの選手までこれ1本でカバーしてくれる存在です。

5.5段分の手ブレ補正もレンズ内に搭載されているため、ドーム内の暗い撮影環境かでも手ブレを抑えた撮影を行うこともできます。

Z TELECONVERTER TC-1.4xZ TELECONVERTER TC-2.0xなどテレコンバーターの装着にも対応していることで、TC-2.0x装着時には、最大1200mm相当まで望遠域を拡大することができるのも大きなメリットとなります。

SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSS

ソニーから発売されているSONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSもEマウントユーザーにおすすめの超望遠ズームレンズとして野球撮影にもおすすめです。

200mmから600mmという望遠に特化した焦点距離を保有していますが、SONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSでは、ズームの際に伸縮しないインナーズーム方式を採用していることで、撮影時のホールド感や安定性の向上に役立ちます。

こちらのSONY FE 200-600mm F5.6-6.3 G OSSもテレコンバーターの装着に対応しており、1.4x SEL14TC2x SEL20TCを使って更に焦点距離を強化することもできる自由度の高い1本になっています。

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS

シグマが販売するSIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OSは、焦点距離の幅の広さが特徴の望遠ズームレンズです。

広角側60mm、望遠側600mmというこの1本だけで標準から超望遠までカバーするため、野球撮影においても撮影できる範囲が大きく広がります。

これだけの焦点距離域をカバーしていながらも、画質にも定評のある1本で、シグマのこだわりが感じられる色収差や歪曲収差を徹底的に抑えられた鮮明な写りを実現しています。

SONY EマウントまたはLマウントユーザーにおすすめの幅広い焦点距離域と、画質の良さが際立つ1本です。

SIGMA 60-600mm F4.5-6.3 DG DN OS Sports実写レビュー。驚愕の性能を有する超望遠レンズがミラーレス用として誕生 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II

初心者におすすめのレンズのところでもご紹介しましたが、マイクロフォーサーズ用のレンズは、望遠撮影において圧倒的な優位性をもたらせてくれます。

M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS IIは、35mm換算で200mmから800mm相当をカバーする画角を実現しており、これだけの超望遠撮影を叶えながら他のレンズを圧倒する約1,120gという携帯性も大きな魅力になります。

また、OM SYSTEMが開発するレンズはアウトドア向けに設計されていることが多く、過酷な撮影環境下においても全く問題なく撮影できる防塵防滴性能を実装していることから、風が強く球場の塵の混入が不安な環境などでも安心して使用することができるのもおすすめポイントです。

OM SYSTEM M.ZUIKO DIGITAL ED 100-400mm F5.0-6.3 IS II実写レビュー。野鳥撮影など超望遠撮影におすすめの1本 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

野球撮影におすすめのレンズ(上級者向け)

Canon RF100-500mm F4.5-7.1 L IS USM

キヤノンの望遠ズームレンズにおいて最高峰であり王道的存在とも言えるのがこちらのRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMです。

100mmから500mmをカバーしており、焦点距離域的にはさほど大きな特徴はありませんが、白を基調としたデザインが特徴的な高級ブランド「Lレンズ」に属するレンズとして非常に優れた描写力を誇ります。

まさに細部まで精細な描写にこだわって選手の表情やボール、ホームベースなど写したい方におすすめのレンズです。

価格はこれまでご紹介してきたレンズよりも高騰しますが、サイズ感については高級レンズとしては抑えられた携帯性を実現しており、球場やスタジアムでも使いやすい存在です。

Canon RF100-500mm F4.5-7.1L IS USM実写レビュー。伝統と進化が感じられる次世代の王道超望遠ズームレンズ – Rentio PRESS [レンティオプレス]

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USM + エクステンダー RF2x

Canon RF100-300mm F2.8 L IS USM 望遠ズームレンズ

キヤノンの高級Lレンズの望遠ズームレンズの中に、明るさが際立つRF100-300mm F2.8 L IS USMの存在があります。

焦点距離域的には100mmから300mmとこのレンズ単体では野球撮影に物足りない存在となりますが、エクステンダー RF2xと組み合わせることで、35mm換算200mmから600mmまでをカバーし、それでもズーム全域開放F5.6という明るさ×望遠という組み合わせが生まれます。

特に屋内のドームやナイターなどの試合では、日中の試合と比較すると光量が落ち、シャッタースピード低下の要因となります。

そんなシーンでも低ISO感度のままシャッタースピードを維持することができるメリットが存在し、Lレンズの描写力と合わせて、より解像力を求められるクオリティの高い写真を撮影することができます。

Nikon NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S

ニコンにおける望遠ズームレンズの最高峰は、こちらのNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sとなります。

こちらも焦点距離域的には、100mmから400mmと特筆すべきところではありませんが、ニコンが誇る高品位Sラインに属するレンズであることや、エクステンダーとの組み合わせによって1.4倍の場合、140mmから560mm、2倍の場合、200mmから800mmをカバーする超望遠ズームレンズとなります。

ニコンZマウントユーザーであれば、お手持ちのカメラボディの性能も最大限に引き出してくれる存在としておすすめで、レンズ自体も高級レンズながらも携帯性も配慮されているため、スタジアムに持って行った撮影も可能です。

Nikon NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S

野球撮影においては、必ずしもズームレンズがおすすめであるとは限りません。

非常に高価な存在であることから、なかなかおすすめすることに躊躇してしまうのですが、望遠単焦点レンズも高いクオリティを求める方にはおすすめの存在になります。

これまでは手の届かない存在であった望遠単焦点レンズでしたが、こちらのNIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S比較的低価格でコンパクト性にも優れた革命的な望遠単焦点レンズとなります。

400mmのみという画角に制限は出てしまいますが、それでも単焦点レンズだからこその描写力は大きな魅力で、距離感さえ掴めてしまえばズームレンズ以上の描写力を期待することができます。

そして望遠単焦点レンズは大きく、重くなる傾向にありますが、こちらのNIKKOR Z 400mm f/4.5 VR Sは、600mmクラスの望遠ズームレンズと大きく変わらない携帯性を実現していることも野球撮影においておすすめポイントとなります。

Nikon NIKKOR Z 400mm f/4.5 VR S実写レビュー。憧れの望遠単焦点レンズの敷居を下げるコンパクトモデル – Rentio PRESS [レンティオプレス]

SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS

ソニーにおける望遠ズームレンズの最高峰は、こちらのFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSです。

ソニーでは、最高級ブランドとして「G Master」と呼ばれる区分を用意しており、レンズ名にも「GM」という文字が記されています。

こちらのFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSは、先にご紹介したキヤノンのRF100-500mm F4.5-7.1 L IS USMおよびニコンのNIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR Sと同クラスのレンズになり、焦点距離というよりも解像力など描写を重視したい方におすすめです。

解像力もさることながら、動きが俊敏な野球選手に対しても迅速なオートフォーカスをレンズ側からもサポートし、カメラボディとの組み合わせで決定的瞬間を逃す心配がありません。

こちらも1.4倍、2倍のテレコンバーターの装着にも対応しているため、必要に応じて焦点距離の拡張を行うこともできます。

SONY FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS (SEL100400GM)実写レビュー。ソニーが誇る最高級の望遠ズームレンズの実力検証 – Rentio PRESS [レンティオプレス]

望遠レンズを使って野球観戦をより楽しく!

野球撮影 おすすめ カメラレンズ

野球の撮影において「望遠レンズ」がいかに必須の存在であるかお分かりいただけたかと思います。

そして望遠レンズにも様々な種類が存在し、レベルに合わせて商品が展開されていることも今回の記事を通してご紹介しました。

どのようなシーンが多くなるかに応じてレンズを選ぶべきか異なってきますが、これまで野球撮影をしたことがない方は、現地の雰囲気を確認する意味を含めてコンパクトなレンズからスタートされることがおすすめです。

会場はあくまで観戦することが最優先となるため、撮影に夢中になって他の観客の迷惑になる様なことは、結果的にカメラを使って撮影する人にも影響する話になるので、マナーには十分に気をつけたいところです。

会場の雰囲気や撮影にも慣れてきたら、満足いく写真を撮影できるようになると思うので、是非野球撮影にチャレンジしてみてくださいね。 レンティオ写真部 X バナー

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望遠レンズをレンタル

今回ご紹介してきた野球におすすめの望遠レンズは、決して安いものではありません。

どのレンズを選ぶかというのは、長く愛用していく上で重要な選択となりますが、そんなときはカメラのレンタルサービスを利用して購入前にお試ししてみるのもおすすめです。

また、レンタルサービスは購入前の検討だけでなく、例えば単焦点レンズをこの試合で使ってみたいという短期利用シーンでも活用することができます。

Rentio(レンティオ)では、豊富なラインナップから自由に選んで最短3泊4日から気になるカメラやレンズを気軽にレンタルすることができます。

是非この機会にレンズ選びの参考や一時的な利用でRentioを活用してみてはいかがでしょうか。

望遠レンズのレンタル – Rentio[レンティオ]

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